November 10, 2005

黒字になっても資金なし4

僕の会社が
やんごとなき理由により、
その決算を正直にだし、
5千万の当期利益がでたとしよう。
繰越でも6千万円くらい利益。

でも、これで、当座預金には3千万円くらいの
資金が恒常的に残っており
一般的には大丈夫なレベルだが、
イトーヨーカドー」みたいに内部留保のある会社ではなく、
上場している会社でもないので、
あやうくすると資金ショートの危機に・・・。

定期預金は5億2千万円くらいあっても、
もちろん、全部拘束預金で質権をとられている。
借入れは設備主体で不動産担保で20億。
もちろん、保証協会なんてゆうレベルじゃない。
これだけ借金があると、営業外損失(利息よ¥)
だけでも数千万/年。

税金は3千万くらいで、当座預金には3千万を全部
使うわけにはいかないから
どうしよう?と考え融資の申し込みをするのが経営者の常。

いっそのことハードルの低い市場で上場すりゃーいいわけだが、
できない理由は経営者が一番良く知っている。

借入れしたいのだが、このくらいの規模の会社は一番
融資を受けられにくい。
かりに融資を受けられたとしても収益償還できる金額ではない。
税金を払うために会社の力は弱ってゆく。

これが日本の実情なわけで。

ようは、
間接金融以外の道を模索するしかないのだ。

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November 05, 2005

大事なことを忘れてませんか3



起業する人の多くは、成功体験の本を読んで、
「おれだったらこのくらい以上のことは、できるョ・・・」と
思い込み、計画を練り、満足し、及第点にたっした・
または、チャンスが到来したと思って起業するという。

しかし、S氏は言う「大事なことを忘れてませんか?」と。。。

成功体験?・・・それは、あなたの成功体験ではないのョ。
事業計画?・・・読んでいても見えてこないんです、、リアルな場面が。
独創性・・・それは、どのように金の流れを引き寄せますか?1行で説明できる?

公社の仕事で企業再生が専門のS氏らしい言い方だが、、、
(公社のS氏とは、最近よくお会いするので、
また彼の話です。。。)

企業の再生は、ルールにのっとったうえでの
人の心を読むゲームだが、
起業・新規事業は、後者は同じだが、ルールは存在しない。
「過去に成功した事例」も未来には役にたたない。どうして?かって、
「だって、消費者は学習するから・・」

で、7月から彼はある新規事業のプランニングから軌道にのせるまでに
着手した様子。

何年か前、新規技術・商品を開発しだした
小さなソフトウェアの社長と3人で会い、
その社長が「なんとか力を貸してください」とs氏に
頼んだところ、s氏は僕の目の前で言った。

「販売力であれ、資金であれ、力の
あるところが新商品を開発するからこそ、金になるのであって
そうでないところは、開発の前にすべきことがたくさんある。
なかんずく、ソフトウェア開発業者なら、独自の開発はすべきではなく
同様の仕事を受注し、その技術の集大成という形での独自商品の開発
を心がけたほうがベターですよ」

そう、起業家の多くが大事なことを忘れているんだ。

もう一度言おう。。。。。
「大事なことを忘れてませんか?」


November 02, 2005

十か月ぶりだったんだね4

いろいろあったんですョ、やむなく書けませんでした。
でも、このあいだ僕のブログに書き込みがあって、読んでいたら、
もう一度書こうと思いました。皆さん留守してしまいスイマセン。

ちなみにその方へは個別にお返事した次第。

企業の破綻や、債務整理や企業の買収のことに特化して
書こうと思っていたわけだったのですが、ちょっとばかし、
思うところあって「モノ作り」のことなど。

じつは、ちょっと前に、前述のS氏と歩いていた時、
慈善団体がつくったモノ・商品を大型スーパーの人通りの多いところ
で売っている場面にさしかかった。

S氏は、突然、エスカレーターに僕を乗せ、3階につれてゆき、
ふきぬけの上から「下を見ろ」と指差す。

さきほどの慈善団体が丹精こめて作った商品(食品・装飾品)
がならべられ、売られているが、人どうりはあるものの
そこだけ、ぽかっと穴があいたように空間ができている。
慈善団体の人たちの大きな声だけが、響く。


「あんなに人どうりがあるのに、どうして
誰もあの商品を買わないか?・・・わかる」

・・・?

「みんな同じなんだよね。

どうして自社の商品を買ってくれるか?・・多くの企業
が理解していない。

売れない商品は、どうしてこの商品は売れないんだろう?
と企業者は考えてしまう。

これだけ高度な消費社会を形成した日本でさえこのありさまだ。

で、どうして売れないか?わかる」

・・・??

「じつは、売っている物が商品じゃないからサ。。。
あえていえば”商品もどき”

商品の誕生の意味を理解せずにつくったモノは、

どんなに珍しいものでも、どんなにいいものでも

商品ではない。それを実感として理解してなければ
儲けることはできないわけだよ」


僕は、恥ずかしさを感じた。

すでに金の流れができているというだけで、弱きものから搾取し、
大きくなっただけの僕の会社。

だ・か・ら、あんなにかんたんに・・・。
かれの言葉は僕の脳裏に強くきざみこまれていった。








中小企業の債務超過⇒返済不能・条件変更しても見込みなし?

今回は、奇跡のような債務整理のお話・・・
担保不足で百年たっても返せない残債を担保の自宅を売却せずに
すませたという話です。


このブログを始めて半年休業して、また、書き始めたところ、
企業再生の専門家を紹介してほしいという
投稿があったので、僕は躊躇することなくS氏を紹介、
まあ、彼はどう思うかしらないけど、けっこうきさくな人で、
厳しいながらも人が良いので、誰の相談にものってくれる(?)と
勝手に思う次第。

じつは、
先日、今度は知り合いの経営者からs氏を紹介してほしいと言われた。

最近、僕ではなくて、s氏に会わせてほしいという依頼が、
僕のところへくるので、エーィ、面倒だ、、、というわけで、
彼について(彼の了解する範囲内で)
書いておこうと思うわけです。

彼は、元銀行マンなのだが、審査部門、国際部門、日銀担当
などを経験、本人の話だと営業経験もあるという。
で、現在は
●●都●●企業振興公社の外部専門員というらしい。
しかし、なんで銀行をやめたのか?・・・僕にはわからない。
じっさいは法人の役員も兼任しているので
「貧乏ひまなしでね・・・」と彼は言う。

まっ、そんなことはどうでもいいのだけれど、
僕が彼の真価を認めざるえなかったのは
友人の企業の清算にあたってだった。

5.5億の有利子負債をかかえ、2.5億の資産しかない
その友人は、事業収益で融資を返済すると100年かかるという
状態になり、銀行に泣きつくも、「条件変更」には限度がありますよ
・・・と、言われ、返済も遅れ、やむなく清算を決意、
話はもっと複雑で、保証債務などもあるのだが、カンタンに書くと
下の図のような感じ。

で、共同債務者の一人が破産⇒期限の利益喪失
資産を全部売っても返せないし、収益もだめだから即担保不動産
を別除権として売りましょう!!!・・・ということになっあわけです。。



ここで、s氏がこの案件を処理、担保不動産の一部を所有し、
じっさいにそこに住んでいる親の泣く泣くの頼みで、ぎりぎりで売却を回避し、
なーーーーんと、破産してるのに担保不動産を売却しないで、
一件落着したのです。

これって、倒産して返せない借金がのこっても
自宅を売らなくっていいってゆーことを意味する。
法的な枠組みとしてのやり方ではなく、s氏独自の手法・・・
これを目前にして僕は「えっ!!!」と思った次第。

世の中にはこんなことをできる人もいるのです。本当。。。


担保評価と資産処分

January 04, 2005

ゲームは始まってしまった。

毎月一千万円以上返済してゆくことが
どういうことだか、、、
僕は貸し手の側からしか知らなかった。

何十人もの社員の力で事業を続け、
売上⇒利益という
形にしてゆけるから、返済できるのであって


一般には
これを返すのは「1人」では困難だ。
事業が止まったら
このゲームは終わってしまう。

だ、か、ら銀行のためであれ
何であれ中小企業の経営者は
走り続けなければならない。

「年1000万儲かる・・・」とか
「年1億儲かる・・・」とか、
のDMや書籍などを見つけるが、
僕にしてみれば、1億稼いだところで
1年間の返済額にも、みたない。


しかし、すでに、ゲームは始まっていた。
不動産に根抵当権をつけて、それとひきかえに
手形をわたし、見返り手形をもらう。
むろん、渡した手形は資金を生むためのものであり、
もらった手形は相手をつぶすためのものだ。


そして、いつものように、そのうちの1社が破綻した・・・。


December 30, 2004

毎月2千万円返済の日々。上場ゲームにのれない中途半端な経営者は何をどう考えるのか?

毎月、2千万円返済の日々だった。
それでも、なんとか、返済できた。
バブルの崩壊後も、銀行はうちには貸してくれた。

。。。。。。。。。。。。。。。。

ダイエーが産業再生機構の支援を受けることになった。
年商2兆近くあった企業も、調達を”株式市場”でなく、”銀行”
にたよったための結果だった。おそらく調達が”株式市場”であれば、
ダイエーは優良企業であったろう。
バブルの崩壊はこの企業を奈落の底におとしいれた。

。。。。。。。。。。。。。。。。


そ、れ、で、も、
銀行はうちには貸してくれた。


1億足りないといっては、1億を。
2億足りないといっては、2億を。

僕の希望は、ことごとくとおっていた、あのことが起こるまでは、、、

もちろん、上場という倒産防止策を選ぶこともできた。


決算だけは、
営業利益も経常利益も計上している会社で、
キャッシュフローも中小企業にしては合格点だったろう。

オフバランスもあったが、たいした金額ではなく、問題なかった。
資産勘定も合格点だろう。
たぶん、取引銀行は分類もしていなかったろう。。あのときまでは。

わが社の見た目はとてもよくできた積み木だった。

しかし積み木の中には、得体の知れないものが
隠されていた。

こういった中途半端な企業の経営者のうちの何割かは、
麻薬のような”上場”という注射に心を奪われる。

上場⇒利益⇒有利子負債の償還

借入れは一夜にして なくなり、声高には
配当を要求しない多くの人に
わずかばかりの配当で充足感を与えられる。

あとは、リスクを分散し、儲ければいいだけだ。
少なくとも貸借対照表=B/Sからの悩みからは解放され、
損益計算書=P/Lだけに専念できる。

おそらく、先進的な上場企業の社長には、真の中小企業経営は
できないだろう。



だ、が、僕は「知ってしまった」・・・積み木の中にあるものを。
そして、僕にはそれを受け入れるだけの「したたかさ」がなかった。

中小企業の経営とは何なのか?
そして毎月2千万円も返済するということはどういう
ことなのか?

遅すぎたことはわかっているが、、、
今になって僕は考え始めている。

______________________

たぶん、今回のテーマにはあっている本だろう。

一読したが、赤裸々で好感がもてる。
そういえば、「マネーの虎」にでている人だった。
厳しさの中にぬくもりも感じる。

どん底からの成功法則:堀之内 九一郎 (著)

どん底からの成功法則:堀之内 九一郎

December 29, 2004

毎月2千万円返済の日々。上場できない中途半端な経営者は何を考えるのか?

ダイエーが産業再生機構の支援を受けることになった。
年商2兆近くあった企業も、調達を”株式市場”でなく、”銀行”
にたよったための結果だった。おそらく調達が”株式市場”であれば、
ダイエーは優良企業であったろう。
バブルの崩壊はこの企業を奈落の底におとしいれた。

。。。。。。。。。。。。。。。。


夢を見る。

倒産した会社の暗い一室でたたずむ僕がいて、
ドアの向こうから、ドアをはげしくたたく音が・・。
それは、だんだん大きくなり僕の心臓の鼓動に
かわってゆく。

僕には「したたかさ」が欠けていた。

西武の堤氏やダイエーの中内氏のように
いい時は、ほめちぎられ、もてはやされる。

だ、が、一度急落したものは。。。

いわんや、中小企業の経営者は「連帯保証人」という
鎖にしばられ、バランスシートに縛られ、
まともな審査機能さえもたない金融機関のクレジットラインに
拘束される。

毎月2千万円、利益償還できている”決算書”という紙切れがあるから
短期資金が借りられる。

ユニマットの社長がテレビにでていたが、

彼に代表される資金調達の手法と利回りにたけた
経営者が勝ち組になってゆくだろう。
そんな時代に旧態依然とした業態にしがみつく、
しかも中途半端な資産をもつ中小の
経営者はなにをどう考えていくのだろうか?

ほかの孤独な経営者の生の声が
僕は聞きたい。
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