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芙蓉峰の如是我聞

中国語から故事成語、最新の中国事情、実際の中国ビジネスまで、中国に関連する様々なことを紹介します。 特に、中国ビジネスは、この10年で私が自ら体験した、捏造一切なしの、真実のレポートです。

20 10月

積羽沈舟

「積羽沈舟(羽沉舟)(ji1 yu3 chen2 zhou1/ジユチェンジョウ)という言葉があります。

のような軽いものでも、たくさん積めば、船を沈めることができる、ということです。
ささいなことでも、積もり積もれば、大きな災いを招く、という意味になります。

「塵も積もれば山となる」に似ていますが「塵と積もれば山となるは」小さいことでも、コツコツ積み重ねれば大きくなる、ということで、プラスのイメージです。

「積羽沈舟(ジユチェンジョウ)」は、悪いことが起こる!という、マイナスのイメージになります。

よく「群軽折軸()(qun2 qing1 zhe2 zhou2/チュンチンジャジョウ)と一緒に使われます。

こちらは、軽いものでも、たくさん載せると車軸が折れる、という意味です。

小さな悪でも、それを放置すれば、重大な結果を招くことがある、ということです。

出典は「戦国策・魏策一」です。

戦国時代は、通常、晋(jin4/ジン)が、韓()(han2/ハン)、魏(wei4/ウェイ)、趙()(zhao4/ジャオ)に分かれた「三家分晋」(san1 jia1 fen1 jin3/サンジアフェンジン)をもって、もしくは、斉()(qi2/)の国王が、姜(jiang1/ジアン)姓から田(tian2/ティェン)氏に代わった「田氏代斉(田氏代)(tian2 shi4 dai4 qi2/ティェンシダイチ)をもって始まるとされますが、いろいろ説があるようです。

私は、昔、前403年からと習ったような記憶がありますが、中国では、前475年からとしているようです。

いつから始まると、はっきり言うのは難しいところでしょう。

その戦国時代も、後半になると、主要7国の中では、秦(qin2/チン)の強さが際立ち、燕(yan1/イェン)、斉、楚(chu3/チュ)、韓、魏、趙の6国は、秦とどう付き合うかを考えるのが、重要になりました。

6か国が協力して秦と対峙するのが「合従」であり、秦に胡麻擦って生きるのが「連衡」になります。

ちなみに、この合従連衡(がっしょうれんこう)、中国語では「合縦連横(合纵连横)(he2 zong4 lian2 heng2/ハゾンリェンホン)と言います。

一時期、この6か国が協力し「合従」が強かった時代がありました。

そこで、秦の張儀(张仪)(zhang1 yi2/ジャンイ)が、魏に向かいます。

張儀は、魏の国王の信任を得て、相国になりますが、必死に合従を止めて、秦と組むことを説きました。

ただ、魏哀王(wei4 ai1 wang2/ウェイアイワン)は、ウンと言いません。

仕方なく、張儀は、秦に連絡し、魏を攻めさせます。

魏の要職にありながら、秦に魏を攻めさせるなんて、魏にとってみれば、とんでもない「売国賊()(mai4 guo2 zei2/マイグオゼイ)です。

ただ、そもそも、秦のために魏に来たのですから、秦にとっては、忠臣以外の何ものでもありません。

見る立場によって、評価は当然変わってきます。

で、秦が攻めて来た際、本来であれば、6か国が協力して戦うはずでした。

ところが、口では「団結!」と唱えますが、そんな簡単に団結できる人たちではありません。

当然ながら、ぼろが出てきました。

今がチャンス!とばかりに、張儀は、魏の不利な点を説明し、魏哀王を説得します。

そして最後に言ったのが「積羽沈舟,群軽折軸」でした。

些細なことでも、放置すれば災いになる!ということで「殿、ご決断を!」と迫ったところ、魏哀王も、ついには「あい、わかった!」となったと言われます。

それでも、結局は、魏も秦に滅ぼされてしまいました。

騙した方が悪いのか、騙された方が悪いのか、こればかりは何とも言えません。

 

19 10月

何じゃコリア?韓国は、今後アメリカを選ぶかわからないそうです

「人民日報海外網(人民日报海外网)(ren2 mi2 ri4 bao4 hai3 wai4 wang3/レンミンリバオハイワイワン)の記事です。

何じゃコリア?というものを見つけました。

タイトルは「韩国驻美大使称今后不一定选择美国美韩外交部门联合灭火」となっています。

「一定」(yi1 ding4/イディン)とは、必ず、です。

それを「不」
(bu4/)で否定しているので「不一定」(bu4 yi1 ding4/ブイディン)は、必ずしも…ではない、…とは限らない、という意味になります。

選択は「選択(选择)(xuan3 ze2/シュェンザ)と言います。

「選択」であれば、誰でもわかるでしょうが「
选择」と書かれてしまうと、何じゃコリア?かもしれません。

「美国」(mei3 guo2/メイグオ)とは、美しい国ということで、アメリカを指します。

もっとも、実際は、中国では、アメリカを「美利堅(美利坚)(mei3 li4 jian1/メイリジェン)と言うため「美国」になりました。

「滅火()(mie4 huo3/ミエフオ)は、火消しです。
エンジンが止まることも「滅火」と言います。

「滅」という字は、簡体字だと「」になります。

これも知らないと、何じゃコリア?だと思います。

「駐米韓国大使曰く“今後は必ずしもアメリカを選ばない!”米韓外国部あわせて火消しに走る」という感じでしょうか。

先日、1012日、韓国の駐米大使である李秀(li3 xiu4 he4/リシウハ)さんは、インターネット会議の形で、韓国国会の外交統一委員会国政観察会に参加したのだそうです。

その際、野党「在野党」(zai4 ye3 dang3/ザイイェダン)である「国民之力」(guo2 min2 zhi1 li4/グオミンジリ)の議員、鄭鎮碩(郑镇硕)(zheng4 zhen4 shuo4/ジョンジェンシュオ)さんは、以前、李さんが言っていた「韩国可以在美中之间做选择」の言葉に対し、誤解される!と言って批判しました。

「韓国は、アメリカと中国との間で選択できる!」というものです。

まさに、コウモリ外交なのでした。

これに対し、李さんは「韓国は、70年前にアメリカを選んだけれども、だからと言って、将来韓国は継続してアメリカを選択するとか限らないんだよ」「国家の利益にあっているかどうかに基づいて選択すべきだよね」と言ったのだそうです。

これって、韓国は、将来、アメリカとは手を組まない可能性がある!と言っているようなものです。

そう思うのは自由ですが、韓国の大使が発言してしまうと、ちょっと問題があるでしょう。

案の定
、何じゃコリア?となって、韓国の外交部があわせて、そんなことはない!と火消しに走りました。

実際は、そんなことあっても、言える訳がありません。

アメリカも、韓国とは継続して同盟を続ける!と言いましたが、内心面白く思っていないのは確かでしょう。

本当に、この人たちは、レッドチームへ行きたいのだと思います。

どうぞ行ってらっしゃい!と、心の底から思うのでした。

ただ、アメリカを怒らせると、ちょっと怖いかもしれません。

まあ、日本には関係のない話です。

19 10月

大変です!韓国の釜山の療養医院で、52名のクラスターが発生しました

大変だ!とは言っておりますが、実際は、それほど大変だとは思っていません。

何かつけないと寂しいので、つけているだけです。

52名が、新型コロナに感染したとしても、実際は、たいした話ではありません。

これが、52名が、新型コロナで亡くなった!なんてことになれば、それこそ、何じゃコリア?で大変だ!になりますが、ただの感染であれば、別に!だと思います。

もっとも、52名のクラスター発生!それも、韓国で!なんて言うと、ちょっと、おっ!となって、そして、おっ!と思ってもらいたくて、ついついこんな題名にしてしまいました。

先日、1013日、韓国(韩国)(han2 guo2/ハングオ)は釜山(fu3 shan1/フシャン)の、ある療養医院(疗养医院)(liao2 yang3 yi1 yuan4/リャオヤンイユェン)での話です。

療養医院と、普通の病院とどう違うのか、よくわかりません。
リハビリセンターのようなところなのかもしれません。

この病院で、50歳代の女性看護師が、新型コロナ陽性と診断されました。

何じゃコリア?大変だ!となって、病院に勤める262名と、患者さんに対し、新型コロナの検査を実施したところ、14日の午前中までに、何と、52名の感染が確認されたのだそうです。

現在、
この病院は、集団隔離されているという話でした。

もっとも、女性看護師の感染がわからなければ、その他、51名の感染も、わからなかったのではないでしょうか。

要するに、ほとんど症状が出ていない、無症状感染だったのだと思います。

きっと、あんた感染!と言われて、えっ?と思う人も、かなりいたのでしょう。

と、これだけの話でした。

自分がやっていて恐縮ですが、もう、新型コロナの感染者の数で脅すのは、やめた方がいいと思います。

新型コロナは、大変なウィルスであり、実際、まだよくわかっていないので、十分気を付ける必要はありますが、ただ、万が一感染してしまっても、それほど深刻な状態にはならないようです。

当然、深刻な状態になる人もいるのでしょうが、それは、普通の風邪でも、インフルエンザでも、同様です。

と、言いながらも、やっぱり感染したくはないよね、ということで、感染症対策を続けるのでした。
 

19 10月

大変です!煙台の学生代表が、どこかへ行ってしまいました

まあ、どこまで本当かわかりません。

ただ、火のない所に煙は立たぬとも言いますので、本当なのかもしれません。

なお、火のない所に煙は立たぬは、中国語では「空穴来風(空穴来风)(kong1 xue2 lai2 feng1/コンシュエライフォン)と言います。

(そら)の穴から風が来る、ということで、いや、何でもありません。


山東(山东)(shan1 dong1/シャンドン)省は、煙台(烟台)(yan1 tai2/イェンタイ)での話です。

煙台は、どうして煙台と言うのか?

このコロナ禍で、煙台のある大学では、学生は外出禁止になっていたのだそうです。

なお、中国では、大学のことを「高校」(gao1 xiao4/ガオシアオ)と言います。
笑っちゃうのは「
搞笑(gao3 xiao4/ガオシアオ)です。

中国の事情がわからないと、外出禁止?何じゃコリア?となるかもしれませんが、中国の大学は、原則、全寮制です。


大学内の敷地に、学生用の宿舎が建てられていて、全員そこで寝泊まりしています。

大学にもよりますが、6人程度の相部屋で、学生時代の4年間を一緒に過ごすのが普通です。

これを「室友」(shi4 you3/シヨウ)とか「同屋」(tong2 wu1/トンウ)とかと呼んでいます。

同じ
釜の飯を食った仲間として、卒業後も「(哥们)(ge1 men2/ガメン)となって、結束を高めるのですが、ただ、仲が悪いと最悪です。

()っチャイナ!と、殺してしまう事件も起こっています。

女子大生が全裸で飛び降り自殺しました

復旦大学毒殺事件

あのバカみたいな反日暴動の際には、ひと声かけただけで、何万人もの人が集まりました。

学生は、皆、同じところに泊まっているので、集合!となれば、すぐに何万人も集まるのは別に不思議なことではありません。

中国政府が、暴れろ!と言うので暴れましたが、やめろ!と言うとピタッと止まったので、笑ってしまいました。

で、煙台の話ですが、恐らく、学生から新型コロナの陽性が出ると、校長先生の責任問題になってしまうからなのでしょう。
校長先生というより、その上の、中国共産党のお役人かもしれません。

宿舎に泊まっている学生たちを、外出禁止!としたのだそうです。

学校の中にいれば、新型コロナに触れる機会もないと考えたのでしょう。

なお、大学の中には、通常、売店や食堂もあるので、生活に困ることはありません。
家に帰ったり、遊びに行ったりすることができなくなります。

もっとも、大学の先生や、業者の人は、自由に出入りしているというので、考えてみれば、なんちゃっての規則だと思います。

ということで、学生代表たちが立ち上がりました。


「たち」とあるので、複数の大学で起こったようです。

起来不奴隷的人(起来不愿做努力的人们)という感じでしょう。

藤沢市民は、中国国歌の意味を知っているのか?

1014日の晩には、校内に「五大訴求(五大诉求)(wu3 da4 su4 qiu2/ウダスチウ)を掲げました。

そして「五大訴求,缺一不可(五大诉求,缺一不可)(wu3 da4 su4 qiu2,que1 yi1 bu4 ke3/ウダスチウ,チュエイブカ)と叫びます。

五大要求のうち、一つでも欠けてはダメ!ということです。

どこかで聞いた言葉だと思いましたが、香港(xiang1 gang3/シアンガン)での暴動の際のスローガンでした。

香港の反対派が求める「五大要求」とは何か?


すると、15日になって、学生代表たちと連絡が取れなくなってしまいました。
これを「失聯(
失联)(shi1 lian2/シリェン)と言います。


きっと、おいでおいでをされてしまったのでしょう。

中国では、よくあることなので、驚くことではありません。

多分ですが、殺されはしないと思います。

 

19 10月

対牛弾琴

「対牛弾琴(对牛弹琴)(dui4 niu2 tan2 qin2/ドゥイニウタンチン)という言葉があります。

牛に対して琴を弾く、ということですが、牛に対して、琴を弾いても無駄である、ということで、ほぼ「馬の耳に念仏」と同じ意味になります。

出典は、牟融が書いた「理惑論」です。

仏教とは、なんて言うと、とても説明できるものではありませんが、一応、インドから始まり、前漢末頃に、中国に入ってきたと言われています。

後漢末には、牟子(mou2 zi3/モウズ)が、中国で現存する、最初の仏教に関する著作と言われる「理惑論(理惑)(li3 huo4 lun2/リフオルン)と呼ばれる書を著しました。

もっとも、そう言われているだけで、本当かどうかはわかりません。

この牟子、名前を、牟融(mou2 rong2/モウロン)と言いました。

もともとは、儒家(ru2 jia1/ルジア)だったということで、仏教の教えを説くのに、儒家の言葉で説明します。

すると、儒家から、どうして仏教の言葉で説明しないのだ?と批判を受けました。

その際に、牟融が例に出したのが「対牛弾琴(ドゥイニウタンチン)」のお話です。

春秋時代、魯()(lu3/)の国に、公明儀(公明)(gong1 ming2 yi2/ゴンミンイ)という有名な音楽家がいました。

ある春の日、散歩に出かけると、草を食べている牛たちを見かけます。

気分がよくなった公明儀は、大変高尚で、優雅な曲を弾きはじめました。

ところが、牛たちは、うんともすんとも動きません。

何じゃコリア?俺の音楽がわからないのか!と怒ったと言いますから、公明儀も、結構短気な人でした。

ただ、すぐに、はっと気づき、ハエや虫の音に似た音楽を奏でます。
すると、牛たちは、嬉しそうに動き出しました。

よって、君たちには、仏教の言葉で話してもわからないだろうから、儒教の言葉で話すんだよ!と説明したところ、儒家たちは、なるほど!と思ったと言われています。

儒家の人たちは、この説明で納得したそうですが、よくよく考えれば、仏教の言葉は高尚で、君たちにはわからないだろうから、ハエの音に似た儒教の言葉で説明してあげるね!と言われているようなものです。

恐らく、そこまで、気が付かなかったのだと思います。

バカにされていても、バカにされていることを気づいていないのであれば、敢えて教えてあげる必要もないのかもしれません。

知らぬが仏、ということもあります。

この「対牛弾琴(ドゥイニウタンチン)」は、もともとの意味は、相手にあわせて説明することの大切さを指したものでした。

後に、頭のよろしくない人に対し道理を説くこと、即ち、馬の耳に念仏と同じような意味になったと言われます。

また、相手のレベルを考えて話をしない人を、嘲笑う意味にもなりました。

道理を理解できない人を笑うのではなく、道理を理解できない人に対し、道理を説いている人を笑う言葉です。

これまで、道理を理解できない人たちに、道理を説いてきた日本は「対牛弾琴」であり、愚かであったということなのでしょう。

やっぱり、相手にしないのが一番なのだと思います。
 

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