2012年03月11日

My Wish 〜マイ ウイッシュ〜 / indigo blue5

My Wish 〜マイ ウイッシュ〜 / indigo blue



未曾有の大災害から早くも一年。。。

色々なことがありましたが、これからも常に何をすればいいのかを考えながら、早急な復興に向けて皆んなで頑張りましょう。


青空に願いを込めて どこまでも自由を目指すよ

またいつか楽しい日々が きっとおとずれますように




My Wish 〜マイ ウイッシュ〜 / indigo blue





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funky_alligator at 14:46|この記事のURLComments(0)J-POP 

2012年01月04日

今年も宜しくお願いします

ご挨拶が遅くなりましたが、今年も宜しくお願いします。

年末から年始にかけて全く時間が取れずに、気がついたらもう4日も過ぎてしまいました。

昨年購入したお気に入りのCDはこちらで紹介しています。お時間がある方はどうぞご覧になってみてください。



王若琳 - Wild World


少し新年には合わない曲かも知れません。でも、単にお気に入りの曲で特に意味はありません。


funky_alligator at 21:00|この記事のURLComments(4)TrackBack(0)

2011年12月23日

メリークリスマス5

このブログは完全に放置状態になってしまいましたが、皆様は如何お過ごしでしょうか?

私は取り合えず元気に過ごしています。



この3連休は少しばかり荒れ模様の天候なので、ホワイトクリスマスを体験出来る方もいらっしゃるのではないでしょうか?


でも、実際に雪国に住んでいらっしゃる方々は、雪下ろし等が大変でクリスマスをのんびりと過ごす事もできないのかも知れませんね。



束の間ですがお楽しみください。



Ondřej Havelka a jeho Melody Makers / Jingle Bells

【動画の下の方にある雪マークをクリックしてみて下さい】


では、良いクリスマスを。


Link:Ondřej Havelka a jeho Melody Makers




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2011年07月17日

A Love Supreme [Delux Edition Disc 2. Live Part] / John Coltrane5

Love Supreme [Delux Edition] / John Coltrane


更新を行うことなく早くも半年が過ぎてしまいましたね。大汗。


まぁ、色々とあって更新出来なかった訳ですが相変わらず音楽漬けの生活には変わりありません。

ここのところライブハウスへも頻繁に足を運んでおりそちらはジャズとJポップがメインになっているのですが、CDに関してはCポップ熱が再発したようで、これまでに聞かなかったアーチストを色々と開拓している状況です。これは、お気に入りにアーチストの新譜が毎月リリースされており、抱合せで知らないアーチストのCDを購入しているのに加えて、Cポップの専門店に足を運ぶようになったことが大きいようです。但し、そのお店は台湾中心の取り扱いであり10数年前のアジアミュージックのブームの様な色々な国のポップスが網羅されている訳ではないのがちょっと残念です。当時の新宿のVirgin Megastoreや渋谷パルコにあったWAVEの様な品揃えのお店があれば、それはもう神のような存在になるに違いありません。笑。



そんな中で今日はこれを聞いています。(というか1週間程前から少しずつモードの切り替えを行っていました。)


熱心なジャズファンには説明の必要はありませんが、本日7月17日は私が最も敬愛するテナーサックス奏者John Coltraneの命日ですからね。

今年はJohn Coltraneの生誕85年にあたるということで、CDの再発や発掘が現在進行形で行われており、この後もImpulse!の正規盤だけでもLive In Japanの完全盤(5枚組!)やテンプル大学の2枚組ライブ盤等期待できるリリースが目白押しの状態です。

このアルバムは説明の必要は無い位の名盤ですが、2002年にデラックス・エディションとしてリリースされた際にスタジオセッションの没テイクとフランスのジャズフェスに出演した時のライブ演奏が収められています。

CDの記載によると未発表のライブ演奏となっていますが、これは間違いであってこれまでにイタリアのIngoやイスラエルのJazz Connoisseurから既にリリースされていたものです。(日本の解説では既出の記載あり)

黄金のカルテットと言われたこのユニットですが、ユニット内には既に不協和音が響いていたと言われているのですが、そんな事は感じられないまとまりのある素晴らしい演奏が展開されています。

しかし、演奏が終わると拍手と歓声に混じってブーイングが聞こえるのです。これはどうやら演奏に対する不満では無く、ステージで至上の愛一曲だけしか演奏をせずにステージを降りてしまったことに対するものであるようです。


命日という事で、John Coltraneの曲を演奏するライブハウスが沢山あると思われる今日ですが、私も今から約10年ぶりにコルトレーンナイトに行ってきます。

ではでは。

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funky_alligator at 13:17|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)JAZZ 

2011年01月13日

RACCO / 古澤良治郎5

RACCO / 古澤良治郎


今日は、とても重苦しい気分で一日を過ごすことになりました。こうしてブログの更新を行っていますが気分的にもあまり進んだものではありません。昨日寝るまではこの様な気分になるとは思ってもいませんでしたから尚更です。


一昨日の11日に私は、荻窪にあるベルベットサンというライブハウスへ林栄一さんの GATOS MEETING というユニットを聞きに行ったのです。このライブハウスは以前紹介した通りインターネット中継を行っているお店なのですが、ツイッターで色々と情報交換をさせて頂いている方はネット中継を見られていて、帰りの電車から家に着いて寝る前までツイッターでやり取りを行ったのです。時間も2時を周りソロソロ寝ましょうということになり就寝したのが2時半頃でした。
昨日も続きの話になってしまい、この時は1時半頃に切り上げて布団に潜り込んだのです。

完全に熟睡して、朝の5時45分に目覚まし時計がなって目が覚めたのですが、携帯電話のLEDが点滅しているのに気が付きました。夜中に迷惑メールが届いたのかと思い携帯を手にすると、着信が入っていたのです。電話をかけてきたのはベーシストの佐藤えりかさんでした。2時28分というとんでもない時間の着信であり何かがあったのではと直ぐに思ったのですが、メールも入っている事に気がついたのです。メールを開いてみると、僅か一行のメールが入っていたのです。

古澤さんがなくなりました。

と...

詳細はまだよく判らないのですが、昨日入浴中に倒れてそのまま帰らぬ人になったらしいのです。映画監督をされているご子息の古澤健さんが正式にお知らせすると言われていますが、現時点ではまだ発表されていない様です。


古澤良治郎さんは、私にとってはとても大きな存在で日本のジャズも面白いものだと教えてくれた方でした。おそらく古澤良治郎さんの音楽に接していなければ今の様に日本のジャズを中心に聞くという事はなかったかも知れません。

亡くなられたのが昨日であれば、奇しくも本田竹広さんと同じ日に亡くなられたことになります。お二人は東北地方の出身であり、国立音大の出身という共通点もありますし、誕生日も半月程しか変わらないという事もあります。

そして、日本のジャズを大きく牽引してきた偉大な方であった事に違いはありません。


実は、11月のある日私はアケタの店にライブを聞きに行っていたのですが、直ぐ近くのお店で佐藤えりかさんが演奏を行われている事が判り、お会いしに行ったのです。

佐藤えりかさんは、日本のジャズを世界に向けて発信したいという考えを持っておられて、その第一歩として Japanese Beat というフリーペーパーを発刊されようとしていたのです。それに賛同した私はお手伝いさせて貰いたいという事で、メールのやり取りは行っていたのですがまだお会いしたことがなかったので、ご挨拶に行ったのです。

その日は、廣木光一さんのトリオの演奏で、ドラムが古澤良治郎さんという編成でした。お店に顔を出すと、既にこちらも演奏が終わって古澤良治郎さんを囲んで談笑されているところでした。

佐藤えりかさんと Japanese Beat について色々とお話をした後に、廣木光一さんが話に加わってこられて、遙か昔に神戸の木馬というジャズ喫茶で「キジムナ」という古澤良治郎さんのアルバムのレコ発のライブを聞きに行った事等をお話ししてお店を後にしたのです。古澤良治郎さんは昔からのお知り合いが遠くより聞きに来られていた様で話が盛り上がっており残念ながら、その時はお話をする事ができませんでした。


昨年の暮れに創刊された Japanese Beat は偶然にも古澤良治郎さんの特集号で、インタビューや、お弟子さんにあたる池澤龍作さんとの対談が掲載されており最新の古澤良治郎さんのお姿を残すことが出来ました。

内容としては非常に充実しているフリーペーパーなので、是非一度ご覧になってみてください。創刊号は発行部数も少なく置かれている店も限られていますが...僅かではありますが私も所有しています。近々にお店にも配布する事を考えていますので、私の手持ち分も無くなる可能性が大きいと思われます。読みたいという方がいらっしましたら発送を致しますのでご連絡を下さい。

ちなみに Japanese Beat の題字は古澤良治郎さんの直筆によるものです。継続して発刊出来るように運営費用をサポートして頂く方も募集していますので、是非ともご協力頂ければと思います。ご関心のある方は support@j-beat.info にコンタクトを頂ければと思います。


Japanese Beat



お話は出来ませんでしたが、最後に拝見した古澤良治郎さんはとても楽しそうで印象に残っています。


合掌。


本日はいつも以上に取り留めの無い文章になり失礼致しました。涙。。。



古澤良治郎2009/9/5バースデイライブ at Jorokichi

古澤良治郎 (ds,key), 佐藤帆 (ts), 林栄一 (as), 石崎忍 (as),
渋谷毅 (pf), 松川純一郎 (g), 小野アイカ (g), 古澤学 (g),
早川徹 (el-b), 福島紀明 (ds), 外山明 (perc), 藤ノ木みか (perc)  


追伸:このアルバムは33年の歳月を経てようやく昨年CD化されました。初期の作品の中でも古澤良治郎さんはお気に入りの作品だったそうです。私のお気に入りの「キジムナ」も是非CD化してほしいものです。


1月14日追記:古澤健さんより発表がありました。ツイッターの文章をそのまま記載させて頂きます。
「古澤良治郎の通夜・告別式の日程が確定しましたので、お知らせします。通夜は15日午後6時から、告別式は午前11時から、いずれも外苑前駅そば「梅窓院」で行います。なお父の死因は、「虚血性心不全」ということです。諸々のお問い合わせは、金子総本店03-3469-2894へお願いします」


1月14日追記2:お通夜と告別式日程は下記の通りです。
お通夜:1月15日午後6時~7時
告別式:1月16日午前11時~12時
葬儀式場:梅窓院;東京都港区南青山2-26-38;03-3404-8447
喪主:佐生 健(続柄:長男)

斎場:代々幡斎場;東京都渋谷区西原2-42-1;03-3466-1006

葬儀社:有限会社金子総本店(問合せ、生花);03-3469-2894 or 0120-979-098
 ファックス 03-3468-2944

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funky_alligator at 22:51|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)JAZZ 

2011年01月01日

Kaleidoscope / Naoko Sakata Trio5

Kaleidoscope / Naoko Sakata Trio



皆さん、明けましておめでとうごさいます。

今年も宜しくお願い致します。


昨年、色々とお世話になった方々には心より御礼を申し上げます。

まだまだ人生の修行中である私ではありますが、これからも優しく見守っていただければと思います。


では皆様、楽しい新年をお過ごしください。

そして、この一年が皆様にとって素晴らしい一年となることを心よりお祈りいたします。



追伸
新年のBGMに昨年デビューした坂田尚子さんのアルバムを聞いています。

私が関西を離れた後に関西を中心に活動を開始されたピアニストです。帰省した際に何時かはと思っていた方なのですが、留学のためスェーデンへと旅立たれました。

現在CDのプロモーションも兼ねてか帰国中なのですが、1月3日に西宮で同じくアメリカより帰国中の清水勇博トリオのメンバーとしてライブを行われるのですが、残念ながら行くことが出来ません。無念なり!


このアルバムはこちらで試聴ならびに購入が可能です。



★ 昨年購入したお気に入りのアルバムはホームページの新年のご挨拶の方で紹介させて頂きました。こちらの方も是非ご覧になってください。


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funky_alligator at 07:00|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)JAZZ 

2010年12月31日

Request / JUJU5

Request / JUJU


ふーぅ、月報、月報。笑。


今月は、楽しい事や嬉しい事が沢山ありました。年末という事で面白そうなライブがあったり、気になりつつも足を運んでいなかったミュージシャンのライブへ行くことが出来ました。

嬉しかったのは、ツイッターでやり取りを行っていたミュージシャンの方とお会いできたのですが、大変喜んで頂いたということです。

先ずは新宿 PIT INN の芳垣安洋 Night に登場された、あらゆる楽器を扱うギタリストの高田漣さんです。以前にも高田漣さんとツイッターでやり取りを行なっているという事は書いたのですが、私の事を覚えて頂いているかは疑問でした。そこで、ツイッターのアイコンを使った名刺を作り、演奏が終わった後にCDにサインを頂く際に「初めてお会いするのですが、その様な気がしません。」と言いながら名刺入れから名前だけを見せて高田漣さんに引っ張り出してもらったのです。

アイコンのイラストを見た瞬間に高田漣さんは大変喜んて頂いて「色々とお世話になっています。」と言って下さったのです。その後も色々と楽しくやり取りをさせて頂いています。


そして、全く同じことを行って喜んで頂いたのが「いつか手に入れたい。あこがれのHi-Doiレコード」でおなじみのHi-Doiレコード社長であるバリトンサックス奏者の吉田隆一さんです。吉田隆一さんは、フォローバックをして頂いている上に、私が他の方とやり取りを行ったりしている処に割り込んでこられることもあったので、確実に覚えて頂いているとは思っていたのですが、それでもやはり嬉しかったですね。

このお二人には音楽について本当に色々な事を教えて頂いて色々と勉強になることが沢山ありました。有名なミュージシャンの方々と直接やり取りが出来るツイッターは本当に面白いですね。


他にも Japanese Beat というフリーペーパーを創刊されたベーシストの佐藤えりかさんのライブにも足を運ぶことが出来ました。この Japanese Beat というフリーペーパーは、誌面の構成等にはまだ修正すべき点がありますが、その内容は素晴らしいので是非一度ご覧になってみてください。置いてある場所は限られていますが、私も拡散を担当していますので僅かですが所有しています。ご希望の方は連絡を頂ければ発送ささせて頂きます。あっ、連絡先をご存知でない方は、とりあえずホームページの方を訪れて見てください。


今年最期の更新になりますが、思い返せば色々な事がありましたが、上述の如くツイッターを始めたおかげで楽しいことがありました。ツイッターの素晴らしいところは、その情報の速さだと思います。まぁ、時々ガセ情報に踊らされる事もあるので注意は必要ですが...


ミュージシャンの方々はレコーディングの様子を刻々と伝えている場合が多く、本日取り上げるJUJUさんもそんなお一人でした。

このアルバムはカバーソング集で、そのタイトルの如く収録曲をオフィシャルサイトから募集して出来上がったもので、私が普段は聞かないようなアーチストのカバーソングも取り上げているのですが、それでも内容はとても素晴らしい仕上がりになっています。

かつて、ヒットした作品を取り上げるという事や、オリジナル以上のものは生まれないとカバーソングを嫌っている方もいらっしゃるようですが、私はカバーソングは、新たなる解釈で新しく生まれ変わる雰囲気が好きで結構購入しているのではないでしょうか。

このアルバムを購入するまでは殆どJUJUさんを聞いたことが無くシングル盤を僅かだけ持っているというような状況ではあったのですが、その名前の由来から気になるアーチストではあったのです。(Wayne ShorterのJUJUからと言うのは有名です。)

クリエーターも様々な方を起用しているのですが、面白い事に椎名林檎さんのギブスを取り上げているのに、島田昌典さんにプロデュースを依頼して亀田誠治さんには別の曲のプロデュースを依頼しているという一捻りがある作りになっています。

中島美嘉さんのWILLを取り上げているのもポイントアップなのですが、この曲もJUJUさんが普段仲良くしている作者の川口大輔さんへはプロデュースを依頼していません。

そのお詫びなのでしょうか?JUJUさんは川口大輔さんの誕生日にダイソンの扇風機をプレゼントされた様で、川口大輔さんのスタジオで早速大活躍の様です。笑。

ちなみに川口大輔さんとも何度かツイッターでやり取りを行っていますが、川口大輔さんは絶対に私の事を覚えていないと思います。笑。



ではでは、最後になりますが皆様、よいお年をお迎えください。




Hello, Again (明らかに不正映像なので削除されていたらスミマセン。汗)

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funky_alligator at 01:07|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)J-POP 

2010年11月30日

Soleil ~Portarits 2~ / 村治佳織5

Soleil ~Portarits 2~ / 村治佳織


結局、前回の更新から1ヶ月が経ってしまいました...
月末に更新ということで、完全に月報みたいになってしまっています。

という事で、軽くこの一ヶ月にあった出来事を...笑。

11月は面白そうなライブが山のようにあり、財布の具合と相談しながら観に行くライブを決めようとしていたのですが、新宿ピットインのスケジュールには目がテン状態になってしまいました。特に21日の malfunction Alibi (Seamus Blake 参加の Boris Kozlov のエレクトリックバンド) から今日行われているエルビン・ジョーンズ・トリュビュートセッション迄、毎日怒涛のスケジュールには悩んでしまい「いっそ、全部諦めたらスッキリする」と思い、新宿ピットインには近づかない様にしていました。

しかしながら、先週の金曜日の「ALTERED STATES 3DAYS plays キングクリムゾン」は、今更ながら行っておけば良かったと悔やんでいます。このプロジェクトは元々NHK-FMの三昧シリーズの「今日は一日プログレ三昧(今年の8月8日に放送)」で行われた、King Crimson の「クリムゾン・キングの宮殿」をそっくりそのまま再現するという企画の拡大再々現バージョンだったのです。FMの放送は残念ながら途中からしか聞けず、しかもラジオではなくPCのとあるソフトを使って聞いたのですが、雑音混じりに聞こえてくるそのサウンドに鳥肌を立てながら聞いていたのです。若干メンバーを補強して行われたピットインのライブでは、何とバイオリン奏者の勝井祐二さんがシットインされて、太陽と戦慄Part2を演奏されたそうです。しかも、もうこの企画は完全に封印とのことで、その場に居なかったのは本当に残念です。

余談ながらNHK-FMの放送は音は良くないものの、ニコ動で聞くことが出来ますので興味のある方は是非。(こちらです。但し会員登録が必要です。)


それでも、いくつかライブを楽しんだのですが、一番インパクトのあったものは Peter Brotzmann のライブであった事に違いはありません。快速で一駅隣にあるCandyというジャズ喫茶で行われたのですが、Peter Brotzmann のサックスのベルが目の前にあるという危険な状態で爆音のシャワーをたっぷりと浴びてきました。恐るべし69歳です。

Candyは常に素晴らしいライブを行っているのは知っていたのですが、ホームページを見ると、何となく近寄り難い感じがして足を運んでいなかったのですが、もの凄く感じのいいお店で、今の所へ引っ越してきて9年の間本当に損をしたのではないでしょうか。



という事で、そろそろCDの方へと話題を移したいのですが、実はこのアルバムは昨日何気なく携帯オーディオプレーヤーからセレクトして聞き始めたのです。

冒頭に収められている Here Comes The Sun が流れだした瞬間に「ん?」と思ったのです。そこで携帯電話を取り出して、作者の George Harrison を検索すると、私が気づいた通り George Harrison の命日だったのです。しかし、恐ろしい偶然ですね。

モチロン夜は George Harrison の All Things Must Pass を聞いて過ごしたのは言うまでもありません。


このアルバムは、前作の Portarits の続編というもので、サブタイトルにも Portarits 2 とあり、クラシックに限らず色々なジャンルの曲が取り上げられたギターソロ集です。

私は、普段から村治佳織さんにはジャンルを超えた活動を行って貰いたいと思っていたので、このシリーズはかなりお気に入りのシリーズとなっており、続編をどんどんと作ってもらいたいものです。

今回も面白い選曲があり、思わず「おっ!」と声を上げそうになるものがあります。現在コンサートで来日中の Olivia Newton-John の Have You Never Been Mellow (「そよ風の誘惑」という素敵な邦題が付いています。) や Keith Jarrett の Koln, Jan. 24, 1975 Part IIc 辺りは嬉しい選曲ですね。

このアルバムで一番驚いたのは、Andy Pearsons の El Dia Antes という曲で村治佳織さんがスキャットを披露しているという事です。これは完全に意表をつかれた感じでした。元々この曲のアレンジは3人のギタリストのために佐藤弘和によって書かれたものだそうで、アドリブを行って主題に戻る時に口ずさむ様な歌が入っていたそうです。村治佳織さんはそれを忠実に行われた様ですね。

この調子で村治佳織さんには、クラシックにとらわれない幅広い活動を行ってほしいものです。

願わくば、師匠である福田進一さんとのギターデュオや、渡辺香津美さんとの異種格闘技戦を行ってくれないかと仄かな望みを抱きつつ今回の更新を終わりにしたいたいと思います。


では、また一ヶ月後。笑。



追伸:うへ、驚きました。文章を書き終えてYouTubeを探したら村治佳織さんが押尾コータローさんとデュオを行っている音源がアップされていました。動画ではないのが残念ですが、貼り付けておきます。


In My Life



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funky_alligator at 22:34|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)Classic 

2010年10月29日

Nikki [For Another Day Delux Edition] / Nikki Yanofsky5

Nikki [For Another Day Delux Edition] / Nikki Yanofsky


もう完全に1ヶ月に1回の更新になってしまいましたね。この2〜3日の急激な冷え込みで冷や汗すらかかなくなってしまっています。ふぅ。

私自身は元気ですが、貧乏暇なしと言う状態が続いているという状況でしょうか...笑。


まぁ、以前から何度も書いている様に家に帰れば USTREAM という便利な時代になりライブハウスへ足を運ぶ事もなく演奏を楽しむことができるので、晩メシをモグモグという状態でPCとにらめっこという状態が続いており、購入したCDも携帯オーディオプレイヤーで聞くのがやっとと言う状態です。(その多くは荻窪にあるフリージャズ系のライブハウスのベルベット・サンに原因があります!魔のUSTREAMのチャンネルはこちらです。笑。→ ここ )という事で中古で買ったCD等は聞かずに放置状態というのも山のようにありますが、これはブックオフの100円バーゲンが原因ですかね。

その様な状態なのでブログも全く更新出来ない状態になってしまっています。


いつもの駄文ですがお付き合い頂ける方は、ごゆるりと、、、



何となく、月報みたいな雰囲気になりますが、今月も少しではありますがコンサートやライブへは足を運んでおり、その報告がてらにこのアルバムの紹介という事になるのでしょうか。


先月の東京国際フォーラムで行われた「東京JAZZ2010」は、以前にも書いた様にホールでのコンサートよりも何故か屋外の無料コンサートの方が私的には素晴らしいメンバーがラインナップされており、そちらを大いに楽しんだわけでありますが、今月行われた「横濱ジャズプロムナード(10月9日/10日開催)」も、無料のライブがある事が判明したのです。

しかも、私のためにブッキングを行ったのではないかというもので、これは是非とも足を運ばねばという事で楽しんできました。この無料のライブはランドマークプラザの広場で行われるという事で、雨が降っていた当日はてっきり中止だと思い込みのんびりとしていたのですが、屋内の会場だと判り慌てて家を飛び出して何とか間に合う時間に到着ということで、金井英人さんのクインテット、Satoko Fujii ma-do (藤井郷子さんのユニット)、徳田雄一郎RALYZZ DIG と聞いて、更に今年のコンペティションのグランプリに輝いた「あきは・みさき・BAND」の4セットを楽しんできました。

最初に挙げた3つのグループは、以前より聞きたくても足を運ぶことが出来ずにいたグループなので、それだけでも大いに満足できたのですが、それ以上に驚いたのが和歌山を中心に関西圏で活動している「あきは・みさき・BAND」でした。

バンドの名前にある様に二人の女性が参加したバンドで中島朱葉さん(as)と中道みさきさん(ds)の二人は現役の高校生であり、中道みさきさんは高校2年生でありながらベストプレイヤー賞も獲得という事である程度は期待していたのですが、その期待以上の素晴らしさで驚いてしまいました。まだ、技術的にも未熟な面もあるのですが若さのパワーというものは恐ろしいもので将来が大いに期待出来る感じがするお二人でした。

中島朱葉さんと少しだけお話しが出来たのですが、中道みさきさんはきちんとレッスンを受けているそうですが中島朱葉さんは、アマチュアのサックス奏者の方にしか教わっていないとのことで「近所の中華料理屋のおっちゃんに習っています」とのことでした。高槻ジャズストリートにも出演しているそうで、それを聞き逃したのはちょっと残念です。

帰りの電車で、大阪の某サックス奏者にメールで確認をしたところ、既に2年程前から話題になっていたそうですが、流石に千葉にいると関西の情報は疎くなってしまいますね。

帰ってからホームページがある事に気づいたのですが、「横濱ジャズ」以外にも「金沢ジャズ・ストリート2010ジャズ・コンペティション」に於いてもグランプリを獲得しており、その報酬として来年の3月にニューヨークでライブを行なうそうですが、それで活動を休止してしまうとの事です。どおりで「来年の高槻にも...」と私が言うと中島朱葉さんは「うーん...」と言っていた訳ですね。もう、聞くことが出来ないのでしょうか...うーむ、残念。


このスーパー女子高校生の演奏を聞く数日前にも、今年のバンクーバーオリンピックで一気に注目を集めた16歳の世界級のスーパー女子高校生 Nikki Yanofsky のコンサートを楽しんできました。という事でやっと本題に入ったというところでしょうか。

Nikki Yanofsky のコンサートは東京ジャズが開催された東京国際フォーラムで行われ、私はこのホールへのデビューにもなりました。

Nikki Yanofsky は以前にも書いた様に、私はこのブログへ HODNOK さんよりコメントを頂き昨年その名前を知ったのですが、当時カナダと日本で限定的に発売されていた「ニッキ・デビュー〜エラへ捧げるスウィング」は13歳での録音としては素晴らしいものでしたが、視聴したところちょっと力み過ぎの雰囲気もあり購入を見送ったのです。HODNOK さんからは Jesse Harris について色々と教えて頂いたのですが、昨年の段階で Jesse Harris とアルバムを制作しているという事で、その世界デビュー作を待つことにしたのです。その作品は Jesse Harris の全面プロデュースではなかったのが残念でしたが期待を裏切らない素晴らしい作品でした。


コンサートの方はシンプルなギター+ピアノ・トリオという編成をバックに6割強がジャズ系の曲で、オリジナルのほうが少なかったのは残念ですが、アルバムの構成自体がその様なものだったので、まぁ予想通りという事でしょうね。更にコンサートで少し残念だったのは会場がちょっとライブが強すぎな感じ(反響多めという事ですね。)でシンプルな編成の割には音が回っていて Nikki の歌やMCがよく聞き取れないという事ですかね。まぁ、これはPA屋さんの責任なのか、スタッフの責任なのかは判りませんが、それでも思う存分楽しむことができて満足でした。


ところで、このアルバムは4月に発売された本格的なデビュー作「Nikki」に、来日を記念してジャケットを変えてボーナストラックを追加したもので、9月に発売されたものです。すでに「Nikki」を所有している私は店頭に並んでいるCDを眺めてはグッと我慢の繰り返しで購入をせずにいたのですが、コンサートの当日にサイン会があると聞いて思わず購入してしまいました。おっさんでもミーハー的な所があるという事ですね。普段はCDにサインを貰うという事は滅多にしなくなっていたのですが...


ところでサインは、ジャケットの表にはしてもらいたくなかったので、ブックレットの中のポートレイトを指定してサインをお願いしたのですが、その後に Nikki は表に書き込みを行ったのです。「あれっ!」と思いながら私は見ていたのですが、何と日本ユニバーサルはとんでもないことをやらかしていたのです。彼女はそれを修正してくれたという事です。ジャケット写真をクリックすれば大きくなるはずですから確認してみてください。判るかな?


では、また一ヶ月後...





という事にならないようにしたいものです。いやぁ、本当に駄文でしたね。




For Another Day


◆短いですがこちらで試聴出来ます(Amazon.co.jp)



追伸:Nikki Yanofsky が来日した翌週に Jesse Harris が来日してライブを行ったのですが、渋谷クアトロ(←ちょっと私には鬼門)でのライブという事で見送ったのです。これは失敗でした。おおはた雄一さんがシットインして歌ったそうです。うーむ、残念。


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funky_alligator at 21:37|この記事のURLComments(2)TrackBack(0)JAZZ | POPS

2010年09月30日

Pray / 熊谷ヤスマサ5

Pray / 熊谷ヤスマサ


うっ、気がつけば9月も今日で終わり。。。

全く更新せずに一ヶ月が過ぎてしまいました。

その間もこの拙いブログを訪れて頂いた方々がいらっしゃるのは本当に有り難い事です。
最近は色々な事があって更新が滞り気味ですがこれからも宜しくお願い致します。次回は何時になるのやら。。。

あ、私は元気にやっていますのでご安心下さい。


前回の投稿で8月の21日と22日に行われたすみだストリートジャズへ行ってきた事は書いたのですが、今月は9月4日と5日の二日でライブを堪能してきました。


二日間にわたって東京国際フォーラムで開催された東京ジャズですが一般的に公表されていたメンバーは色々と気になるものの高い入場料(SS席で9500円)を支払ってまでは...という気持ちでした。

ところが色々なところからの情報で同時に屋外で無償のライブが開催される事が判り、むしろそちらの方が私の好みに合うミュージシャンが出演する事が判り慌ててしまいました。

その中で一番気になったのが Jazz Cruise Norway 2010 というECMのミュージシャンを中心としたものでした。最近ちょっとECMはご無沙汰気味なのですが Arild Andersen の名前があっては行かない訳には...と思っていたのですが日曜日の夜という事で迷ってしまいました。次の日の仕事が辛いですからね。

ところがどっこい、何とその前日に代官山のライブハウスに出演するという事が判ったのです。しかし「あれっ、9月4日って何か予定が入っていたぞ!」と思い良く考えると、すみだジャズストリートで石崎忍さんのカルテットを聞いてその日の帰宅後に熊谷ヤスマサさんのホームページを確認して柏のナーディスへ熊谷ヤスマサトリオを演奏を聞きに行く事を決めていたのです。

思わず「あ゛ー」と大きな声で叫んでしまいそうになったのですが、Arild Andersen のスケジュールを良く良く確認すると何と信じられないことにお昼の13時30分からではないですか!

という事でその日は代官山から柏へのライブハウスのハシゴという事になってしまいました。

ミュージシャンにとっては早朝とも言える時間にも関わらず Arild Andersen はものすごい演奏を聞かせてくれました。ちょっと意外に思ったのは Arild Andersen はサンプラーを使ったりして、ベースパターンのオスティナートを作り出しその上で Tommy Smith と小節交換等を行なうという事でをやっていた事です。後から調べて判ったのですが、来日メンバーでライブアルバムをリリースしておりジャケットにも楽器で「live-electronics」と記載されていました。


Arild Andersen の演奏にもの凄い感動を受けもうお腹が一杯の状態で柏へと移動したのですが、しっかりと晩ご飯は食べてナーディスへと向かったのです。(ホワイト餃子が行列が出来ていたので諦めたのはちと残念。笑)


いやぁ、やはり楽しみにしていたライブだけあって熊谷ヤスマサさんのトリオももの凄く素晴らしい演奏を展開してくれました。


このアルバムは Pray というタイトルが付いていますがそのタイトルのイメージの如くスピリチュアルでゴスペルのテイストが溢れた演奏となっています。どの曲も心の奥深いところまで染み渡ってくるような素晴らしい曲ばかりです。このアルバムは購入してからヘビーローテーションになっていたのですが、ライブの当日の熊谷ヤスマサさんのMCで No Weapon が Fred Hammond というゴスペルシンガーのオリジナルと気づいたのはちょっと情け無いですね。(ゴスペルはあまり聞きませんが Fred Hammond の歌は聞いてみたくなりました。)

当日のライブはこのアルバムからの曲が中心でしたが、ファーストセットのオープニングはスタンダードの If I Should Lose You と、セカンドセットが A Shade Of Jade から Dolphin Dance というジャズメンのオリジナルからスタートというものでしたが、やはりスピリチュアルな演奏でこのアルバムに収録されていても何ら違和感なく感じるのではという雰囲気でした。

このアルバムはライブに収められていて当日は聞くことが出来なかった Homeboy という曲があるのですが、この曲では熊谷ヤスマサさんはエレクトリックピアノを弾いて、DJ PASSO さんをフィーチャーした曲であり、インタールード的なちょっと遊びゴコロが入ったものになっています。

ところで、先程挙げた No Weapon という曲が気になったので家に帰ってからアルバムの本人が書かれた楽曲の解説を読んだところ、Yellow Tail は以前に録音を行ったという記載が...

ライブの当日、熊谷ヤスマサさんにリリースされているCDや参加されているCDについてあれやこれやと聞いたのですが、anturtle 以外からアルバムをリリースされているという話は...

という事で確認のため近々に再びライブへと足を運ばなくてはならないようです。



Pray


追伸:翌日の日曜日は東京ジャズのタダのライブへと足を運びました。トリオではなくソロピアノで残念でしたがマナミ・モリタさんのピアノと、Billy Bang のトリオを思う存分堪能出来ました。この二日間の感動は言葉では言い表せない位素晴らしいものでした。


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2010年08月30日

Sleepin' Sheep / 栗田洋輔5

Sleepin' Sheep / 栗田洋輔



またもや更新の間隔が...

もはや殆ど死にかけのブログとなってしまっていますね。(そ〜ですね!:笑っていいとも風に)



2週間ほど前の土曜日(8月14日)に帰省先の神戸から戻ってからちょいと休憩した後に、歩いて数分の所にあるスーパーマーケットへと出かけたのです。入り口に近づいて行くとジャズが聞こえてくるではないですか。

「あ゛ー、今日は竹内直さんのライブの日だったのか!」

と思いながらお店の中に入って行くと、何とライブのお相手はギタリストの馬場孝喜さんではないですか。もう、1メートル位飛び上がりそうに驚いてしまいました。

演奏が終わって馬場孝喜さんの所へ行くと馬場孝喜さんも驚いていました。まさかこんな所で会うなんて思っていなかったでしょうからね...

そして「そう言えば栗田洋輔さんのアルバムは無事ゲット出来ましたよ」なんて報告をしていたのです。実はこのアルバムは廃盤の状態になっておりずっと探していたアルバムなのです。

ライブハウスへ行った時に馬場孝喜さんに参加されたアルバムを確認していたら、このアルバムを挙げられたので手持ち分がないか探してくださいとお願いしたのですが、結局「無い!」との事でした。

しかし、ここに来て再プレスされるという逆転満塁ホームランの様な快挙があり無事ゲット出来たのです。そして更に土岐麻子さんのアルバムに参加された経緯や、他に参加されたアルバムが無いか確認をしていたらエレクトーン奏者の AYAKI (齋藤彰希)さんのアルバムにも参加されているとの事でした。

すると馬場孝喜さんが「来週、AYAKIさんと栗田洋輔さんのグループですみだストリートジャズに出演しますよ。」と意外な言葉が飛び出して来て更に驚いてしまいました。

すみだストリートジャズは今年から始まったイベントで、高槻ジャズストリートをお手本として全会場無料でジャズを楽しめるというジャズフェスなのですが、オフィシャルサイトを見ても中々スケジュールはアップされないし、ツイッターのアカウントを覗いて見ると資金不足を訴えておりそのカンパを集める人員やその入れ物すら無いという悲惨なツイートで「本当に開催出来るのかな?」と思っていたのです。

よって高槻ジャズストリートの様にフル参戦ではなく、「日曜日(8月22日)の石崎忍さんのカルテットだけは聞きに行こうかな♪」という位にしか考えていなかったのです。しかし高槻ジャズストリートの協力もあったのか関西を代表して栗田洋輔さんも参加される事になったのでしょうか。栗田洋輔さんが土曜日に出演とあらば、二日とも顔を出さなければと最初の予定を変更して、いくつかのグループをチョイスしてプチ参戦という事にしたのです。

高槻ジャズストリートを手本にしているため演奏の枠も40分というもので、ちょっと物足らない感じもしますが、それでも無料で聞ける(実際には投げ銭制度)というもので実に楽しめるものでしたが、まあ会場の問題などはちょっとあったかと思われますが。


で、栗田洋輔さんのバンドは、新譜の Vermillion Field からは1曲のみで、メンバーは違うものの、他はこの Sleepin' Sheep から演奏というものでした。

このアルバムは栗田洋輔さんのブログにセルフライナーノーツがあるのでそれを見て頂いた方が良いかと思うのですが、コンセプトとしては「地球に対するラブソング」というメッセージが込められているそうです。


ところで、すみだストリートジャズでの演奏は自身の名義による演奏は4年ぶりだそうですね。これはちょっと意外でした。これをきっかけにレギュラーバンドの活動を行って欲しいものですね。

関西だけではなく、より多くの方々に聞いて頂きたいサックス奏者である事は間違いありません。要チェック!

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2010年08月17日

Imagination - LIVE@新宿PIT INN / 徳田雄一郎 RALYZZ DIG5

Imagination - LIVE@新宿PIT INN / 徳田雄一郎 RALYZZ DIG


毎日暑い日が続いていますが皆さん如何お過ごしでしょうか。全くと言って良いほど更新が出来ていませんが私は元気に過ごしています。CDの方も聞く時間があまり無いにも関わらず購入しており、かく汗が倍増している状態になっています。


ジャズの場合テナーサックスが好きな私ではありますが、アルトサックスも嫌いという訳ではありません。私にとって日本人ミュージシャンでアルトサックス奏者と言えば林栄一さんが絶対的な存在なのですが、それ以外にも何人か注目しているミュージシャンがいます。

中々すぐに名前が思い浮かばないのですが、BOZO を率いる津上研太さんや Ubiquity という素晴らしいアルバムをリリースしている石崎忍さん等は注目しています。また、編曲家としても力量を発揮されている佐藤恭子さんも忘れる訳にはいきませんし、関西の若手である浅井良将さんや早川惟雅さんなど名前を挙げだすと結構でて来るものですね。おっと、最近デビューアルバムをリリースした女流アルト奏者の寺久保エレナさんや纐纈歩美さんもいましたね...


そして、RALYZZ DIG というユニットに名前を改めて活動をしている徳田雄一郎さんにも密かに(!?)注目しています。この新宿PIT-INN でのライブ盤とスタジオ録音盤が同時に発売されましたが、何れも70分程の収録で1500円という大変お買い得な作品となっています。このあたりは自ら主宰するレーベルからのリリースであるが故に可能な事なんでしょうね。

従来のユニットである徳田雄一郎 QuINtet からスガダイローさんが抜けたのは残念ですが、RALYZZ DIG では M-OTO さんの Human BeatBox を導入した新しい音作りを行っています。このあたりは QuINtet のスタートが SOFFet のツアーに参加してメンバーとなる鈴木直人さんと出会ったところから始まっており、二人が幅広い活動を行っているという事もあるのでしょう。

ライブ録音盤で司会者のMCから始まる作品というのも結構ありますが、このアルバムは徳田雄一郎さん本人の「皆さん今晩は!」という挨拶から始まるのです。それに対してお客さんも「今晩は!」と挨拶を返しているというのが何となくいい感じですね。

ところで M-OTO さんの Human BeatBox ですが、これは分かりやすく言えばボイスパーカッションを中心としたもので、サンプリングしたループにのせて新たにボイスをかぶせるというような面白い事をやっています。通常、この様な事を行なうとヒップホップ色が強くなるのですが、RALYZZ DIG の演奏に関してはそれ程感じません。まぁそれでも新しいイマ風の音楽が展開されています。

私の下手な説明よりも実際にどの様なものかはアルバムを聞いていただくのが一番いいのですが、「んー」という方は先ずは YouTube の映像をご覧になってみてください。オーディエンス映像で見づらいものですが一発でハマってしまう方もいるはずです。ちなみにこの映像はこのライブ盤の3ヶ月程前に同じく新宿PIT INN で撮影されたものですが、この時もライブ録音を行ったみたいですね。



Imagination Part 1.



Imagination Part 2.

YouTube では二分割されているのが残念ですが、時間があるときにでも編集して一つの映像として纏めたいですね。


余談:アルバムのジャケットが通常の正方形ではありませんが、実際には普通のプラケースに入ったCDです。カセットではありません!笑。ジャケットが小さく折りたたまれており、中のCDが見えるような仕様になっているのです。


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2010年08月02日

UPDATE*JANE / 張[青見]穎5

UPDATE*JANE / 張[青見]穎


ひゃー、先月は殆ど更新出来ませんでした。ちょっとバタバタしている事もあるのですが、帰宅後はインターネットの USTREAM でライブの中継などを見ることが多く気がついたら23時とかになってしまう事が多いからです。という事で今月は頑張って更新をしたいと思うのですが、これが最後にならないように気をつけないといけませんね。(汗)



私がアジア圏のポップスを聞くようになったのは王靖雯(現・王菲;フェイ・ウォン;北京出身で香港を中心に活動)の Cinepoly 盤が日本のポリドールレコードからリリースされた1990年代の半ば頃だったと思うのですが、その当時は色々な国のシンガーの歌を聞いていました。

韓国の Roo' Ra にフィリピンの Regene や Maribeth、マレーシアの Sheila Majid 等々。しかし、王靖雯がひとつのきっかけになったため香港を中心に活動していたシンガーが多かったのは否めません。王靖雯以外には鄭秀文(サミー・チェン)や彭羚(キャス・パン)等を好んで聞いていました。

その当時、台湾は所謂アイドル系が多くあまり目は向いていなくて、中国大陸もどちらかと言えばロック系の情報が多くあまりチェックをしていませんでした。大陸は唯一日本盤がリリースされていた艾敬(アイ・ジン)を聞いていた位ですかね。艾敬の「我的1997」は日本でもそこそこヒットしましたしね。

そんな私に変化があったのは、やはり台湾へ行った事が大きかったですね。嫌々行く出張であり打ち合わせでストレスが貯まるもの、仕事が終わった後のCDショップ巡りは楽しいものでした。ホテルで見たMTVで良かった曲や取引先の人にお薦めのシンガーを教えて貰ったりしてCDを購入していました。ということで、それまでの香港中心から台湾中心にがらっと変わってしましました。

暫くは台湾を中心に活動しているアーチストを聞いていたのですが、ファンキー末吉さんの「亜州鼓魂」(1996年作)というアルバムを昨年突然思い出して買えることが判り購入したのです。その作品には中国のロックバンド酩須杪發離瓮鵐弌爾簍慧珍 (リ―・ホイチェン ; 浙江省瑞安市出身)が参加していたのです。

そこから次第に大陸のアーチストも気になりだしたのです。その時は国内のショップからしかCDを購入していませんでしたが、李慧珍の「爱死了」という作品は取り扱っているお店があり早速購入したのです。李慧珍も素晴らしいシンガーであり残りの作品を今必死に探しているのですが、「爱死了」に収められた「你叫什么名字」でデュエットしていたのが张靓颖(ジャン・リャンイン ; 四川省成都市出身)でした。

张靓颖は「你叫什么名字」ではちょっと癖のある歌い方をしていたのですが、歌唱力もあり気になる存在になったのです。で、その時点でHMVに取り扱いがあった最新のアルバム「张/靓颖@音楽 - Beyond Music Just Music」を発注したのですが、納期にかなりの日数がかかってしまいました。その間に YouTube の映像を見たりして张靓颖への想いは強くなる一方で、結局全てのアルバムを購入しようと決めたのです。

このアルバムは、オリジナル作品としてはセカンドアルバムとなるものですが、入手に最も苦労した作品です。昨年の末にHMVへ発注をしたのですが、2ヶ月以上も待たされたのに突然のキャンセルを喰らってしまったという事は以前にも書きました。その投稿を見た张靓颖のファンクラブの方からコメントを頂いたのですが、HMVに掲載されていた盤はとっくに廃盤となっていた香港盤だったとの事でした。

という事で、それをきっかけに海外のサイトから購入する事を行なう様になったのです。まぁ、ギリギリセーフという所でしょうか。大陸盤を無事ゲット出来たのですが、その大陸盤も現在は入手が難しくなっている様です。

ファーストアルバムとなる The One は、3曲においてアメリカのクリエーターを起用した作品だったのですが、このアルバムは李伟菘と张亚东をプロデューサーに迎えた国産の作品となっています。中国のクリエーターも既に世界レベルに達していると言っても良いと思われる位に素晴らしい作品で、The One に比較しても明らかに Update した张靓颖を聞く事が出来ます。

Mariah Carey に憧れて歌手を目指したという事もあって、ダンサブルなナンバーも多いのですが、しっとりとした如何にも C-POP と言った雰囲気の溢れる曲もありアルバムとしての完成度はかなり高くなっています。

これに留まらず、「张/靓颖@音楽」では更にレベルアップをし、ユニバーサルに移籍しての「我相信 - believe in Jane」では完全に张靓颖の世界が構築されています。

現在のところ、大陸以外に香港と台湾ではリリースされている最新作ですが、日本や米国でもそのうち作品をリリースしてもおかしくないと思う位に素晴らしいアーチストであると言えます。中国出身であるからチャイナテイストの歌というのはもう遠い昔の事ではないかと思います。これからの活動に最も期待しているアーチスト、それが张靓颖と言えるでしょう。

Mariah Carey もユニバーサルからのリリースを歓迎している様です。近いうちに共演してホイッスル・レジスターの競い合いというのも夢じゃないかも知れませんね。



日落大道 - 张靓颖北京演唱会のライブ映像です


◆登録を行えば公式サイトで全曲試聴出来ます。(张靓颖官方网站)


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2010年07月17日

Coltrane Live At Birdland / John Coltrane5

Coltrane Live At Birdland / John Coltrane


今日は3連休の初日ですが、ブログの更新をしたいと思います。そうです。今日は John Coltrane の命日ですからね。

最近あまり「ジャズ聞きたいモード」のスイッチが入らずロックや J-Pop を聞いて過ごすことが多くなっています。通販で届いたジャズのCDも山の様にあるのですが...


実は昨夜は大友良英さんのJAMJAMラジオを聞いていたのですが、ゲストがROVOの山本精一さんだったのです。かかる曲はマニアックなロック系の音楽が中心だと思っていたのですが、何と関西フォークを中心に選曲されていたのです。山本精一さんは尼崎の出身という事でやはり子供の頃はフォークソングを好んで聞かれていたみたいですね。

で、私も何となく関西フォークを聞いてみたい気分だったのですが、やはり John Coltrane 命(?)の私は今日だけは譲れませんでした。


このアルバムは私が初めて聞いた John Coltrane の作品です。ちなみに初めて購入した John Coltrane のアルバムはベタですが Ballads でした。(;^_^A

兄がジャズも好きで、何枚かLPを所有していたのですが、私はその当時はジャズとは全く無縁な世界にいたのです。兄はこのアルバムはA面をいつも聞いていたので、私もLPの時代はA面を好んで聞いていました。

John Coltrane の演奏で代表曲といえる Afro Blue に 何度か録音が残されている I Want To Talk About You が収録されているので、どうしてもA面に針を落としてしまう感じだったのです。特に I Want To Talk About You の最後の無伴奏ソロによるカデンツアの素晴らしさは言葉では表現出来ないですからね。

CDの時代になってようやく通して聞くようになったのですが、後半の2曲はライブ録音では無くスタジオ録音されたもので、アルバムタイトルに偽りありという感じなのですがこのスタジオ録音の曲も実に素晴らしいのです。(注:CD化にあたって The Definitive Jazz Scene, Vol. 3 というコンピレーションアルバムに収録されていた Vilia が追加されています。)

特に短いながらも Alabama の気迫に満ちた演奏はとても印象的であるのですが、バックのメンバーも実に素晴らしいですね。やはり、この素晴らしいいメンバーでなけれは成し得無かった演奏ではないかと思います。この Alabama という曲はアラバマ州バーミングハム市において、公民権運動の拠点になっていた黒人協会の第16番通りバプテスト教会がKKKにより爆破され、日曜礼拝の聖歌隊の少女4人が爆死したという重い事件を題材としたもので、John Coltrane の代表曲として挙げても良いのでははいかと思います。

John Coltrane は1926年の9月生まれですから当時は37歳。この当時が最も調性のとれた演奏を行っていた時期ではないかと思います。この翌年には A Love Supreme である意味頂点を究めてしまい、次第に無調の世界へと突入していき、黄金のカルテットも崩壊してしまうのですが、John Coltrane は少しばかり急ぎすぎた感も否めません。

もう少し John Coltrane がこの当時の音楽を継続し、癌による他界が無ければ今のジャズ界ももっと違った展開になっていたのかも知れないとふと思ってしまった一日でした。

まぁ、タラレバの話は意味が無いかも知れませんが...



Alabama


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2010年07月13日

雪と花の子守唄 -バカラック・ララバイ集- / V.A.5

雪と花の子守唄 -バカラック・ララバイ集- / V.A.


最近、金曜日の夜は大友良英さんのJAMJAMラジオを聞いているという事は以前にも書いたと思うのですが...おっと、Seamus Blake のライブ盤の時でしたね。私は現在千葉県に住んでいるので、直接京都のAM局であるKBSの放送を聞くことが出来ません。って言うか現在はラジオも無い状態なので、とあるソフトをパソコンにインストールして聞いています。

先週末の放送では、先ず John Zorn の Naked City の曲がかかるという、ある意味AM局における快挙であった訳ですが、その後には Dusty Springfield が歌う Close To You がかかるという何たるギャップの大きさ!流石に大友良英さんの番組ですよね。ちなみに大友良英さんは Burt Bacharach がお好きだとか。


という事で少し前のアルバムを引っ張り出してきて聞いています。まぁ、そんなに古いアルバムではありませんが。

鈴木惣一朗さんが中心となって制作された「りんごの子守唄シリーズ」というコンピレーションアルバムがあるのですが、ビデオ・アーツから赤盤・青盤・白盤と発売され、その名の如くしっとりとした子守唄になるようなアルバムでした。あ、赤盤・青盤・白盤はりんごの子守唄という名前から判るように The Beatles 関連の曲のカバー集でそれぞれ女性ボーカル・男性ボーカル・デュエットという構成でした。

私はコンピレーションアルバムはあまり好きではなかったのですが、白盤は土岐麻子さんが参加していたために購入したのです。そして何故かLD&Kに移籍しての Burt Bacharach 集となるこのアルバムも土岐麻子さんが参加しているという事で購入したものです。

しかし、このコンピレーションアルバムは実に素晴らしいですね。これまでに聞いたことが無かった素晴らしいシンガーを聞くことが出来るのです。このアルバムでも羊毛とおはなの千葉はなさん(白盤にも参加)やコトリンゴさんや Saigenji さん等、素晴らしい方々を知りました。そうそう、忘れてはならないのは最近ちょっとしたマイブームとなっているおおはた雄一さんも参加しています。

改めて聞いてみると Burt Bacharach という作曲家は実に素晴らしいですね。沢山の素晴らしい曲を残していますがこのアルバムの収録曲に関して言うと、千葉はなさんが歌う Close To You と Rachael Dadd さんが歌う I'll Never Fall In Love Again あたりは私好みの曲と言えそうです。あ、これはあくまでも曲に関してです。その他のボーカリストの方々も実に素晴らしいです。

それぞれのソロアルバムもめっちゃ気になるのですが...またCDを大量に購入してしまいそうな自分がちょっと怖いですね。


ちなみに、このアルバムのバックは鈴木惣一朗さんの率いるワールドスタンダードのメンバーが中心となってバックを担当しているのですが、ベースは伊賀航さんが担当されています。昨日と今日と伊賀航さんは星野源さんのユニットでライブを行われているのですが、ゲストで参加されている高田漣さんが演奏に集中出来なかったそうです。その理由は星野源さんのMCでの伊賀航さんのシャツに関するネタがあまりにもおかしかったからだそうです。「自分自身のメンタル面を鍛えねば(笑)」と高田漣さんは反省されています。笑。


◆短いですがこちらで試聴出来ます。(LD&K)


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2010年07月09日

FAR WEST / 中島教秀 & 大友孝彰5

FAR WEST / 中島教秀 & 大友孝彰


一度もお会いしたことが無いにも関わらず色々とお世話になっている方がいます。その方は以前は東京の蒲田でジャズが流れるラーメン屋を経営されながら日本のジャズシーンを盛り上げようと様々な活動を行われており、私も様々な資料等を送って頂きました。また、某雑誌への記事の投稿の依頼等も頂き、駄文ながら寄稿させて頂く事が出来ました。(今読み返すと完全に赤面ものです。苦、、、)

一度は挨拶がてらにラーメンを食べに行かなければならないと思っていたら昨年その方より突然にお手紙を頂き、新潟にて中古レコード店兼カフェ兼ライブを行なうイベントスペースという感じの新しいお店を開店されたとの事でした。


先日帰宅すると一通の郵便物が届いていました。そのお方からのもので開けてみると「第16回新潟ジャズストリート」のパンフレットでした。

「そうそう、新潟も結構もりあがっているんだよなぁ」と思いながらパンフレットを見ていると、スケジュールの中にある「Far West(大阪)」という文字が目に入って来たのです。

ん?と思いながらメンバー表を見ると「大友孝亜彰 (p) 中島教秀 (b)」とあるではないですか。ちょっと痛い(≧≦)誤表記はあるのですが、関西を中心に活動しているもうベテランと言えるベーシスト中島教秀さんと、若手注目度ナンバーワンのピアニスト大友孝彰さんのユニットであることが判明したのです。

もしや!と思いながら大友孝彰さんのホームページを確認すると7月の頭からビータ(ツアーの事ですね。今でも言うのでしょうか?笑。)の予定が入っており、私が住んでいる千葉県の一都市である柏市の Nardis にもやって来るではないですか。でも平日なんですよね。翌日の仕事の事を考えるとちょっと躊躇。まぁ、来週なのでそれまで検討をしたいと思うのですが...ちょっと考えてしまう今日この頃です。


この作品は中島教秀さんの楽曲を中心にどちらかと言えばしっとりとした雰囲気の曲を多く聞くことが出来るもので、録音当時は大友孝彰さんはまだ大学生であったという事が信じられないような落ち着いた雰囲気です。まぁ、どちらかと言えばデビュー作となる Nightmare で聞かせてくれたスピーディーなピアノの方が私の好みではあるのですが、この作品も大友孝彰さんの違った一面を垣間見る事が出来素晴らしい仕上がりになっている事に違いはありません。


ちなみにこのアルバムのレコーディングはピアニストの濱村昌子さんが運営されている「青谷音楽堂」というレンタルスペースで録音されている事を知って驚いています。この「青谷音楽堂」は私の実家から歩いてすぐの所にあるのです。関西のジャズメンのスケジュールをチェックしていると時々この「青谷音楽堂」でライブを行っているミュージシャンを見かけるのですが、私が帰省したときには何も行われていないというのが常になっています。むむ、残念。


おっと、新潟方面の方やこれから訪れる場所の方は是非 Far West の演奏を楽しんでください。そしてこれまでにライブへ足を運んだ方々は至福の時間を味わった事は間違いないのではないでしょうか。

あー、来週の Nardis は迷いますね...





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2010年07月05日

Rainie & Love....? 雨愛 / 楊丞琳5

Rainie & Love....? 雨愛 / 楊丞琳


何だか、色々な事があり過ぎてブログの更新が全く滞っています。汗、、、

それでも有難いことに、このブログを見てくれている方がいらっしゃるということはとても嬉しい事です。

という事で、何とか今日は更新を行ないたいと思います。


それにしても今日の東京の豪雨は凄かったみたいですね。まさにゲリラ豪雨。東京都は豪雨に備えて地下に巨大な貯水槽を整備しているのですが、今日みたいな豪雨となると対応出来ないのでしょうか?結構浸水の被害が出ている様ですね。


今日、通勤のお供に聞いていたのは偶然にも楊丞琳(レイニー・ヤン)でした。


少しばかり前に購入した5枚目のアルバム「Rainie & Love....? 雨愛」です。このアルバムは今年の1月1日に台湾で発売されたものなのですが、同時に色々なバージョンが発売されて、私が発注したものがきちんと届いたのかも判らない状態でした。HMVより購入したのですが、発注したアルバムのジャケットの写真と届いた写真が異なっており、色々と問い合わせを行ったりしたのですが、最終的には正しい物が届いたらしく私が購入した物は後になってWEBのジャケット写真が訂正されました。その後も台湾盤に加え香港盤もリリースされ一体何種類リリースされたか判りません。

ちなみに楊丞琳は今年の1月27日に日本語で歌うシングル盤「曖昧」がリリースされており、その曲を含む日本盤も3月に発売されています。

前作となる「半熟宣言」は結局日本盤は発売されず、日本語で歌う「曖昧」で日本での活動の仕切り直しを行ったという形になってはいるのですが、さてさてどの程度のセールスがあったのでしょうか?近所の小さな Tower Records にはシングル盤の「曖昧」は置いてあるのですが、このアルバムの日本盤の取り扱いは残念ながら無いようです。楊丞琳の本格的な日本進出は不発に終わるのか...楊丞琳自身がドラマの撮影等で忙しく日本へプロモーションに来られないというのも影響しているかも知れませんね。日本語によるブログ(中文で書いたものを他の人が日本語に翻訳している様です。)もあるのですが、私のブログ以上に更新を行っていません。笑。

このアルバムはドラマ「海派甜心」の挿入歌やエンディング・テーマを中心に収められた作品で、DVDが付いたものなのですが、MVのDVDではなく「海派甜心」のメイキングが収められたものになっています。DVD付きという事で購入したのですが、ちょっと騙されたって感じでしょうか?いや、内容を良く確認しなかった私が悪いのですね。はい。

今回も前作の「半熟宣言」と同様にヨーロッパ系のポップスのカバーが多い様ですが、今回は面倒なので調べていません。笑。

ドラマで共演している羅志祥(ショウ・ルオ)とのデュエット曲 In Your Eyes はボーカルにエフェクトがかかったりして面白い雰囲気に仕上がっていのですが、この曲の元歌はクレジットから推測すると韓国の曲のようですね。

という事で豪雨は好きではありませんが、雨は好きという事で「雨愛」です。


雨愛

残念ながらこのアルバムのMVのDVD付きのバージョンは発売されなかったと思うのですが、この後に「異想天開: 新歌+精選-限量超大盒裝旗艦版」という巨大な団扇が付いたベストアルバム(3CD+DVD)が発売され、このアルバム収録の曲のMVもこのベストアルバムのDVDで見る事が出来ます。ちなみに4枚組にも関わらず驚くほどでっかいアルバムです。(でもHMVで¥3,227!)ハッキリ言って困ります。どうやって保管して良いのか...爆。


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2010年06月28日

Live at Smalls / Seamus Blake5

Live at Smalls / Seamus Blake


うーん、ブログの更新もままならない状態ですが、やはりついつい見てしまうW杯。爆。

まぁ、ブログの更新が中々出来ないのはW杯以外にも色々と訳があるのですが...


それにしても先週の金曜日の日本 vs デンマークの試合には驚きましたね。3−1の勝利とは!
私の大会前の予想を全く裏切ってくれてのまさかの決勝トーナメント進出になりました。

岡田武史監督の戦術に対して不信感をいだいていた私は、頭を丸めないといけないかも知れませんね。汗。

朝、3時過ぎに起きてサッカーを観戦して、試合が終わって急いで準備して会社へ行って、帰ってから晩ご飯を食べて、なんやかんやとしていてブラジル vs ポルトガル戦を見始めたら12時をとっくに過ぎてしまい、結局は大友良英さんのJAMJAMラジオ(KBS京都放送で12時30分から放送)を聞いてしまい22時間程起きていた事になります。でも次の日は普通に起きてしまい寝溜めが出来ない人間である事を痛感してしまいました。

昨日の夜も結局ドイツ対イングランドの試合を見てしまい、睡眠時間が3時間ちょっとという週始めから辛いものとなってしまいました。この試合では「世紀の誤審」と言われる判定があってイングランドとしては後味の悪い試合になってしまいましたが、どうやらゴールラインを越えていなかった様です。笑。 ( → http://twitpic.com/20gofe )

明日のパラグアイ戦はどうなるか楽しみですが、たとえ敗退したとしてもその他の試合も気になり寝不足はもう暫くは続くことになりそうです。ふぅ。

という事で、通勤時間には音楽を聞いてはいるのですが、全く更新出来ません。汗、、、


ニューヨークのジャズクラブの Smalls がライブアルバムを続々とリリースを始めたのですが、気になりつつも全く購入していませんでした。色々な方のブログを拝見すると、録音の状態にもバラツキがあったりしてイマイチ良くないという話を聞くとなおさら手が出せない状態だったのです。

しかし、そうは言ってられない作品がリリースされました。はい、この Seamus Blake の作品ですね。このアルバムは前作の Bellwether と全く同じメンバーによるもので、おそらくCDの発売記念ライブで Smalls に出演した時の演奏であると思われます。


Smalls は週末(金曜日と土曜日)は2デイズとなるクラブなのですが、おそらく2日の4セットの中からベストテイクを選んだものと思われます。Bellwether に収録されていた Subterfuge からスタートするのですが、とにかく熱い演奏が繰り広げられています。おそらくこの手のコンテンポラリーなジャズを演奏させたら白人テナー奏者では Seamus Blake が、私的には No.1 だと思うのですが、私が思っている程 Seamus Blake の知名度は高くないようですね。意外に多いです。知らない人が...現時点では Chris Potter の方がはるかに人気があるようですね。

名前の表記もアルバムの帯ではシーマス・ブレイクとなっており、一方ライナー氏はシェイマス・ブレイクと統一が出来ていません。日本の配給元はしっかりしてほしいですね。私はシェーマス・ブレイクと言う表記が一番近いと思うのですがどうなんでしょう。ライナー氏の表記の方が近いと思うのですがラーゲ・ルンドとマット・クロヘシーというのはちょっと違う様な気がします。何れにしろ難しいですね。海外の人のカタカナ表記は...

ちょっと話が脇道にそれてしまいましたが、、、

Bellwether が発売された時にその前の作品と Live In Italy と比較して、ギターが入らない方が良いのではという意見が多かったのですが、私はギターが入ったこの編成の方が好きです。Bellwether の時にも書いたかも知れませんがテーマの演奏で、サックスとギターのユニゾンがビシッと決まるとカッコいいではないですか。嫌っている人はピアノとギターのコードがぶつかってウルサく聞こえるのが嫌なのかも知れませんね。

でもこのグループは大丈夫です。Lage Lund は完全にソリストとして参加しており、Seamus Blake のバックでコードを弾いているのは David Kikoski という展開になっています。

この様な演奏を一度生で聞いてみたいものです。Seamus Blake は何度か来日しているのですが、自身のグループでの来日は未だありません。このメンバーで是非とも来日してほしいのですが、たとえやってきたとしても見に行くことが出来ないのであれば悔しい思いをするだけになってしまうだけかも知れませんね。笑。

ところで、この録音が行われた Smalls は毎日ライブの様子をネット中継しているのをご存知でしょうか?時差の関係で平日は見ることが出来ませんが、金曜日と土曜日の2デイズの日は日本の土日の午前中の演奏になるので時々見ることができています。ご存知でない方は一度ご覧になってみてください。ニューヨークの熱い演奏をダダで見ることが出来ますよ。

Smalls のホームページはこちらです。



◆短いですがこちらで試聴できます。(Smalls)


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2010年06月18日

Kuchinoha / 巻上公一5

Kuchinoha / 巻上公一


うーん、ブログの更新もままならない状態ですが、やはりついつい見てしまうW杯。

日本代表にも興味が無くなりサッカーはあまり見ていなかったのですが、やはり四年に一度のお祭ですからね〜。

今週は完全に寝不足気味で、晩御飯を食べながらウトウトとしてしまいそうな小さなおこちゃま状態になっています。笑。

明日の日本代表は早い時間の試合なので睡魔との戦いはなさそうですね。土曜日なので、明日の朝はゆっくりと寝ることが出来ますしね。まぁ、勝負は...という感じだと思いますが。スペインが負けたりドイツが負けたりと色々と番狂わせもあるにはあるのですが、オランダ相手だと...ですよね。



少し前の話になるのですが、紙ジャケ仕様で復刻された巻上公一さんの「殺しのブルース」を買おうか買うまいかと悩みながら、ディスクユニオンに足を運んだのです。あいにく店頭に在庫はなく、私の悩みは無駄に終わりました。

で、ジャズの中古を漁る気もあまり起こらなかったので、フリージャズのコーナーだけをチェックしたのです。そこで発見したのがこの作品でした。ボイスのソロパフォーマンスで、エフェクトやオーバーダビングや編集は無いと帯に書かれており、どの様なものなのか全く想像できませんでした。でも、少しばかり安い価格であったために購入に至った訳です。


CDから出てきたサウンドは、「これは音楽?」という物凄いものだったのです。

たとえば一曲目は

あ〜いゃ〜い〜い〜やいやややぁい〜あうああ、あいゃ〜い〜い〜や、う〜あ、う〜あ....

という、うめき声を中心としたもの。

続く二曲目では

かざまいやかぐぅ〜〜〜〜〜なとの〜〜い〜〜と、せなぁ〜〜〜〜ぁ〜〜ぁ〜〜ぁ〜〜はいと...

と、その昔に中村誠一さんや坂田明さんがやっていた滅茶苦茶歌舞伎風です。

そして三曲目は

む〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜、む〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜、む〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜、むぃむぃむぃむぃむぃむぃむぃ...

これは、ホーミーですね。ホーミーは七曲目でも聞く事ができます。

ずっとこんな感じで進行していくのです。最初から最後まで、呆気にとられてしまいました。
しかし、その表現力は通常の楽器ではとても出せない様な豊なものです。

私はこの様なインプロビゼーション系の音楽が大好きなのです。

しかし流石にこれは、電車の中では大音量で聞く事ができませんでした。周りの人がヘッドフォンから音漏れしたものを聞いたら、私の事を変人扱いしそうで怖かったのです。それだけを注意してボリュームは抑え気味で聞いたため、周りの雑音と混ざった新しい雰囲気が出てきました。最後の曲は、静かに進行していくので雑音しか聞こえなかったかも知れません。(笑)

この作品は、これまでに聞いたインプロビゼーション系の音楽で一番インパクトがある作品と言えそうです。



ホーミーはこの様な音楽です。


● ホーミーについてはこちらを参照下さい。



余談:ホーミーは結構難しい技術を要するものなのですが、TOKIO のリーダー城島茂さんはマスターされています。鉄腕DASHでも、時々披露されています。

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2010年06月14日

Before The Dawn / 川口大輔

Before The Dawn / 川口大輔


世の中便利な時代になりましたね。そう、インターネットです。最近は動画の配信がごく普通に行える様な時代になっていますね。昨晩も小惑星探査機はやぶさの帰還の様子を色々なサイトで中継を行っていたのですが、注目度が高く繋がらないサイトが殆どでした。

そんな中で私は、和歌山大学の方々が Ustream を使って配信を行っていたのを見ていました。しかし、他のサイトに繋がらない人達のアクセスが集中してしまったのかいざという時に私の環境では回線が切れてしまい、結局見ることが出来ませんでした。残念!しかし、既に YouTube 等にもアップされていますね。(こちら)


私は、つい最近まではやぶさはそのままの形で地球に戻って来ると思っていたのですが、そうではなく戻って来るのは小惑星「イトカワ」に於いて採集した砂が入ったカプセルのみで、本体は大気圏に突入する際に燃え尽きてしまうという事を知り驚いてしまいました。長年に亘って宇宙を飛び続けたのに最後は...と思うと何だか悲しいではないですか。そんな時にツイッターでタイムラインに流れてきたサイトがこちらでした。このイラストを見て私は思わず涙がこぼれそうになってしまいました。そして、エンジニアの人達も粋な事をするんですね。そのはやぶさの最後の仕事がこちらの写真撮影なのです。(ノд-。)クスン

しかし、この世界的な快挙を日本のテレビ局が中継を行わないとは...さらに事業仕分けの対象になっているというのはどういう事なのでしょうか。やはりおかしい日本国。

閑話休題。


話は一週間前になりますが、先週の月曜日の深夜だったと思うのですが、Apple のスティーブ・ジョブズ氏が iPhone4 の発表を行い、それのネット中継を行われていた様なのです。翌朝ツイッターを覗いて見ると iPhone4 の話題が多く見受けられました。

そんな中で川口大輔さんが「母さん、僕、6月24日に一目散にiPhone 4Gに替えます。」とツイートされていたのです。それに対して奥田健介さんが「じゃあアタシもそうするわ。」と返信。
すると今度は川口大輔さんが「これで母さんとビデオチャットが出来ますね……。」と返信をおこなっており思わず笑ってしまいました。確かに iPhone4 にはこれまでに無かった自分撮りのカメラが新しく装着されていますね。

川口大輔さんのツイートは結構面白いものがあって私はいくつかふぁぼっているのですが、

カフェって、BGMは軽めの音楽なのに、食事の味は基本的に濃いよね。

とか

自分的にはキューピーコーワゴールドが一番効く!ユンケルよりも何よりも!えいえいおー!

といったものがあります。


川口大輔さんは、先日紹介した土岐麻子さんの乱反射ガールにおいて奥田健介さんと共に曲作りに参加されていましたが、乱反射ガールのDVDのオフショットシーンで変な踊りをしているところが収録されているのです。私はツイッターでその事についてツイートを行ったのです。もちろん土岐麻子さんと川口大輔さんのアカウント付きで。まぁ、返信はないだろうと思っていたのですが、まさかの返信が川口大輔さんからあり「びっくりなう」という感じでした。

聴いてくれて嬉しいですヽ(○´∀`)ノ今更ながら変な踊りを披露しているのは僕に似てる誰か……だと思いたいヽ(´Д`)ノ

と。笑。


川口大輔さんは、土岐麻子さんを通して知った作曲家なのですが自身でも歌を歌いCDをリリースしている事を知ったのは割と最近でした。そして中島美嘉さんのデビュー作 STARS の作曲を手がけられてた事にも驚いてしまいました。

ミニアルバムを1枚とフルアルバムを1枚リリースされている事が判ったのですが、そのミニアルバムにケミストリーと中島美嘉さんに提供した楽曲をセルフカバーしている事に気づき早速購入したのです。限定盤で既に廃盤の状態ですが、アマゾンでは中古や新古品の取り扱いがあり簡単に購入できました。

しかも、このミニアルバムはケミストリーに提供した曲に中島美嘉さんがゲスト参加し、中島美嘉さんに提供した曲にケミストリーの二人が参加という面白いものになっています。

川口大輔さんの曲は爽やかな感じで土岐麻子さんにとっても欠かせない存在だと思うのですが、その歌声もとても素晴らしいものです。歌手としてももっと注目されても良い人だと改めて思っています。フルアルバムの方も速攻でゲットしたいと思っているのですが...

現在ネットで発注しているアルバムが何枚あるか分からない状態...汗。

え〜い、買っちゃおぅ!



Will (動画ではありません)


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funky_alligator at 23:54|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)J-POP