本日、1230日は、旧暦では、128日になります。

正確には「臘月初八」と言いますが、よって、この日を「臘八(腊八)(la4 ba1/ラバ)と言い、そして、イベントが行われるので「臘八節」とも言われます。

ちなみに、昨年は、というか、前回は、今年の110日でした。

旧暦では、12月のことを「臘月」と言います。

昔、この時期に行われる神々を祭るイベントを「臘(腊)」(la4/ラ)と呼んでいたため「臘」の行われる月ということで「臘月」になったと言われています。

この「臘」は、もともとは冬至の後の第3の戌(いぬ)の日に行われていました。

夏至の後の第3の庚(かのえ)の日から三伏が始まりますが、夏と冬とで、対になっていたのかもしれません。

ただ、第3の戌の日だと、年によっては、臘月を過ぎ正月に入ってしまいます。

旧暦では、1月のことを「正月」と言います。

「臘」は年末に行われるイベントであり、これだとちょっと都合が悪いので、旧暦の128日に行われるようになりました。

で、仏教では、旧暦の128日に、釈迦が悟りを開いたとされます。

釈迦は、中国語では「釈迦牟尼(迦牟尼)(shi4 jia1 mou2 ni2/シジアモウニ)と呼ばれます。

そして、長い年月が経つうちに、中国の神を祭る日と仏教の記念日があわさり、今のような「臘八節」になったと言われています。

この日に何を行うかと言えば、一番有名なのは「臘八粥」を食べることです。

「八宝粥」とも言われますが、もち米にアズキ、ハスの実、リュウガン、ナツメ、落花生などを入れて煮たお粥です。

釈迦が、スジャーターさんという女性がふるまってくれたお粥を食べて、悟りを開いたことから、この日にお粥を食べるようになりました。

よって、中国の多くのお寺では、今でも臘八節に「臘八粥」を無料でふるまうイベントが行われています。

陝西省など、お米があまり採れないところでは「臘八粥」の代わりに「臘八麺」なるものを食べるところもあるようです。

中国では、よく「赤豆打鬼」と言われます。

アズキは鬼を退治する!ということですが、臘八粥や臘八麺にアズキが入っているのは、鬼をやっつけるためなのだと思います。

マメでもって、鬼をやっつけるのは、日本の節分の豆まきにも関係しているような気もします。

また、北方では、お酢にニンニクを漬ける習慣があります。
このお酢に漬けたニンニクを「臘八蒜」と言います。

緑色になったら食べ頃で、春節のときに、このニンニクと餃子を一緒に食べるのだそうです。

旧暦の12月と言えば、勘定「算帳()(suan4 zhang4/スアンジャン)の時期です。

よって、ニンニク「蒜」(suan4/スアン)と、計算する「算」(suan4/スアン)をかけているのだ!という説もあるようです。

安徽省の黟県では、豆腐を日に晒して作られる「臘八豆腐」も有名です。

更には、臘八節の前日、お盆に水を入れ、外に出して凍らせ、臘八節の日に、できた氷を割って食べると、1年中お腹を壊さないと言われるのだそうです。

本当?と思いますが、寒い時期に氷は食べたくありません。

毒を以て毒を制す「以毒制毒」(yi3 du2 zhi4 du2/イドゥジドゥ)の精神なのかもしれません。