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http://d.hatena.ne.jp/keiseisaimin/20110429
http://d.hatena.ne.jp/keiseisaimin/20110429
いつか取り上げようと思っていたブログですが、真面目に突っ込んでると下らないくせに長くなりそうなのでいつも取り上げてこなかったブログですw
keiseisaimin氏は高橋洋一氏の主張する「貨幣数量説に基づいてリフレ政策をやるべき」という立場に賛成していたはずなのですが、何故かあっさり方向転換したようです。
岩本氏は「貨幣の流通速度が一定ならば、貨幣の流通量と物価の上昇は比例する。ただし、ゼロ金利下では、貨幣の流通量が上がっても貨幣の流通速度が落ちて吸収されてしまい、物価は上昇しない」という、教科書的な理論と現実の観測値を書いています。
つまり、「貨幣数量説の式そのものは正しい。が、そこで前提にしている“貨幣の流通速度一定”は1995年以降の日本には当てはまらない」ということです。
ところが何を思ったか、keiseisaimin氏は「貨幣の流通速度は1995年以降の日本では下がっているのだから岩本氏は間違っている」と言い出しました。つまり、岩本氏の議論を肯定しながら岩本氏が間違いだというのですね。まるで理解不能です。
そして、貨幣の流通速度が下がったことを認めるのならば、貨幣数量説の恒等式に基づき「日銀がお金を刷っても物価は上昇しない」と認めたことになるはずです。
そもそも、貨幣数量説って貨幣の中立性を裏付けるための理論のはずで、それによるならば「貨幣の増量は物価の上昇に吸収されるため、実体経済を良くするものではない」という結論を導き出すものです。給料が上がっても同じ比率で物価が上がれば生活が良くならないのと一緒です。
ところが、「物価が上がらないのが不景気の原因だ」という思い込みから「物価を上げれば経済が成長する」というおかしな思考回路にはまり、「実体経済の改革をしなくても貨幣の流通量を増やせば物価が上がるから景気は良くなる」という、トンデモな話になってるんですね、彼らはw
実際には、ゼロ金利なのでマクロ経済の教科書通り、「貨幣の流通量を増やしても流通速度が落ちるので物価は上がらない」。これは高橋洋一氏が言うところの「貨幣の流通量を増やせば物価が上昇するのだから景気は良くなる」の完全否定です。しかし、keiseisaimin氏は流通速度が落ちていると指摘しながら高橋氏のほうが正しいと思い込んでいる。どうにも脳味噌が溶解しているようです。
私に言わせれば、彼らがリフレ政策の根拠に貨幣数量説を持ち出したのがそもそもの間違いで、リフレ政策がその通り効いたとしても、貨幣数量説によれば貨幣は中立だから、まず生活が良くならない(笑)。
しかも、貨幣数量説の恒等式に埋められた貨幣流通量は一定でないことが観測されてるから、彼らの言うところの「貨幣増量→物価上昇」が、ここ十数年まるで実現していない。
まさにこの2点が、高橋洋一氏の「貨幣数量説に基づくリフレ政策提案」を論破できる根拠なのですが、keiseisaimin氏は今回この2点目を認めちゃいました。
屁理屈の混ぜ合わせになってくるからこのように自家撞着もなんのその、になってくるんでしょうねww



