Tizen SDK 1.0系のみで利用可能だった。
2.0以降のバージョンでは、使えない。

追記、2013-05-10 22:56
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Tizen SDKの導入でLinuxの場合は、今のところ
Ubuntu 32bitという限定環境となっているが、
Sentimental Tizen SDK Installer を出している方がいる。
提供元リンク

今回はこれを使い、fedora 15 32bitへインストールしてみた。
まずgitでソースを取得後し、インストーラーを作る。
尚、Qt4等が必要との事なのであらかじめ入れておく。
既存環境では、MeeGo SDK や Qt SDKを入れていたりしていたので
必要な物は揃っていたようだ。そして、buildはすぐに済んだ。

ソースを入れるディレクトリを作り、gitコマンドでソースを得た。
その後のコマンドだが、qmake コマンドが無かったが、
qmake-qt4 があったのでこれを使う。

$ qmake-qt4
$ make

インストーラーが作れたら、実行。
$./sentimental-tizen-installer --with-meego
--with-meego と付けると、MeeGoのキャラクターが
SDKインストーラー画面に現れる。

インストーラーの流れは、少々の違いはあれど、
公式の物の流れとほぼ同じだ。
SDKのみだけでなく、使うディストリビューションに対する
依存関係で必要な物も一覧に含まれる。
インストール済みも一覧に表示されるようだ。
処理は思ったより、早く終わった。

普段、XFCEを使っているが、Ubuntuの時と同様に
Tizen SDKの項目が、メニューに追加されていた。
ただし、SDKインストーラーの項目は無い。

Emulator Managerは、ここから呼び出せた。
そして、エミュレーターは動いた。
Ubuntuの時のようにVMware上ではなく実機環境へSDKを入れたので
エミュレーター動作はすごく快適だ。

動画サイトにあったTizen SDKの動画でエミュレーターの起動時に
スプラッシュスクリーンが出る事を知ったが、
VMware上で試した時に、これは出なかった。
今回、実機環境で動かしたので、これも表示された。
終了時にも起動時同様に画面が出た。
また、sdbコマンドでエミュとの接続も確認した。

続いて、IDEの確認。
メニューからIDEを実行しようとしたが、反応無し。
Javaを入れてなかったので Java SE 7を入れた。
メニューからでは、反応の無いままだったので
ターミナルから直に実行した。
Tizen SDK IDE(Eclipse)のスプラッシュスクリーンと、
Workspaceの設定は表示されたが、まだメイン画面が表示されず。
再度、SDKのインストーラーを起動してみた。
処理をやり直してみると、途中でエラーが出ていた。

/etc/lsb-release が、開けないらしい。
調べてみると、確かにそのファイルは無い。
/etc/lsb-release.d/ というディレクトリならあった。

どうやら、このファイルは、
Ubuntuでのバージョン情報を含んでいるらしい。
fedoraの場合は、fedora-releaseとなる。

とりあえず、
# cd /etc
# ln -s fedora-release lsb-release
というように、リンクを作ってみた。

その後、IDEは動いたのだが、
Tizen SDKとしてのプラグインは認識しているが、
プロジェクト作成やパースペクティブとしての選択に出てこない。
何か引っかかっているところがあるのだろう。

インストーラーでのメッセージで他にも
3/25 rootstrap-device.platform
7/25 rootstrap-emulator.platform
が、 Failed となっていた。

IDE周りで気になるところがあったりと、
分からないところはあるが、
エミュレーターを動かすには、十分と言えそう。