私は知りませんでしたが、「星空琴行」(xing1 kong1 qin2 hang2/シンコンチンハン)という有名なピアノ教室があるそうです。

ピアノは、中国語で「鋼琴(钢琴)(gang1 qin2/ガンチン)と言います。
なお、バイオリンは「小提琴」(xiao3 ti2 qin2/シャオティチン)で、「中提琴」(zhong1 ti2 qin2/ジョンティチン)は、ビオラ、「大提琴」(da4 ti2 qin2/ダティチン)は、チェロです。

ギターは「六弦琴」(liu4 xian2 qin2/リウシエンチン)ですが、通常は「吉他」(ji2 ta1/ジタ)と言います。

「星空琴行」は、上海(shang4 hai3/シャンハイ)には15店、その他、北京(bei3 jing1/ベイジン)、蘇州(苏州)(su1 zhou1/スジョウ)、深圳(shen1 zhen4/シェンジェン)などに教室があったのだそうです。
ところが、92日、すべてのお店を一斉に閉店させてしまいました。

中国では、多くの人がお金持ちになったため、子供にピアノを習わせる人が増えています。
この「星空琴行」も、主として子供向けのピアノ教室だったようです。

多くの父兄「家長(家长)(jia1 zhang3/ジアジャン)が、3万元から5万元の「鋼琴套餐(钢琴培训套餐)(gang1 qin2 pei2 xun4 tao4 can1/ガンチンペイシュンタオツァン)なるものを購入していました。

(培训)(pei2 xun4/ペイシュン)とは、研修や訓練を指します。
套餐(tao4 can1/タオツァン)とは、もともと、セットメニューで、定食と訳すこともありますが、お稽古の内容が、いろいろセットになっているのでしょう。

3万元と言えば、日本円で約50万円、5万元であれば、約80万円です。
お金持ちでなければ、ちょっとすぐには出せない金額です。

そう言えば、昔、倒産してしまった英会話教室のNOVAも、先にお金を払い込むシステムだったような気がします。
毎月の月謝制の方が、安心と言えば安心かもしれません。

全国一斉に閉店したということで、計画的ではあったのでしょう。
夜逃げは、中国語で「跑路(pao3 lu4/パオル)と言いますが、全国的に流行っています。

中国は、景気がいいのかよろしくないのか、本当によくわかりません。

多くの人が「どういうこっちゃ?」とお店に集まりました。
これを合法的権利を維持する、ということで「維権(
维权)(wei2 quan2/ウェイチュェン)と言います。

ただ、お店は蛻(もぬけ)の殻ですから、何を言っても無駄です。

なお「蛻()(tui4/トゥイ)とは、面白い字です。
「虫」(chong2/チョン)と「兌」(dui4/ドゥイ)という字から成り立ちますが「兌」とは、ぬける、という意味で、虫の抜け殻を表します。

そもそも「兌」の「八」は分散する、「兄」はいのる、ということで、いのることで、結ぼれた気持ちが分散し、よろこぶという意味になりました。
本当?と思いますが、辞書にそう書いてあります。

「悦」(yue4/ユエ)とは、心が喜ぶ、という意味です。

「脱」(tuo1/トゥオ)は、着ていた着物を分散させる、ということで、脱ぐという意味になったのでしょう。
決して、脱ぐと喜ぶからではないと思います。

「閲()(yue4/ユエ)は、門の中で服を脱がし、持ち物検査を行うということから、検閲する、という意味になりました。

軍事パレードは、中国語では「閲兵式(阅兵式)(yue4 bing1 shi4/ユエビンシ)と言います。

先日、93日は、あまり知られていませんが「抗日戦争勝利紀念日(抗日战争胜利纪念日)」(kang4 ri4 zhan4 zheng1 sheng4 li4 ji4 nian4 ri4/カンリジャンジョンションリジニェンリ)でした。

それにしても、どうしてミズーリ号上で、日本が降伏文書に調印した92日を記念日にしないのか、不思議に思う人もいるかもしれません。

これは、当時、国民党政府が、92日の調印の後に、93日から3日間お休みにするぞ!と決めたからです。

そもそも、日本と戦ったのは国民党であり、その後、国民党と戦ったのが中国共産党で、最後は中国共産党が天下を取りました。

よって、あくまでも、中国共産党のお祭りは、国民党を破ったお祝いである、101日の国慶節(国庆节)(guo2 qing4 jie2/グオチンジエ)です。

92日でも3日でも構いませんが、こちらは、国民党が日本を破った、というとちょっと語弊があるかもしれませんが、まあ、国民党のお祭りです。

「勝って嬉しい、はないちもんめ!」をするのは別に構いませんが、戦ってもいないのに、戦ったとウソをつくのは止めた方がいいと思います。

いや、それでもちょっとは戦ってはいるので、真剣に戦ってもいないのに、戦ったとウソつくのは止めた方がいいでしょう。

あの時、中国共産党は、間違いなく、山の奥地で力を蓄えていました。



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