こんにちは


今日は続きを

前回も急性型、慢性型の違いを示しましたがもう少し詳しく。

急性型
骨折や打撲、捻挫など急性外傷により腫脹、循環障害をきたし下腿コンパートメント内圧が急激に上昇するもの。

慢性型
ランニングやジャンプなどを主体とした競技を長時間続けることにや急激な運動量増加により、慢性的な筋内圧の上昇が起こり生じるもの。

また急性型では処置が遅れると運動麻痺や知覚障害、筋壊死が発生し、重篤な後遺症が残存することもあります。

特徴的な症状を載せておきますので参考にして下さい。
T&5P
水泡形成(tens and blister)
通常の骨折ではみられない痛み(pain)
蒼白(pallor)
運動麻痺(paralysis)
錯感覚(paresthesia)
脈拍消失(pulslessness)

これに対して慢性型は外傷によるものではなく運動によって増大するコンパートメント内容に対し、筋膜が対応できず内圧が上昇し筋虚血をきたす疾患です。原因は高負荷の運動による毛細血管の透過性亢進(血管から液が漏れ出ているような状態です)毛細管レベルの圧の上昇、筋肥大などが考えられます。
運動をやめると軽快するというのも特徴の1つです。

では前脛骨筋症候群になってしまったらもうランニングはできないのか?

そんなことはありません!

ではどうすればまた楽しくランニングができるのか?

続きはまた次回に