2006年01月24日
浅草うまいもんあづま＠浅草
06-01-22訪問（写真上）ヒレのっけオムライス全景
（写真下） 同 拡大
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和食、洋食、そして中華（ラーメン類）まで、更に加えて甘味まで、何でも揃うのが「浅草うまいもん あづま」である。名は体を表す、ではないが、名前もこの店の有り様を良く表している。
「浅草」で食べられる「美味いもん」なら何でも出す「あづま」、である。（笑）
看板料理は、ヒレのっけオムライスに大トロ握り…凄い取り合わせ。
こう考えてみると、この「あづま」は、店そのものが大人向けのお子様ランチなのである。この店に入れば、およそ大人が喜びそうな物がより取り見取り、食べたい物が一皿に盛られたお子様ランチ、大人は頼めないお子様ランチを食する夢が叶うのである。しかもオーダーメードで。
大雪の降った土曜日の翌日の日曜日、まだ浅草も至る所で路面がツルツルなので、いつもの様に路地を歩き回ると危ない、という訳で、出来るだけアーケードで過ごそうと、最初に入った観音通りの珈琲屋ハローで決めたのだった。
１階は硝子張りで店内は明るく、２階は外壁を板塀を模した装飾で囲い、部屋の中から外を見るとまるで１階に居るかのように板塀が見える、といった趣向。
流石に、松屋側から新仲見世に入って最初の交差点である、観音通りと交差する角に店を張るだけの事はある、堂々とした外観である。
で、昼ご飯を摂る事に決めたのが、ハローから目と鼻の先にある、この「あづま」だった。実は、まだ一度も入った事が無かったのだ。
あのヒレのっけオムライスを食べる時が、遂に来た。（笑）
店内に入ると、如何にも大人の食事を主題としたテーマパークである事を示すような、ユニークでお洒落な造作となっている。
１階店内の中央にある寿司ブースには、半円形の覆いが天井に付き、握り寿司の注文が入れば、寿司職人達がここぞとばかりに握りのパフォーマンスを見せる。
壁際に並ぶ２人掛けテーブル席からはその様子が良く見え、思わず頼みたくなってしまうという仕掛け。
僕は店前で開くのを待ち、口開けの客となって一番入口寄りの２人掛けテーブル席に着いた。勿論、店内撮影し易いからである。
早速、ヒレのっけオムライスを頼む。
流石に有名店、そして好立地という事もあるのだろう、続々と客が入店して来る。
それ程待つ事もなく、僕のヒレのっけオムライスがやって来た。
表面を生の白身が覆う半熟のトロトロオムライスに、ヒレ肉の丸いカツが２つ載っている。カツにはソースが掛かり、パセリの葉の微塵切りが散らしてある。
肉も柔らかく、不満無く美味い。
オムライスに掛かっているのはデミグラスソースなのだが、食べてみると何と醤油味が勝っている。オムライスの中のケチャップご飯も、甘くない。醤油が混じっているようだ。具はハムと玉葱なのだが、これは面白かった。大人の味付けのオムライスと言えば良いのか、江戸前のオムライスと言えば良いのか解らないが、スッキリとした味で、なかなか美味かった。
これに味噌汁と小さなサラダが付いて１０５０円。不思議と、また食べたいと思う味の一品であった。
どうやら僕は、この店を見くびっていた様である…。
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