ヌガーという食べ物があります。

もとは、フランス語だそうで、nougatと書くようです。

辞書には、砂糖と水あめを煮詰め、泡立てた卵白かゼラチンを加えて作った、柔らかいキャンディーと説明されています。
よくわかりませんが、柔らかい飴だと理解していました。

中国には「牛軋糖(牛轧糖)(niu2 ga2 tang2/ニウガタン)という飴があります。

中国語で「糖」(tang2/タン)と言えば、砂糖ですが、飴やキャンディーを指すこともあります。

「軋()(ga2/)には、押す、という意味があります。

私はてっきり、牛乳で作ったものを圧縮した飴で、中国伝統のものかと思っていましたが、うんにゃでした。

最近知ったのですが「牛軋(牛轧)(niu2 ga2/ニウガ)とは、ヌガーの音訳だそうです。
これだけだと、何ものだかわからないため、飴のようなものと言う意味で「糖」と付けたようです。

牛乳とは、全く関係ないのでした。

で、この「軋()」という字ですが、なかなかくせ者です。

まず「軋()(ga2/)と読んだ場合、押す、という意味がありますが、付き合う、という意味もあります。

「軋朋友(朋友)(ga2 peng2 you3/ガポンヨウ)と言えば、友達になる、ということです。

ただ、方言ということで、普通は「交朋友」(jiao1 peng2 you3/ジャオポンヨウ)と言います。

「交」(jiao1/ジャオ)が、訛って「軋()」になったのかもしれません。

また「軋()(ya4/)と読んだ場合、ローラーをかける、という意味になります。

そして「軋()(zha2/ジャ)と読むと、圧延する、という意味です。

「軋()」という字は「車()(che1/チャ)と「乙」(yi3/)から成ります。

乙」は、ジグザグするという意味であり、「軋」とは、車輪が滑らかに動かないということで、軋(きし)む、という意味になりました。

日本語では、軋轢(あつれき)という言葉でよく使われます。
中国語では「軋轢(
轧轢)(ya4 li4/ヤリ)と読みます。

「轢」(li4/)という字は「車」と「樂」という字から成ります。

「樂」とは、どんぐりの付いた櫟(くぬぎ)の象形ということで、どんぐりを表し、「轢」は、車でひかれて、つぶつぶになるところから、車でひく、という意味になったのだそうです。

本当?と思いますが、辞書にそう書いてありました。

そこから、車輪が擦れ合う、という意味にもなったようです。

よって、軋轢は、車輪が軋(きし)み、擦れ合うということから、仲が悪くなる、という意味になりました。

中国語では「不和」(bu4 he2/ブハ)、「摩擦」(mo2 ca1/モツァ)、「矛盾」(mao2 dun4/マオドゥン)などが、これに当たります。

別に、隣の国だからと言って、仲良くする必要もありません。

もっとも、喧嘩する必要もなく、お互い関わらず、別々の道を行くのがベストでしょう。
これを「分道揚鑣(分道扬镳)(fen1 dao4 yang2 biao1/フェンダオヤンビャオ)と言います。

絶対、これが、正しいと思います。



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