さすが中国!と思われる出来事がありました。

日本の警察の能力について詳しくありませんが、きっと、日本では、こんなことできないような気がします。
恐らくですが、日本と比べても、格段に進んでいるのだと思います。

何と、17年前の、殺人事件の犯人が捕まりました。

まあ、日本でも、警察の努力によって、長い間捕まえられなかった犯人を逮捕した!なんてこともあるのでしょうが、その逮捕の仕方がビックリです。

えっ?そんなことできるの?と思ってしまいました。

逮捕のきっかけは、トイレを借りたことでした。

ただ、
これだけだと、何のことやらさっぱりわからないと思います。

先日、16日の1520分頃のことです。

青浦公安分局の陸春輝(陆春辉)(lu4 chun1 hui1/ルチュンフイ)さんは、いつもの通り「検査(检查站)(jian3 cha2 zhan4/ジェンチャジャン)に詰めていました。

青浦(qing1 pu3/チンプ)とは、上海市西部の区です。

上海の道路についてよく知らないのですが、恐らく、地方から上海に来る人が通る場所なのでしょう。
よって、ここに、検査する場所「検査站」を設けたのだと思います。

「站」(zhan4/ジャン)とは、ステーションです。
昔の関所のような感じでしょうか。

突然、警報が鳴ったのだそうです。
逃亡犯発見!というアラームです。

陸さんは、向こうから2名の女性がロビーの方向に歩いてくるのを見つけました。
そのうちの一人が逃亡犯のようです。

陸さんは、すぐに女性のところに駆け寄り、取り調べを行いました。

女性は、姓は張(
)(zhang1/ジャン)だと名乗りました。
身分証明書は、持っていないと言います。

これ以上、身分を確認する方法がありません。

陸さんは、そこでちょっと頭をひねりました。
咄嗟に、李(li3/)さんという逃亡犯の名前を呼んでみます。

すると、女性はうっかり「ハイ」と返答してしまいました。

もっとも、中国人が「ハイ」なんて言う訳ありません。
記事では「
(ei1/エイ)となっていました。

なお、中国人が「ハイ」なんて言いませんと言いましたが、香港人や台湾人は、結構「ハイ」と言っているような気がします。

あれは別に、日本人のマネをしている訳ではないと思います。

女性は、しまった!と思ったでしょうが、陸さんは「お前はやっぱり、李なんとかだな!」ということになって、結局、すべてを白状することになってしまいました。

何でも、17年前、雲南(云南)(yun2 nan2/ユンナン)にいて、そのとき、ボーイフレンドを殺したのだそうです。

その後、広州、深圳、上海と渡り歩き、働きながら逃げてきました。

で、この日は、江蘇(
江苏)(jiang1 su1/ジアンス)省での仕事を終えて、上海に戻るところだったようです。

検査站を通過するときに、たまたまトイレに行きたくなりました。
これを「内急」(nei4 ji2/ネイジ)と言います。

ということで、トイレどこですか?と聞いたのですが、その時、監視カメラが反応しました。
その人相が、17年前の殺人事件の逃亡犯に似ているということで、警報が鳴ったということのようです。

の検査站は、20186月に完成したのですが、この7か月の間に、既に40人以上もの逃亡犯を捕まえているのだそうです。

少し恐ろしさを感じますが、中国のレベルが相当高いことがわかります。

コメント欄に、昨年11月、上海で行われた「中国国際進口博覧会」のために設置されたんだ!という声がありました。

習さんが発案したということで、相当気合が入っていたという話は聞きましたが、そこまで力を入れていたとは知りませんでした。

このシステムは、これから益々普及していくのでしょう。

今後、悪いことしたら、いや、していなくても、ひとたび中国政府に目を付けられたら最後、もう逃げることはできないようです。