11月の後半に友人達と奈良県(吉野、飛鳥、奈良)へ行ってきました。
今回は飛鳥、奈良のご紹介です。

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 飛鳥寺

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 飛鳥大仏
 609年、鞍作止利(くらつくりのとり)によって作られた日本最古の仏像。
 以前国宝になっていたこの大仏は修繕されほとんどオリジナルのものはないとの判断で昭和25年指定から外されました。近年、蛍光X線で金属分析を調べたところ、顔の部分はほぼ制作時のオリジナルという事が判明しました。今は重要文化財ですが、国宝に返り咲く可能性もあります。大陸風アルカリックスマイルの貴重な仏像であり、仏教が伝来した初期の作風を今に伝えています。

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 聖徳太子孝養像
 孝養像は聖徳太子が、16才のとき父親である用明天皇の病気平癒を祈願されている姿です。こちらも魅力的な像です。

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 蘇我入鹿首塚
 向かいの丘が蘇我氏の本拠地の甘樫丘

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 飛鳥寺:西側から

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 明日香の落ち着いた街並み

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 明日香の猫
 邪魔にならない端っこを歩いていました。マナーがしっかりしており、やんごとなき猫なのかも?

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 明日香の風景
 のびやかです。

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 明日香の後は東大寺へ

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 飛火野大楠(春日大社参道脇)
 よく見れば複数(3本)の木です。

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 東大寺南大門(国宝)
 東大寺の正門で1203年に再建されている。
 久々に見ましたが、大きいです。

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 東大寺大仏殿(国宝)

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 東大寺大仏
 銅造盧舎那仏坐像として国宝に指定されています。752年に作られ高さ14.7m。
 *是非、写真をクリックし拡大してご覧ください。

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 多聞天

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 広目天

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 持国天

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 東大寺廻廊もお寺に伴い長大なものでした。

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 二月堂より

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 同上
 奈良らしい風景が広がります。

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 小鹿
 左上の建物が二月堂
 
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 春日大社茶店の紅葉 

 久々に奈良を訪れましたが、若い時と違い受ける感銘は大きかった。
 京都とは違う歴史の古さや風情を感じる事が出来ました。

 一緒に訪れた友人曰く、ドイツの神学者オットーは宗教の核心にあるものは、人間の感情を圧倒する非合理的なもの、概念で把握できないものだと述べている。ケルンの大聖堂を仰ぎ見た時に感じた一種の恐怖感も、これに似ている。と教えてもらった。

 奈良の大仏の巨大さに圧倒されながらも、昨今の旧統一教会の問題の事が頭の隅にあり、大仏さんや吉野の怖い表情の蔵王権現が信仰に影響していたことを考えると複雑な思いを持ちます。今後、宗教は哲学や倫理学に近づいていくのか? あるいは冠婚葬祭業か観光業になるかもとしれぬません。

 いろいろな思いはありますが、古都の旅は感銘を受けるものが多い。