Mer Core ベースの環境での話。
前回記事(その93)
索引は、Wikiにて。

SailfishOS SDKの2013.12版更新が出た。
SDK自体の事は別記事(SDK その12その13)で書いた。
今度も Emulatorに Nemoアプリを追加してみる事にした。

SailfishOS向け標準アプリについて
armv7hl向けは、ポーティングの様子から判断して
リポジトリからパッケージが得られてるようだが、
i486向けは無いようだ。
その点も踏まえて Nemoアプリを追加する。

Qt5版になって 3つ目のバージョン。
前回の時は、Nemoのリポジトリ追加ですんなりだったのだが、
今回はちと一手間掛かった。

まず、VirtualBoxのクローン機能で別環境を作成。
そのまま使うと崩れた時に SDK自体の入れ直しにもなるので。

Emulator起動後に CUIからログインしてみようとしたが入れなかったので、
GUI側へ戻り、設定に今回追加されたメニューからパスワードを設定。
一般ユーザーである nemoには入れるようになった。
さらに sudo su - で rootへ昇格。rootにもパスワードを設定。

ログインした時に気付いたが、
OSバージョンは、1.0.1.11となっていた。
その後ろの Laadunjarvi は、コードネームだろう。

さて、パッケージ操作をしてみようかと
zypperを使おうとしたら・・・コマンドが無い。
今度のバージョンには入っていなかった。
という事で zypperの導入から。

デフォルトのリポジトリ上にあるはずだが、
取得先 URLが分からないので、
通常の Mer Coreリポジトリから得る事にした。
zypper と依存で augeas-libs を合わせて追加。
rpmコマンドに パッケージの URL指定でインストール。

この後は、リポジトリ追加して
zypperコマンドからパッケージ追加で済むのだが、
依存関係等その辺も少し気にしつつ操作した。

パッケージ操作前に Emulatorの標準リポジトリを確認した。
ssu lr を実行し、一覧を出力。前版と少し変わったようだ。
SDK VMも前版と同様に同じリポジトリを使う事を後に確認。

リポジトリの追加は、ssuを使わずに repoファイルの追加のみで行った。
使うのは、Nemo Apps、Nemo MW。
前回は、 zypper in -t pattern nemo-apps-wayland としたが、
今回は、幾つかのダウングレードと lipstickのパッケージに動きがあったので
一旦このコマンドで表示されたパッケージ群を確認後、個別に足す事にした。
Webブラウザの cutefox-qt5のみ別途である事は変わらず。

いつもの事だが、MWから得るパッケージは、
Nemo と SailfishOS で共通するがバージョン違いで
影響が出る事があるので更新は極力避けたい。

具体的なパッケージは次の通り。
jolla:
hunspell qt5-qtpositioning xulrunner-qt5 qtmozembed-qt5 embedlite-components-qt5 PackageKit-Qt5 commhistory-daemon contactsd libqmfclient1-qt5 libsailfishkeyprovider libsignon-glib nemo-qml-plugin-accounts-qt5 nemo-qml-plugin-messages-internal-qt5 nemo-qml-plugin-signon-qt5 qt-components-qt5 qt5-qt3d qt5-qtdeclarative-import-xmllistmodel qt5-qtgraphicaleffects qt5-qtpim-organizer qt5-qtsvg libqmfmessageserver1-qt5 telepathy-accounts-signon qt-components-qt5-gallery mapplauncherd-booster-qtcomponents-qt5 qt5-qtlocation qt5-qtpim-versitorganizer qt5-qtsvg-plugin-imageformat-svg qt5-qtdeclarative-import-location qt5-qtdeclarative-pim-organizer

nemo-apps:
cutefox-qt5 qmlnotes-theme-blanco-extra fingerterm voicecall-ui-reference qmlsettings qmlpinquery qmlmusicplayer qmlgallery qmlcalc qmlmaps qmlcalendar qmlnotes qmlsettings-account-plugin-email qmlmail qmlfilemuncher qmlcontacts qmlmessages qmlclock qmlpackagemanager

nemo-mw:
nemo-qml-plugin-email-qt5 nemo-qml-plugin-folderlistmodel qt5-qtquickcontrols qt5-qtquickcontrols-nemo qt5-qtquickcontrols-nemo-examples nemo-qml-plugin-alarms-qt5 PackageKit-glib PackageKit PackageKit-zypp

この中で qmlpackagemanagerの依存で PackageKitも更新した。
qt5-qtquickcontrols-nemoは、Nemo Glacier向けパッケージ。
examplesでアプリ一覧に先日から Glacier UI という名でアイコンが出るようになった。

この操作が済んだ後に、Nemo Appsと Nemo MWのリポジトリは外し、
アプリの追加については、ここまで。
少し気になるのは、
SailfishOS Emulator上では Nemoアプリのアイコンが出ない事くらい。
入れた中で PIN Entry、Mapsは動かないようだが、
それ以外は立ち上がり、Voicecallのナンバープッシュ音も出た。

あと別の事として、Nemoの更新メモ。
少し前に Nemo更新後のアプリ実行時に透過してしまっていた。
Mer Wikiを見直したら、11月末の段階で対策法が書かれていた。
qtwaylandのパッケージが影響していたようで、
今のところそこに書かれている固定したバージョンで留めておくと良いようだ。
他には、前述の Glacier UIのアプリアイコン追加。

追記、2013-12-15 17:27
始めに書いた zypper と augeas-libsのパッケージは、jollaリポジトリ内にあった。
あと PIN Entry、Mapsは、Nemo上でも動かなかった。

追記、2013-12-17 14:30
lipstick-qt5やその依存パッケージも入れ替えてみたが、
バッテリー残量の認識がされなくなったりしたので、
やはりこの部分は入れ替えない方が良い。