大山の南壁方向から眺めると、大山の右側に特異の山容を持つ烏ヶ山が鎮座しています。
今年の7月(2016年7月)に入山規制が解除されたという情報を地元の方から頂いたので、
急遽予定を変更して烏ヶ山に登山してみる事にしました。
烏ヶ山 (14)



















登山口は鏡ヶ成キャンプ場の道を挟んだ反対側にあります。
登山口には新しい看板が立てられており、私達はここから山に取りついて行きます。
≪実際にはこのコースを含めて、この山には三つのコースがあるようです≫
最初は樹林の中の勾配の緩い登山道を進み、すぐに涸れ沢を2つ横切ります。
その後は単調な登山道が暫く続きます。
烏ヶ山 (1)-horz









樹林帯を抜ける辺りから、登山の勾配が急勾配に変化してきます。
雨の次の日なので、地面は滑り歩きにくくなっていましたが、
要所はしっかりと整備が進み、初心者でも安心して歩ける道になっていました。
この山の中腹より上部では紅葉が始まりかけているようでした。
烏ヶ山 (3)-horz









樹林帯を抜けて、稜線上の道を暫く進むと、新小屋峠からの登山道と合わさります。
この分岐点から先は山容が岩稜帯に変化してきます。
烏ヶ山 (5)



















岩場では細心の注意を払いながら、時間を掛けてゆっくりと登って行きます。
烏ヶ山 (7)-horz









前衛峰に登りつきました。前方の雲の中に、うっすらと烏ヶ山の山頂が見えて来ました。
ここから山頂までは、一度下り鞍部から登り返していきます。
烏ヶ山 (8)



















最低鞍部から岩場を登り返すと、山頂に大きな巨岩がある、烏ヶ山の山頂に到着しました。
山頂部は意外と広くて、巨岩の周りを歩けるようになっていました。
山頂にはガスが掛かり周囲の展望はありません。長めの休憩を取ったあと下山を開始します。
烏ヶ山 (11)



















この日は連休ということもあるのか、下山中沢山の登山者とすれ違いました。
下山途中、樹林帯に入る前に少しの間ですが雲がはれ、この日唯一の展望が開けて来ました。
眼下に高原の牧歌的景観が広がります。
烏ヶ山 (12)



















今回、以前から登りたいと思っていた烏ヶ山に登頂する事が出来ました。
現地に来るまで、登山解禁になった事を知らなかったのですが、
地元の方の情報を頂く事で、運良く山に登頂出来た事にとても感謝しています。
山自体も魅力のある山で、いい体験をさせて貰いました。
天気の良い時にまた訪れたいと思います。

(おわり)