正直、何が本当かなんて、わかりません。
当然、中国政府の大本営発表を信じている訳ではありませんが、かと言って、これを機会に、中国共産党をやっつけよう!と思っている人たちが、中国ってこんなにひどいんだぜ!と言って流す情報を、鵜吞みにしている訳でもありません。
とにかく、相手をやっつけるために、ウソでも何でも、こんなに酷いことしてまっせ!と言って騒ぐのは、よくある手段です。
戦いですから、それを悪いことだとは思いませんが、第三者は、本当かどうかを吟味する必要があるでしょう。
30万人だって、同じことです。
日本軍が、こんな酷いことしました!と言って、世間を味方につけたかったのでしょう。
戦時中はそれでも構いませんが、それを事実として考えられると、ちょっと困ってしまいます。
新型肺炎で、武漢(武汉)(wu3 han4/ウハン)が大変なことになっています。
どんなに大変かは、これはもう武漢にいる人しか知らず、また、本当の状況は、武漢の病院に行った人しかわからないでしょう。
いろいろ状況が伝わってきますが、一番ショッキングだったのは、病院の中に、死体が転がっていた写真だと思います。
何じゃコリア?でしたが、これに関しては、中国政府が死体じゃないと、必死に否定していました。
正直、どっちが本当かわかりませんが、これに関しては、中国共産党に反対する勢力が流した、やらせ写真だったような気がします。
で、いろいろやっかいな写真が流されるため、業(ごう)を煮やした中国政府が、こんな通知を出しました。
「接到公安部、网监部门通知,从1月26日所有群不得转发任何一条没有官方证实关于新型肺炎的内容!凡是转发未证实的,网监部门提取到,造成恶劣影响的一律拘留」
公安部とネット監督部門の通知により、1月26日からすべてのチャットグループは、政府が正しいと証明していない新型肺炎に関する内容を転送してはならない!正しいと証明していないものを転送したもので、ネット監督部門が見つけた場合、悪い影響を与えるものはすべて拘留とする!とこんな感じでしょうか。
「網監部門(网监部门)」(wang3 jian1 bu4 men2/ワンジェンブメン)は、ネット監督部門と訳しました。
「網(网)」(wang3/ワン)とは、網(あみ)で、ネットであり、インターネットを表します。
中国には「網警(网警)」(wang3 jing3/ワンジン)と呼ばれ、ネット上で、中国共産党に対して、悪いことを言っていないか探し出し、見つけた場合は、発言した人を逮捕する役目の人たちがいます。
「群」(qun2/チュン)とは、チャットのグループです。
中国で、LINEは使用禁止ですが、LINEのグループのようなものです。
「微信」(wei1 xin4/ウェイシン)などの、SNSのグループの中で、いろいろ写真を上げ、すげぇ!と思われた写真は、ここから、別の人へ転送されることになります。
「凡是」(fan2 shi4/ファンシ)とは、…はすべて、という意味です。
通常、主語の前に置かれます。
まあ、死体の写真が広まってしまったのが、相当嫌だったのでしょう。
この通知は、私も見かけました。
何じゃコリア?と思いましたが、中国政府のやりそうなことだ!程度にしか思いませんでした。
すると、ネット警察「網警」が、これは、デマだ!という通知を出してきました。
デマだ!と言って否定することを「闢謡(辟谣)」(pi4 yao2/ピヤオ)と言います。
よって、題名は「網警闢謡(网警辟谣)」(wang3 jing3 pi4 yao2/ワンジンピヤオ)となっていました。
曰く、この通知は、公安機関が発布したものではないのだそうです。
そして、最後にこう言いました。
「广大网民群众应提高甄别信息的能力,不造谣,不信谣,不传谣!」
「網民(网民)」(wang3 min2/ワンミン)とは、ネット市民、ネットユーザーです。
「群衆(群众)」(qun2 zhong4/チュンジョン)とは、群衆であり、民衆ですが、共産党員以外の人を指すこともあります。
「甄别」(zhen1 bie2/ジェンビエ)とは、真偽を見分けることです。
「造謡(造谣)」(zao4 yao2/ザオヤオ)は、デマを流すこと、「信謡(信谣)」(xin4 yao2/シンヤオ)は、デマを信じること、「伝謡(传谣)」(chuan2 yao2/チュアンヤオ)は、デマを他の人に伝えることです。
「多くのネットユーザーである共産党以外の群衆の皆さんは、情報の真偽を識別する能力を高めるべきです。デマは流さない、信じない、転送しない!」と、ちょっと意訳しましたが、こんな感じでしょうか。
言っていて、恥ずかしくないのだろうかと、思わず笑ってしまいましたが、人民が、情報の真偽を識別する能力を高めてしまうと、困るのは中国政府のような気がします。
2020年01月
上海(shang4 hai3/シャンハイ)で、久しぶりに「焼売(烧卖)」(shao1 mai4/シャオマイ)を食べました。
日本で言うところの、焼売(しゅうまい)です。
もっとも、日本で言うところの焼売と、中国で言うところの「焼売(シャオマイ)」は異なります。
いや、この言い方も不適切です。
日本で言うところの焼売と、上海で言うところの焼売は、異なります!と言った方が正しいでしょう。
日本の焼売は、小麦粉で作った皮の中に、ひき肉のかたまりをいろいろ調理したものが入っています。
上海の焼売には、小麦粉で作った皮の中に入っているのは同じですが、入っているのは、味の付いた糯米(もちごめ)です。
よって、日本の焼売はおかずで、上海の焼売は主食と言ってもいいかもしれません。
朝食の際に、よく食べられています。
日本の焼売に似ているのは、広東料理「粤菜」(yue4 cai4/ユエツァイ)の焼売です。
広東の焼売には、糯米ではなく、ひき肉を固めたようなものが入っているので、日本の焼売は、広東料理から来ているのかもしれません。
また、小麦の皮に包まれているので、本来は「焼売」ではなく「焼麦(烧麦)」(shao1 mai4/シャオマイ)だったのだと思います。
ただ、焼く、とはどういうことなのでしょうか?
日本の焼売も、上海の焼売も、焼いてはいません。
「焼(烧)」(shao1/シャオ)という字は「火」(huo3/フオ)と「堯(尧)」(yao2/ヤオ)という字から成り立っています。
堯と言えば、堯(ぎょう)舜(しゅん)禹(う)の堯で、中国古代の聖天子とされます。
これで、土を高く積み上げている姿を表し、高い、という意味になります。
堯は、高いところにいる人、という意味だったのでしょう。
で、「焼」は、火が高く上がる、ということで、焼く、という意味になりました。
もっとも、中国語では、焼くだけではなく、どうも、いろいろと調理する、という意味があるようです。
火を使って調理するのは、すべて「焼」なのかもしれません。
例えば、ごはんを炊くことを「焼飯(烧饭)」(shao1 fan4/シャオファン)と言う人もいます。
料理を作るのは「焼菜(烧菜)」(shao1 cai4/シャオツァイ)です。
また、湯を沸かすことを「焼水(烧水)」(shao1 shui3/シャオシュイ)と言います。
毛沢東(毛泽东)(mao2 zew2 dong1/マオザドン)が大好きで、いかなる時でも毎日食べていたという「紅焼肉(红烧肉)」(hong2 shao1 rou4/ホンシャオロウ)は、ブタニクの醤油煮です。
焼いてはいません。
「焼麦」とは、小麦で作った調理したもの、というような意味だったのでしょう。
先日、上海で宿泊したホテルは「上海豫園美居酒店(上海豫园美居酒店)」(shang4 hai3 yu4 yuan2 mei3 ju1 jiu3
dian4/シャンハイユユェンメイジュジウディェン)と言いました。
チェックインの際にちょっと手間取ったため、お詫びということで、朝食を付けてくれます。
その朝食のときにあったのが「焼売」でした。
久しぶりに食べましたが、相変わらずうまいなあと思いました。
先日、1月28日に、奈良県在住の60代の日本人男性が、新型肺炎に感染していることが発表されました。
どうも、武漢(武汉)(wu3 han4/ウハン)からのツアー客を乗せたバスを運転していて、そのツアー客の中に、新型肺炎の感染者がいたのが原因のようです。
この方は、武漢へは行ったことがないそうなので、日本で移されたのは間違いないでしょう。
で、一緒のバスに乗っていた女性バスガイドも、感染していました。
2人目の日本人か!と思われましたが、この方は、中国人だったそうです。
中国人であっても、日本で感染したというのは、大変なことです。
まあ、バスガイド兼通訳という感じだったのでしょう。
日本では、えらいこっちゃ!となりました。
そして、運転手さんの感染までの経緯が知らされます。
1月8日から11日までと、12日から16日までの間、武漢から来たツアー客のために、バスを運転をしました。
1月14日にせきや関節痛の症状が出始め、17日に奈良県の医療機関を受診します。
ところが、検査に異常はなく、経過観察となったものの、22日に関節痛がひどくなり、せきも激しくなったため、25日に再度受診し、入院となりました。
で、日本ではあまり注目されませんでしたが、この方、1月18日から22日までの間は、大連(大连)(da4 lian2/ダリェン)から来たツアー客のバスの運転手をしたようです。
このニュースを聞いた大連の人は、きっと、何じゃコリア?と思ったことでしょう。
当然、大連でも、えらいこっちゃ!となりました。
誰だ?という話になり、すぐに、これが、大連のある旅行社が手配した訪日ツアーだったことが判明します。
このツアーには、27人の人が参加していました。
まず、1月17日の19時50分に、大連を出発します。
フライト名は書かれていませんでしたが、時間から見て、9C8721というフライトでしょう。
LCCである、春秋航空(chun1 qiu1 hang2 kong1/チュンチウハンコン)の便で、19時50分に大連空港を出発し、22時35分に関西空港に到着します。
感染した男性が運転したのは、1月18日からとなっているので、関西空港からホテルまでは、誰か別の人が運転したのかもしれません。
そして、1月22日、同じく春秋航空の、9C8722便で関西空港を離れ、19時に大連に戻ったのだそうです。
ここらへん、日本では報道されていませんが、まあ、正直、日本人にはあまり関係のない部分なので、気にしていないのでしょう。
ただ、大連の人にとっては大変です。
大連市の「新型冠状病毒感染的肺炎聯防聯控指揮部」の事務局は、27名すべてに連絡を取りました。
関連する医学対策「医学措施」(yi1 xue2 cuo4 shi1/イシュエツオシ)をとったそうですが、何をしたのかはわかりません。
しばらく、家でじっとしていろ!と求めたのかもしれません。
そして、このフライトに乗っていたその他の乗客には、自分の身体の状況について十分注意するよう呼びかけます。
万が一、発熱やせきがあった場合は、すぐに発熱外来を受診しろ!と指示していました。
ただ、今回の肺炎がやっかいなのは、発熱やせきがなくても、新型肺炎に感染しているかもしれないということです。
1月30日の19時時点で、新型肺炎の感染者数は7830人、死亡は170人、治癒は138人となっています。
そのうち、遼寧(辽宁)(liao2 ning2/リャオニン)省は、感染者は41人、大連は、感染者5人という状況でした。
武漢方面ばかり気にしていましたが、まさか、そっちから来たか!という感じだったでしょう。
本当に、誰にも感染していなければいいと思います。
知り合いでも何でもありません。
ある武漢人(武汉人)(wu3 han4 ren2/ウハンレン)が書いた、何とかしてくれ!という記事を読みました。
今、広東(广东)(guang3 dong1/グアンドン)省の深圳(shen1 zhen4/シェンジェン)にいるのだそうです。
武漢から、深圳までは、1100㎞ほどあります。
結構、離れていると言えるでしょう。
この方、1月21日に、武漢からタイ「泰国」(tai4 guo2/タイグオ)へ遊びに行ったのだそうです。
最近、多くの中国人が海外旅行へ行くようになったので、必ずしも、お金持ちとは言えませんが、普通の生活には困らないレベルの人なのだと思います。
もともと、6日間の予定で、26日に武漢に戻ってくるつもりでした。
24日が、大晦日の「除習(除习)」(chu2 xi2/チュシ)じゃなくて「除夕」(chu2 xi1/チュシ)で、25日が春節(春节)(chun1 jie2/チュンジエ)です。
お正月をタイで迎えて、中国に戻ろうとしていたのでしょう。
ところがです。
1月23日に、今後、歴史に名を残すであろう、あの「武漢封城(武汉封城)」(wu3 han4 feng1 cheng2/ウハンフォンチョン)が行われました。
すると、航空会社が、26日の武漢へ行くフライトをキャンセルにしてしまったのだそうです。
そりゃ、武漢から戻る際、乗客を乗せることができないのであれば、誰だって、武漢へ行こうとは思わないでしょう。
航空会社は、何の手助けもしてくれなかったと言いますが、どこの航空会社かがわからないので、何とも言えません。
LCCであった場合、航空運賃が安い分、キャンセルがあっても文句は言えないことになっているので、これはもう仕方ありません。
旅行代理店も、何もしてくれませんでしたが、ただ、タイにいられるのは15日間だけなので、それまでに中国のどこかの都市へ戻れ!と言われたのだそうです。
そこで、25日に空港の航空会社のカウンターへ行き、行先変更をしました。
フライトの内容を変更することを「改簽(改签)」(gai3 qian1/ガイチェン)と言います。
そこでは、深圳(shen1 zhen4/シェンジェン)か、広州(广州)(guang3 zhou1/グアンジョウ)かを選ぶしかなく、深圳を選びました。
そして、その日の夜に、深圳に戻ったのだそうです。
しかしながら、ここからが大変でした。
武漢は既に封鎖されているため、しばらくの間は、深圳にいなければなりません。
深圳のホテルに泊まろうとした際、多くのホテルが、武漢人であることを知ると、宿泊を断ってきました。
宿泊できない!と言うことを「無法接待(无法接待)」(wu2 fa3 jie1 dai4/ウファジエダイ)と言います。
最後は、空港の近くで、ちょっと辺鄙な場所にあるホテルに泊まることができましたが、ただ、ホテルからは、なるべく早く出て行ってくれ!と言われているのだそうです。
そして、ホテルの義務だから仕方ありませんが、宿泊客の情報を公安に報告します。
これは別に、武漢人に対し、嫌がらせをしている訳ではありません。
ホテルに宿泊するときは、すべての人のデータが、公安に送られます。
外国人だって同じです。
すると、派出所の人がやってきて、ちょっと体温を測ってみろ!と言われました。
また、写真まで撮られたのだそうです。
まだこのホテルにはいるものの、深圳には親戚もなく、外出するのもはばかられます。
こういう武漢人が、数千人はいるので、何とかしてくれ!という心の声でした。
タイにいる間に、いきなり、封鎖!となってしまったのですから、お気の毒と言えば、お気の毒です。
とにかく、14日間じっとしていて、14日経っても問題がなければ、体温を測ってもらった派出所に行って、問題ない!の証明をもらうのはどうでしょう。
仕方ないことですが、現実問題として、現段階では、ほとんどの人が、武漢人によって新型肺炎に感染させられています。
ウィルスは見えないので、武漢人!と聞いただけで、大丈夫?と疑うのも仕方ないでしょう。
今は、ただただ、動かずにいることです。
中国全土で、武漢人差別が行われるようになってきました。
武漢人どころか、湖北人差別にまでなってきています。
よく、多くの人が、武漢ガンバレ!ということで「武漢加油(武汉加油)」(wu3 han4 jia1 you2/ウハンジアヨウ)と言っています。
「加油」(jia1 you2/ジアヨウ)とは、油を加える、ということで、ガソリンを入れることです。
油を入れて走れ!ということで、ガンバレ!の意味になったのだと思います。
ところが、武漢ナンバーの「加油」禁止!なんて、貼り紙を出すガソリンスタンドまで出て来ました。
ちなみに、武漢ナンバーは「鄂A」(e4 A/アエ)です。
車を見ればすぐに、武漢からやってきた!とわかってしまいます。
最近は、武漢の話をすると、顔色が悪くなる、という意味で「談鄂色变(谈鄂色变)」(tan2 e4 se4 bian4/タンアサビェン)なんて言われています。
これは、トラの話をするだけで顔色が悪くなる「談虎色変(谈虎色变)」(tan2 hu3 se4 bian4/タンフサビェン)を、ちょっと変えたものです。
どちらかと言えば、臆病な人をバカにする際に使いますが、ただ、武漢人を怖がるのは、決して臆病だからではないでしょう。
目に見えないものは、やっぱり怖いです。
中国で、新型コロナウィルスによる肺炎が大流行しています。
中国では「新型冠状病毒感染肺炎」(xin1 xing2
guan1 zhuang4 bing4 du2 gan3 ran3 fei4 yan2/シンシングアンジュアンビンドゥガンランフェイイェン)と呼ばれています。
最近「人民日報(人民日报)」(ren2 min2 ri4 bao4/レンミンリバオ)の微博(wei1 bo2/ウェイボ)が、これが新型コロナウィルス肺炎の、9つの真実だ!という記事を出しました。
何でも「国家衛健与国家中医薬管理局」という機関が公布した「新型冠状病毒感染的肺炎診療法案(試行第四版)」に掲載されているものを簡単にまとめたもののようです。
ということで、正しいかどうかはわかりませんが、これが、今現在、中国の新型肺炎に対する認識と考えていいと思います。
こんな感じでした。
1.「病毒对紫外线和热敏感」
ウィルスは紫外線と熱に対して敏感である。
2.「56℃ 30分钟、乙醚、75%乙醇、含氯消毒剂、过氧乙酸和氯仿等脂溶剂可有效灭活病毒。氯已定不能有效灭活病毒」
56℃ 30分間、エーテル、75%アルコール、塩素を含む消毒剤、過酢酸、クロロフォルムなどの脂溶剤は、ウィルスを失活させるのに有効である。
クロルヘキシジンでは、ウィルスを有効的に失活できない。
3.「传染源目前所见主要是新型冠状病毒感染的肺炎患者」
主要な感染源は、今のところ新型コロナウィルス感染肺炎患者である。
4.「主要传播途径呼吸道飞沫传播也可通过接触传播」
主要な感染経路は、気道の飛沫感染である。接触感染もある。
5.「人群普遍易感。老年人及有基础疾病者感染后病情较重。儿童及婴幼儿也有发病」
人混みの中では感染しやすい。老人と基礎疾病者は感染後の病状は比較的重い。児童、乳幼児でも発病する。
6.「潜伏期一般为3-7天 最长不超过14天」
潜伏期は通常3-7日間、最長でも14日は超えない。
7.「主要表现发热,乏力,干咳。少数伴有鼻塞,流涕,腹泻等症状。重型,危重型患者病程中可为中低热,甚至无明显发热」
主要な症状は発熱、脱力、空せき。少数で、鼻づまり、鼻水、下痢等の症状を伴う。重症、重篤型の患者の病気の過程でも中低熱、明らかに発熱がない場合もある。
8.「多数患者预后良好。儿童病例症状相对较轻。死亡病例多见于老年人和有慢性基础疾病者」
多くの患者の予後は良好。児童の症例は比較的軽い。死亡症例は、多くが老人と慢性基礎疾病者に見られる。
9.「解除隔离和出院标准:体温回复正常3天以上,呼吸道症状明显好转。连续两次呼吸道病原核算检测阴性」
隔離を解除し退院の基準:体温が3日以上平常に戻り、気道の症状明らかに好転すること。連続2回気道病原核酸検査が陰性となること。
とりあえず、こんな感じです。
医学用語は、うまく訳せていないと思います。
それにしても、症状が出ない場合があるというのが、恐ろしいです。
潜伏期間が、最長14日ということで、多くの省や市で、春節のお休みを2月9日まで延ばしています。
とにかく、14日間じっとしていろ、動いてくれるな!ということなのでしょう。
2月10日になったときに、収まってくれていればいいのですが、こう考えるのは、あまりにも楽観的すぎるかもしれません。
中国へ行ったことがある人であれば、誰でも知っている話なのですが、中国では、クレジットカード「信用卡」(xin4 yong4 ka3/シンヨンカ)が使えません。
ただ、ちょっと説明が必要です。
先日、上海(shang4 hai3/シャンハイ)へ向かうため、羽田空港の搭乗口で、搭乗のために並んでいました。
すると、後ろの日本人らしい2人がしゃべっています。
恐らく、これから出張なのでしょう。
一人は、中国へは、昨年から行きだした!と言っていました。
もう一人は、中国は10年ぶりだ!と言います。
だいぶ変わっているだろうなあ、と言っていましたが、だいぶどころか、何じゃコリア?と思うことだと思います。
で、換金の話から、クレジットカードの話題になっていました。
別に盗み聞きしていた訳ではありません。
後ろでしゃべっていたのが、聞こえてしまいました。
昨年から行きだした方が、中国では、クレジットカードは使えません!と言います。
すると、10年前が、えっ、本当?と返しました。
ただ、昨年が、ホテルでは使えるものの、レストランとかでは使えず、使えるのは中国の「銀聯(银联)」(yin2 lian2/インリェン)マークがないとダメだ!と言っています。
ちなみに「銀聯(インリェン)」の部分は、実際には、銀聯(ぎんれん)と言っていました。
その通りです。
ほぼ間違いはありません。
もっとも、少しだけ説明を加えると、JCBなどが出していた「銀聯」マークのついたクレジットカードも、ほとんど使えません。
同僚が持っていたのですが、全然使えませんでした。
中国で発行した「銀聯」しか、ダメなようです。
私はもう、常識かと思っていたのですが、まだまだ知らない方が多いようです。
芙蓉峰の啓蒙活動は、これからも続けなければ!と思いました。
で、はるばる来たぜ上海!となった訳ですが、ホテルでチェックインをします。
このホテルは、最近多いですが、前払いということで、さっとクレジットカードを取り出しました。
私のクレジットカードは、中国で発行した、ちゃんとした「銀聯」です。
使えるのは間違いありません。
ただ、お姉さんが3回チャレンジしても、失敗となります。
仕方なく、別の、これまた中国で作ったカードでトライしますが、それでもダメです。
何じゃコリア?となりました。
そう言えば、以前、高鉄のチケットを「携程」(xie2 cheng2/シエチョン)で購入しようとした際も、使えなかったことがあります。
とりあえず、この場は、ウィチャット「微信」(wei1 xin4/ウェイシン)で支払いました。
私はほとんど使いませんが、それでも少しは、お金を入れてあります。
で、部屋に入ってから、クレジットカード会社に電話しました。
カード番号を入力し、それから、電話応対パスワードとかなんとか言うものを入力しろ!と言います。
そんなの覚えていませんが、適当に入力すると、正解でした。
最近、パスワードが多すぎて、本当に困ってしまいます。
それから、コンピューターではなく、人が応対してくれる「人工服務(人工服务)」(ren2 gong1 fu2 wu4/レンゴンフウ)を選びました。
お兄さんが出て、私が、カードが使えない!というと、身分証明書の有効期限が切れている!と言います。
ハイッ?という感じでした。
外国人の身分証明書はパスポートになりますが、私の有効期限は、まだまだあるのは間違いありません。
お兄さんが、訂正してくれる!と言いますが、その前に、上海の自宅の電話番号は?と聞かれます。
以前もやったことがあるので知っていますが、入会当時に記載した情報を、言わなければなりません。
これは覚えていないので、他のにしてくれ!とお願いします。
じゃあ、上海の自宅の住所は?と聞かれました。
これまたそんなの知らねぇよ!ですが、適当に、前の会社の住所を言います。
自宅なんてないので、確か、会社の住所を書いていたはずです。
すると、ビンゴでした。
ということで、本人情報確認はOKとなり、お兄さんが訂正してくれて、これで使える!と言います。
本当?と思いましたが、お兄さんが使えるというのですから、使えるのでしょう。
今はもう、普通の中国人は、クレジットカードよりもウィチャットペイ「微信支付」(wei1
xin4 zhi1 fu4/ウェイシンジフ)やアリペイ「支付宝」(zhi1 fu4 bao3/ジフバオ)ですが、私の場合、クレジットカードが使えないと困ってしまいます。
とうとうというか、案の定というか、日本でついに、日本人が新型肺炎に感染してしまいました。
日本で発見された、6人目の感染例だそうです。
今回、感染した日本人は、奈良県在住の60代の男性だと言われています。
大変なのは、この人には、武漢(武汉)(wu3 han4/ウハン)への渡航歴が無かったことでした。
武漢へ行っていないのに、新型肺炎になったということは、恐らく、日本で移されてしまったのでしょう。
そんなことあるの?と思ったら、1月8日から11日までと、12日から16日までの間、武漢からのツアー客を乗せたバスを、運転していたのだそうです。
こりゃもうバッチリ、間違いありません。
この方は、1月14日にせきや関節痛の症状が出始め、17日に奈良県の医療機関を受診したのだそうです。
ただ、検査に異常はなく、経過観察となったものの、22日に関節痛がひどくなり、せきも激しくなったため、25日に再度受診、胸部レントゲン検査で所見を認めたため、入院!となりました。
男性は、全身状態が改善傾向にあり、せきや息苦しさも軽快しているそうですが、回復に向かっているのであれば幸いです。
また、バスガイドをしていた女性も、大阪の病院に入院しているそうです。
検査している!と言いますが、検査しなくてもバッチリでしょう。
まず間違いありません。
そりゃ、新型肺炎の人と、同じバスの中に長時間一緒にいれば、感染するのも当然です。
なお、あまり重視している人はいないようですが、この男性、1月18日から22日まで、大連(大连)(da4 lian2/ダリェン)から来た旅行客の運転手もしたようです。
大連から来た人は、ちょっと涙目でしょう。
まさか、日本で移されるとは思っていなかったに違いありません。
まあ、移っていなければいいのですが、それは考えが甘いような気がします。
ツアー客の中に、明らかに肺炎症状のある人はいなかったということですが、今回の肺炎の恐ろしさは、症状が出ていないのに感染してしまうことにあります。
肺炎と言えば、発熱やせきが典型的な症状で、発熱やせきがあれば、経過観察!とか、隔離!とか行いますが、この肺炎は、そんなの関係ねぇ!ようです。
普通の人が、実は、新型肺炎でした!なんてことになるので、恐ろしい限りです。
なんて、知ったかぶりをしていますが、すべて中国の新聞に載っていた情報です。
中国の記事ですから、インチキである可能性を否定しませんが、ただ、これは、インチキではないような気がします。
根拠は、長年、中国ビジネスに携わってきた、私の勘です。
現段階では、新型肺炎の感染に、武漢人が絡んでいることは間違いありません。
中国政府でさえ、武漢の町を封鎖するという英断を下しました。
日本政府も、何か手立てを打つ必要があるのではないでしょうか。
武漢に住んでいる人かどうか、最近武漢へ行ったことがある人かどうかなんて、見分けは付きません。
ここは思い切って、ビザの発給を遅らせ、中国人の入国を制限する!とすべきです。
非常の時期なのですから、中国政府に話をすれば、文句は言わないでしょう。
中国政府は、今は、とにかく人民に動いて欲しくありません。
2週間に限って!という話にでもすれば、中国政府も、喜んで!と賛同してくれるに違いありません。
これは、中国人に対する差別ではありません。
今の状態では「中国人お断り」の貼り紙を貼る人を、誰も批判できません。
2週間過ぎて、流行が収まれば、また「熱烈歓迎(热烈欢迎」(re4 lie4 huan1 ying2/ルリエフアンイン)とすればいいことです。
もっとも、そんなことすれば、日本に中国人が来なくなってしまいます。
2週間でもえらいこっちゃであり、インバウンドはどうするんだ!という話なのでしょう。
煮え切らない対応を取っているのは、中国政府に対する忖度ではなく、日本の経済のことを考えているのかもしれません。
ここしばらくは、中国人に期待するのは無理です。
日本国民の健康のためにも、諦めた方がいいと思います。
本当に、何じゃコリア?というか、そこまで行かず、何じゃソリア?という感じの話です。
いつものように、たいしたものではありません。
それは、1月24日「除夕夜」(chu2 xi1 ye4/チュシイェ)のことでした。
1月24日は、旧暦の12月30日「臘月三十(腊月三十)」(la4 yue4 san1 shi2/ラユエサンシ)です。
大晦日であり、人呼んで「除夕」(chu2 xi1/チュシ)と言います。
もともと「夕」(xi1/シ)とは、夜のことで、1年の最終日の夜を「除夕」と言ったのでしょう。
それが、その年の最後の一日のことを指すようになりました。
「元旦」(yuan2 dan4/ユェンダン)とは、もともと元日の朝を指しましたが、そのうち、その年の最初の一日のことを指すようになったのと一緒です。
初めは、朝「旦」(dan4/ダン)で、終わりは、夜「夕」(xi1/シ)と、バランスを取っているのでしょう。
たまに、元旦と元日は違うんだよ!と主張する人がいますが、いやいや、同じです。
で「除夕」でもう夜なのですが、恐らく、夜という感じが薄れてしまったのでしょう。
よって「除夕夜」ということで、最終日の夜と言いたかったのだと思います。
厳密に言えば、重複ですが、こういうことはよくあります。
私は、言葉は変化するものだと考えているので、基本的に、問題ないと考えます。
ここで、1月24日がどういう日かを、復習しておきましょう。
前日の1月23日に、武漢(武汉)(wu3 han4/ウハン)が封鎖されました。
これを「封城」(feng1 choeng2/フォンチョン)と言います。
今後、恐らく、歴史に残る日になるのだと思います。
これにより、中国人全員が、武漢って、そうなんだ!と知ることになります。
そして、同時に、新型肺炎って、怖いんだ!と思うようになりました。
1月24日は、新型肺炎で大変!となった日の翌日です。
中国全体が、パニックになり始めたときでした。
そんな日の夜、北京の鉄道警察の、北京站(bei3 jing1 zhan4/ベイジンジャン)の派出所に、110番の電話がかかってきました。
南京(nan2 jing1/ナンジン)の人からです。
曰く、北京の親戚が、南京まで訪問しに来ようとしているのだそうです。
これを「做客」(zuo4 ke4/ズオカ)と言います。
お客さんになる、ということで、訪問する、という意味になります。
ただ、南京の人は、今、新型肺炎が流行していて、時期はふさわしくないので、やんわりと遠回しに断ったのだそうです。
これを「婉拒」(wan3 ju4/ワンジュ)と言います。
しかしながら、北京の親戚は、それを察してくれず、南京に来る!と言い張るのだそうです。
南京が、今、大変な時期だから来なくていいよ!と言ったところ、北京が、そんなことないから、気にしないで!と言ったのでしょう。
こちらの意図をわかってもらえないこと、よくあります。
ただ、本当に来られてしまってはかなわん!と言うことで、やむを得ず、110番通報をしました。
おまわりさんに、何とかして!とお願いしたのでしょう。
そこで、北京站の派出所では「高度重視(高度重视)」(gao1 du4 zhong4 shi4/ガオドゥジョンシ)したのだそうです。
正直、えっ、するんだ?と思いました。
で、すぐに捜査を行い、最後は、北京站の待合室「候車室(候车室)」(hou4 che1 shi4/ホウチャシ)で、南京へ行こうとしている家族3人を見つけました。
いやいや、よく見つけたものです。
中国の警察は、本当に優秀です。
警察が、この親戚に事情を説明すると、この家族は、わかった!と了解してくれました。
そして、最後はキャンセル「退票」(tui4 piao4/トゥイピャオ)に応じたのだそうです。
これで、めでたし、めでたしとなりました。
中国の警察が、こんなことにまで動いてくれることに、ちょっとビックリです。
一応、これにて一件落着となりましたが、南京へ行く気マンマンだった北京の親戚にとっては、何じゃコリア?という感じだったでしょう。
警察呼ぶってどういうこと?と思ったに違いありません。
今後、南京の人と親戚づきあいをするのは、難しくなるのではないかと思います。
こうやって、人間関係は壊れていくのかもしれません。
新型肺炎の流行が収まった後、何だかすさんだ世界が待っていそうで、そちらの方が怖いような気がします。
今回の新型コロナウィルスによる肺炎、中国では「新型冠状病毒感染的肺炎」(xin1 xing2 guan1 zhuang4 bing4 du2 gan3 ran3 de fei4 yan2/シンシングアンジュアンビンドゥガンランダフェイイェン)と呼ばれます。
武漢(武汉)(wu3 han4/ウハン)で発生したので「武漢肺炎(武汉肺炎)」(wu3 han4 fei4 yan2/ウハンフェイイェン)なんて言われたりもします。
そして、ついに、日本でも、武漢への渡航歴のない日本人が感染してしまいました。
何でも、1月8日-11日と12日-16日に、東京都内で、武漢からのツアー客を乗せたバスの運転手だったと言います。
そして、60代の男性で、奈良県在住だそうです。
もう、へっ、という言葉しか出て来ません。
厚生労働省は、国籍は発表しないとか何とか言っていましたが、国籍を発表しないでどうするのでしょうか?
少なくとも、中国で感染したのか、日本で感染したのか、区別するのが必要だったはずです。
もっとも、これで日本での感染が確定したので、国籍なんてどうでもいいのでしょう。
で、1月27日のことです。
名古屋(ming2 gu3 wu1/ミングウ)から上海(shang4 hai3/シャンハイ)へ向かう中国南方航空(zhong1 guo2 nan2 fang1 hang2 kong1/ジョングオナンファンハンコン)のCZ380という便があるのだそうです。
ちょっと調べてみると、名古屋の中部(zhong1 bu4/ジョンブ)空港を9時25分に出発し、上海の浦東(浦东)(pu3
dong1/プドン)空港を11時10分に到着予定のフライトでした。
ただ、この日は、出発が、14時41分になっています。
そして、上海に着いたのは、16時4分でした。
9時25分発が、14時41分出発って、約5時間遅れです。
何があったのか?が、記事に書かれていました。
何でも、この飛行機には、湖北(hu2 bei3/フベイ)省は武漢(武汉)(wu3
han4/ウハン)から来た旅行客が乗っていたのだそうです。
そして、既に、発熱している人もいました。
この時期に、武漢人で発熱!とくれば、普通に考えれば「武漢肺炎」です。
まわりの人からすれば、移されたらたまったものではありません。
ということで、上海人が怒り出しました。
俺は乗らない!と搭乗を拒否します。
すると、今度は、武漢人が不機嫌になりました。
これを「不高興(不高兴)」(bu4 gao1 xing4/ブガオシン)と言います。
そして、一言「这还是同胞吗?」(zhe4 hai2 shi4 tong2 bao1 ma/ジェハイブシトンバオマ)と言ったのだそうです。
「同胞」(tong2 bao1/トンバオ)とは、同胞(どうほう)であり、国や民族を同じくする人です。
なお、我が母校、静岡県立沼津東高等学校の校歌では、これを同胞(はらから)と読ませていました。
それでも、同胞か?同じ中国人?と、こんな感じでしょう。
最終的に、このフライトは飛び立ちました。
まあ、浦東空港着が、16時4分となっていたので、飛び立ったのはわかります。
ただ、多くの上海人は、搭乗しなかったようです。
そして、この飛行機が、浦東空港に着いた後、すべての乗客が、おいでおいでされ、全員、隔離!となりました。
中国語では「隔離(隔离)」(ge2 li2/ガリ)と言います。
超重要単語です。
今年は、きっと相当使われることになるでしょう。
なお「蛤蜊」(ge2 li2/ガリ)と言えば、ハマグリを指します。
この時期、誰だって、発熱している武漢人とは、一緒の場所にはいたくないでしょう。
更に、武漢肺炎は、発熱やせきなどの症状がなくても、罹患している場合があるのだそうです。
武漢人というだけで、恐ろしいかもしれません。
これは別に、武漢人を差別している訳ではなく、もう、武漢人に接触した人がこれだけ感染しているのですから、仕方ありません。
差別ではなくて、区別です。
14日間様子を見て、何もなければ、別に普通に付き合うことができます。
この時期、武漢の人には、ちょっとだけ自覚してもらえたらいいなあと思うのでした。
上海(shang4 hai3/シャンハイ)では「上海豫園美居酒店(上海豫园美居酒店)」(shang4 hai3 yu4 yuan2 mei3 ju1 jiu3
dian4/シャンハイユユェンメイジュジウディェン)に泊まりました。
今回は、26-36m2の「豪華大床房(豪华大床房)」(hao2 hua2 da4 chuang2 fang2/ハオフアダチュアンファン)が、朝食なしで、1泊597元でした。
このホテル、以前にも泊まったことがあるのです。
その際は、20-23m2で少し狭い「高級大床房(高级大床房)」(gao1 ji2 da4 chung2 fang2/ガオジダチュアンファン)という部屋に泊まりました。
朝食なしで、1泊750元でしたが、今回泊まるとすれば、548元です。
50元ちょっとの違いなら!ということで、少し広い部屋を予約しました。
前回は、習さん肝いりの輸入博「進博会(进博会)」(jin4 bo2 hui4/ジンボフイ)が上海で行われていたときであったため、足元を見て値上げしていたようです。
ちなみに、朝食が欲しければ、79元でビュッフェの朝食が食べられます。
ビュッフェは「自助」(zi4 zhu4/ズジュ)と言います。
住所は、復興東路789号です。復興東路と河南南路のほぼ交わったところにあります。
地下鉄10号線が通っているのですが、通っているのはこの下であり、最寄り駅は、河南南路沿いにある「豫園(豫园)」(yu4 yuan2/ユユェン)か、復興東路沿いにある「老西門(老西门)」(lao3
xi1 men2/ラオシメン)になります。
前回使ったからという理由だけですが、今回も、老西門を使うことにしました。
虹橋(虹桥)(hong2 qiao2/ホンチャオ)空港の第1ターミナルにつながる地下鉄は、ちょうど10号線のため、1本で行くことができます。
どちらにしようかな?と迷ったのですが、タクシー乗り場に結構が人が並んでいるのに、タクシーが1台も止まっていないのを見て、ダメだコリア!と思い、地下鉄にしました。
虹橋空港でも、第2ターミナルの方は、タクシーはバンバンやってきますが、第1ターミナルは、タクシーはあまり来てくれません。
そういえば、以前かなり待たされたことを思い出しました。
「老西門」の6号出口を出てから、復興東路を東に向かって進みます。
「豊収日(丰收日)」(feng1 shou1 ri4/フォンションリ)というレストランの隣が、宿泊するホテルです。
ちなみに、この「豊収日」は、昔、ちょっと問題になった上海にできた「大江戸温泉物語」の株主でした。
そう言えばあの問題、どうなったのでしょうか?
チェックインをしようとしますが、係の人は一人しかいません。
前の人は、何だか面倒くさい話をしています。
おいおい一人かよ、と、ちょっと不機嫌になりました。
私の番になり、チェックインの手続きをしてくれますが、中国の携帯番号を伝えると、私は会員だ!と言います。
ただ、会員になんてなった覚えはありません。
よくよく聞くと、このホテルが、以前入会した「華住会(华住会)」(hua2 zhu4 hui4/フアジュフイ)の傘下に入ったため、携帯番号からその会員情報が出てきたようです。
で、今は銀会員だが、170元払って金会員になると、ホテル代が安くなる上、朝食もタダになる!と言います。
手続きするか?と聞かれたので、じゃ、お願いと言いました。
ただ、微信(wei1 xin4/ウェイシン)を登録したり、アプリをダウンロードしたりしたのですが、どうも身分証明書が違いますということで、アップグレードできないようです。
外国人は身分証明書なんて持ってないので、パスポート番号を入れるのですが、これじゃダメ!とはじかれてしまい、何じゃコリア?でした。
30分ぐらいガチャガチャやっていたのですが、どうしてもうまくいかず諦めます。
ただ、今回は、朝食を無料にしてくれました。
さすがに30分以上も待たせて、申し訳ないと思ったのでしょう。
私も正直、ちょっと不機嫌ではあったのですが、朝食をサービスしてくれたので、まあ、いいかと文句は言いませんでした。
ものにすぐ、釣られてしまいます。