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芙蓉峰の如是我聞

中国語から故事成語、最新の中国事情、実際の中国ビジネスまで、中国に関連する様々なことを紹介します。 特に、中国ビジネスは、中国での10数年間に私が自ら体験した、捏造一切なしの、真実のレポートです。 お問い合わせ、ご相談はこちらまで。 furongfeng2583@yahoo.co.jp

1 1月

台北の「名家魯肉飯」で台湾名物「魯肉飯」を食べました

この日は、台北(tai2 bei3/タイベイ)での、最終日でした。

日本に帰る前に、絶対に食べなければいけないのが「魯肉飯(鲁肉饭)(lu3 rou4 fan4/ルロウファン)です。

「魯肉(鲁肉)(lu3 rou4/ルロウ)とは、醤油で煮込んだ肉で、よく、肉みそなんて言われます。
これをご飯の上にぶっかけたのが「魯肉飯」で、台湾の名物とされます。

難しい話をすると、細かく切って、形が残っている肉を使うのが「魯肉飯」で、ひき肉を使うのが「
肉燥(肉燥饭)(rou4 zao4 fan4/ロウザオファン)なのだそうですが、これは正直よくわかりません。

魯肉飯(ルロウファン)かな?と思えば、肉
飯(ロウザオファン)だ!と言われ、肉飯かな?と思えば、魯肉飯だ!と言われることがよくありました。

醤油で煮しめることを「滷()(lu3/)と言います。
よって、本来は「滷肉飯(
卤肉饭)(lu3 rou4 fan4/ルロウファン)なのですが、発音が同じであるため「魯肉飯」と言われるようになりました。

一説によれば、台湾には、中国の山東(山东)(shan1 dong1/シャンドン)省から来た人が多いため、山東省の別称である「魯」を使うのを好んだそうです。

なお、台湾には、中国では見かけない「冬粉」(dong1 fen3/ドンフェン)という何じゃコリア?の食材があります。

要は、太いはるさめですが、山東省の龍口(龙口)(long2 kou3/ロンコウ)のはるさめが有名であるため「山東粉(山东粉)(shan1 dong1 fen3/シャンドンフェン)と言われました。
それが「東粉」になって「冬粉」になったようです。

意味とは無関係に、音だけ借りて用いることを仮借(かしゃ)と言い、中国語ではよくあります。
きっと、画数の多い漢字を書くのが、面倒くさかったのだと思います。

同僚が、この店がうまい!というので、行ったお店は「名家魯肉飯(名家鲁肉饭)(ming2 jia1 lu3 rou4 fan4/ミンジアルロウファン)と言いました。

宿泊したホテル「華泰王子大飯店(
泰王子大)(hua2 tai4 wang2 zi3 da4 fan4 dian4/フアタイワンズダファンディェン)は、民生東路と林森北路の交差点にありますが、この民生東路を西側に、少し歩いたところにあります。

このお店で、魯肉飯の大を頼みました。
40元です。

同僚は「扣肉(扣肉饭)(kou4 rou4 fan4/コウロウファン)を注文しました。

扣肉(kou4 rou4/コウロウ)とは、簡単に言えば、ブタの角煮です。
(kou4/コウ)には、かぶせる、という意味があり、ブタニクを蒸したり煮込んだりするために、蓋をかぶせることから、この名が付いたようです。

扣肉飯」は、この「扣肉」をご飯の上にのっけたものですが、85元でした。

結構、値段に差があるものだと思っていると「扣肉飯」には、野菜が付いていました。

どうも「扣肉飯」は、定食のような感じなのでしょう。
そして「魯肉飯」は、単独ではなく、スープや何かとあわせて頼むのが、現地の人の食べ方のようです。

だいたい100元というのが、台湾の庶民の一食にかけるコストなのかもしれません。

私は、この後、二軒目に行くことを考えていたため、ここでは魯肉飯だけにしました。

同僚が、扣肉を少し分けてくれます。
普通においしかったですが、私はやっぱり魯肉飯だなと思いました。

そんなの無理なのはわかっていますが、魯肉飯であれば、何杯でも食べられるような気がします。

1 1月

本日、中国は「元旦」です

少し前まで、1月1日は「元日」で、「元旦」というのは、11日の朝を指すんだよ、だから、元旦の夜ってないんだよ!というような話を聞きました。

声を大にして言いますが、間違いです。
「元日」も「元旦」も同じです。

もっとも、日本のカレンダーを見ると、11日の欄には「元日」と書かれています。

よって、正式には、どっちが正しい?という問題であれば「元日!」というのが正解でしょう。

ただし、中国のカレンダーには「元旦」(yuan2 dan4/ユェンダン)と書かれています。

よって、中国では、正式に言えば「元旦」が正しいとなります。
「元日」(yuan2 ri4/ユェンリ)とは、言いません。

「元」(yuan2/ユェン)とは、冠を付けた人の象形ということで、かしら、を表し、そこから、はじめ、という意味になりました。

どうも、漢字の「八」のような足2本は、人を表すようです。

「光」(guang1/グアン)とは、人の上に光る火を表すそうで、どういう状況?という気もしますが、そこから、ひかり、という意味になりました。
その証拠に「光」の本字は「灮」と書くのだそうです。

甲骨文や金文でそうなっているので、そうなのかもしれませんが、私は、太陽からの光線を表しているような気がします。
よく見ると、七条の旭日旗に見えて仕方ありません。

そのうち、どこかの韓国が「光」という字は使っちゃダメだ!と言ってくるかもしれません。
相手にする必要はありませんが、おかしな人達だと思います。

「旦」(dan4/ダン)とは、これまた見ればわかりますが、地平線から日が出ている姿を表します。
ここから、早朝という意味になりました。

よって「元旦」とは、はじめの朝、で、11日の朝を指します。

もっとも、その後、11日そのものを指すようにもなりました。
旧暦の77日を、夜でもないのに「七夕」(qi1 xi1/チシ)と言うのと同じです。

「七夕」とは、もともと旧暦77日の夜を指したものでしたが、そのうち、その日1日を指すようになるのは「元旦」と一緒です。

元旦の夜がおかしい!と言う人は、七夕の朝もおかしい!と言うのでしょう。
私から言わせれば、その主張こそがおかしいです。

本日、11日は「元旦」です。
中国では、数少ない法定休日の一つであり、会社はお休みになります。

ただ、
これは日本人にはわからない感覚ですが、中国人は、面白いほどに、全く重視しません。

よって、1231日は通常に出勤し、11日は休むものの、12日には、やっぱり通常に出勤します。

日本では、12月の末にでもなれば、もういくつ寝るとお正月!という感じですが、中国にはありません。

中国人が重視するのは、あくまでも、旧正月であり、いわゆる「春節(春节)(chun1 jie2/チュンジエ)です。

元旦は、全く気にしないので、えっ?という感じです。

もっとも、最近は、若い人たちを中心に、年越しを楽しもう!なんて風潮も出て来ました。
欧米化と言ってもいいのかもしれません。

年越しは、中国語では「過年(过年)(guo4 nian2/グオニェン)と言います。
ただ、この年越しは、旧正月の年越しであるため、元旦の年越しは「跨年」(kua4 nian2/クアニェン)と呼んで区別するようになりました。

「跨年」なんて言葉が出てきたのは、それこそ最近だと思います。

で、そもそも論を言えば、そもそも清の時代には「元旦」とは、旧暦11日のことを指しました。
今でいう「春節」です。

それが、
中華民国となってから、日本と同様、カレンダーは西洋にあわせよう!となり、このとき、新暦の11日を「元旦」とすることに決めました。

日本では、この旧暦の11日の風習は、すべて新暦の11日に行う!という、一見無謀とも言える試みが、意外にも成功してしまいました。

ところが、中国では、政権が弱かったからかもしれませんが、これが失敗し、そんなの嫌だ!という声に押されてしまいます。

ただ、既に、新暦の11日を「元旦」としてしまったので、昔使っていた「元旦」を使うことはできません。

ということで「春節」という言葉を考え、旧暦の11日を「春節」と名付けました。

伝統的!なんて言いますが、春節という言葉は伝統的でもなんでもなく、中華民国の時代になって、新たに考えられた言葉です。

なお、日本では、11日を迎えるにあたり「新春!」とか「迎春!」なんて言っている人がいます。

中国の「春節」は、まだ許せますが、これはダメです。
あくまでも、春が来るのは「立春」(li4 chun1/リチュン)になってからです。

11日の段階では「立春」はおろか、1年で1番寒い時期と言われる「小寒」(xiao3 han2/シャオハン)も「大寒」(da4 han2/ダハン)も迎えていません。

これから冬本番になるのであり、春なんて、まだまだ先のことなのでした。

31 12月

大変です!中国の武漢で、SARSが出たと噂されています

アクセス数が欲しいのは山々ですが、デマを流すことだけは、してはいけないと思っています。

デマは、中国語では「謡言(谣言)(yao2 yan2/ヤオイェン)と言います。
デマを流すのは「造謡(
造谣)(zao4 yao2/ザオヤオ)で 、それはデマだ!と打ち消すことは「闢謡(辟谣)(pi4 yao2/ピヤオ)です。

まあ、ちゃんと真相を明らかにして打ち消すのであれば、そうですねぇ!と納得することもできるのですが、普通は明らかにしてくれないため、打ち消せば打ち消すほど、実は、本当なんじゃないの?と思ってしまいます。

人から信頼されることが、いかに大切かがよくわかります。

どこかの韓国のように、約束しても、どうせ最後はちゃぶ台返しするんでしょ!と思われてしまったら、もう終わりです。
この先どうやって生きていくつもりなのか、不思議で仕方ありません。

一度の合意で、合意したと思うなって、よくよく考えてみるとすごい言葉です。
くれぐれも、近づいてはいけない国なのだと思います。

私はそんな韓国のようにはなりたくないので、デマを流すようなことは致しません。

ただ、デマだと言ってもデマでない可能性もあります。
また、中国で、それも、全国的に噂されているのは間違いありません。

これは芙蓉峰として、お知らせするのが使命だと思いました。

で、何が噂されているのかと言えば、今、湖北(hu2 bei3/フベイ)省の武漢(武汉)(wu3 han4/ウハン)で、SARSが発生したのではないか?ということです。

SARSは、正確には、重症急性呼吸器症候群と言うそうです。
中国語では
重症急性呼吸合征」(zhong4 zheng4 ji2 xing4 hu1 xi1 zong1 he2 zheng1/ジョンジョンジシンフシゾンハジョン)と言います。

シンドローム、症候群は「綜合征(综合征)(zong1 he2 zheng1/ゾンハジョン)という言い方をします。

ただ、ちょっと長くて何じゃコリア?であるため、通常は、典型的ではない肺炎ということで「非典型肺炎(非典型肺炎)(fei1 dian3 xing2 fei4 yan2/フェイディェンシンフェイイェン)、略して「非典」(fei1 dian3/フェイディェン)と言います。

それにしても、よくわからない病気でした。

忘れもしない、20033月頃のことです。

前の会社で、上海事務所を作るぞ!となり、開設を20033月に予定していたのですが、SARSが原因で延期となり、その年の7月からとなりました。

私は、そのとき赴任したので、よく覚えています。
7月には、ほとんど収束していましたが、それでも、まだまだ厳しい検査が行われていました。

ただ、そのうち、あれっ?というほどに、どこかへ行ってしまいました。
特効薬ができて、撲滅した!という訳ではないでしょう。

当然、復活しないに越したことはありませんが、たまにでも復活しないというのが、不思議で仕方なく、本当に、あれは何だったのだろうか?と思います。

そして、昨日、1230日のことです。

武漢で、原因不明の肺炎患者が出現した!というニュースが出て来ました。
ただ、SARSかどうかは定かではない、と言います。

患者は、武漢市中心医院の後湖院区に入院していると噂されているのですが、記者が病院に確認すると、疑わしい患者などいない!と否定されたのだそうです。

デマを打ち消すということで、これが「闢謡」です。
ただ、これだけ聞いて、何だ、デマだったんだ!と信じる人はいないでしょう。

ネット上には、武漢市衛生健康委員会が出した「緊急通知」が出回っています。

赤いハンコも押されている正式な文書ですが、ただ、赤いハンコが押されていても、インチキの場合もあるので、信じるかどうか慎重になることは必要です。

これによれば、華南海鮮市場で、原因不明の肺炎患者が「陸続(
陆续)(lu4 xu4/ルシュ)出現している、と言います。

「陸続」とは、ひっきりなしに、という意味です。
よって、一人や二人ではないということなのでしょう。

そして、この一週間、似たような病人を診ていないか、至急報告するように!という、各病院にあてた通知でした。

この文書には、連絡人である、毛冰(mao2 bing1/マオビン)さんと李(li3 ying2/リイン)さんの2人の名前と電話番号が出ています。

それでもインチキの可能性は否定できませんが、かなりの確率で正しいのではないかと思われます。

ということで、武漢で、SARSでなくても、原因不明の肺炎患者が現れたというのは、これまたかなりの確率で正しいのでしょう。

しばらくの間、武漢はちょっと、大変かもしれません。

31 12月

中華民国の首都は南京でした

中華民国(中华民国)(zhong1 hua2 min2 guo2/ジョンフアミングオ)の首都は、南京(nan2 jing1/ナンジン)でした。

って、何を当たり前のことを言っているんだ!と怒られてしまうかもしれません。

昔、中華民国の首都は、南京でした。
そして、1937年1213日というのは、日本軍が、中華民国の首都である南京を陥落させた日でした。

中華民国の人にとっては、この日を、屈辱的!と思うのかもしれません。

当時、北京(bei3 jing1/ベイジン)は、都ではありません。
よって、北平(bei3 ping2/ベイピン)と呼ばれていました。

先日、台北(tai2 bei3/タイベイ)で、ある会社を訪問したときのことです。

というか、ある会社とは、台北にある子会社なのですが、子会社の人と同行することになっていました。

ちょっと待ってて!ということで、会議室に通されます。
その会議室で、何じゃコリア?と言うものを見つけました。

世界地図です。

まあ、世界地図を飾っている会社なんて、たくさんあります。

中国では、それがきまりなのかどうかわかりませんが、会議室に、世界地図を飾っている会社をよく見かけました。

もっとも、最近、あまり見なくなったような気もします。

会議室に世界地図が貼ってあるのは、別に普通であり、何じゃコリア?でも何でもないのですが、よくよく見ると、中華民国になっています。

まあ、台湾の正式名称は、中華民国なので、間違いではありません。

ただ、今は俗に、中華人民共和国(
中华人民共和国)(zhong1 hua2 ren2 min2 gong4 he2 guo2/ジョンフアレンミンゴンハグオ)と呼ばれている大陸の部分まで、中華民国になっていました。

そして、台北は、普通の都市同様白丸でしたが、南京だけ赤丸になっていました。
ここが首都だ!と言いたいのでしょう。

当然ですが、北京は北平です。
戦前の地図か?と思いましたが、台湾は、中華民国となっており、戦前は日本だった訳ですから、これまた違います。

よくよく見ると、制作は、民国70何年となっていました。
大体、30年近く前でしょうか。

ということは、その頃の台湾は、既に日本ではなく、中華民国であった訳で、どうも、この地図は、こっちへ来てから作られたようです。

当時は、そういう野心があったのかもしれません。

ちょっと、おお!と思ってしまいました。

台湾の首都は、台北だと思いますが、ただ、台湾の人たちは、台北を首都とは言わないようです。
あくまでも、首都は南京!ということなのでしょう。

その証拠に、台北の市外局番は02です。
01は、南京のためにとってあると言われます。

まあ、同じようなことは、中華人民共和国でもやっていて、026は、台北のためにとってあるのだそうです。

たまたまですが、私がこの地図を見かけたのは、ちょうど1213日、中華民国の首都が陥落した日でした。

中華民国の人たちは、あの屈辱を忘れるな!と怒っていて、追悼!とでもやっているのかと思いきや、少なくとも私は、一切、そういう記事も話も聞きませんでした。

逆に、当時は存在しなかったはずの国が、追悼!なんてやっています。

当時の日本の侵略が正しかったなんて思っておらず、美化しようとも思いません。

ただ、やっていなかったことは、やっていない!とちゃんと言わないと、そのうちどこかの国のように、何じゃコリア?になってしまいます。

南京で起こった事件というのは、当事者であった中華民国の人が何も言わないのですから、きっと、エヘヘだったのだと思います。

30 12月

大変です!中国で、安倍さんが大人気です

まあ、そうは言っても、半分は信じていません。

ただし、コメント欄で、安倍さんいいね!の声が溢れかえっているのはウソではありません。

恐るべし「五毛党」(wu3 mao2 dang3/ウマオダン)と言ったところでしょう。

中国では、中国共産党いいね!のコメントを、お金をもらって書き続ける人たちがいます。

こういう人たちは、その報酬が、1コメント5毛であるため「五毛党」と呼ばれています。
5毛とは、0.5元であり、日本円にして、8円ぐらいです。

また、中国共産党ではなく、個人がお金を払い、自分に有利なコメントを書いてもらう場合もあります。
こういう人たちを、普通は「水軍(
水军)(shui3 jun1/シュイジュン)と呼んでいます。

安倍さんが、自らお金を払うことはないでしょうから、これは間違いなく「五毛党」の仕業なのだと思います。

先日、1224日に、四川(si4 chuan1/スチュアン)省の成都(cheng2 du1/チョンドゥ)で「第八次中日韓領導人会議」が行われました。

日本では「日中韓首脳会議」なんて呼ばれています。

で、この会議の前に東京で、中国中央テレビの記者である水均益(shui3 jun1 yi4/シュイジュンイ)さんが、安倍さんを取材したのだそうです。

どうでもいいですが「水」(shui3/シュイ)という姓があるようです。
初めて見ました。

水さん、いろいろと質問をしたのでしょうが、会議に何を期待するかと聞いた際、安倍さんは、リカチャンこと李克強(李克强)(li3 ke4 qiang2/リカチャン)総理と一緒に「都江堰」(du1 jiang1 yan4/ドゥジアンイェン)を見るのを期待していると言いました。

「都江堰」とは、都江堰市にある、2000年前に作られたという灌漑施設です。

都江堰市は、もともと灌(guan4/グアン)県と言ったのですが、都江堰があるので、都江堰市と改名されました。

よくあることです。

成都から西北に50㎞ほど行ったところに位置します。

また「天府之国」(tian1 fu3 zhi1 guo2/ティェンフジグオ)として名高い豊かな土地を、肌で感じるのも期待すると言いました。

資源に富み、物産が豊かなところ、という意味で、四川省や成都のことを「天府之国」と言います。

そして最後に、辛い「火鍋(火锅)(huo3 guo1/フオグオ)が大好きなので、とても期待していると言いました。

成都と言えば、まあ、重慶(重庆)(chong2 qing4/チョンチン)もそうですが、間違いなく「火鍋」です。

赤いトウガラシ「辣椒」(la4 jiao1/ラジャオ)が、何じゃコリア?というほど入っていて、それがマグマのようにぐつぐつ沸き立っている中に、肉やら野菜やらを入れて食べます。

とても、人間の食べるものとは思えませんが、四川の人たちは大好きです。

ただ、日本人が食べるのは、まず無理です。
俺は辛いの大丈夫!と言って、撃沈していった日本人を、何人も見てきました。

北京や上海で食べる、ちょっと辛い火鍋とは、訳が違います。
絶対に食べられず、絶対に美味しくありません。

安倍さんは、成都は初めてと言っていたので、本場の火鍋がどれほど辛く、食べられないものなのか、知らなかったのかもしれません。

それでも、成都の庶民の食べ物である「火鍋」を食べたい!と言ったことで、コメント欄では、安倍さんいいじゃん!という声が溢れかえりました。

悪口は一つもありません。

普段、日本人のことを「小日本」(xiao3 ri4 ben3/シャオリベン)やら「鬼子」(gui3 zi/グイズ)やらと言っているくせに、何だか気持ち悪いです。

恐らく「五毛党」にしかコメントをさせないようにしていたのでしょう。

よって、このコメントが本心かどうかわかりませんが、多分、本心ではないのだとは思いますが、それでも、日本のエライ人が、地元の名物とされるものを食べたい!と言ったので、いいね!となったのだと思います。

なお、いいね!をすることを、中国語では「点賛(点赞)」(dian3 zan4/ディェンザン)と言います。
賛成ボタンを押す、という意味です。

更に、安倍さんが「火鍋」ではなく「紅油抄手(红油抄手)(hong2 you2 chao1 shou3/ホンヨウチャオショウ)が食べたい!と言っていたら、もっと、いいね!が付いたことだと思います。

これは「五毛党」だけでなく、普通の成都の人も、いいね!を付けるに違いありません。

抄手(chao1 shou3/チャオショウ)とは、ワンタンのことです。
「紅油抄手」は、辛いたれに付けたワンタンで、これもまた成都の名物ですが、中国人でも、それほど知っている訳ではありません。

やっぱり、地元の名物を知っていると、いいね!と言ってもらえるようです。

そして、中国人から、いいね!と言ってもらえない限り、中国ビジネスを成功させることなんてできません。

私がこのブログで、食べ物ばかりを紹介してきましたが、間違ってはいなかった!と確信したのでした。
 

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