日本では、もうそろそろ梅雨入りでしょうか?

梅雨入りしたかどうかは、その頃の天候を見定めて、気象庁の気象予報部が決めていると聞きました。
ただ、あくまでも予想であるため、確定するのは、梅雨が終わり切った9月以降になるということです。

梅雨入りと似たような言葉に、入梅(にゅうばい)があります。
昔は、梅雨入りと入梅を、同じ意味で使っていましたが、実際には異なるものです。

入梅とは、雑節の一つです。

雑節とは、二十四節気以外の、季節の変化の目安とする特定の日として定められ、入梅は、太陽の黄経が、80度に達した日とされました。

太陽の黄経が、75度に達した日が二十四節気の一つである芒種です。
今年は、6月5日でした。

太陽の黄経が5度動くのに、だいたい5日かかります。
よって、今年の入梅は、6月10日でした。

中国にも「入梅」(ru4 mei2/ルメイ)はあります。
中国では、芒種の次の丙(ひのえ)の日を、入梅としました。

今年は、6月11日になります。

なお、場所によっても異なり、福建では、立夏の後の庚(かのえ)の日を入梅としていました。
その他、芒種の後の壬(みずのえ)の日や、もしくは芒種の日から入梅とする場合もあるようです。

ちなみに、梅雨明けの「出梅」(chu1 mei2/チュメイ)は、小暑の後の、最初の未(ひつじ)の日とされています。
今年の小暑は、7月6日ですが、この日はちょうど、辛未の日であるため、7月6日が出梅になります。


中国では、梅の実が熟する頃ということで「黄梅雨」「黄梅天」という言い方をよくします。

また、カビ「霉」が生えやすい時期だということで「霉雨」とも言います。

もっとも、中国でも、今は暦ではなく、天候を見ながら梅雨入りを定めるようになりました。
おおまかな規定としては、連続した2週間で6日雨の日があり、平均気温が安定して22度以上ある場合、その最初の日を「入梅」とするのだそうです。

梅雨は、北緯29度から33度の間で起こる現象とされます。
よって、北緯36度ほどの安丘に、梅雨はありません。

雨が全く降らないのは困りものですが、それでも、洗濯物が乾かない!と悩む必要が無いのは、快適かもしれません。