furongfeng

芙蓉峰の如是我聞

中国語から故事成語、最新の中国事情、実際の中国ビジネスまで、中国に関連する様々なことを紹介します。 特に、中国ビジネスは、中国での10数年間に私が自ら体験した、捏造一切なしの、真実のレポートです。 お問い合わせ、ご相談はこちらまで。 furongfeng2583@yahoo.co.jp

独身の日

11 11月

11月11日は、中国で、どうして買い物の日になったのか?

本日、1111日は、中国では「独身の日」と言われます。

中国語では「光棍節(光棍)」(guang1 gun4 jie2/グアングンジエ)と言います。

いろいろ説はありますが、私は、この日が、中国で大人気であった日本人、蒼井そらさんの誕生日であったからだと考えています。

中国の11月11日は、どうして「独身の日」なのか?

で、起源はどうでもいいのですが、中国では、この日は、一応、独身の日になっています。

中国には、年に数回、恋人たちの日があります。

2月14日のバレンタインデーは「情人節」と言います。

3月14日のホワイトデーは、中国では「白色情人節」と呼ばれます。

本来、ホワイトデーは、日本のお菓子業界が販売促進のために考えたものだと思いますが、2つとも、西洋のお祭りとされ、恋人たちの日になってしまいました。

また、中国伝統の「情人節」は七夕だ!と主張する人もいます。

七夕は、本来、女性が織女星を祭って、手芸や裁縫が上手になるよう願う日だったのですが、中国では、これまた恋人たちの日になってしまいました。

最近は、5月20日も恋人たちの日とされています。

「520」は「五二零」(wu3 er4 ling2/ウアリン)と発音しますが、これが「我愛你(我
)」(wo3 ai4 ni3/ウォアイニ)に似ている!というのが、その理由です。

ということで、中国では、とにかくたくさんの恋人たちの日がありますが、すべてに共通しているのが、男性が女性にプレゼントをするということです。

中国の男性は、ガールフレンドに対し、毎年何度もプレゼントをしなければならず、本当に大変です。

もっとも、独身の人には、プレゼントをする相手もいないので、その相手がいるだけましなのかもしれません。

そして、この状況を見たアリババのジャック・マーさんは、商機を感じたのでしょう。

2009年、独身の日にあわせ、独身、というか、恋人のいない人たちは、自分で自分にプレゼントをしましょう!というキャンペーンを行いました。

11月11日なので「双十一」(shuang1 shi2 yi1/シュアンシイ)と呼び「双十一節」などとも言われます。

大きい声では言えませんが、台湾の国慶節である「双十節」をまねたような気もします。

もともとは、単に、たくさん買ってもらうことを目指した販促活動だったのですが、ちょっと思い切った安売りをしたのが、うまくはまったようです。

ということで、この日は、もう独身も何も関係のない、大バーゲンの日になってしまいました。

ただ、何でもかんでも売れればいいというやり方に、習さんは、こころよく思っていなかったのでしょう。

アリババのジャック・マーさんも、京東の劉強東さんも、最近、ほとんど表に出て来なくなりました。

昔は、2人とも、いろいろエラそうなことを言っていたのですが、政府から睨まれて、おとなしくしているのだと思います。


JD.comのCEOである劉強東さんが、強姦で訴えられました

これまでの「双十一」は、11月11日になった瞬間に、いくらの売り上げを達成した!とか、とにかくバカバカしく、とても社会主義国の活動には思えませんでした。

いい加減「双十一」なんてやめるべきだと思います

習さんも、苦々しく思っていたのでしょう。

今後は、いろいろ規制が入り、少しはまともになっていくのだと思います。

9 11月

中国の11月11日は、どうして「独身の日」なのか?

1111日は、中国では「独身の日」とされています。

中国語では「光棍節(光棍)」(guang1 gun4 jie2/グアングンジエ)と言います。

「棍」(gun4/グン)とは、本来、棒という意味ですが、ごろつき、悪党という意味もあります。

また、ここでの「光」(guang1/グアン)は、光り輝く、ではなく、きれいさっぱり何もないことを指します。

「光棍」とは、きれいさっぱり何もない奴ということで、独身を指すようになりました。

別に、光り輝く棒ではなく、変な意味はありません。

出された料理を、きれいに食べることを「吃光」と言います。
服を脱いで、すっぽんぽんになるのは「脱光」です。

いずれにしても、この使い方は、日本語にはありません。

よく、日本が以前、中国を侵略した際、焼き尽くす「焼光」、殺し尽くす「殺光」、奪い尽くす「搶光」の「三光作戦」を実行した!なんて言われます。

日本が中国を侵略したのは事実ですが、日本語の「光」にこの用法はないので「三光作戦」が、日本人が考えたものではないのは明らかです。

日本語をよく知らない、誰とは言いませんが、誰かが考えたものだと思います。

で、建前上は、11月11日は、1がたくさんあるから独身の日になったと言われています。

南京大学の学生が言い出したとか、北京理工大学の学生が考えたとか、いろいろ説はあるようです。

もっとも、いい大人である大学生が、1がいっぱいあるから独身の日!なんて考えるでしょうか?

考えるのかもしれませんが、これは、11月11日が独身の日になった、本当の理由ではないでしょう。

蒼井そらさんは、中国では「蒼井空(井空)」(cang1 jing3 kong1/ツァンジンコン)と呼ばれています、というか、呼ばれていました。

見ていないのでよくわからないのですが、さすがに引退されたと思います。

ただ、中国では、それこそ有名かつ大人気であり「蒼老師」と言われ、敬われていました。

「老師(老)」(lao3 shi1/ラオシ)とは、先生のことです。
いろいろ教えてもらったということなのでしょう。

当時、中国で、一番人気のあった日本人と言っても過言ではありません。

そして、ウソのような本当の話なのですが、蒼井そらさんの誕生日は、11月11日でした。

私は、これは、中国の「独身の日」にあわせた冗談だろうと思い、いろいろビデオを見て研究したのですが、やっぱり、11月11日だったようです。

ということで、中国で、11月11日が「独身の日」になったのは、この日が蒼井そらさんの誕生日だったからなのでしょう。

もっとも、中国では、本来、こういう類のものはご法度のはずです。

話題にしてはいけないはずなのですが、それが、どういう訳か、蒼井そらさんだけは、よく取り上げられていました。

ところが最近、全く見かけなくなったような気がします。

引退されたからというのもあるのでしょうが、恐らく、習さんとしては、社会主義国家として、こういう風潮が許せなかったのでしょう。

ということで、かつては中国で先生と呼ばれた蒼井そらさんも、削除の対象になってしまったような気がします。

 

25 12月

空がこんなに青いとは!

中国人は「あおいそら」が大好きです。

って、中国人が、恐らく元AV女優の蒼井そらさんが大好きであることにかけて、よくこう言っていました。

中国人が、どれだけ蒼井そらさんを慕っているかは、彼女の誕生日である1111日を、独身の日「光棍節(光棍节)」(guang1 gun4 jie2/グアングンジエ)だ!と定め、その日がいつの間にか「双十一」(shuang1 shi2 yi1/シュアンシイ)と呼ばれる、ネット購買のお祭りの日になってしまったことからもわかります。

中国語では「蒼井空(苍井空)(cang1 jing3 kong1/ツァンジンコン)と言いますが、中国人からは、蒼先生「蒼老師(苍老师)(cang1 lao3 shi1/ツァンラオシ)と呼ばれ、慕われています。

きっと、お世話になりました!ということなのでしょう。

以前、中国の新聞など、いろいろなところで取り上げられていました。
もっとも、最近は、ちょっと見かけなくなったような気がします。

中国政府が、風俗の取り締まりを強化していることに関係するのだと思います。

そんな、中国人女性の裸はダメだけど、日本人ならいい!って、おかしすぎました。
中国政府も、あの異常さに、ようやく気付いたのだと思います。

で、それだけ「あおいそら」が好きなのに、北京(bei3 jing1/ベイジン)はいつも「あおいそら」じゃないよね、ということで、ちょっと冗談も込めて、こう言っていました。

とにかく、北京の空は、真っ白でした。
当然ながら、きれいな真っ白ではなく、煙もくもくの真っ白です。

中国では、空気の汚染度を表すアプリが流行っていて、恐らく、だいぶ鯖を読んでいるとは思いますが、そのときの汚染状態を確認することができます。

一応、500がフルスケールということで、一番汚い基準ですが、たまに、この500を超えてしまうことがありました。
これを「爆表(bao4 biao3/バオビャオ)と言います。

「表」(biao3/ビャオ)とは、計器のことで、メーターです。

「爆表」とは、メーターが爆発!する訳ではありませんが、それぐらいインパクトのある言葉です。

「爆表」のときは、目の前は真っ白で、本当に、50m先も見えないほどでした。

よって、北京イコール空気が汚い!というのが、私も含めて、普通の人の感覚だったと思います。

ところがです。
最近、北京へ行くたびに思うのですが、北京の空は、どうしてこんなに青いのか?と思うようになりました。

はっきり言って、本当にきれいです。

私は北京に住んでいる訳ではなく、たまに行くだけですが、そのたまに行く日のほとんどで「あおいそら」を見かけます。

決して、
ビデオで見る訳ではありません。

住んでいる人曰く、昔は、10日に1度ぐらいが「あおいそら」であったが、今は、10日に1度ぐらいが「しろいそら」なのだそうです。

ということは、10日のうちの9日間は「あおいそら」ということですが、そんなに大丈夫なのか?と思ってしまいます。

いや、何でもありません。

それにしても、本当にきれいです。

って、ビデオではありません。
北京の空気の話です。

中国政府も、頑張ったのでしょう。

ここ数年、相当お金をかけて環境対策をしてきました。

当然、エヘヘの部分もあったのでしょうが、それなりの効果が出てきたようです。

もっとも、東京を訪れるほとんどの中国人が、東京の空は青い!と言いますが、東京だって、一昔前は、それこそ公害だらけでした。

私が
子供の頃の東京と言えば、空気が汚いというイメージしかありませんでしたが、今では全くです。
多くの人が努力したお陰で、ここまできれいになったのだと思います。

北京の空も、これだけきれいになったのですから、後は、いかに保っていくかでしょう。

やっぱり「あおいそら」を見るのは、気持ちがいいです。

だから、ビデオの話ではありません。

28 11月

いい加減「双十一」なんてやめるべきだと思います

いい加減「双十一」(shuang1 shi2 yi1/シュアンシイ)なんてやめるべきだと思います。

双十一(シュアンシイ)」とは何かと言えば、これはもう、何度も説明させて頂いたので、フォンミーの方からすれば、またか?かもしれませんが、大切なことなので、はっきり言わなければなりません。

芙蓉峰が言わねば、誰が言う!です。

簡単に言えば、1111日が、蒼井そらさんの誕生日であるため、これをお祝いするために、1111日は独身の日!とやりました。

日頃、お世話になっているのですから、当然です。

そして、この独身の日!が広まり、いつの間にか、独身の日だから、自分で自分にご褒美を!となりました。
すると、よし、買い物だ!となって、買い物をする日になります。

中国では、これが一大イベントになってしまいました。

日本でも、1111日は「いい買い物の日!」なんて言い、中国の真似をしているようです。
情けないこと限りありません。

で、11月11日は、日本の、恐らく元だとは思いますが、AV女優のために、中国人全員がお祝いしているのですが、こんなこと、口が裂けても言えません。

よって、誰も本当のことを言わないのですが、私は真実を言い続けます。

もっとも、中国の秘密!ということで、スパイとして捕まっては困りますので、このぐらいにしておきます。

で、この「双十一」、中国では、それこそ国民的なイベントになっており、多くの人がインターネットで買い物をします。

単に、定価を吊り上げて、割引を大きく見せているだけなのですが、安い!と勘違いして、ついつい買ってしまうようです。
これを「剁手(duo4 shou3/ドゥオショウ)と言います。

中国政府も、定価を吊り上げちゃダメ!とは言っていますが、そこはもう、エヘヘであり、実際はそんなの関係ねぇのようです。

こういうインターネットでものを買うことを「網購(网购)(wang3 gou4/ワンゴウ)と言います。

そして、中国には、インターネットで購入したものについて「七天無理由退貨(七天无理由退货)(qi1 tian1 wu2 li3 you2 tui4 huo4/チティェンウリヨウトゥイフオ)という、恐ろしい規定があります。

購入から7日以内であれば、いかなる理由であっても返品できるというものです。

もともとは、消費者保護を目的としたものなのですが、これを悪用する人が後を絶ちません。

江蘇(江苏)(jiang1 su1/ジアンス)省の省都、南京(nan2 jing1/ナンジン)にお住まいの、張()(zhang1/ジャン)さんは、昨年の「双十一」の際に「水貂皮大衣(shui3 diao1 pi2 da4 yi1/シュイディァオピダイ)を購入しました。

水貂(shui3 diao1/シュイディァオ)とは、ミンクであり、要は、ミンクのコートです。
値段、11,000元ほどもしたようです。


そして、今年もまた、同じ店で、同じようなミンクのコートを購入しました。

ここまで言えば、賢明なフォンミーの皆さんはおわかりでしょうが、張さん、新しいミンクのコートが届くと、昨年買ったミンクのコートと取り換えて、返品!とします。

事情を知らない宅配便のお兄さんが、返品です!と言って、お店に持って帰ると、これ今回売ったのと違うよね!という話になり、宅配便のお兄さんに、詐欺だ!と詰め寄りますが、宅配便のお兄さんは、そんなこと言われても困っちゃう!と警察に通報したところ、張さんの悪だくみがばれてしまいました。

張さんは、既に、逮捕!となったようですが、具体的に、どんな刑になるのか記事には記載がありませんでした。

ただ、騙し取ろうとした品物が1万元近くということであれば、これを恐らく、刑事事件となってしまうのでしょう。

前の会社で、久しぶりに登場の小日本君からウソの告発をされ、工商局の取り調べを受けたことがあります。

その際、5000元未満の賄賂であれば、行政処分だが、5000元以上だと刑事処分となる!と脅されました。

どうも、5000元以上と以下では、扱いが変わってくるようです。

恐らく、詐欺事件も同様ではないかと思います。

「双十一」では、それこそ大量の宅配便が配達されます。
ただ、あまりにも量が多いため、場所によっては、その集配能力を超えてしまっていることが少なからずあり、配達されないとか、荷物が置きっぱなしだとか、至るところで問題が発生しています。

もう間違いなく社会問題になっているのですから、中国政府はそろそろ規制すべきではないでしょうか。

これでは、何のための中国共産党なのかわかりません。

日本ではそんなことはできませんが、個人の自由うんぬん言わせず、ダメなことはダメ!とできるのが、中国共産党のいいところだと思います。

 

11 11月

中国で、11月11日は、どうして独身の日なのか?

5000年の歴史があると言われる中国において、本来、1111日は、何の日でもありません。

だ、最近は「双十一」(shuang1 shi2 yi1/シュアンシイ)と言い、すべての中国人が、ネット購買に狂乱する日になってしまいました。

1分間で、1億元の売上を突破した!とか、数字は適当に言っているだけですが、とにかく、バカみたいにネットで買い物をすることを煽り、消費者もすっかりそれに乗せられてしまっているようです。

定価に比べて、かなりの割引があるようですが、ただ、定価をあらかじめ高く設定しています。

中国では、恐ろしい規則があり、ネットで購入したものは、7日以内であれば無条件に返品することができるようになっています。

無条件なので、受け取った衣服を、23日着てから、はい返品!なんてことも普通に行われます。

そういうリスクに備えるためにも、定価は高く設定しなければならないのかもしれません。

便利なのかもしれませんが、ただ、私は、どうしても信じることができないため、これまで使用したことはありません。

毎年、毎年激しくなっていて、あまりにバカバカしいため、ここ最近は、もう気にしていませんでした。
ただ、中国で、毎年恒例の一大イベントになっているのは、もう間違いありません。

よって、どうしてこんなになっちゃったのかについて、おさらいしようと思います。

もともと、1111日は、冗談で、独身の日と言われていました。
中国語では「光棍節(光棍)(guang1 gun4 jie2/グアングンジエ)と言います。

1がたくさんあるから独身の日だ!ということで、南京大学の学生が言い出したとか、北京理工大学の学生が言い出したとか、いろいろ説はあるようです。

「棍」(gun4/グン)とは、本来、棒という意味ですが、ごろつき、悪党という意味もあります。

また、ここでの「光」(guang1/グアン)は、光り輝く、ではなく、きれいさっぱり何もないことを言います。

「光棍」は、別に、光り輝く棒という意味ではありません。
変なことを考えてはいけません。

出された料理をきれいに食べることを「吃光」(chi1 guang1/チグアン)と言います。
服を脱いで、すっぽんぽんになるのは「脱光」(tuo1 guang1/トゥオグアン)です。

いずれにしても、日本語にはない使い方です。

よって、焼き尽くす「焼光(烧光)(shao1 guang1/シャオグアン)、殺し尽くす「殺光(杀光)(sha1 guang1/シャグアン)、奪い尽くす「搶光(抢光)(qiang3 guang1/チアングアン)の「三光作戦」なんて、明らかに、日本人が考えたものではありません。

日本語をよく知らない、中国人が考えたのでしょう。
よくあることです。

そして、2009年、その独身の日「光棍節」に合わせ、アリババ「阿里巴巴」(a1 li3 ba1 ba1/アリババ)のジャック・マーさんが、オンラインショップでバーゲンを始めました。

この国には「情人節(情人
)(qing2 ren2 jie2/チンレンジエ)やら「白色情人節(白色情人)(bai2 se4 qing2 ren2 jie2/バイサチンレンジエ)やら「七夕」(qi1 xi1/チシ)やらと、訳わからない恋人たちの記念日がたくさんあります。

ただし、すべて、男性から女性にプレゼントしなければいけません。

それでも、プレゼントできる女性がいる男性はましですが、プレゼントする相手がいない男性は、それこそたくさんいます。

よって、独身の日には、自分で自分にプレゼントしましょう!と訴えました。

要するに、たくさん買ってもらうことが目的の、単なるキャンペーンだったのですが、ちょっと思い切った安売りをしたのがうまくはまってしまったようです。

それから「光棍節」は「双十一」や「双十一節(双十一节)(shuang1 shi2 yi1 jie2/シュアンシイジエ)などと名を換えて、もう独身も何も関係ない、とにかく大バーゲンの日になってしまいました。

イメージというのは恐ろしいもので、多くの人が「双十一」は安いと信じ込んでいます。

よって、買い物をするなら「双十一」まで待とう!と考えており、そして、1111日になった瞬間に、一斉に買い物を始めます。

私にはもう、バカバカしくて、どうぞご勝手に!という感じです。

もっとも、日本でも、この「双十一」を真似して、いい買い物の日!なんて、やっているようです。

個人の自由なので構いませんが、そんな中国のマネをして楽しいのか?と思ってしまいます。

それにしても、1111日は、1がいっぱいあるから独身の日だ!なんて、天下の大学生が考えるでしょうか?

私は、うんにゃだと思います。

これについて、私は長い間、ビデオを見て研究しました。

そして、わかったのは、中国で、1111日が独身の日になったのは、決して、1がいっぱいあるから!ではありません。
この日が、中国で大人気であり、先生!とまで言われていた、蒼井そらさんの誕生日だったからです。

蒼井そらさん、中国では「蒼井空(井空)(cang1 jing3 kong1/ツァンジンコン)と呼ばれています。

恐らく、AVの方は引退したとは思うのですが、中国ではそれこそ有名で、蒼先生「蒼老師(
)(cang1 lao3 shi1/ツァンラオシ)と言われ、敬われています。

かつて、いろいろ教えてもらったということなのでしょう。

ということで、中国人が1111日に大騒ぎするのは、もともとは、日本のAV女優の誕生を祝うためなのでした。

もっとも、イベントが、ここまで大きくなってしまったので、誰も本当のことは言わないと思います。



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11 11月

本日は独身の日、中国人が日本のAV女優の生誕を祝う日です

また、また、挑発的なタイトルにしてしまいました。
ただ、誰も言いませんが、事実ですから、仕方ありません。

芙蓉峰が言わねば、誰が言う!です。

中国では、1111日を、11が二つあるということで「双十一」(shuang1 shi2 yi1/シュアンシイ)と言います。

伝統的に何かあった訳ではありませんが、いつの間にか、この日はネット上で買い物をする日になってしまいました。
この日に合わせ、安売りの大々的なキャンペーンを行ったため、自然と販売量が増えました。

日本のヤフーでは、1111日は「いい買物の日」と、訳わからないキャンペーンを行っていますが、明らかに、中国のマネです。

どうしてこの日に、オンラインショッピングで安売りが行われるのかと言えば、もともと、1111日は、独身の日とされました。

これを、中国語では「光棍(光棍节)(guang1 gun4 jie2/グアングンジエ)と言います。

(guang1 gun4/グアングン)とは、直訳すると、光った棍棒(こんぼう)ですが、男性の独身者を指します。

単なる独身者ではなく、男性、ということが重要です。

で、1111日は、14つもあるから「光棍(グアングン)」の日だ!ということとなって「光棍節」となりました。

中国には、数多くのバレンタインというか、恋人たちの日が存在します。

まず、214日は、本家本元のバレンタインデーで、これを「情人節(情人节)(qing2 ren2 jie2/チンレンジエ)と言います。

日本では、女性が男性にチョコレートを渡すという変な習慣がありますが、中国では、単純に、男性が女性にプレゼントを渡します。

プレゼントを渡すだけかどうかは、これはもう「看情況(看情况)(kan4 qing2 kuang4/カンチンクアン)で、状況によって異なります。

314日は、日本のお菓子屋さんが勝手に作ったホワイトデーですが、中国では「白色情人節(白色情人节)(bai2 se4 qing2 ren2 jie2/バイサチンレンジエ)と言って、これまた恋人たちの日になっています。

この日も、男性が女性にプレゼントを渡します。
プレゼントを渡すだけかどうかは、やっぱり「看情況(カンチンクアン)」です。

旧暦の77日は「七夕」(qi1 xi1/チシ)です。
日本では、新暦の77日ですが、中国では旧暦で行われます。

どちらが正しいのかと言われると、何とも言えませんが、中国の方が正しいような気もします。

日本の七夕は、もともと、女性が手芸の上達を祈る日とされました。
これを「
乞巧(qi3 qiao3/チチャオ)と言います。
中国にもあった風習ですが、今は廃れて、この日はすっかり、恋人たちの日になってしまいました。

何をするかと言えば、男性が女性にプレゼントを渡します。
プレゼントを渡すだけかどうかは、これまた「看情況(カンチンクアン)」です。

この日、ホテルが満室になることを考えれば、やっていることは、日本も中国も変わらないような気がします。

そして、最近は、520日も、恋人たちの日になってきました。

これは「520」即ち「五二零」(wu3 er4 ling2/ウアリン)が「我愛(我爱你)(wo3 ai4 ni3/ウォアイニ)に似ているということで、恋人たちの日になりました。
何をするかと言えば、男性が女性にプレゼントを渡します。

中国の男性は、可哀そうなぐらいに、女性にプレゼントを渡さなければなりません。

ただ、プレゼントを渡す女性がいるだけ幸せです。
プレゼントを渡す女性がいない男性は、プレゼントを渡す機会がありません。

そこで、ネット上のショッピングサイトを運営する「阿里巴巴(a1 li3 ba1 ba1/アリババ)が、独身の日は、自分自身にプレゼントを渡そうというキャンペーンを始めました。

これが、どうも中国人のツボにはまったらしく、あっと言う間に大流行してしまいました。

今ではすっかり、1日でどれだけの売上を達成するか競争する、バカみたいな日になってしまいました。

バカみたいに多くの人が、バカみたいにネット上で買い物を行うため、宅配便は機能しなくなります。

とんでもない社会問題ですが、私は恐らく「新時代(
新时代)(xin1 shi2 dai4/シンシダイ)の中国では、規制されていくだろうと思っています。

で、中国では、1111日は、14つあるから独身の日になったと説明されています。
ただし、本当?という気がしてなりません。

ポッキーの日であれば、ああ、似ているね、と納得できますが、1が4つで独身の日と言われても、何だかちょっと腑に落ちません。

どうしても納得できないため、私が研究に研究を重ねた結果、気づいたことがありました。

もっとも、研究と言っても、別にビデオを見た訳ではありません。

1111日は、何と、中国で大人気の、蒼井そらさんの誕生日でした。

蒼井そらさん、中国では「蒼井空(
苍井空)(cang1 jing3 kong1/ツァンジンコン)と呼ばれ、また「蒼老師(苍老师)(cang1 lao3 shi1/ツァンラオシ)と敬われています。

蒼先生ということですが、かつて、いろいろ教えてもらったということなのでしょう。

よって
1111日は、独身男性「光棍(グアングン)」の日になりました。

この日に大騒ぎするのは、もともとは、日本のAV女優の誕生日をお祝いするためだったのです。

ただ、これだけ国民的な行事になってしまった現在、こんなこと、口が裂けても言えません。

誰も言わないので、芙蓉峰が言うしかないのでした。


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14 11月

今年は1207億元売上げました

先日、1111日は「双十一節(双十一节)(shuang1 shi1 yi1 jie2/シュアンシイージエ)でした。

「節()(jie2/ジエ)とは、節句、記念日、祝祭日という意味です。

旧暦ですが、11日は「春節(春节)(chun1 jie2/チュンジエ)、55日は「端午節(端午节)(duan1 wu3 jie2/ドゥアンウジエ)77日は「七夕節(七夕节)」(qi1 xi1 jie2/チーシージエ)99日は「重陽節(重阳节)(chong2 yang2 jie2/チョンヤンジエ)と言います。

ちなみに、33日は「上巳節(上巳节)」(shang4 si4 jie2/シャンスージエ)と言いましたが、こちらは既に消滅し、ほとんどの人が知りません。

そして、そもそも新暦ですから関係ないのですが、お遊びで、1111日は、1がたくさんあるから独身の日だ!ということになりました。

独身のことを、中国語では「単身」(dan1 shen1/ダンシェン)と言います。
ただ、これはちょっと上品な言い方で、俗な言い方では「光(guang1 gun4/グアングン)です。

よって、1111日は、独身の日という意味で「光棍(光棍节)(guang1 gun4 jie2/グアングンジエ)と呼ばれるようになりました。

その後、アリババのジャック・マー「馬雲(马云)(ma3 yun2/マーユン)さんが、プレゼントを贈る相手がいない独身者は、自分へのご褒美に買い物をしようということで、この日にあわせ大々的なセールスを行いました。

そして、独身だけでなく、独身ではない人にも買ってもらうため、名前をちょっと格好よく「双十一節」としたようです。

新暦の1010日は、中華民国の建国記念日であり、これを「双十節(双十节)(shuang1 shi2 jie2/シュアンシジエ)と言います。
私が付けた訳ではないのでわかりませんが、ちょっと意識したのかもしれません。

アリババ傘下の「天猫」(tian1 mao1/ティェンマオ)では、この日1日で、1207億元売り上げたそうです。
日本円にして、18900億円ということですが、すごいですねぇ、と言うしかありません。

1111日の午前0時になるのを待って、多くの人が一斉に買い始めます。
これを、秒殺ということで「秒殺(秒杀)(miao3 sha1/ミャオシャー)と言います。

よって、
658秒で100億元を突破した、なんていう話が出て来ます。
ちなみに、去年は
1228秒、一昨年は37分だったそうです。

そして、今年は、
18時間55分で、1000億元を超えました。
もう、どうでもいいという感じです。

確かに、この日は、価格が安くなるようです。
これを「打折」(da3 zhe2/ダジャ)と言います。

半額は「打五折」
(da3 wu3 zhe2/ダウジャ)もしくは「打半価(
打半价)(da3 ban4 jia4/ダバンジア)と言います。

ただ、毎年、必ず問題になりますが、あらかじめ定価を上げるお店が出てきます。

定価を高くすれば、割引が多くても、結局、平日と同じ価格なのですが、割引が多いので、何だか安くなったような感じがします。
これではとても
「朝三暮四」(zhao1 san1 mu4 si4/ジャオサンムースー)のサルを笑うことはできません。

なお、この「朝三暮四」、今の中国語では、移り気である、あてにならない、という意味で使われます。
本来の意味は、賢い人は言葉を巧みに使い、愚かな人は表面にとらわれて実情を理解できない、ということです。
日本でも同様に使われます。

別に、愚かだと言っている訳ではありません。

この日、約10億個の宅急便が発送されたそうです。
これまた間違いなく、到着するのが遅いということで、クレームになります。
永遠に到着しないかもしれません。

まあ、いつ到着するかわからないものを待つのも「双十一」(shuang1 shi2 yi1/シュアンシイー)の醍醐味の一つなのかもしれません。

そして、恐ろしいのは、中国では「七天無理由退換貨(七天无理由退换货)(qi1 tian1 wu2 li3 you2 tui4 huan4 huo4/チーティェンウーリヨウトゥイフアンフオ)であることです。

商品
を受け取り、7日以内であれば、自由に返品・交換ができます。
単に、やっぱり要らないという気まぐれな理由でも、運賃さえ負担すれば、簡単に返品ができます。
お店側は断ることはできません。

10億個の宅急便のうち、5億個が返品になれば、それこそ訳わからない状態になります。
そして毎年カオスとなり、至るところで問題になるのですが、今年もやっぱり止められないようです。
恐らく、このカオスを、国民全体で楽しんでいるのだと思います。

そして、今回、私は、更に恐ろしいことを発見してしまいました。
1111日は、単に1が多いから独身の日にしたのだと思っていましたが、どうもそうではないようです。

この日は、何と、中国で一番人気のある日本人、あおいそらさんの誕生日なのでした。

なるほど、そういうことだったのか、だから独身の日かと、まさに目から鱗(うろこ)です。
そんな深い意味があったとは、全く知りませんでした。

ただ、これだけ国民的な行事になってしまったため、今更言うことができないのだと思います。


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23 11月

返品の嵐です

返品は、中国語で「退貨(退货)」(tui4 huo4/トゥイフオ)と言います。

つい先日「双十一」(shuang1 shi2 yi1/シュアンシーイー)なるバカ騒ぎがありました。

1日の販売額が最高!なんて喜んでいましたが、実は、後日譚があります。

買い物の日と言っても、お店に行って買う訳ではなく、ネットで購入するものです。
よって、品物はすべて宅配便で送付されます。

ものすごい数の量になることで、宅配便の兄ちゃんやおじさんたちは、それこそ大変な一週間となりました。

配達の途中で、貨物がすべて燃えてしまったとか、泣くに泣けないドラマも生まれています。

そして、落ち着きを取り戻したかに見えた最近でしたが、宅配便の兄ちゃんたちは、また忙しくなってきたようです。

今度は「退貨(トゥイフオ)」です。

この国にも、一応「消費者権益保護法(消费者权益保护法)」(xiao1 fei4 zhe3 quan4 yi4 bao3 hu4 fa3/シャオフェイジャチュェンイーバオフファー)なる法律があります。

この中に明確に記載されているのが「七天無理由退貨(七天无理由退货)」(qi1 tian1 wu2 li3 you2 tui4 huo4/チーティェンウーリーヨウトゥイフオ)の規定です。

品物を受け取ってから7日以内であれば、特別の理由がなくても返品できる、というものです。
日本でいう、クーリングオフという感じでしょう。

そしてどうも、今回は、この規定が出来てから初めての「双十一(シュアンシーイー)」だったようです。

11月11日、安い!と思って衝動買いをしてしまった人が大勢います。
ところが、受け取った後、どうしてこんなもの買ってしまったのだろう?と後悔します。

そんなときは「退貨」をすれば、全く問題ありません。

衣服や靴のサイズがあわないことがあります。
ネットでは、写真だけです。
実際着てみたら、とてもあわないということ、よくあります。

こんなときも「退貨」をすれば、全く問題ありません。

今回、ある強者は、購入したものの90%を「退貨」したそうです。

11月11日は安い!と言っていますが、実際は、それほど安くありません。
電気製品を購入しましたが、次の日の方が安かったので「退貨」した人がいるそうです。

これでは、下手に特価なんて出せません。

もっとも「退貨」を受けた場合は、返金しなければならないことになってはいます。
なってはいますが、本当に返金するかどうかは別です。

ちゃんとしたところは信用が大切であるため、返金するでしょうが、そうでもないところは、そんなの関係ねぇとなるかもしれません。

そこで闘うのも、また億劫です。

ネットで買うのは便利だ、という声もありますが、本当にそうなのか、よくわかりません。

ニセモノもあって、不良品もあり、そして頻繁に返品となれば、そのうち皆、飽きてくるのではないでしょうか。

アリババの天下は、そう長くは続かないような気がします。


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オンラインショップのバーゲンセール「双十一」(shuang1 shi2 yi1/シュアンシーイー)が終了しました。

今年も記録的な売上を上げたそうです。

もっとも、宅配便会社の戦いは、これからになります。

ネットで大量に注文された商品は、宅配便会社によって各ご家庭に届けられます。

宅配便は「快逓(快递)」(kuai4 di4/クアイディー)と言います。

速いことを「快」(kuai4/クアイ)と言いますが、速くなくても「快逓(クアイディー)」です。

ちなみに、この「快」(kuai4/クアイ)、ピンインが「kuai」なので、私は「クワイ」と表記します。

中国語をカタカタで表すこと自体が無謀なのですが、当然、正確な発音ではありません。
ある人は「コワイ」と表記する人もいます。

中国語の「u」の発音は、日本語の「ウ」よりも口を突き出す感じがありますので「コワイ」とした方がより正確な音に聞こえるかもしれません。

中国のタクシーは、それこそ無茶苦茶に飛ばします。

私はそれでも慣れてしまいましたが、日本から来たばかりの人が乗ると、相当恐ろしいようです。
よって、ある人が「怖い、怖い」と言いました。

すると、タクシーの運転手は、更にスピードを出します。

どうも「コワイ、コワイ」が「快(コワイ)快(コワイ)!」だと思い、もっと飛ばせと言われたと思ったようです。

実話です。

ただ、日本の宅配便であれば、どこも皆きちんとしていますが、中国の「快逓(クアイディー)」は、それほどレベルが高くありません。

荷物が多ければ、無理せずに台車で運ぶというのは、常識ですが、こちらでは非常識です。
持てる限り持つ、が常識です。

中国人だと言っても、皆がすべて雑技団のような人たちばかりではありません。
当然ながら、落とします。

私はこの目で、その光景を何度も見て来ました。

エレベーターに乗る際、使えるものは何でも使います。
よって、足で蹴っ飛ばして入れるなんて言うのは当たり前です。

集荷の場所は、ビルの前です。
そんな悪いことしませんが、盗ってもわからないかもしれません。

車に積み降ろしするときは、当然ですが、放り投げます。

その光景も何度も見て来ました。

いずれにしても、これが宅配便の実状です。

商品が無事に届くというのは、本当に奇跡に近いことだと思います。

で、11月12日、江西(jiang1 xi1/ジアンシー)省の高速道路上でのことでした。

宅配便のトラックが、突然出火しました。
これを「着火」(zhao2 huo3/ジャオフオ)と言います。

幸い、人に怪我はありませんでしたが、積んでいた約4000個の小包は、ほとんど燃えてしまいました。

小包は、中国語で「包裹」(bao1 guo3/バオグオ)と言います。

「裹」(guo3/グオ)とは、巻く、とか、くるむ、という意味で、バスタオルを巻くことは「裹浴巾」(guo3 yu4 jin1/グオユージン)と言います。

失火の原因はまだわかっていないそうですが、恐らくわかることはないでしょう。
こちらの人が、そんな真面目に調査するとは思えません。

きっと、何か発熱するようなものが入っていたのでしょう。

中国の「快逓」、ちゃんとした保険なんて入っていません。

どう処理するのかわかりませんが、相当揉めることは確かです。

いやいや、ちょっと、想像したくありません。


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来年、双十一はなくなるでしょう

今年の「双十一」(shuang1 shi2 yi1/シュアンシーイー)が終了しました。

売上額だけ見れば、今年もまた過去最高を記録し、大盛況だったようです。

ただ、来年「双十一(シュアンシーイー)」はなくなるでしょう。

おっと、すごい予言をしてしまいました。

いや、なくなることはないかもしれませんが、何らかの指導が入り、今のようにはいかなくなると思います。

ちょっと、弱気になりました。

「双十一」とは、簡単に言えば、ネットでのバーゲンセールです。

私は利用しないので、よくわかりませんが、オンラインショップサイトの二大巨頭と言えば、アリババと京東(京东)(jing1 dong1/ジンドン)になるようです。

アリババには「天猫」(tian1 mao1/ティェンマオ)と「淘宝」(tao2 bao3/タオバオ)がありますが、B2Cが「天猫(ティェンマオ)」で、C2Cが「淘宝(タオバオ)」となるようです。

アリババと言えば、ジャック・マー、馬雲(马云)(ma3 yun2/マーユン)さんが始めた会社ですが、上場したことで、馬さん、大金持ちになりました。

中国でも大変な有名人なのですが、批判する人もいます。

批判は、これはもうどうしようもなく、どんな人にでも、賛成する人もいれば、反対する人もいます。

ただ、その主張が、アリババで購入するのは日本人に貢ぐようなもんだ、ということです。

恐らく株主であるソフトバンクの孫さんのことを言っているのでしょう。

ほう、そう考えますか、という感じです。

ということは、ラオックスで買い物をするということは、中国人に貢ぐということなのでしょう。
じゃあ、爆買いしたって、何も悪くないような気がします。

京東(京东)(jing1 dong1/ジンドン)とは、JD.comとも言われます。

劉強東(刘强东)(liu2 qiang2 dong1/リウチャンドン)さんという方が始めました。

この方、1974年生まれということですが、先日、22歳の章澤天(章泽天)(zhang1 ze2 tian1/ジャンザティェン)さんと結婚されました。

章さんは、以前、ミルクティー「奶茶」(nai3 cha2/ナイチャー)を持った写真が、ネット上で話題になり「奶茶妹妹」(nai3 cha2 mei4 mei/ナイチャーメイメイ)として有名になった人です。

いや、別に、だからどうと言う訳ではありません。
決して、若い子と結婚したからと言って、嫉妬している訳でもありません。

馬雲(マーユン)さんも、劉強東(リウチャンドン)さんも、中国では、大成功者として崇められています。

アメリカのアマゾンドットコムのマネをしただけでしょ、とイジワル言う人もいますが、マネであっても、能力がなければここまで成功することはできません。

ただ、共産主義を目指すと言っている国で、どうして資本家がもてはやされるのかは、よくわかりません。

で、「双十一」が始まる前日の話です。

オンラインショップ「電商(电商)」(dian4 shang1/ディェンシャン)にとっては、年に一度の大イベントです。
よって、広州(广州)(guang3 zhou1/グアンジョウ)では決起大会が行われました。
「エイエイオー」とやるのは、よくあることです。

ところが、その際、会場の前には、馬さんと劉さんの肖像画が掲げられました。
その前には焼香する場所が設けてあります。

そして、多くのネットショップのオーナーや従業員たちが、順番に並び、その肖像画の前に跪き、拝礼していました。

これを「叩頭(叩头)」(kou4 tou2/コウトウ)もしくは「磕頭(磕头)」(ke1 tou2/カートウ)と言います。

わあ、これはちょっとダメでしょう。

3回跪き、合計9回叩頭することを「三跪九叩」(san1 gui4 jiu3 kou4/サングイジウコウ)と言い、皇帝や神仏に対する最高礼とされました。

今、それと同じことが、馬さんと劉さんに対して行われています。

何でも、昨年も拝礼があったそうですが、馬さんだけでした。
今年から劉さんが加わったようです。

ただ、昨年は、私は知りませんでした。
私が知らないだけかもしれませんが、今年は跪いている写真まで流れているので、ちょっと問題になっています。

こんな状態を、宗教を口では否定している共産党政府が、認める訳ありません。

裏で何かもらっているのであればいざ知らず、それでもちょっと目立ちすぎてしまいました。

流れとしては、来年の消費者保護デー「三一五」(san1 yao1 wu3/サンヤオウー)で叩かれるという感じではないでしょうか。

わかりきったことですが、ニセモノが多いとか、定価を高く設定しているのか、叩く気さえあれば、話題は事欠きません。

あとは政府のやる気次第ですが、私は、やるのではないかと予想します。


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