まあ、直接的ではないのですが、大体、そんな感じです。

もっとも、ちょっと説明が必要かもしれません。

海南(hai3 nan2/ハイナン)省の三亜()(san1 ya4/サンヤ)市では、81日から6日の間に、615名の新型コロナの感染者と213名の無症状感染者が見つかったのだそうです。

よって、何じゃコリア?の大変だ!となり、86日の朝6時からは、三亜市全域がロックダウンになりました。

もっとも、中国では、言葉のイメージがよくないせいか、ロックダウン「封城」とは言いません。
「静態管理」という言い方をしています。

そして、この日、8万名の旅行客が、三亜から出られなくなったと言われました。

このとき、澎湃新聞(澎湃新)(peng2 pai4 xin1 wen2/ポンパイシンウェン)というネットニュースが、記事を書きます。

成都(cheng2 do1/チョンドゥ)から来た家族を取材し、高級ホテルに閉じ込められたため、11万元、食事に7,000元もかかる!という声を報道しました。

まあ、ウソではなく、実際に、こういう人もいたのでしょう。

ただ、空港などにいて、そこからホテルにぶち込まれた人たちは、同じホテルでも無料だったようです。

よって、三亜のコロナ対策がよろしくないと批判した感じになってしまいました。

そこで、8月8日、今度は、海南日報(海南日)(han3 nan2 ri4 bao4/ハイナンリバオ)が、澎湃新聞を批判します。

中国には「なんちゃら日報」という新聞がよくありますが、大抵が、中国共産党なんちゃら委員会の機関紙になります。

海南日報は、中国共産党海南省委員会の機関紙です。

海南省の中国共産党を代表する意見と言えるでしょう。

そして、澎湃新聞は、よく外資だ!と言われますが、実際は、上海報業集団がやっているオンライン新聞です。

上海報業集団とは、いろいろ複雑ですが、中国共産党上海市委員会がやっているようなものなので、こちらは、上海市の中国共産党の主張と言えます。

ということで、海南省が、上海市を批判した形になりました。

海南省の主張は、俺たちに、いろいろ不備があるのは認めるが、お前らが困っていたときは、俺たちも助けに行ったのだし、お前らだけには言われたくない!という感じです。

相当、怒っていました。

もっとも、事実であれば、メディアとして報道するのは当然です。

まあ、読んでもらうために、日本でもよくありますが、ほんの一部の人の声を、大げさに報道したという部分はあるのだと思います。

ただ、この前助けたのだから、悪いことは報道するなよ!と言ってしまうのは、ちょっとどうなのだろうかと思ってしまいました。

ということで、ともに、中国共産党の仲間たちなのですが、海南省が、上海市に対し、文句を言う形になったようです。

別に、何もないのかもしれませんが、中国であり、中国共産党大会を控えた時期であることを考えると、何かあったのかも?と思ってしまうのでした。