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芙蓉峰の如是我聞

中国語から故事成語、最新の中国事情、実際の中国ビジネスまで、中国に関連する様々なことを紹介します。 特に、中国ビジネスは、中国での10数年間に私が自ら体験した、捏造一切なしの、真実のレポートです。 お問い合わせ、ご相談はこちらまで。 furongfeng2583@yahoo.co.jp

中国美食

26 3月

濰坊の名物「わさび鶏」を食べました

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一応「わさび鶏」と訳しましたが、正式には「芥末鶏(芥末
)(jie4 mo4 ji1/ジエモジ)と言います。

「芥末」(jie4 mo4/ジエモ)とは、難しいのですが、一応、ワサビと訳されます。
もっとも、芥子菜からできたもので、マスタードと言った方が正しいような気がします。

ワサビはよく「辣根」と言われます。

簡単に言えば、調味料とともにゆで上げたトリを割(さ)いて「芥末」とあえて食べるものです。
濰坊の名物と言われています。

中国のトリ料理は、骨付きであることがほとんどで、食べにくいため、正直、私は好きではありません。
ただ、濰坊の名物と聞いていたので、一度は食べてみたいと思っていました。

先日のことです。

日本から部長さんが来て、濰坊の顧客を訪問し、昼食を一緒にさせて頂くことになりました。
そして、社長さんに連れて行ってもらったのが「振吉開元全鶏」というお店です。

あまり、きれい!というところではありませんが、それでも、お客さんはいっぱいでした。

社長さんが、これが濰坊の名物!と言って「芥末鶏」を注文してくれます。

何でも「芥末鶏」は、このお店が考えた料理なのだそうです。
本当?と思いましたが、社長さんはそう言っていました。

だから、これだけ人がいるのだそうです。

以前は、罌粟(けし)の実を入れていました。
罌粟の実を入れると、また食べたい!と思うようになると言われます。

それがばれて、罰金の刑をくらいましたが、これが濰坊のテレビで放映されると、余計、このお店の名前が広まり、更に繁盛するようになったと言っていました。

まあ、昔の中国であれば、そうだったのかもしれません。
今の中国であれば、間違いなく、抹殺されるでしょう。

食べてみると、私はマスタードだと思うのですが、部長さんは、ワサビだ!と言っていました。
いずれにしても、ちょっと鼻につんとくる辛さがします。

これが、あの噂の芥末鶏か!と思いました。

 

21 3月

蘭州拉麺のお店で食べた「新疆拌麺」が美味でした

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いやいや、またまた、うまいものを見つけてしまいました。

いつも餃子を食べている葛荘のお店の近くに、蘭州拉麵の店があります。
毎日、前を歩いているので、その存在は知っていました。

ただ、蘭州と名乗るところは、何となくインチキくさい感じがします。

そもそも、蘭州では、蘭州拉麺とは言わず、牛肉麺と呼んでいます。
蘭州拉麺とは、蘭州ではなく、隣の青海省の人が作ったものです。

ということで、蘭州の牛肉麺であれば、おっ!となりますが、蘭州拉麺と聞くと、エヘヘとしか思えず、これまでは、そのまま通り過ぎていました。

ところが、
最近、会社にイスラム教の人が来ることになり、食事場所を探しました。

イスラム料理を「清真」と言います。
大きい都市であれば「清真」の料理店は、どこにでもあるのでしょうが、安丘には、どうも蘭州拉麺のお店ぐらいしか無いようです。

そこで、このお店の中を覗いたところ、ここには、新疆拌麺があることがわかりました。
えっ!という感じです。

結局、イスラム教の人は、安丘に唯一あるケンタッキーに行ったため、この蘭州拉麺には来ませんでしたが、私は、新疆拌麺が気になって仕方ありません。

ということで、今回、行ってみました。

メニューはいろいろありましたが、とにかく
新疆拌麺です。
新疆拌麺を注文しました。
16元でした。

「拌麺」とは、かき混ぜて食べる麺で、スープはありません。
スープのある麺は「湯麺」と言います。

で、新疆拌麺が出てきました。
意外や意外、幅広の麺になっています。

以前、私が食べたものは、ちょっと太い円柱型の麺でしたが、こういう麺もあるんだ!と思いました。

個人的には、私は、幅広の麺が好きです


白麺の上に、牛肉とタマネギ、トマト、ニンニクの芽などを炒めたものをぶっかけて食べます。

別に、スープが付いていました。
このスープが格別です。

ちょっと、漢方薬のような味もし、何のスープなのかわかりませんが、とにかく、うまい!と思いました。

そして、具をかき混ぜて、生のニンニクをかじりながら、麺を食べます。
何じゃコリア?と思うぐらいにうまく、感動してしまいました。

厨房にいる男性は、白い帽子を頭の上にちょんと載せています。
お姉さんは、黒いスカーフを頭からかぶっていました。

話している言葉も、絶対に、中国語ではなく、どこかの言葉です。
もしかすると、新疆から来た人たちだったのかもしれません。

とにかく、泣きたくなるほどのうまさでした。
イケナイものを見つけてしまったかもしれません。

 

20 3月

済南空港近くの「聚福林」で食事をしました

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同僚は、済南空港から帰ります。
よって、まずは、済南空港の近くまで行きました。

昼食を食べていないため、部長さんがレストランを探してくれます。
そして「聚福林」というお店を見つけてくれました。

何でも、山東料理「魯菜」のお店なのだそうです。
いいね!ということで、行くことにしました。

もっとも、看板を見ると、四川料理「川菜」もやっているようです。

ここもまた、食材と写真を見ながら注文をするところでした。
今回は、私の好みで注文します。

まず「芸豆」を選びました。
ちょっと辛いのですが、私の好物です。絶対にうまいと思います。


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続いて「炒合菜」です。

モヤシやニラと、タマゴ、はるさめ、きくらげなどを炒めたものですが、これまた、うまい!です。

大連では「餅」に巻いて、春餅としてよく食べられます。


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それから「疙瘩湯」です。
これで「疙瘩湯(疙瘩
)(ge1 da tang1/ガダタン)と読みます。
細かくなったすいとんのスープです。

メニューには「海鮮疙瘩湯」となっていました。
恐らく、貝やらなにやら入っているのでしょうが、海鮮は嫌なので「家常」にしてくれ!とお願いします。

「家常」には、海鮮は無く、その代わり、ブタニクを入れてくれるということでした。

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同僚は「醤牛肉」を選びます。
多分、おいしそうに見えたのでしょう。


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それから「辣子鶏丁」を注文しました。

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同僚にとって、一応、中国で最後の食事です。
よって、
運転する部長さんには申し訳ありませんが、ビールも飲むことにしました。

ここでは「趵突泉」という済南のビールがあります。

私は、あまりビールの味がわからず、こだわりもありません。
飲んでみて、ビールだなと思いました。


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で、料理が出てきました。
一つの皿が大きくて、何じゃコリア?という量です。

注文の際、料理を5つ注文し、お姉さんに、どう?と聞きました。
お姉さんは「六六大順」で、もう一皿!と言います。
ただ、どう考えても多いので、5つでやめておきました。

食べ残しをするな!と言われている中、本来であれば、5皿目を注文したところで、ちょっと多い!と言うべきです。

悪いお姉さんだ!と思いました。

結果的に、私の「干芸豆」と「炒合菜」は、正解だったようです。
同僚も、うまい!と言っていました。

疙瘩湯」は今一つだったようですが、部長さんは、よく飲んでいました。

同僚が注文した「醤牛肉」は、一番高かったのですが、今一つだったようです。

同僚は、一番が「炒合菜」、二番が「干芸豆」、三番が「辣子鶏丁」、四番が「醤牛肉」、五番が「疙瘩湯」と言っていました。

自慢ではありませんが、私がうまいと思うものは、多くの人がうまいと思うようです。
これまでも、よく言われました。

今回、合計で280元で、日本円にして、約5,600円です。
日本で食べることを考えれば、高くはありませんが、ビックリするほど安くもないなと思いました。

 

18 3月

曹県では、ロバの肉を食べました

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先日、曹県へ行きました。
取引先の社長さんは「郷村小毛驢」というお店に連れて行ってくれました。

「驢()」(lv2/リュ)とは、驢馬(ろば)のことです。
このお店の看板料理は、ロバの肉ということで、よって、ロバを食べさせてくれました。

食べたことがない訳ではありませんが、あまり、食べようとは思いません。

個人的な印象では、赤身の肉が多く、あまり脂身がないような気がします。

うまい!という人もいますが、私は、まずくもなく、特別、うまい訳でもなく、普通でした。
味覚は、人によって異なるので、評価は様々だと思います。

ただ、中国では「天上龍肉、地上驢肉」と言われています。

天上では、龍の肉がうまく、地上では、ロバの肉がうまい!という意味だと言いますが、本当かな?と思います。

そもそも、私が知る限り、龍の肉を食べた人はいないはずで、うまいのか、まずいのか、わかりません。

むしろ、龍の肉のように、ロバの肉は食べてはいけない!という意味ではないかとも思いますが、そんなことを言えば、ロバ肉業界の人に何をされるかわからないので、言わないようにしておきます。

ロバ肉で有名なのは「驢肉火焼」で「火焼」と呼ばれるものの間にロバの肉を挟んで食べるものです。
よく、ロバ肉バーガーなどと言われますが、河北省の保定と、滄州河間のものが有名です。

保定のものは、丸形で、河間のものは、長方形をしていると言われます。

私が食べたのは、確か丸い形をしていたので、保定のものだったのでしょう。

かなり前の話なので、忘れてしまいましたが、普通に、おいしいね、という感じだったような気がします。


今回も、おいしいね、という感じでした。
今後も、自分からは、注文しないと思います。

18 3月

曹県で食べた「皮雑」が美味でした

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今回、曹県の取引先を訪問しました。

日本から、はるばる客人が来たということで、夜は一緒に食事をしよう!となりました。

この感覚は、大切です。

中国人は、日本からはるばるやって来た人に対し、用事が終わって、じゃあね!とはなりません。
間違いなく、一緒に飯を食べようぜ!になります。

そうならない場合、絶対に何か問題があります。

私が以前、北京の代理店を訪問したときです。
日本からはるばるやって来たというのに、用事が終わると、じゃあね!になりました。

えっ?と思いましたが、どうも、模造品を作っていたようです。
私に、多くのことを知られたくなかったのかもしれません。

いずれにしても、こういう常識のない会社とは、かかわりを持たない方が無難です。

今回も、曹県にやって来て、用事が終わり、じゃあね!となれば、この会社とは取り引きできないと思っていましたが、常識のある会社で安心しました。

ということで、その夜、郷村小毛驢というお店に連れて行ってくれます。

「驢(驴)」(lv2/リュ)とは、驢馬(ろば)のことですが、その名の通り、ロバの肉が看板のお店でした。

このお店では、料理の注文の際、いいね!と思った料理の竹刺しを取り、それを合わせて、お店のお姉さんに渡します。

で、よくあることですが、好きなものを選んでいいよ!と言われました。

そこで、私は遠慮せずに「皮雑」はある?と聞きました。

「皮雑」とは、中国の中でも曹県にしかない名物なのだそうです。
百度に、そう書かれていました。

使っているものは「粉皮」で、太くなったはるさめという感じです。
これに、皮をむいた落花生とひき肉などと一緒に炒め、最後は、ゴマ油で仕上げたものなのだそうです。

なお、発音は「皮雑(皮)」(pi2 za2/ピザ)と読みます。
ピザのようですが、
中国でピザは「披薩(披)」(pi1 sa4/ピサ)と言います。

せっかく曹県に来たのですから、機会があれば、食べてみたいと思っていました。

すると、あるよ!と言うことで、注文してくれます。

そして「皮雑」が出てきました。

食べてみます。
うまい!と思いました。

同僚も、うまい!と言っていたので、本当にうまいのだと思います。

簡単に言えば、塩で味付けしたものですが、これまで中国では、食べたことがない味がしました。

本当に、これだけあれば十分です。
この「皮雑」を食べることができただけでも、今回の出張は、価値あるものでした。

15 3月

濰坊で食べた「羊湯饸饹麺」が美味でした

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これで
饸饹(饸饹)(he2 le mian4/ハラミェン)と読みます。

饸饹麺」とは、中国の北方でよく食べられる麺料理です。

主として、コムギ粉に、蕎麦や高粱などを混ぜて作られる麺で、これらをこねたものを「饸饹床子」と呼ばれる器械の中に置き、上からぎゅっと、ところてんの要領で押し出します。
そして、円柱状になったものを、そのまま鍋に落とし、煮て食べるため「饸饹麺」と呼ばれるようになりました。

もともとは「河漏」(he2 lou4/ハロウ)だったのが、訛って「饸饹」(he2 le/ハラ)になったと言われます。

濰坊の名物「和楽(和)」(he2 le4/ハラ)は、この「饸饹麺」が改良されたものです。

濰坊では、蕎麦や高粱などは入れず、コムギ粉だけを使います。
スープは、アヒルとトリの「鶏鴨湯」を使うのが特徴です。

この日、濰坊の北海1号・F酒店に泊まりました。

その夜、何を食べようかと思い、ホテルの北側を走る、臥龍東街を歩きます。
そして「全羊
饸饹麺館」と書かれた看板を見かけました。

どうも「饸饹麺」であって「和楽」ではないようです。

入ってみよう!と思いました。

支払いの際に気づきましたが、このお店は「臨全羊」と言うそうです。
は、濰坊管轄の県ですが、ヒツジの肉「羊肉」が有名です。

どうも、ヒツジのスープを扱うお店だったようです。

そこで、ヒツジのスープを使った
饸饹麺である「羊湯饸饹麺」を選びました。
小が8元、中が10元、大が12元とあり、ここは、大にします。

作ってもらっている間、ニンニクはあるか?と聞きました。
あるよ!と言われましたが、ほとんど芽が伸びきったものです。

それでも状態のよさそうなものを選んでテーブルまで持ってきましたが、皮をむいてから、コリアダメだ!と諦めました。

最近、ニンニクが高くなっているのでしょうか。
先日、安丘の打鹵麺のお店のニンニクも、悲しい状態でした。

そして、私の「羊湯饸饹麺」がやって来ます。

「羊肉饸饹麺」を頼めば、ヒツジの肉が少し入っていたようですが、スープだけでした。
上に「雪菜」もどきが載っています。

「雪菜」とは、高菜のような漬物ですが、ただ、雪菜とも異なり、ザーサイのような味もしました。
ちょっと甘いのですが、まずくはありません。

これに、辣油がかけられていました。
よく見ると、壁にかけられたメニューのところに「
饸饹麺」には、辣椒が入っているので、嫌なら言え!と書かれています。

私は、辛いのは苦手ですが、西北地方の辛さは何とか行けます。

スープを飲むと、ヒツジのスープで、これはうまい!と思いました。

麺は
饸饹麺」らしく、円柱状の少し太い麺ですが、やっぱり、コムギ粉だけ使っているようです。

このお店では「濰坊和楽」なるものも提供していました。
小が10元、中が13元、大が16元なので、羊湯よりも高めです。

「和楽」の場合、タマゴ焼きの皮に、憨肉と呼ばれる肉だんご、甘いニンニクと、決められた具を載せなければなりません。
そのため少し高いのでしょう。

食べていないので、何とも言えませんが、ここではやっぱり、ヒツジのスープだ!と思いました。

9 3月

曹県の名物「羊肉米飯」とは何か?

山東省菏澤市に曹県という県があります。
曹県に行くことになったため、曹県の名物について調べてみました。

曹県には「羊肉米飯」というものがあるのだそうです。

ヒツジの肉のご飯で有名なのは、新疆の「手飯」です。

本当に、手でつかんで食べるのかわかりませんが、ヒツジとニンジン、タマネギなどを、お米と一緒に炊いたものです。

もっとも、曹県の「羊肉米飯」の場合、お米はお米でも「小米」なのだそうです。

「小米」とは、アワのことです。
普通のお米は「大米」と言います。

ヒツジの肉とアワを一緒に煮込んだお粥を「羊肉米飯」と言いました。

曹県では、お粥のことを「飯」と言うのだそうです。
例えば、小米粥、大米粥、南瓜粥、鹹粥は、それぞれ、小米飯、大米飯、南瓜飯、鹹飯と言います。

これは知りませんでした。

曹県の人に、曹県では、お粥のことは「飯」って言うんだよね!と言えば、よく知っているね!となるかもしれません。

曹県には、回族が比較的多いそうですが、もともと、羊肉米飯は、回族の食べ物だったと言われます。
今は、回族じゃない人が食べても怒られません。

どんなものかわかりませんが、ヒツジのスープに入ったアワであれば、アワにはそれほど味はないため、うまいだろうなと思います。
機会があれば、食べてみたい、というか、飲んでみたいと思いました。

中国語では、お粥は、食べる「吃」ではなく、飲む「」と言います。

また、曹県では、烤全羊が有名なのだそうです。
要は、ヒツジの丸焼きです。

曹県の東にある単県は、ヒツジのスープ「羊湯」で有名なところです。
ちなみに、これで「単県(单县)」(shan4 xian4/シャンシエン)と読みます。

このあたりは、ヒツジの肉を食べることが多いのでしょう。
羊肉好きには、たまらないところだと思いました。
 

3 3月

安丘の「馬大帥」で打鹵麺を食べました

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この日は、元宵節でした。

もともと、安丘中維新東方大酒店の中にある、食べ放題「自助餐」で、鍋でも食べようかと思っていたのですが、春節中でお客さんがあまりいないため、休止しているのだそうです。

で、じゃ、どこか外で食べようと思いましたが、こちらもやっぱり元宵節で、多くのお店が開いていません。
そういうことか!と思いました。

上海であれば、この時期、お店は既に開いていた印象がありますが、こちらはやっぱり、元宵節いっぱいお休みするようです。
元宵節以降も、お休みするのかもしれません。

もっとも、すべて閉まっていた訳ではなく、開いているところもありました。

限られた選択肢の中から選ぶしかありませんが、今回選んだのは、というか、今回も選んだのは「打鹵麺」でした。

永安路と濰徐路の交差点のところに「馬大帥()」というお店があります。
前回、新東方大酒店に泊まった際、開店したばかりで、ちょっと気になっていました。

先日、濰坊に泊まったときも、2回連続で「打鹵麺」で、どうしよう?と思いましたが、バカの一つ覚えでも仕方ありません。
うまいものはうまいです。

入ってみました。

夕方6時すぎでしたが、お客さんがあまり、というか、ほとんどいません。
大丈夫?という感じでした。

打鹵麵専門のお店かと思えば、普通のスープのある「牛肉麺」なども扱っているようです。

ただ、打鹵麺を食べる!と思ってきたので、打鹵麺にします。
小は13元、大は15元とありましたが、大にしました。

15元というのは、どうも打鹵麺の相場のようです。

ガッツ石松さんに似た老板が、ちょっと待って!と言って、麺を湯がき始めました。

その間、ニンニクをゲットしようとしましたが、すべてしわしわで悲しい状況です。
さすがの私も、これはダメだ!と思い、諦めました。

老板が、できたよ!と言います。
別に構いませんが、黄色の麺でした。

鹹水(かんすい)が入っていると、黄色になるのだそうです。
ちなみに、蘭州で有名な「牛肉麵」の麺は、鹹水が入っているため、黄色です。

この上に具をかけます。
この具を「鹵」と言い、掛けることを、代動詞で「打」を使うため、麺の上に具をぶっかけたものを「打鹵麺」と言います。

どこのお店もそうですが、自分で具を取って構わないというスタイルのようです。

まずは、ダイコン、ニンジン、キュウリ、モヤシを麺の上に載せました。
ここから、具をかけていきます。
恐らく、長時間煮込んだためか、どれもドロドロになっていて、同じような感じでした。

その中で、ジャガイモ、トマトのタマゴ、トリの肉みそ、ブタの肉みそ、ナスの肉みそなどの具をかけます。

その他、スープのある具がありました。
私はてっきりスープかと思い、老板に、お碗をくれ!とお願いすると、スープじゃなくて、これも具なんだけどねと言われます。
それでもいいよ!ということで、お碗をくれました。

こんなもんかなということで、食べ始めます。
なお、濰坊のお店では、替え麺無料でしたが、ここではそういうサービスはやっていないようでした。

一口食べて、しょっぱ!と思います。
どの具も塩辛くなっていました。

思い出したのが、北京の醤麺です。
醤麺は、麺に、肉みそをかけて食べるものですが、この肉みそが、いつもしょっぱくて、私はあまり好きではありません。

あの北京の
醤麺を思い出しました。
こういうしょっぱい味が、好きな人もいるのでしょう。

もっとも、それぞれがぐじゃぐじゃに混ざっていくと、なかなかいい味になってきます。
しょっぱい!と言いながらも、完食しました。

でも、次に行くのであれば、濰坊のお店にしようと思います。

 

16 2月

濰坊では「吉媽媽」で、打鹵麺を食べました

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濰坊で泊った「本屋生活酒店」の近くに、美食街がありました。

谷徳広場の裏側で、新城東路から入って行けます。
ということで、何があるのか見てみましたが、いろいろありました。

で、この日の夜、どれにしようかな?と考えましたが、そうだ、打鹵麺、食べよう!となります。

前回も、濰坊に来た際、打鹵麺を食べたのですが、あの時、うまかったなあ!という印象が強くて、よし、今回も!となりました。

打鹵麺は、麺の上に餡をぶっかけたものですが、いろいろなものを食べることができます。

お店の名前は「吉媽媽」と言いました。
何でも、2012年に長春で設立したのだそうです。

長春と言えば、満洲国の首都でしたが、今は、吉林省の省都です。
中国語では「省会」と言います。

吉林省だから「吉媽媽」なのかもしれません。

もっとも、英語名は「Lucky Mama」となっていました。

2023年から、山東に分公司が出来たということで、この店は、昨年開かれたもののようです。
明るくて、きれいな店ではありました。

「招牌内路麺」が、15元です。

この間食べた打鹵麺同様、餡は自分でかけることになっていました。
今、こういうスタイルが流行っているのでしょう。

麺をゆでるのに7-8分ほどかかると言われ、その間、ニンニクの皮をむいて待ちました。

麺がゆで上がります。
この上に、餡をかけて行きます。

ここでは、肉みそ、トマトとタマゴ、青トウガラシとタマゴ、肉と茄子、肉とシイタケ、ジャガイモの6種類の餡があり、タマネギ、香菜、キャベツ、ニンジンなどの具もありました。

本来は、一種類がいいのでしょうが、これだけあると、すべて試してみたくなります。
よって、少しずつ餡をかけ、その上に具を載せ、いただきます!をしました。

はじめのうちは、なるべくかき混ぜないようにして食べるのですが、そのうちどうしても、ぐちゃぐちゃになってしまいます。

ただ、ぐちゃぐちゃになったものの方が、うまい!かもしれません。

このお店では、麺湯ではなく、わかめスープを無料で提供していました。

せっかくなので、頂戴します。
うん、わかめスープだ!と思いました。

また、無料でおかわりもできます。
これを「加麺」と言います。

お兄さんに「加麺」をお願いすると、お碗を持って来い!と言われ、再度、麺を載せてくれました。

今度も、6種類の餡を載せ、結局、ぐちゃぐちゃにして食べます。

この日もまた「馬贏了」でした。
馬勝った!です。
 

8 2月

昌邑の名物「熱合菜」を食べました

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日本から同僚がやって来て、昌邑の顧客を訪問しました。
私も通訳として同行します。

この日もまた、飯(めし)に行こう!となりました。

まあ、日本からお客さんが来たのに、じゃ、これで!となることはまずありません。

もっとも、前職で、一度だけありました。

北京の代理店が、ニセモノを作っている疑惑があり、本社から、子会社を飛ばして、お前行ってこい!と言われます。
行ってこい!と言われた以上行くしかありません。

ただ、わざわざ日本からメーカーの人間が来たというのに、話が終わると、じゃ、これで!となりました。

その後、私は、この廊坊生まれの北京の代理店と、黒龍江省出身の子会社のヤツに、はめられることになるのですが、今から思えば、このときから変でした。

きっと、私に知られたくないことがあったのだと思います。

で、昌邑のお客さんと、食事に行くことになりました。
今回は、昌邑の金陵御景湾酒店というホテルの中のレストランです。

ちなみに、このホテル、五つ星ですが、朝食付きで、1泊400元ほどし、昌邑では一番高いホテルになっています。

この日、出てきたお酒は、茅台酒でした。
茅台酒と言えば、中国共産党のお役人が飲む酒として知られ、中国では、一番の高級品と認識されています。

もっとも、今回のお酒は、43度でした。
日本人であればなんとも思いませんが、中国人であれば気を悪くします。

中国共産党のお役人には、茅台酒でも53度のものを出さなければなりません。

この日は、4人で飲みました。

茅台酒は有名ですが、醤香型のお酒です。
どこがうまいのか、さっぱりわかりません。

で、今回、おっ!と思ったのは「熱合菜(菜)」でした。

昌邑の名物が「熱合菜」です。
何でも、ほうれん草、白菜、はるさめ、ニンニクなどを一緒に炒めのもののようです。

美味しかったですが、ちょっと味が濃い感じがしました。

山東料理は「魯菜」と呼ばれ、中国四大料理の一つです。

なお、山東料理、北京料理、上海料理、広東料理が中国の四大料理だ!なんていう人がいますが、笑っちゃいます。

四大料理、というか、正確には「四大菜系」と言いますが、魯菜が筆頭となります。
その他は、四川料理の「川菜」、江蘇料理の「蘇菜」、広東料理の「粤菜」とされます。

山東料理の特徴は、黒くて、ねばねばして、味が濃いことです。
これを「黒乎乎,粘乎乎,鹹乎乎(黑乎乎,粘乎乎,咸乎乎)」と言います。

「熱合菜」は、普通の家庭料理でした。
これを「家常菜」と言います。

ただ、中国では、家庭料理の方がおいしいと思います。
 

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