中華四川料理 佳鼎 火鍋屋(かてい ひなべや)@浅草COFFEE リーム@上野

2016年09月27日

翁庵@上野5

16-08-08訪問
(写真)天ざる 全景
翁庵:①天ざる1100円全景160808
この日は月曜日。
言い忘れていたが、京都に帰省した日から、僕は夏休みを取っている。

…という訳で、この日も僕は休みであった。
何処に昼ご飯を食べに行こうか…と、ごろ寝してテレビを観ながら連れと相談した結果、JR上野駅から浅草通り沿いに少し行った所…上野警察署の向かい辺りにある老舗蕎麦屋、翁庵、を訪れる事にした。

【★下町外飯徒然草★掲載の過去の訪問記】
翁庵@上野

僕がこの店を訪れたのは、2006年12月。
もう10年も前の話である。
「きれいごと」の芸風で愛された名人、三代目古今亭志ん朝が生前愛した店として、ご紹介したのであった。
三代目志ん朝がよく食べた、ねぎせいろに小ご飯の組み合わせの特別な食べ方を、僕もしている。

店内は、6人掛けテーブル席が2つ、4人掛けテーブル席が3つ、囲炉裏席が9席。
歳月を重ね、落ち着いた造作の店内は、昭和初期そのままの外観と同様、実に良い雰囲気を醸し出している。
思わず、腰を落ち着けて飲みたくなる様な…と言えば良かろうか。

月曜日の昼時という事で客足は絶えなかったものの、お盆休みに入った勤め人が多いせいであろうか、それなりに落ち着いていた。
僕等も、ゆったりとした4人掛けテーブル席に案内してくれ、特に相席を求められる事も無いままに、過ごさせて貰ったのだった。


(写真)日本酒
翁庵:②日本酒500円160808
●日本酒 500円 × 4

僕は最初から日本酒だったのだが、連れは、先ずビール600円を干した後、僕と一緒にお銚子を傾けた。
お通しは、枝豆。

(写真)板わさ
翁庵:③板わさ500円160808
●板わさ 500円

美しい飾り包丁の入った大きな蒲鉾が2つ、皿に載る。
葉の形をした蒲鉾、松葉の形をした蒲鉾、共に食べ易い様に真ん中から半分に切られており、都合4切れとなっている。
最近、とんとお目に掛かる機会が減った、飾り包丁の入った板わさに、老舗の矜持を窺い知る。
勿論、美味い蒲鉾が使われていた。

(写真)油揚甘辛煮
翁庵:④油揚甘辛煮350円160808
●油揚甘辛煮 350円

他店ではあまり見掛けぬ、肴。
きつねうどん・蕎麦に載せる甘辛い油揚げが、単品で出されるイメージ。
酒の肴になる様、細切りにされており、添えられる山葵と共に食べる。
卓上の七味を振って食べても、なかなか。
大きな油揚げのため、食べ出もある。

甘い物が好きではない連れも、不思議とこの油揚げは、美味いと喜んでいた。

(写真)月見芋
翁庵:⑤月見芋500円160808
●月見芋 500円

蕎麦屋の定番酒肴、月見芋。
酒肴として箸で千切って摘み易くするには、ねっとりと粘りの強い山芋である事が重要。
本格の蕎麦屋では、そうである事が多い。
この店の月見芋も、かなり粘度の高い芋を使っており、美味かった。

(写真)親子煮
翁庵:⑥親子煮800円160808
●親子煮 800円

かつ煮、親子煮とあったのだが、連れの希望で親子煮を注文。
写真でお判りと思うが、オムレツの様に高さのある親子煮である。
親子丼の具材ではなく、あくまでも酒肴用に作られている。
煮方も、トロトロの半熟ではなく、箸で千切って食べ易い様、しっかりと出汁を含みながらも軟らか過ぎず、箸で千切れる硬さに仕上げられている。
この辺りに、料理人の気配り、技量が現れる。

具材は、鳥肉、蒲鉾、葱、筍、椎茸。
彩りと香りづけとして、三ツ葉の茎と糸海苔が散らされる。
甘過ぎない出汁つゆで、実に美味かった。

(写真)天ざる 全景
翁庵:⑦天ざる1100円全景160808
●天ざる 1100円

〆に頼んだのは、天ざる。
先に記している様に、ねぎせいろが看板である事は百も承知なのだが、厨房から漂って来る胡麻油の香りが実に良く、天麩羅の誘惑に、抗う事が出来なかった。(苦笑)

天種は、大海老2尾に、しし唐。

(写真)天ざる つゆ 拡大
翁庵:⑧天ざるつゆ拡大160808
三つ葉と蒲鉾1切れが入る蕎麦つゆは濃く、辛さの方が勝った甘辛いつゆ。
江戸前の生醤油の濃いつゆに、甘味が加わっている感じなのである。

古い記憶を呼び醒ましてみると、確か、看板のねぎせいろのつゆも濃く、甘辛かった様に思う。

(写真)天ざる 天麩羅 拡大
翁庵:⑨天ざる天麩羅拡大160808
ねぎせいろのつゆには掻き揚げが入っており、甘辛いつゆは衣の胡麻油との相性が良く、美味かった記憶があるのだ。

どうやら、天麩羅の胡麻油との相性を意識した蕎麦つゆが、この店の特徴らしい。
このため、どっぷり蕎麦を浸けてしまうと、味が濃過ぎて塩っぱくなってしまう。

(写真)天ざる ざる蕎麦 拡大
翁庵:⑩天ざる蕎麦拡大160808
ところがこれを蕎麦湯で割って飲むと、鰹節のコク深い味わいがよく判り、飲み干したくなる程に美味いのである。
つゆも蕎麦湯で割って飲み干してしまい、大満足であった。

(写真)ねぎ南 かき揚入り
翁庵:⑪ねぎ南800かき揚げ入り160808
因みに連れは、熱い蕎麦が食べたいと言うので、ねぎ南800円に揚げ玉を少し追加して貰った。
ねぎ南も、ねぎせいろと同様に烏賊のかき揚げが入っているため、連れはとても驚くと共に、
「揚げ玉頼むんじゃなかった~。」
と、ぼやいていた。

(写真)品書き
翁庵:⑫品書き160808
〆て6150円
店を出てから思い返すと、どうも日本酒1本分の料金が入っていないらしい事が判ったのだが、申し訳ないと思いながらも、喜んでしまった。(苦笑)
久しぶりに訪れた、翁庵、であったが、連れもすっかり気に入ったらしい。
また訪れる機会が、ありそうである。

【店舗紹介】

(写真)店舗遠景
翁庵:店①遠景160808
(写真)店舗外観
翁庵:店②外観160808
(写真)入口
翁庵:店③入口160808
(写真)落ち着いた店内
翁庵:店④落ち着いた店内160808
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furutone at 00:00│Comments(4) 上野・稲荷町・三筋 

この記事へのコメント

4. Posted by 古利根   2016年09月27日 09:39
しぼ犬 様

浅草の翁そばとは、関係ありません。
翁そばは、角萬で修業した先代の大女将が開いた店です。

蕎麦屋に翁の名を冠する店は結構多く、神楽坂下にも「かつそば」で知られた翁庵があったりします。
3. Posted by しぼ犬   2016年09月27日 09:32
5 昼下がり 由緒のある古典蕎麦屋で板わさやきつねの頭で日本酒やって 締めに蕎麦手繰る!もう震える程堪りません ところでこの店 店名気になりますが 浅草の翁と関係あるのでしょうか?
2. Posted by 古利根   2016年09月27日 05:59
鳶奴 様

飾り切りなんて、凄いですね。

あ、僕のガラケーも似たようなもんです。
検索で複数記事を表示した結果にリンクを張ると、ブログのトップページが表示されるだけで、翁庵の記事は表示されないんです。(涙)
1. Posted by 鳶奴   2016年09月27日 05:50
5 今年のお正月から、蒲鉾飾り切りに挑戦してます。
まだ「枝垂松?」と「孔雀」しかバリエーションがないので、参考にさせていただきます。
ところで!
過去ブログのリンクに飛ぶと「記事がありません」と表示されるのは、半端なガラホだからでしょうか・・・

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