台湾の高雄(gao1 xiong2/ガオション)へ行ったことはありますが、成田空港からは、今回が初めてでした。

直行便が出ていて、日系であれば日航があるようです。

日航を使っても、怒られることはないでしょうが、それでもやっぱり高いので、ちょっと気が引けてしまいます。
今まで、中国系に乗ってきた性(さが)なのかもしれません。

それ以外では、中華航空(中华航空)(zhong1 hua2 hang2 kong1/ジョンフアハンコン)と長栄航空(长荣航空)(chang2 long2 hang2 kong1/チャンロンハンコン)、その他聞いたことがない航空会社が何本かありました。

中華航空は、通常「華航」(hua2 hang2/フアハン)と言い、英語というか日本語では、チャイナエアラインと言います。

ややこしいのは、中国国際航空は「国航」(guo2 hang2/グオハン)と言いますが、こちらの英語名というか日本語名は、エアチャイナです。

華航は、スカイチーム「天合聯盟(天合联盟)(tian1 he2 lian2 meng2/ティェンハリェンモン)ということですので、南航(nan2 hang2/ナンハン)のマイレージを貯めることができます。

もう一つの長栄航空は、こちらはスターアライアンス「星空聯盟(星空联盟)(xing1 kong1 lian2 meng2/シンコンリェンモン)です。

いろいろ考えてというか、本当は華航がよかったのですが、帰りの便が取れなかったので、仕方なく長栄航空にしました。

長栄航空、私は初めて乗りました。
英語ではEVA AIRと言うようです。

よく、エバー航空というので、私は「エバー」は「EVER」かと思っていましたが「EVA」だそうです。
これじゃ、エバー航空ではなく、エバ航空じゃないかと思いました。

成田から高雄までの飛行時間は3時間半ということでした。

もっとかかるイメージがありましたが、これであれば、上海へ行くよりちょっと長いという感じです。

中国系の飛行機とは、いろいろ違う点がありました。

どうしてなのかわかりませんが、中国系の飛行機では、パイロットの乗る操縦席を必死に隠そうとします。
乗客から見えないよう見えないようにするので、どんな秘密があるのだろうかと、ついつい覗いてみたくなってしまいます。

長栄航空は、当然、飛行中は閉まっていましたが、出発の前とか、ドアは開いていて自由に見ることができました。
自由に見られるとなると、別に見なくてもいいやと思ってしまうのは、変な話です。

また、フライトモードにすれば、携帯電話の電源を入れていてもいいようです。

フライトモードは、普通「飛行模式
(
飞行模式)(fei1 xing2 mo2 shi4/フェイシンモーシ)と言いますが、ここでは「飛航模式(飞航模式)(fei1 hang2 mo2 shi4/フェイハンモーシ)と言っていました。
まあ、同じことです。

中国では、携帯電話は、飛行中はフライトモードであっても使用することは禁止です。
もっとも、多くの人がスマホでパチパチ写真を撮っています。

また、上昇時と着陸時は、すべて電源を切らなければいけません。
これも、とても切っているようには思えません。

同じ飛行機なのに、どうして中国はあんなに厳しくするのか、よくわかりません。
誰も言うことを聞いていないのに、本当に不思議です。

守れないきまりであれば作るな!と思うのですが、きまりがないと、いざと言うときに責任逃れができないので、やっぱり必要なのでしょう。

客室乗務員の人は「謝謝」(xie4 xie/シエシエ)を何度も言っていました。
中国系ではあり得ないことです。

中国系も、客室乗務員の人はニコニコしていて礼儀正しいですが、こんなに「謝謝」を多発しません。
やっぱり、台湾らしいなと思ってしまいました。

飛行機の中で読んだ新聞は、当然ですが「繁体字」(fan2 ti3 zi4/ファンティズー)でした。
これが本来の漢字なのでしょうが、一度「簡体字(简体字)(jian3 ti3 zi4/ジェンティズー)に慣れてしまうと「繁体字」を読むのは骨が折れます。

なお、新聞に、中華民国105年と書かれてあったのは、ちょっと印象的でした。


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