本日、65日は、二十四節気の芒種(ぼうしゅ)です。
中国語では「芒種(芒种)」(mang2 zhong4/マンジョン)と読みます。

芒種の日から、次の節気である夏至の前日までの約15日間を、3つに分けたのが、芒種の三候です。

最初の5日間の初候は「螳螂生」(tang2 lang2 sheng1/タンランション)と言います。
日本語では、蟷螂生(とうろうしょうず)と読みます。

「螳螂」とは、カマキリのことです。
蟷螂が生まれ出る、ということで、この時期は、カマキリが生まれるときなのかもしれません。

日本でも、蟷螂生(とうろうしょうず)と言い、中国と同じにしました。

次の5日間の次候は「鶪始鳴(鶪始)」(ju2 shi3 ming2/ジュシミン)です。
日本語では、鶪始鳴(もずはじめてなく)と読みます。

「鶪」とは「伯労鳥」ともいい、モズを指すのだそうです。
この時期は、モズが鳴き始める頃なのかもしれません。

日本では、腐草為蛍(くされたるくさほたるとなる)と言われます。

そんなわけありませんが、腐った草が、ホタルになると考えたようです。
ホタルが出る時期ということなのでしょう。

最後の5日間の末候は「反舌無声(反舌无声)」(fan3 she2 wu2 sheng1/ファンシャウション)です。
日本語では、反舌無声(はんぜつこえなし)と読みます。

「反舌」とは、反舌鳥のことで、クロウタドリを指すようです。
よく知りませんが、他のトリが活動的になるのに対し、クロウタドリは、声が出なくなるのだそうです。

なお「反舌無声」で、言葉に窮する、という意味になります。

日本では、梅子黄(うめのみきばむ)と言い、梅の実が黄ばんで熟すことを指しました。
日本では、クロウタドリがいなかったので、ちょっとアレンジしたのかもしれません。

二十四節気には、大抵、この日には何かを食べるぞ!というのがあるのですが、芒種の日には、これ!というのは、あまり聞いたことがありません。

種まきなのか、田植えなのかはわかりませんが、これから始めるぞ!という時期であり、農作業をする人にとっては、それこそ大切な日です。

種まきが既に重大なイベントであり、この日に何を食べるかなんて、関係なかったのかもしれません。