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芙蓉峰の如是我聞

中国語から故事成語、最新の中国事情、実際の中国ビジネスまで、中国に関連する様々なことを紹介します。 特に、中国ビジネスは、この10年で私が自ら体験した、捏造一切なしの、真実のレポートです。

25 5月

ザリガニを奪いに村人たちがやってきます

「長江日報(长江日报)(chang2 jiang1 ri4 bao4/チャンジアンリーバオ)の記事によると、とありました。

「長江日報」とは、武漢市委の機関報ということですから、武漢(武汉)(wu3 han4/ウーハン)を中心にした湖北(hu2 bei3/フーベイ)省のお話しのようです。

521日のお昼頃「漢宜高速(汉宜高速)(han4 yi2 gao1 su4/ハンイーガオスー)でのことでした。

漢宜高速とは、上海(shang4 hai3/シャンハイ)と重慶(重庆)(chong2 qing4/チョンチン)を結ぶ「滬渝高速(沪渝高速)(hu4 yu2 gao1 su4/フーユーガオスー)の武漢(武汉)(wu3 han4/ウーハン)と宜昌(yi2 chang1/イーチャン)を結ぶ間のことを言うようです。

そこで、車一杯にザリガニを積んでいたトラックが横転し、2000㎏以上もあるザリガニが、辺り一面ばらまかれてしまいました。

そして、その知らせを聞いた近くの村人たちが駆けつけます。

手に持っているのは、当然ながら、袋や籠です。
何をしようとしているかは一目瞭然です。

そこに、運転手を手伝ってあげるという発想は皆無です。
落ちているザリガニを奪うこと以外、何も考えていません。

これを「(哄抢)(hong1 qiang3/ホンチャン)と言います。

運転手は、やめろ!やめろ!と叫びますが、そんなの関係ねぇと言うことを聞きません。

多勢に無勢です。
どうしようもありません。

後からやってきた警察の目の前でも取っているので、不思議です。
こんなことが許されるのだろうか?と思いますが、よくあります。

それでも、警察が必死に説得したために、2000㎏のザリガニの大部分は、めでたく確保することができました。
必死に説得しなければならないところが、ちょっと哀しいです。

そのザリガニは売るのだろうか?と思いますが、やっぱり売るのでしょう。

高速交通警察曰く、以前にも、トラックが横転し「橘子(ju2 zi/ジュズ)や「包菜(bao1 cai4/バオツァイ)が撒かれたことがありました。
その際も、村人たちがやってきて、ほとんど奪っていったのだそうです。

よって、こういう事故が起こった場合には、すぐにやってきて、村人たちの「哄搶(ホンチャン)」を防ぐのだそうです。
そんなに元気に言われても、困ってしまいます。

もっとも、よく横転事故が起こるのは、恐らく積みすぎとスピードの出しすぎなのだと思います。

今の時期、ザリガニの季節です。

ザリガニは「小龍蝦(小龙虾)(xiao3 long2 xia1/シャオロンシア)と言います。

「龍蝦(龙虾)(long2 xia1/ロンシア)は、イセエビ、ロブスターです。
よって、小さいイセエビということですが、確かに形は似ているかもしれません。

ザリガニで有名なのは江蘇(江苏)(jiang1 su1/ジアンスー)省の盱眙(xu1 yi2/シュイー)です。

中国で4番目に大きい淡水湖である洪沢湖(洪泽湖)(hong2 ze2 hu2/ホンザーフー)の南岸にあります。

もっとも「盱眙小龍蝦(盱眙小龙虾)」(xu1 yi2 xiao3 long2 xia1/シュイーシャオロンシア)と書かれているからと言って、盱眙(シュイー)産であるとは限らないのは、陽澄湖(阳澄湖)(yang2 cheng2 hu2/ヤンチョンフー)の上海ガニ「大閘蟹(大闸蟹)(da4 zha2 xie4/ダージャーシエ)と書いてあっても、絶対に陽澄湖(ヤンチョンフー)産ではないのと同様です。

リガニは、通常「麻辣」(ma2 la4/マーラー)の味付けにして食べます。
こうすることで、臭みを消すようです。

店の前を通るとものすごいにおいがしてくるので、すぐにわかります。

今の時期、多くの人がビールを飲みながらザリガニを食べるのを、楽しみにしているようです。

私は、これっぽっちも食べたいとは思いませんが、人の好みに文句をつけるつもりもありません。


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24 5月

第三者とは何か

第三者が流行っているようです。
50回も連呼するだなんて、今年の流行語大賞を狙っているのではないでしょうか。

第三者とは何か?

辞書によれば、当事者以外の人とあり、その事柄に直接関係のない者とあります。

本当に自分でお金を出すのかわかりませんが、本人が雇うのであれば、それは第三者とは言えないような気がします。

お金をくれる広告主に、マスコミがものを言えないのと同様、お金をくれる東京都知事に、不利になるようなことを精査する訳がありません。

それにしても、第三者、第三者って、笑ってしまいました。

中国語で「第三者」(di4 san1 zhe3/ディサンジャ)とは、愛人、浮気相手のことを指します。

逆に「愛人(爱人)(ai4 ren2/アイレン)と言えば、夫でも妻でも配偶者のことを言います。

中国の人から、これは私の「愛人(アイレン)」と紹介されても、ドキドキする必要はありません。

ちょっとドキドキしそうな言葉としては「情人」(qing2 ren2/チンレン)があります。

普通の恋人を「情人(チンレン)」と言いますが、普通でない、いわゆる愛人を「情人」と言うこともあります。

どっちの「情人」かは、これは年齢や雰囲気、持っているカバンや時計などから判断する必要があります。

中国では、先日の520日も「情人」の日だと言って大騒ぎしていました。

日本人からすれば、520日って何の日?という感じです。

これは、520日は「五二零」(wu3 er4 ling2/ウーアーリン)で、これが「我愛(我爱你)(wo3 ai4 ni3/ウォアイニー)という発音に似ていて「I love you」だから、恋人たちの日、ということです。

勝手にやっておいてという感じです。

また、最近、流行っているのが「小三」(xiao3 san1/シャオサン)です。

これは、小学校三年生という意味ではなく「第三者」をちょっと可愛く言ったものです。
愛人であることに変わりません。

お金持ちになった党員は、必ず愛人を持たなければならないという党紀があるのかと思ってしまうほど、持っています。
えらくなったお役人イコールお金持ちになったお役人には、必ず「小三(シャオサン)」がいると言っても過言ではないでしょう。

「小四」「小五」がいる場合もあります。

本当の奥さんは、ご主人に「小三(シャオサン)」がいても、お役人夫人でお金があればまあいいか、となりますが「小三」は違います。

お役人が「小三」から「小四」に乗り換えようとするとき、ちゃんと渡すべきものを渡して満足させれば問題ありませんが、大抵そこをケチってしまいます。

そして「小三(シャオサン)」が、以前撮ったあんなことこんなことの写真をネットに流し、お役人はめでたく落馬というのがよくあるパターンです。

多くの腐敗役人が落馬していますが、そのほとんどが「小三(シャオサン)」からの通報「挙報(举报)(ju3 bao4/ジュバオ)によるものです。

「小三(シャオサン)」を持つことは、法律違反ではありませんが、党紀違反です。
人民の手本であるべき党員が「小三(シャオサン)」を持つなんて、とんでもありません。

まあ、そう言っているだけです。

もっとも「小三(シャオサン)」がいるのは、男性だけではありません。

中国は、日本に比べればずっと男女平等であるため、女性の幹部もたくさんいます。

女性であっても、あんなことこんなことしたいのは、それは男性と同様なのでしょう。

ということで、女性のお役人も「小三(シャオサン)」がいるということで、結構落馬しています。

中国のお役人は「小三(シャオサン)」で落馬し、日本のお役人は「第三者」で落馬するのかもしれません。


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24 5月

日系ブラジル人を日本へ引き渡すようです

そう言えば、ちょうど2年ほど前になります。

大阪の准看護師の遺体が東京で見つかり、死体遺棄に関わったと思われる日系ブラジル人が、偽造パスポートで出国し、上海に逃げてしまったという事件がありました。

死体遺棄に関しては、中国は関係ありませんが、中国としては、逃げてきた人の扱いをどうするか、というのが問題でした。

この女性、事件発覚後に上海の日本総領事館に出頭したそうですが、その後、不法入国の疑いで、中国の公安に拘束されたのだそうです。

当時、被疑者をどうしてわざわざ引き渡した?という批判もありましたが、こ
の方、国籍はブラジルです。
日本人であれば、日本総領事館も関与できたのかもしれませんが、よその国民をどうこうする権限はなかったのかもしれません。

とにかくブラジル人であることが、やっかいでした。
この件に関していえば、中国も相当判断に苦しんだのかもしれません。

中国から見れば、単なる不法入国ですから、そのまま強制送還で終わりです。
問題はどこに送り返すか、ということでした。

原則論で言えば、ブラジル人ですから、ブラジルに送還するのが本当かもしれません。

ただ、考えてみれば、パスポートがニセモノであれば身分証明もできません。
とりあえずパスポート発行地に返すというのも筋のような気もします。

また
、日本からは被疑者であるため、引き渡して欲しいという依頼が来ています。

ということで、なかなか決められなかったのでしょう。
なんやかんやで、2年間が過ぎてしまいました。

私も、この事件、どう処理するのか気になっていたのですが、その後、全く記事が出ませんでした。
そして、
てっきり、ブラジルに送還したものだと思っていました。

そんな事件でしたが、
このたび、中国の最高裁で、日本へ送還するよう決定したのだそうです。
もっとも、まだ国務院の決定も必要ということで、どうなるかわかりません。

当然、日本側の記事であり、中国ではこんなこと報道されていないようです。
いるかもしれないので、ちょっと逃げておきます。

シーズンではないということもありますが、最近の中国、何だか日本に対し、あまり強く出て来ない印象があります。

周りに敵が多すぎて、しばらく日本は刺激しないようにしておこう、と考えているのかもしれません。

あくまでも、しばらくです。
シーズンが来れば、また変わるのでしょう。

ということで、ブラジル人女性は、そのまま素直に、日本に引き渡ししてくれるのではないかと思います。

それにしても、単なると言っては何ですか、不法入国者をどうするかという判断に、2年もかかるというのはいかがなものでしょうか。

不法入国したのが悪いと言えばそれまでですが、それでもたった不法入国のために、2年以上も拘束されるって、よくよく考えれば恐ろしい話です。

これって、人権侵害にならないか、とても不思議です。
人権なんていう言葉、この国にはないのでしょうから、ならないのかもしれません。

先日、何人か捕まっているスパイ容疑の日本人のうち、浙江省で捕まった男性が起訴されたそうです。
この方も逮捕されるまでに、かなり長い時間拘束されていたはずです。

まだ、シロクロ決まった訳ではないのに、
そんな簡単に拘束していいのか?とも思いますが、まあ、していいのかもしれません。

多くの腐敗役人が落馬していますが、これまた、ただ、悪い!というだけで、訳もわからず拘束されています。
何が悪いのかは明らかにせず、また、明らかにしたくないため、どうしてもうやむやになります。

ここは中国です。
人権!なんて言って叫んだところで、意味はないのでしょう。

そういう国だとわかった上で来ているのですから、すべては自己責任です。
せいぜい捕まらないように、変なことだけはするまいと、心に誓うのでした。


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23 5月

石の獅子と言えば盧溝橋です

早口言葉は、中国語で「繞口令(绕口令)(rao4 kou3 ling4/ラオコウリン)と言います。

また、舌が回らず、言いにくいことを「拗口(ao4 kou3/アオコウ)と言うため「拗口令(ao4 kou3 ling4/アオコウリン)と言うこともあります。

ラオコウでもアオコウでも、どちらでもいいのですが、中国で有名なものに「石獅子」
(shi2 shi1 zi/シーシーズ)の早口言葉があります。

いろいろありますが、簡単なものでは、下記のような感じです。

内外有四十四只獅子(nei4 wai4 you3 si4 shi2 si4 zhi1 shi1 zi/ネイワイヨウスーシスジーシーズ)
不知是四十四只死獅子(bu4 zhi1 shi4 si4 shi2 si4 zhi1 si3 shi1 zi/ブジーシースーシスージースーシーズ)
还是四十四只石獅子(hai2 shi4 si4 shi2 si4 zhi1 shi2 shi1 zi/ハイシスーシスージーシーシーズ)

中と外に44匹の獅子がいるが、44匹の死んだ獅子なのか、44匹の石の獅子なのかわからない、という感じです。
早口言葉ですから、語呂合わせ同様、深い意味はありません。

動物を数える場合は「隻()(zhi1/ジー)を使います。
また、対になっているもの、腕時計、船なども「隻()」です。

「獅子(狮子)(shi1 zi/シーズ)とは、ライオンです。
そして「石獅子(石狮子)(shi2 shi1 zi/シーシーズ)と言えば、門の前などに置かれている石の獅子を指します。

日本で言えば、狛犬(こまいぬ)のようなものです。

もともと狛犬も、飛鳥時代に日本に伝わった際は獅子で、平安時代に獅子と狛犬が対となったのだそうです。
本来は、狛犬を狛犬と言っていたようですが、最近は獅子も含めて狛犬と言うようになったそうで、ということは「石獅子(シーシーズ)」も狛犬と言ってもいいのかもしれません。

強そうなものを飾って、魔除けとしたようですが、これを「辟邪(bi4 xie2/ビーシエ)と言います。

で、先日、トヨタのプラドは中国語で、もともと「覇道」(ba4 dao4/バーダオ)と言ったものの、ある発作をきっかけに「普拉多」(pu3 la1 duo1/プラドゥオ)と言うようになったと申し上げました。

そのある発作は、日本のトヨタではなく「一汽豊田(一汽丰田)(yi1 qi4 feng1 tian2/イーチーフォンティェン)という中国の第一汽車とトヨタの合弁会社が作った広告がきっかけでした。

2003年のことです。
当時はまだ「覇道(バーダオ)」と言っていた、プラドの広告を作りました。

「覇道(バーダオ)」を真ん中に「石獅子(シーシーズ)」を両脇に従えたレイアウトです。
そして「覇道(バーダオ)よ、尊敬せずにはいられない」というようなキャッチフレーズを入れました。

別に、素晴らしいデザインだとも思いませんが、日本人にとってみれば普通で、だからどうしたと、特に何も感じません。

ところが、中国の一部の人たちは、これに反応してしまいました。

まず、本当は大好きなのですが「覇道(バーダオ)」という名前が気に入りません。
俺らの専売特許であって、お前らが使うな、という感じでしょう。

そして、何よりも発作の原因となったのは「石獅子(シーシーズ)」を両脇に従えたことでした。

中国で「石獅子(シーシーズ)」と言って思い出すものと言えば「盧溝橋(卢沟桥)(lu2 gou1 qiao2/ルゴウチャオ)です。

193777日に、日中戦争のきっかけとなった盧溝橋事件で有名ですが、この盧溝橋の橋の欄干には、石獅子が置かれています。
その数は、大小あわせて500近くに及ぶと言われます。

「盧溝橋の石獅子」と言えば、数えきれない「数不清」(shu3 bu qing1/シューブチン)という意味で使われます。

日本の会社であるトヨタの「覇道(バーダオ)」という名前の広告に、盧溝橋を思わせる「石獅子(シーシーズ)」を使ったということで、許せん!と、発作が起きたのでした。

ただ、日本側に言わせれば「そんなの知らないよ」という感じでしょう。
この広告だって、日本の会社が作った訳ではなく、中国側にお願いしたものです。

中国人だって、まさか炎上させようと思って作った訳ではないでしょう。
それぞれ、感じ方が違うのだと思います。

この発作、本当に、突然起こります。

私も以前、ある国有企業に訪問した際、会社の創立を
1937年と言ったため、ある人からいきなり怒られてしまいました。
民族のなんちゃらかんちゃらがと言っていましたが、あほらしと思ったものです。

意識高い系の人には、本当に困ってしまいます。

もっとも、実際の創立は1939年なのですが、私は何年だったかしっかり覚えておらず、まさか発作が起こるとは思わなかったので、何となく頭にあった1937年という数字を口に出してしまったのでした。

これが、意識高い系の人にとってのキーワードであることを、私もあまり認識していませんでした。

この国では、私のような意識低い系も、これまた問題なのでした。

ただ、こんなこと、経験してみないとわかりません。
そんなことを気にするの?ということ、よくあります。


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23 5月

上海のセイコーで殺人事件が起こりました

上海のセイコーで、殺人事件が起こりました。

もっとも、
最近、産経新聞の記事を読んで知ったものです。

何でも、今年の328日に起こったのだそうです。
全く知りませんでした。

中国で起こっている、すべてのことを知るなんて、できるはずがありませんが、それでも一応、重大ニュース「要聞(要闻)(yao4 wen2/ヤオウェン)だけは押さえてきたつもりでいました。

日系企業で殺人事件が起こるなんて、それこそ一大事件です。
十分「要聞(ヤオウェン)」に値すると思うのですが、もしかして、私は見落としていたのでしょうか?

ということで、すぐに調べます。
産経新聞の記事では「上海のセイコーウォッチ現地法人」とありました。

よって「精工 上海」で検索をかけます。

使うのは、もちろん「百度」(bai3 du4/バイドゥ)です。
詐欺まがいの広告が多く、悪名高いとは言え、やっぱり便利です。

セイコーは、中国語では、というか、日本語でももとはそうですが「精工」(jing1 gong1/ジンゴン)と言います。

ちなみに、シチズンは「西鉄城(西铁城)(xi1 tie3 cheng2/シティエチョン)です。

すると、見つけました。

「突発事件!上海精工総部発生人事件、一死一傷」とあります。

328日の1426分、静安(jing4 an1/ジンアン)区の旺旺大厦(wang4 wang4 da4 sha4/ワンワンダーシャ)5階で「砍人事件(kan3 ren2 shi4 jian4/カンレンシージェン)が発生したのだそうです。

(kan3/カン)とは、切りつける、ということです。
ぐさっと刺す場合は「(tong3/トン)と言います。

「旺旺」(wang4 wang4/ワンワン)だなんて、ちょっと笑ってしまいますが、これはお菓子の旺旺(ワンワン)集団のビルであるため、この名があります。

南京西路のエリアに位置し、隣はフォーシーズンズ「四季酒店」(si4 ji4 jiu3 dian4/スージージウディエン)です。

間違いなくオフィス街のど真ん中で起こった事件でした。

58歳の男性、方(fang1/ファン)さんが、34歳の女性、黄(huang2/フアン)さんと、29歳の女性、朱(zhu1/ジュー)さんを切りつけたそうです。
そして、黄さんは、残念ながら、亡くなってしまったというものでした。

会社名は「精工表貿易(上海)有限公司」となっています。

「表」(biao3/ビャオ)とは、腕時計を指します。
同じ時計でも、掛け時計や置き時計は「鐘
()(zhong1/ジョン)と言います。

昔は適当でしたが、今、中国で会社名をつける場合、何をやる会社か明示しなければなりません。

「貿易(贸易)(mao4 yi4/マオイー)とありますので、この会社は販社であり、製造は行っていないのだろうと予想できます。

いろいろ調べてみると、確かに記事はありましたが「精工(ジンゴン)」が出ているものと出ていないものがあります。

また、私がいつもチェックしている大きな新聞では、あまり取り上げていない感じがしました。

もちろん、この事件を知らなかった言い訳です。

新聞には書いてありませんが、いろいろコメントなどを読んでみると、どうも
34歳のマネジャーである黄さんが、58歳の方さんに退職を進めていたそうです。

それを逆恨みして、グサッではなく、バサッとやってしまったのが、この事件の大体の真相のようです。

日本人は絡んでいませんが、日系企業がこんな事件を起こして、それこそ恰好の反日ネタです。
各メディアは、喜んで飛びつきそうなものですが、調べた感じ、あまり大事(おおごと)にするつもりはないようです。

中国の景気が、あまりにも悪くなってしまいました。

最近、各企業が頭を抱える問題は、人減らしです。
特に、人があり余っている国有の大企業では、喫緊の問題になっています。

共産主義の国の国有企業がリストラって、本来はあり得ないと思うのですが、そんなことも言っていられません。

ということで、退職を迫る人と迫られる人との問題は、それこそどこにでもある問題です。
あまり公にはしたくありません。

反日なんて二の次であり、今はそれどころではないと言ったところなのでしょう。


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