car_truck_hikkoshi


1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 14:50:40.50 ID:Rem/HpVk0
夕方アパートに帰ると、通路が通行止めになっていた。
段ボールが積まれていて、通路をふさいでいた。


(;^ω^)「なんだお、これ?」


僕の部屋はその向こう側、段ボールの積まれた玄関の隣にあった。
どうしよう。これは跨いでもいいものか。


ξ゚⊿゚)ξ「あ、ごめん。すぐに片付けるから」


悩んでいると、段ボールの向こうから女の子が現れた。
身長150センチあるかどうかの、小さな女の子だった。
クラスメートA「やべぇなボーカル風邪で休みだってよ」俺「……」
http://blog.livedoor.jp/fusigi2ch/archives/11727016.html

引用元: ξ゚⊿゚)ξが引っ越してきたようです





2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 14:52:06.06 ID:Rem/HpVk0

( ^ω^)「お、いえいえ。引っ越してきたのかお?」

ξ゚⊿゚)ξ「ええ。そうよ」


短く残して、女の子は段ボールを持って部屋の中に入っていった。

こんな時期に妙だな、とか、手伝った方がいいかな、とか思ったが、
女の子の、しかも見ず知らずの子の部屋に入るのは気が引け、
なにより部活で疲れていたので、僕は段ボールをまたいで自分の部屋へ帰った。

その夜は、隣の騒がしさにあまり眠れなかった。

3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 14:52:49.01 ID:ccmgYtQ8O
トキメキage

4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 14:53:02.40 ID:Rem/HpVk0

翌朝、寝不足で目をしぱしぱさせながら部屋を出た。
段ボールはもう無かった。

朝練が終わり、片づけをすませばホームルームギリギリの時間だった。

慌てて教室に戻り、席に着く。チャイムが鳴る。
それからしばらくして、担任が入ってくる。


(´・ω・`)「よーし、爽やかな朝だな。お前ら全員死ね。今日は転校生を紹介する」

(´゚ω゚`)「入って来いや!」


そう言って担任はのけぞった。
教室の扉が開いた。


ξ゚⊿゚)ξ「ツンデレです。よろしく」


僕は驚いた。あの子、高校生だったんだ。





ξ゚⊿゚)ξが引っ越してきたようです

6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 14:58:03.75 ID:Rem/HpVk0

ホームルーム後、ツンデレさんはみんなに囲まれていた。
僕もその輪に加わろうと思ったのだが、あまりの眠さに後回しにした。

それから午前中を夢うつつに過ごし、昼時になってようやく目が覚めた。

ツンデレさんの周りには誰もいなかった。
妙だなと思ったが、とりあえず話しかけることにした。


( ^ω^)「おいすー。君、ええと、ツンデレさん、だったおね?」

ξ゚⊿゚)ξ「そうよ。人の名前くらい覚えなさいよ、バーカ」

(;^ω^)「お、おお……」


合点がいった。こりゃ誰も集まらんわ。


8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 15:00:48.91 ID:5gKWgiPx0
ワクテカしてあげようではないか

9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 15:02:14.17 ID:Rem/HpVk0

(;^ω^)「あーと、ツンデレさん、僕のこと覚えてるかお?」

ξ゚⊿゚)ξ「当たり前じゃない。あんたとは違うのよ。隣の部屋の内藤でしょ」

(;^ω^)「お? どうして名前まで知ってんだお?」

ξ゚⊿゚)ξ「表札見れば一発じゃない。バカじゃないの?」

(;^ω^)「お、おお……」


歯に衣着せぬとはまさにこのことか。
それから友達に呼ばれたことをいいことに、僕は彼女の傍を離れた。

13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 15:05:44.07 ID:Rem/HpVk0

五時限目。
午前中たっぷり寝ていたおかげか、すっかり眼は覚めていた。


(´゚ω゚`)「さわやかな昼だな! お前ら全員死ね! つーか死なす!
    今日はフェルマーの最終定理について話してやるからな!」


十分後。僕以外の全員が寝ていた。


(;^ω^)(そりゃ当り前だお……)

ξ‐⊿‐)ξzzZ


昨夜の疲れもあったのだろう、当然ツンデレさんも寝ていた。


14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 15:09:19.06 ID:Rem/HpVk0

(´・ω・`)「よーし、今日はこの辺で勘弁してやる。全員落第しろ。
じゃあ、今日進める予定だった部分は宿題な」


鬼畜が鬼畜に笑い、授業は終わった。
六時限目は移動教室。クラスメイトが連れだって出ていく。


ξ‐⊿‐)ξzzZ


しかしツンデレさんはまだ寝ていた。
起こそうとしたが、彼女はかたくなに起きようとはしない。

しょうがないから、移動先の地図を書いて、教室をあとにした。

15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 15:13:34.37 ID:lgMcVYXZO
この担任はほんとに教師なのかw

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 15:14:39.77 ID:2kbuJxAg0
ひでえ教師w

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 15:15:25.15 ID:Rem/HpVk0

六時限目。彼女はギリギリで移動先に滑り込んだ。
席に着く前、彼女は僕を睨みつけ、けれどそれだけだった。

やがて授業も終わり、掃除、ホームルームを終え、部活も終えた。
日が沈む頃にアパートに戻ると、廊下にはごみ袋を大量に抱えたツンデレさんがいた。


ξ゚⊿゚)ξ「燃えるゴミ、いま出していいの?」

(;^ω^)「お、明日の朝出した方がいいお。大家さんに怒られるお」

ξ゚⊿゚)ξ「ちぇ。めんどくさいわね」


そういってごみ袋と一緒に部屋に戻り、しかしすぐに彼女は出てきた。


ξ゚⊿゚)ξ「コンビニ、どこにあんの?」

(;^ω^)「あの角を左に曲がってまっすぐ歩けばセビョンイレビョンがあるお」

ξ゚⊿゚)ξ「そう」


それだけだった。愛想のかけらもない子だなと思った。

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 15:20:57.60 ID:Rem/HpVk0

部屋に戻り、シャワーを浴びていたら、突然チャイムが鳴った。
宗教か新聞屋だろうと思い放っておいたが、さすがに十五回連続でならされると頭にきた。

僕は腰にタオルを巻いて、玄関を開けた。


(#^ω^)「神は死んだお! 新聞は毎日をネットで見てますお!」

ξ゚⊿゚)ξ「……」

(;^ω^)「お……」


ツンデレさんだった。驚いて腰が引けた。
そして、腰のタオルは、はらりと落ちた。


ξ゚⊿゚)ξ「……」

( ^ω^)「……えっと」

ξ゚⊿゚)ξ「……」

(;^ω^)「ま、まつたけ、食べる?」

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 15:27:12.50 ID:DPnQ/cDq0
ふいたwwwww

22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 15:28:09.25 ID:Rem/HpVk0

ξ;゚⊿゚)ξ「ぎょんみょえええええええええええええええええん!!!」

(;゚ω゚)「うあああああああああああああああああああ」

ξ;゚⊿゚)ξ「し、死ね! 切腹しろこの変態いいいいいいいいいいいいい!」

(;^ω^)「ちょwwwwこれは誤解だお! ってあべ!」


慌てて手を掴もうとした僕に、ツンデレさんは何かを投げつけた。
そしてそのまま逃げていった。


(;^ω^)「どうしよう……これじゃ僕は変態だお……」


床にへたり込んで頭を抱えた。
その時、床に転がった何かが目に入った。

それは、僕に投げつけられぐちゃぐちゃになったコンビニ弁当の残骸だった。


23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 15:31:03.28 ID:6bOCEkBB0
期待

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 15:33:30.44 ID:Rem/HpVk0

翌朝、ツンデレさんに謝ろうと思ったが、まだ日が昇っていなかったのであきらめた。
そのまま朝練に参加して、ホームルーム後に謝ることにした。


(´・ω・`)「よう! 今日も爽やかな朝だな! 日本の未来は明るいってか? 全員死ね!」

(´゚ω゚`)「というわけで、今日は新作ゲームの発売日だから俺の授業は自習! 以上!」


それだけを残し担任は帰っていった。
僕はおずおずとツンデレさんに近づく。



ξ;゚⊿゚)ξ「!?」



僕を認めたツンデレさんは立ち上がり、全速力で駆けだした。


25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 15:38:35.19 ID:Rem/HpVk0

(;^ω^)「ちょwwwwww ツンデレさんwwwwwwwww」

ξ;゚⊿゚)ξ「おんぎゃああああああああああ! 違う! 違うのおおおおおおおおお!」


走るツンデレさん。なかなかに足が速い。
しかし僕だって、足には自信がある。まつたけには自信がない。

廊下を全速力で走る僕たち。ツンデレさんの悲鳴がドップラー効果とともに流れ去る。
そして彼女が女子トイレに駆け込む直前で、僕はその手を掴んだ。


(;^ω^)「ツ、ツンデレさん、話を聞いてくれお!」

ξ;゚⊿゚)ξ「ち、違うの!」

(;^ω^)「そう! 違うんだお! あれはすべて誤解なんだお! あれは事故で……」

ξ;゚⊿゚)ξ「そうなの! あの弁当はあんたのために買って来たんじゃないんだからね!」

(;^ω^)「は?」

ξ;゚⊿゚)ξ「へ?」


どうやら、どこかでなにかが食い違っていたらしい。

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 15:40:14.19 ID:2kbuJxAg0
THE ツンデレ

27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 15:40:29.42 ID:w4cCH+FL0
期待。

28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 15:44:31.53 ID:Rem/HpVk0

('A`)「へー、なるほどねぇ」

(;^ω^)「そうなんですお。まあ、誤解が解けてよかったですお。
      なんか彼女、移動教室の地図を書いておいたことを偉く気にしていて……」


放課後の部活時間。僕は飲み物の準備をしながら、
コーチをしてくれているOBのドクオさんに話をしていた。

ドクオさんはタバコをとり出すと、大きく吸い込んだ。


('A`)「面白そうなエロゲだな」

(;^ω^)「は?」

('A`)「今度俺にも貸してくれ」

(;^ω^)「は?」


ドクオさんは、バイトがあるからと帰っていった。


29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 15:45:20.79 ID:eV/IsbrB0
いいドクオだ
支援

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 15:51:10.75 ID:RhqspdFCO
さ、さっさと書きなさいよっ!!
べ、別にコレは支援してるわけじゃないんだからねっ!!!

31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 15:51:29.63 ID:Rem/HpVk0

夕方、アパートに戻ると玄関の前に彼女が座っていた。


ξ‐⊿‐)ξzzZ


いや、寝てた。


(;^ω^)「ツンデレさん」

ξ゚⊿゚)ξ「はぇ?」

(;^ω^)「ツンデレさん。こんなところで寝ると風邪引くお」

ξ‐⊿‐)ξzzZ

(;^ω^)「おいおい、マジかお……」


ツンデレさんは再び寝た。
さて、どうしたものか。

この時期の夜は冷える。このままじゃ彼女は風邪を引く。
しかし、彼女の部屋のキーを彼女の制服のポケットをまさぐり探すのはなんとも気が引ける。

しょうがないから、僕は僕の部屋の玄関を開け、
眠りこける彼女の体を部屋の中まで引きずり、床の上に寝かせ、タオルケットをかけることにした。

32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 15:53:00.17 ID:CzB7VSv00
これは久々に良いツン

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 15:55:44.34 ID:Rem/HpVk0

シャワーを浴びたかったが、昨日のような事態はもうこりごりだったので、
我慢し、持って帰ってきていた部員のスパイクを磨くことにした。

スースーと彼女の寝息が聞こえる。
なんとも集中できない二時間だった。

やがて、ようやくスパイクすべてを磨き終えた頃、彼女が起き上がった。


ξ゚⊿゚)ξ「……おはようございます」

(;^ω^)「あ、どうも。ちなみに夜ね」

ξ゚⊿゚)ξ「……内藤? ここ、どこ?」

(;^ω^)「ええと、非常に申し上げにくいのですが……」


(^ω^)「僕の部屋です」


34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 15:57:18.20 ID:2kbuJxAg0
キャッ

35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 15:59:14.68 ID:4KHIHt27O
wktk

37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 16:02:33.45 ID:Rem/HpVk0

ξ゚⊿゚)ξ「……」

それからツンさんは、タオルケットを剥ぎ取り、自分の体を見た。
引きずられたせいか、彼女の着衣は非常に乱れていた。

ああ、なんかこの先の展開が読める。


ξ;゚⊿゚)ξ「これって……これって……」

(;^ω^)「ツンさん! 落ち着いて話を聞いてくれお!
      君が僕の部屋の前で寝てたから、僕は君を引きずって……」

ξ;゚⊿゚)ξ「引きずって……」

(;^ω^)「そして……」


そして彼女は立ち上がり、叫んだ。


ξ;゚⊿゚)ξ「お、犯したのね!」



40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 16:07:42.26 ID:HDUnICe9O
いいよいいよ!
支援

41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 16:08:06.68 ID:2kbuJxAg0
ξ゚∀゚)ξ「お、犯したのね!」

42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 16:08:08.87 ID:eV/IsbrB0
支援

43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 16:11:21.65 ID:Rem/HpVk0

彼女はへなへなと崩れ落ちた。
それからハンカチを取り出し、噛みしめてほろほろと泣きはじめる。


ξ;⊿;)ξ「およよよよ……この世に生を受けて16年……
     これと決めた男が現れるまで操を守り続けてきたというのに……」

( ^ω^)「ツンさん、なにもかもが誤解です」

ξ#゚⊿゚)ξ「それを……それを……こんな男に!」

( ^ω^)「だからあんた、ちょっと落ち着きなさいって」


しかしツンさんは再び立ち上がると、僕を睨みつけた。
それからふいに優しい、これまでに見たこともない笑顔を作り、言った。

44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 16:14:13.55 ID:Rem/HpVk0

ξ゚ー゚)ξ「内藤。私はね、いつか白馬に乗った王子様が、
    『姫、それがしがあなた様のいいなづけでござる。いざ鎌倉!』
    と言って現れるのをずっと待っていたのよ。操を守り続けて」

( ^ω^)「いや、そんな男どこにもいねーお。第一、誤解なんですってば」

ξ#゚⊿゚)ξ「それがこんな男にぃ! こんな男にぃ! きええええええええええ!」


ツンさんは金切り声をあげ、部屋を飛び出していった。
そして、僕が風呂から上がった頃、戻ってきた。


ξ゚⊿゚)ξ「……」

(;^ω^)「……」


和服姿で、日本刀を携えて。

45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 16:15:42.70 ID:eV/IsbrB0
カオスwwwwwwwwwwwwwwwwwww

46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 16:16:01.83 ID:CzB7VSv00
超展開過ぎるwww

47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 16:17:38.08 ID:3j024CkC0
なんで王子様なのに、いざ鎌倉w

48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 16:21:18.62 ID:Rem/HpVk0

ξ゚⊿゚)ξ「……内藤」

(;゚ω゚)「ツンさん! おおおおお、落ち着いて! で、殿中でござる!」

ξ゚ー゚)ξ「ふふふ。落ち着くのはあなたよ、内藤」


ツンさんは優しい笑みでへたり込んだ僕を見据えると、日本刀を抜き、切っ先を向けた。


ξ゚⊿゚)ξ「内藤、もはやあなたには二つの道しか残されていない。
    ひとつは、ここで私に切り捨てられること」

(;゚ω゚)「ちょwwwwだから誤解なんですってば!」

ξ#゚⊿゚)ξ「黙れ下郎!」


そして、またほほ笑むと、彼女は言った。


ξ゚ー゚)ξ「そしてもう一つは、ここで腹を切ることよ」

50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 16:23:33.87 ID:HU3XJg7vO
わっふるわっふる

52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 16:25:51.36 ID:3STBXtmz0
1レスでカオスになってたwwwwwwなんぞwwww

53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 16:27:00.10 ID:XupVr4WPO
支援

54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 16:27:13.30 ID:Rem/HpVk0

(;゚ω゚)「ちょwwwwwだから誤解ですって!」


僕はまるでゴキブリのように部屋を這いずりまわって逃げた。
その様子がおかしかったのか、ツンさんは高らかに笑い、言った。


ξ゚ー゚)ξ「命が惜しいか、この虫けらめ。
   ならばもう一つの道を与えてやるわ」

(;゚ω゚)「だから誤解wwwwww」

ξ゚ー゚)ξ「そうねぇ。なら、私の召使におなりなさい」

(;゚ω゚)「だから誤解なんだって!」


しかし聞く耳持たず、ツンさんは日本刀を仕舞うと。


ξ゚ー゚)ξ「あしたから毎日私を起こしに来なさい。以上」


そう言って、帰っていった。

55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 16:28:54.65 ID:HDUnICe9O
いい展開

56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 16:28:58.39 ID:HU3XJg7vO
私の執事をやらないか?

57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 16:30:05.56 ID:Rem/HpVk0

(;^ω^)「ということがありまして……どうしたものかと」

('A`)「ふーん。大変だねぇ」


翌朝、朝練に珍しく顔を出したドクオさんに相談した。
ドクオさんはタバコをひとつ吸い込んだ。


('A`)「神がかってるな。そのエロゲ」

(;^ω^)「は?」

('A`)「メーカーはどこ?」

(;^ω^)「は?」

('A`)「今度、絶対に貸してね」


ドクオさんは講義があるからと言って、帰っていった。

58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 16:36:06.01 ID:Rem/HpVk0

ξ#゚⊿゚)ξ「ちょっと内藤! なんで今日起こさなかったのよ!」


朝練後、教室に戻れば開口一番、ツンさんにののしられた。


(;^ω^)「いや、だって、僕は毎朝五時起きですお? 
      そんな時間に起こされたらたまらんでしょう?」

ξ゚⊿゚)ξ「え? そうなの? なんで?」

( ^ω^)「部活の朝練なんですお」

ξ゚⊿゚)ξ「へー。なんの部活やってるの?」

( ^ω^)「陸上ですお。短距離やってましたお」

ξ゚⊿゚)ξ「なるほどねー。だから足速かったのね」


僕は気付かなかったが、その時、
クラス中が僕とツンさんに注目していたのだと、のちに友人が話してくれた。

そうこうしているうちに担任が入ってきた。

60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 16:38:13.65 ID:eV/IsbrB0
支援

63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 16:41:58.16 ID:Rem/HpVk0

(´゚ω゚`)「はい! 起立! 気をつけ! 海老ぞり!」


担任はひとりで海老ぞりをした。


(´゚ω゚`)「着席はするなよー? さーて、今日もさわやかな朝だな!
     先生、こんな日は世界中のみんなが不幸になればいいと思うんだ!
     みんなは、どうかな?」


誰も何も答えない。


(´゚ω゚`)「よーし、お前らの将来は真っ暗だぞ! ところでツンデレ」

ξ゚⊿゚)ξ「はい、なんでしょう?」

(´゚ω゚`)「友達は、出来たかな? かな?」

ξ゚⊿゚)ξ「いえ、ひとりも出来てません」

(´^ω^`)「そうかそうかー! 今度君のテスト、100点増しにしてあげよう」


担任は満面の笑みで言った。

70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 16:49:02.19 ID:eV/IsbrB0
担任いい味出しすぎwwww

71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 16:50:36.67 ID:6ZoH/W0T0
担任テラワロスwwwwwwwwwwwwwwwww


俺のテストも100点増しにしろ

72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 16:52:36.66 ID:Rem/HpVk0

放課後、部活を終え帰宅しようと校門を出ると、彼女がいた。


(;^ω^)「ツンさん、こんな遅くに何やってんだお?」

ξ゚⊿゚)ξ「あんた待ってた」

(;^ω^)「な、なんで……」

ξ゚⊿゚)ξ「召使は、主人を送って行くもんでしょうが」

( ^ω^)「……わかったお」


夕暮れの街を、制服で連れ立ち、歩く。
これまで陸上だけしかしてこなかった僕にははじめての出来事。

はじめてのことは、いつも焦ってしまい、気持ちが落ち着かない。
なのになぜ、今日はこんなに落ち着いているのだろうと不思議だった。

そんなときだった。

74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 17:00:10.52 ID:Rem/HpVk0

ξ゚⊿゚)ξ「私って、どうもダメなのよねー」

( ^ω^)「お? なにがだお?」


ツンさんがうつむき、頭を掻きながら言った。


ξ゚⊿゚)ξ「私、性格も顔もきっついじゃない? だから友達ってなかなか出来ないのよね。
   ま、当然と言えば当然よね。だから自分が変わらなきゃいけないんだろうけど、
   まあ、こんな感じだから、わかるでしょ?」


そう言って苦笑した。
そこでいったん同意しかけた僕だが、ふと、思い立つことがあった。

あの時のコンビニ弁当。あれはきっと、僕のために買ってくれたのだろう。
きっと、移動教室の地図か、ごみの日を教えてあげたことか、コンビニの場所を教えてあげたことのお礼だ。


ξ゚ー゚)ξ「ま、そのおかげでテスト100点増しになるからいいけどね」


彼女は少なくとも、悪い人じゃない。

75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 17:01:28.15 ID:vkLhdpx40
支援

76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 17:05:06.13 ID:Rem/HpVk0

( ^ω^)「いいんじゃないかお」

ξ゚⊿゚)ξ「なにが?」

( ^ω^)「性格だお。とりあえず、いまはまだそのままでいいんじゃないかお?」

ξ゚ー゚)ξ「ふーん。それなら、しばらくはこのままでいるわ」


日は完全に沈んでいた。いつもなら、もう部屋についている。
ツンさんと一緒のせいか、歩く速度がいつもより遅くなっているらしい。


( ^ω^)「でも、日本刀はダメだお」

ξ゚ー゚)ξ「ふふふ。バーカ」


ツンさんが僕の背中をぽんとはたいた。

77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 17:08:18.96 ID:g5Hbqp+40
そしてツンさんは爆発した。

83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 17:18:06.82 ID:2zOlcfXYO
>>77
ちょwwwwwワロタwwwww

78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 17:08:45.65 ID:2zOlcfXYO
そして僕は死んだ
ダーイ(笑)

79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 17:10:59.54 ID:Rem/HpVk0

そうやって一週間が過ぎ、テスト期間が始まった。
朝練も中止になり、朝だけはゆっくり出来る日々が始まった。


( ^ω^)「ツンさん、朝だお」

ξ゚⊿゚)ξ「んあー……おはよう……」


初めてツンさんを起こしに呼び鈴を鳴らせば、彼女は寝間着で現れた。
髪の毛もぼさぼさ。どうやら低血圧らしい。


(;^ω^)「遅刻するお? 何時まで起きてたんだお?」

ξ゚⊿゚)ξ「三時。勉強してた」

( ^ω^)「そりゃ偉いお。ところで朝ごはんは?」

ξ゚⊿゚)ξ「コンビニのパンがそこにある」

(;^ω^)「それじゃダメだお。朝は和食に限るお」


僕は部屋に戻り、味噌汁の残りとご飯を持ってきてあげた。

81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 17:14:55.40 ID:Rem/HpVk0

ξ゚⊿゚)ξ「味噌汁なんて久しぶりだわー」


ツンさんはご飯に味噌汁をかけて一気にかき込む。
なんと行儀の悪い。


( ^ω^)「和服が似合う割に西洋風の生活なんだおね」

ξ゚⊿゚)ξ「味噌汁作ったら爆発するのよ。ご飯炊こうとしたら炊飯器から火は出るし」

(;^ω^)「はー……それ、いつの話だお?」

ξ゚⊿゚)ξ「引っ越してきたその夜」


なるほど。あの時の騒音は爆発の音だったらしい。

82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 17:16:38.45 ID:4slqb/Lu0
ξ゚⊿゚)ξ「味噌汁作ったら、私、爆発するのよ。」

88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 17:24:28.93 ID:timUtqQHO
>>82 不覚www

84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 17:21:31.30 ID:Rem/HpVk0

ツンさんにご飯を食べさせる。まさに召使の仕事を果たして部屋を出た。
今日は雨だった。ギリギリで教室に到着する。


(´^ω^`)「おう! 内藤にツンデレか! なんだ? 仲良く同伴出勤か?」


珍しく時間前に教室にいた担任は、珍しく上機嫌だった。


(´^ω^`)「やあ、みんなおはよう! 今日はじめじめとした気持ち悪い日ですね!
    こんな日は先生、みんなが嫌そうな顔で登校してくるので大好きです!
    一生雨が続けばいいと思います! みんなもそう思うよね?」


誰もなにも答えない。

86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 17:22:58.37 ID:Rem/HpVk0

(´^ω^`)「あはは! みんな恥ずかしがり屋さんだな! ところでツンデレ」

ξ゚⊿゚)ξ「はい、なんでしょう?」

(´・ω・`)「お前のテスト、100点増し、無しな」

ξ;゚⊿゚)ξ「はあ? なんでよ!?」

(´・ω・`) 「それと内藤」

(;^ω^)「は、はいですお!」

(´゚ω゚`)「放課後、生徒指導室に来いや!」


担任はのけぞりながら教室をあとにした。

87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 17:24:17.58 ID:83c666MW0
これはなかなか
支援

89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 17:25:48.09 ID:4slqb/Lu0
おもしれーよう
期待支援

90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 17:27:23.33 ID:Rem/HpVk0

放課後、生徒指導室にて。


(´・ω・`)「で、なんなの? おまえ、ツンデレと付き合ってんの?」

(;^ω^)「いきなり単刀直入ですね」

(´・ω・`)「あのさぁ、俺はね、お前が大好きだったよ。本当に」

( ^ω^)「なんで過去形?」

(´・ω・`)「なぜ好きだったのかというとね、ほら、おまえがんばってんじゃん、部活」

( ^ω^)「いまさら教師らしいこと言わなくていいですよ」

(´・ω・`)「それになにより不細工じゃん? どう考えても女にモテナイよね」

( ^ω^)「ああ、それが一番の理由なんですね」


91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 17:32:25.53 ID:HDUnICe9O
wktk

92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 17:33:01.02 ID:Rem/HpVk0

(´・ω・`)「ねえ、俺の座右の銘、知ってる? 四月に確か言ったよね?」

( ^ω^)「ええと、『戦争がはじまったら、子供を盾にしてでも生き延びる』でしたっけ?」

(´・ω・`)「ちげーよ。俺、そこまで鬼畜じゃねーよ。
    『他人の不幸のためなら、子供が死のうと構わない』だよ」

( ^ω^)「鬼畜じゃねーか」

(´・ω・`)「まあつまりだな、俺は他人の幸せが大嫌いなの」

( ^ω^)「つまり、あなたには僕が幸せそうに見えるんですね?」

(´・ω・`)「違うのかよ?」

93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 17:39:32.90 ID:Rem/HpVk0

(;^ω^)「えー、なんと言えばいいのか……」

(´^ω^`)「ゆっくりでいいからね?」

( ^ω^)「とりあえず、付き合ってはいません」

(´^ω^`)「ふーん。そんな嘘つくんだー」

(;^ω^)「いや、ホントですお! つーか僕、召使なんですお!」

(´・ω・`)「は? 召使? なにそれ?」

( ^ω^)「先生、日本刀を突き付けられたこと、あります?」

(´・ω・`)「ちんこ突きつけられたことならあるよ」

( ^ω^)「じゃあそれでいいや。そのあと『便所行こうぜ』って言われたらどう思います?」

(´・ω・`)「まじ勘弁。俺、女子高生大好きだから」

( ^ω^)「今の僕は、そんな感じで召使になりました」

(´;ω;`)「そうか……お前も苦労したんだな」

97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 17:49:22.23 ID:Rem/HpVk0

( ^ω^)「先生! 信じてくれるんですおね!?」

(´゚ω゚`)「んなわきゃねーだろ、バーカ! おちんちんびろびろーん!」

(;^ω^)「は?」

(´゚ω゚`)「なーにが召使じゃ! どうせ彼女がSでお前がMのカップルってだけだろ!」

(;^ω^)「せ、先生?」

(´゚ω゚`)「先生って呼ぶな! 汚らわしい!」

( ^ω^)「じゃあお前はなんなんだお」

(´゚ω゚`)「年上に『お前』だとぉ? てめぇの教師は誰だ!?」

( ^ω^)「お前だ、お前」

(´゚ω゚`)「だまらっしゃい! いいか、内藤! お前はどんなにがんばっても数学のテスト0点の刑に処す!」

(;^ω^)「ざけんなてめぇwwwwww」

(´^ω^`)「残念だね、内藤君。君のほかの教科の成績じゃ落第決定! 頑張れ二回目の二年生!」

99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 17:50:44.81 ID:6ZoH/W0T0
ここまで鬼畜な教師物を読んだことがないwwwwwwwwwww

100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 17:51:04.41 ID:E5fli2Ph0
テンポ良すぎワロタ

101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 17:51:29.06 ID:/Q8uK4Zx0
担任、子供じみててかっけーな

102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 17:51:48.43 ID:CzB7VSv00
バトロワの先生思い出すわw

104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 17:59:11.81 ID:Rem/HpVk0

(;^ω^)「というわけで、マイナス100点のハンディを背負うことに」

ξ゚⊿゚)ξ「あの八の字眉毛もむちゃくちゃやるわねぇ」

いつもより早い帰り道、ツンさんに相談した。
僕にとっては死活問題だったけれど、なぜだか彼女は楽しそうだった。

ξ゚ー゚)ξ「ま、こうなりゃ勉強しかないわね。召使の恥は主人の恥。
    あんたが落第しないよう、みっちり特訓してやるわ。覚悟なさい」

(;^ω^)「はぁ……でも、ツン、成績いいのかお?」

ξ#゚⊿゚)ξ「はあ? なによ失礼ね!」

(;^ω^)「だって爆発するじゃん……」

ξ#゚⊿゚)ξ「爆発させるのよ! 芸術もみそ汁もあんたの脳みそも!」


そんなふうに会話していると。


(゚A゚)「……」


目を丸くしたドクオさんがこっちを見ながら歩いてきた。

105: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 18:05:24.53 ID:Rem/HpVk0

(゚A゚)「あれ~? あれあれ~? あれれのれ~?」


ドクオさんがバーロー風にあごに手をやりながらやってくる。
彼はツンさんの前で立ち止まると、じろじろと彼女を舐めまわすように見る。


ξ゚⊿゚)ξ「……内藤。誰、こいつ?」

(;^ω^)「えっと、先輩のドクオさんです。いま、大学二年生」

(゚A゚)「ほうほ~う! ふ~むふ~む!」


それからしばらく、あらゆる角度からツンさんを観察したドクオさんは、
僕に気の毒そうな表情をして、言った。


(;'A`)「だ、だめじゃないか内藤く~ん! ダッチワイフと一緒に歩いちゃ!
   しかしこのダッチワイフ、歩くししゃべるんだねぇ! どこで買っ」


ツンさんの蹴りがさく裂した。

106: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 18:07:29.92 ID:wm1A1UaM0
wktk

109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 18:08:18.14 ID:CzB7VSv00
みんなキャラ濃いなw

111: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 18:12:07.15 ID:Rem/HpVk0

ドクオさんは地面にキスをした。
ツンさんが汚物を見るような目で彼を眺め、言う。


ξ゚⊿゚)ξ「内藤、もう一度聞くわ。こいつ、誰?」

( ^ω^)「僕の尊敬してい『た』先輩『だった』、ドクオさん『でした』」

ξ゚⊿゚)ξ「よし! それが過去形よ。一つ勉強になったわね。じゃあ、行くわよ」

( ^ω^)「さよなら、僕が大好き『だった』ドクオさん」


僕たちは未来に向かって歩き出した。


(゚A゚)「ブーン君! オリエントなのか!? 通販で買ったのかあああああああああ!?」


からみつく過去の声をふりほどいて。

113: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 18:15:47.52 ID:jyTYh7nTO
ドクオ糞ワロタ

115: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 18:21:27.45 ID:3j024CkC0
ドクオ、買う気満々じゃんwww

117: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 18:23:58.48 ID:Rem/HpVk0

そんなわけで、部屋が隣同士ということもあり、
僕たちは夜遅くまでどちらかの部屋で一緒に勉強することとなった。

今日はツンさんの部屋で勉強だ。
ツンさんは素行によらず頭はいいらしく、しかし、説明は下手だった。


ξ#゚⊿゚)ξ「あーも! だからなんでそうなるのよ!
    ここがズバーッなるから、ギュイーンって感じでガッて解くのよ! わかる?」

(;^ω^)「わかりません。なんの教科かすらも」


どうやらツンさんはかなり自己流で勉強をして来たらしい。
とりあえず、彼女が教師になりたいといったら全力で止めようと思った。

118: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 18:25:31.75 ID:Rem/HpVk0

ξ#゚⊿゚)ξ「ああもう! らちがあかない! 気分転換にお風呂いってくる!
    のぞいたら明日のご飯はマツタケの土瓶蒸しよ! いいわね!」

(;^ω^)「のぞきませんって。つーかいいかげん誤解って気づいて」


ツンさんが脱衣所に消えた。
僕はようやく一息つき、寝転がって天井を眺めた。


川 ゚ -゚)「あ、どうもこんばんは」


天井に女の顔があった。



119: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 18:27:28.21 ID:3j024CkC0
ちょwwwwwww

120: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 18:28:45.94 ID:2zOlcfXYO
NINJA!

122: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 18:30:52.41 ID:GPcbM647O
どこからwwwww

123: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 18:32:40.78 ID:Rem/HpVk0

(;゚ω゚)「……」


なんだあれは。幽霊か?
いや、ちがう。あれは天井の染みなんだ。
それが偶然女の顔のように見えるだけなんだ。
ほーら、目を凝らしてよーく見るんだ、内藤。


川 ゚ -゚)「一緒にテスト勉強ですか? 仲がおよろしいことで」


ああ、とうとう幻聴まで聞こえてきた。
僕はもうダメだ。最近勉強しすぎで疲れているんだ。
今日はもう寝よう。ツンさんだって事情を話せば分かってくれるさ。
さあ、眼を閉じて、心地よい夢の世界へレッツゴー。


川 ゚ -゚)「あら、寝ちゃうのかい。そんなー。いけずー」


そして、聞き覚えのある音がした。
えーと、いつだったかなー。この音を聞いたのは。
僕は恐る恐る目を開いた。


女が、僕ののど元に日本刀を突き付けていた。

124: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 18:35:19.82 ID:6ZoH/W0T0
日本刀wwwwwwwwwwwまたしてもwwwwwwwwwww

125: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 18:35:37.69 ID:PRjHpSFN0
これは支援せざるおえない

127: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 18:38:35.32 ID:uapdy77JO
もうなんだよこのカオスwwwwww

128: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 18:38:45.40 ID:Rem/HpVk0

川 ゚ -゚)「君が、内藤君だね?」

(;^ω^)「いいえ。僕の名前はショボンです」

川 ゚ -゚)「嘘をつけ。お前が、私の可愛い可愛い×10ツンの操を奪った内藤だな?
    ツンからメールで聞いている」

( ^ω^)「日本刀使うくせにメールかよ。せめて矢ぶみにしてくれお」

川#゚ -゚)「黙れ下郎! 貴様が私の可愛い可愛い×20ツンの操を……」

(;^ω^)「だからそれ誤解ですってwwwwwww」

川#゚ -゚)「私が……私が奪うつもりだったのに!」

(;^ω^)「ざけんなバーローwwwwwwwww」

131: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 18:45:56.36 ID:Rem/HpVk0

川 ; -;)「ああ……めくるめく可愛い可愛い×30ツンとの思い出……冥土の土産に聞くがいい!」

(;^ω^)「いや、ね、だから落ち着いて話を……」

川*゚ -゚)「あれはツンが五歳の、ぴっちぴちの幼女のころだった……」


~回想シーン~


ξ゚⊿゚)ξ「おねーたま! おねーたま!」

川 ゚ -゚)「なんだい、ツン?」

ξ゚⊿゚)ξ「こわいからおちっこについてきてください」

川 ゚ -゚)「あらあら、それは大変だ。このコップの中にしなさい」

ξ゚⊿゚)ξ「いいんでちゅか?」

川 ゚ -゚)b「モーマンタイ。ただし、父上母上には言うなよ?」


~回想シーン終わり~


川 ゚ -゚)「いやー、あれはうまかった」

(;゚ω゚)「飲んだのかよ!」

141: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 18:56:59.28 ID:Rem/HpVk0

川 ; -;)「とにかく! 私の可愛い可愛い×100ツンの操を奪ったお前には、死んでもらう!」

(;^ω^)「話せば分かるwwwwww話せば分かるwwwwww」

川 ; -;)「最期に言い残すことはないか!? 無いな!」

(;^ω^)「あるおwwwwwつーかみんな僕の話聞けよwwwwwwww」


そのとき、救いの神が現れた。


ξ;゚⊿゚)ξ「お、おねぇちゃん! なんでここに!」

川 ゚ -゚)「つ、ツン……」

(;^ω^)「ツンさんたすけちくりーwwwwwwwww」


ツンさんはバスタオル一枚だった。


川 ゚ -゚)「……いい!」


そう言って彼女は滝のような鼻血を垂らした。

142: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 19:04:37.04 ID:I8y5O37hO
しかしこのξ゚⊿゚)ξ貧乳である

143: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 19:08:24.26 ID:Rem/HpVk0

川 ゚ -゚)「というわけで、姉のクーです。よろしくな」

(;^ω^)「えっと、隣の部屋の内藤ですお」

ξ;゚⊿゚)ξ「で、おねーちゃん、何しに来たの? つーかどこいたの?」

川 ゚ -゚)「上」

ξ;゚⊿゚)ξ「上って……いつから?」

川 ゚ -゚)「お前が引っ越してきた日」

(;^ω^)「嘘!? なぜに!?」

川 ゚ -゚)「私の可愛い可愛い×∞ツンがいつ暴漢に襲われるやもしれんだろ」

(;^ω^)「暴漢はあなたじゃ……」

ξ;⊿;)ξ「おねーちゃん……そこまであたしのこと……」

川 ゚ -゚)「愛しているんだ」

ξ;⊿;)ξ「おねーちゃん大好き!」

( ^ω^)「クーさん、鼻血がナイアガラですよ」


145: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 19:13:38.65 ID:Rem/HpVk0

(;^ω^)「あのー、クーさん?」

川 ゚ -゚)「なんだ腐れポンチ」


その後ツンさんが着替えに行ったので、僕はクーさんに声をひそめて聞いてみた。


(;^ω^)「……クーさん、ずっとツンさんのこと見張ってたんですよね」

川 ゚ -゚)「当たり前だ。ビデオにもとってある。いるか? 五巻セットで五十万だ」

(;^ω^)「は……え、遠慮しますお。ところで、それなら僕とツンさんのこと……」

川#゚ -゚)「ガッデム! あの日はVIPでスレ立てててな! 見逃したんだ! 畜生!」

( ;ω;)「そこは見ててくれおー!」

146: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 19:15:58.99 ID:3j024CkC0
vipperwwwwwwwww

147: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 19:18:59.12 ID:uapdy77JO
ねーよwww

148: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 19:20:31.06 ID:Rem/HpVk0

やがて寝巻を着たツンさんが帰ってきて、妙な三者面談が始まった。


川 ゚ -゚)「で、ツン。こいつを殺していいか?」

(;^ω^)「僕の周りはみんな単刀直入だお」

ξ;゚⊿゚)ξ「ダメよ! こいつは私の召使なの!」

川;゚ -゚)「め、召使だと!?」


149: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 19:20:44.67 ID:Rem/HpVk0

~クーの回想~


ξ゚⊿゚)ξ「あたち、おねーたまのおよめたんになるー!」

川 ^ -^)「そうかそうか。じゃあツンのものは私のもの。ツンも私のものだな。
       ところでトイレは大丈夫か?」

ξ゚⊿゚)ξ「うん! もうひとりでいけるよ! えらい??」

川 ゚ -゚)「ああ……偉いよ……」


~回想終わり~


川 ゚ -゚)「よーし、わかった」

( ^ω^)ξ゚⊿゚)ξ「なにが?」

151: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 19:26:19.00 ID:Rem/HpVk0

川 ゚ -゚)「つまり、この内藤はツンの召使であり、私の召使でもあるのだ」

(;^ω^)「ちょwwwwなにその理論wwwwwww」

川 ゚ -゚)「ならば私もこいつを生かしておいて損はない。
    ところでお前ら、なんで一緒に勉強してんの?」

ξ゚⊿゚)ξ「実はかくかくしかじかで」

川 ゚ -゚)「なるほど。つまり、そいつを消せばお前らが一緒に勉強する理由もなくなると」

ξ;゚⊿゚)ξ「えっ? ま、まあそうね……」


クーさんは立ち上がると、なぜか風呂場に行って戻ってきた。


川 ゚ -゚)「じゃあ、ちょっくら行ってくる。内藤、とりあえず今日は帰れ」

(;^ω^)「は、はあ……でもどこに?」

川 ゚ -゚)「明日になれば分かる」


そう言って、クーさんは天井裏から外に出た。

154: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 19:35:14.10 ID:Rem/HpVk0

(´・ω・`)「あーすっきりした」


深夜の学校。視聴覚教室から出てきたのはショボン先生。
彼の趣味は、夜の学校で大音量で女子高生もののAVを見ることだった。


(´・ω・`)「さーて、テストまだだけど成績表作るか。
    とりあえず、イケメンは20点。不細工は60点。女の子はみーんな120点」

(´^ω^`)「そして内藤は0点! ゲラゲラゲゲラゲラ! たまんねーなこりゃ!」


一仕事終えた彼は、トイレに向かった。
もちろん、女子トイレである。


(´^ω^`)「ひひひwwwwww女子便所を汚してやるぜwwwwww」


そして、彼が床に小便をまき散らし始めた、その時だった。
女子トイレに、必殺仕事人のテーマが流れ始めた。

155: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 19:39:56.53 ID:B81vmfy1O
ひっでぇ担任だなおいwwww

156: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 19:40:18.10 ID:Rem/HpVk0

(´゚ω゚`)「何事だ!」

(゚A゚)「なんだなんだ!」


ショボンが慌ててきょろきょろしていると、
女子便所の奥から男が一人現れた。


(´・ω・`)「君はドクオ君! ドクオ君じゃないか!」

('A`)「あ、こんばんはショボン先生。こんな時間に何してたんですか?」

(´・ω・`)「ちょっと女子便所を凌辱していたんだ。君は?」

('A`)「ダッチワイフとトイレプレイしてました。この子です。しゃべるんですよ」


从'ー'从<あれれ~、いっちゃうよ~


(´^ω^`)「あはは! すごいなぁ! 君は相変わらずだね!」

165: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 19:50:44.70 ID:Rem/HpVk0

从'ー'从 <あれれ~、いっちゃうよ~

(´^ω^`)「あはは! 本当にすごいなあ、こいつ!」

从'ー/'从<あれれ~、いっちゃうよ~

('A`)「でしょ!? オリエントはホントすごいですよ!」

从'ー/ -゚'从<あれれ~、逝っちゃうよ~

(´^ω^`)「僕も一つ買おうかな。なにかお勧めはあるかい?」

从'/゚ -゚)つ'从<あれれー、おまえたち逝っちゃうよー

('A`)「それなら内藤君が持っていたダッチがすごい……」


川 ゚ -゚) つ'从「お前たち、逝け」


(´゚ω゚`)(゚A゚)「ぎゃああああああああああああああああああああああ!」


二人を見たものは、誰もいない。

166: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 19:52:16.06 ID:3j024CkC0
ちょwww


ん?じゃあクーはドクオに(ry

169: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 20:07:57.99 ID:ewleng7rO
>>166
ダッチワイフを後ろから斬って前に出てきたんだろ?
あと召し使いな

170: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 20:13:36.92 ID:t3lUclit0
支援

172: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 20:24:18.69 ID:7ESRX6zwO
追い付いたwwww

202: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 22:49:53.96 ID:Rem/HpVk0

翌日。


(;^ω^)「ツンさん、昨日、クーさんいつ頃帰ってきた?」

ξ;゚⊿゚)ξ「分かんない。朝起きたらPCの前でテラワロスwwwwwとか言ってたけど」


そして今、クーさんは天井裏で寝息をたてている。


(;^ω^)「何事も無ければいいけど……」

ξ゚⊿゚)ξ「まあ、今までの経験から言ったら、何事もあるわね」

(;^ω^)「あ、やっぱり?」

ξ゚⊿゚)ξ「うん」


担任が好きそうな、憂鬱な朝だった。

203: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 22:50:25.07 ID:CHmTTbVG0
きたこれ


支援

204: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 22:53:24.56 ID:Rem/HpVk0

しかし、学校についても予想に反してこれといった騒ぎはなく、
やがてチャイムが鳴り、ホームルームが始まった。


(´・ω・`)「ういーっす。今日も爽やかな朝だな。お前を蝋人形にしてやろうか!」


担任も相変わらずの調子だった。
しかしである。


(´・ω・`)「ところで、この爽やかな朝に質問するぞー。いいかー。よーく聞けよー」

(´゚ω゚`)「先生、昨夜、学校で不審者の警備をしていたらポン刀持った女に追いかけられました!
    幸い、先生は勇者ロトの子孫だったので奴を撃退しましたが、さて、この話が信じられない人!」


僕とツンさん以外の全員が手を挙げた。


(´^ω^`)「よーし! 先生、お前らが大好きだ! 大学ロクなところに行けると思うなよ!」

207: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 22:58:59.84 ID:Rem/HpVk0

そのあと、ニコニコ顔の担任は僕とツンさんを見た。


(´^ω^`)「ツンデレ君! この前はごめんな! ちゃんと君は点数100点増しにするかなら!」

ξ゚⊿゚)ξ「あ、そりゃどーも」

(´^ω^`)「それと内藤! この前はごめんな! お前もテストの点数、額面通りにつけるからな!」

( ^ω^)「あ、プラマイ0ってことですね。わかります」


とりあえず、僕の100点のハンディは消えた。
めでたしめでたし。


なわけはない。


208: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 23:00:17.51 ID:Rem/HpVk0

川 ゚ -゚)「うはwwwwwwテラワロスwwwwwwこの>>1変態すぐるwwwwww
    あ、お帰り。お風呂にする? 食事にする? それともV・I・P?」

(;^ω^)「最後がよく分かりませんお」

川 ゚ -゚)「おお! 召使……君は召使くんじゃないか! めし作れ。腹減った」

(;^ω^)「あ、はいですお」


とりあえず僕は食事を作る。
そのあと、食卓を囲んでクーさんに質問をした。

211: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 23:05:21.74 ID:Rem/HpVk0

(;^ω^)「あの、クーさん?」

川 ゚ -゚)「なんだ召使? 日常会話で2ちゃん語はやめろってか? やかましいわ!」

ξ;゚⊿゚)ξ「おねーちゃん。おかげで内藤のテストは大丈夫そうなんだけど、昨日、なにしたの?」

川 ゚ -゚)「ああ、男を二人追いかけまわした。それだけだよ」

ξ;゚⊿゚)ξ「本当にそれだけ?」

川 ゚ -゚)「うん。それだけ。ただ、それだけ」

ξ゚⊿゚)ξ「ふーん。本当みたいね。ならいいわ。ありがとう」

(;^ω^)(あと一人って誰だろう……)

212: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 23:06:50.84 ID:GexJeUcEO
支援

214: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 23:08:18.17 ID:Rem/HpVk0

その後しばらく、ツンさんの部屋で勉強した。
そしてツンさんがお風呂に入ったところで、僕はクーさんに呼び出された。


川 ゚ -゚)「さて、召使くん。君には本当のことを話そう」


夜の月に照らされたクーさんの横顔は、比較的まともな女性のそれだった。


川 ゚ -゚)「昨夜、私はショボンとか言う変態と、もう一人と戦った」

(;^ω^)「そのもう一人って誰ですかお?」

川 ゚ -゚)「しかしあと一歩というところで、殺し損ねた」

(;^ω^)「ねえ、もう一人って誰なんですかお!?」

川 ゚ -゚)「そう、あの時私は、神(スレ)の予感を感じ取ったのだ。
    それにな、あの八の字眉毛の男、なかなかに手ごわくてな」


そしてクーさんは笑った。僕の質問には一言も答えずに。


川 ゚ー゚)「しかし、ツンと君が救われたようだから、まあ、結果オーライだな」

216: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 23:10:57.83 ID:jyTYh7nTO
やはり、ショボンは強いな

217: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 23:11:36.71 ID:ZLWoE9C30
展開がすごくうまい・・・
支援!

218: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 23:12:52.00 ID:wiX+fEx8O
しーえーんー

219: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 23:14:07.78 ID:Rem/HpVk0

月明かりの下、クーさんは酒瓶をとり出した。
あらかじめ用意してあったらしいコップを取り出し、一方を僕によこす。


川 ゚ -゚)「飲め。よく熟成されたものだ」

(;^ω^)「いや、お酒はちょっと……」

川 ゚ー゚)「まあ、いいから飲め」

( ^ω^)「わかりました。だから日本刀は仕舞ってください」


僕はコップに口をつけた。酒ではなかった。独特の風味のある、しかしコクのある液体だった。


川 ゚ -゚)「どうだ? うまいだろう? もう一杯いくか?」

( ^ω^)「お、いただきますお。それにしても美味しいですお。
      でも、これってなんなんですかお?」

川 ゚ー゚)「ツンの入った風呂の残り湯だ」

( ゚ω゚)<ぶーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

220: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 23:16:01.46 ID:wiX+fEx8O
ダシがでるのか……支援

223: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 23:16:52.22 ID:ZNDlb5/4O
なんというツンガラスープ

225: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 23:19:48.78 ID:2zOlcfXYO
トンコツンすーぷだな

228: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 23:22:21.37 ID:Rem/HpVk0

川#゚ -゚)「何をするんだ貴様! もったいない!
    これはツンが五歳のころから継ぎ足して継ぎ足し続けた秘伝の一品なんだぞ!」

(;^ω^)「あんたなにしてはるんですかwwwwwwww」

川#゚ -゚)「もういい! お前の顔写メVIPの出会い厨百貨に晒してやる! 覚悟しとけ!」

(;^ω^)「意味がよく分かりませんお……」


クーさんは魚肉ハンバーグのようにぷりぷりと怒りながらツンさんの部屋へと消えていった。
僕はいい加減眠かったので、自分の部屋に入った。しかし。


(;^ω^)「……」


僕の部屋には大量のゴキブリが発生していた。
たぶん、間違いなく、あの人が放ったものだろう。

僕は泣きながらバルサンを焚いた。

233: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 23:26:00.68 ID:Rem/HpVk0
保守してもらっておいてあれなんですが、
明日があるんで今日は寝ます。また明日書きます。

このスレは落としちゃってください。読んでくれてありがとでした。

234: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 23:26:05.89 ID:2zOlcfXYO
ちょwwwwwwwwww

236: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 23:27:21.16 ID:jyTYh7nTO
まさかのおやすみ

240: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 23:32:02.41 ID:X3g8VBbLO
ここでオヤスミー!!(;_;)

241: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/29(月) 23:39:13.83 ID:6hOM5dAfO

278: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/30(火) 10:52:02.36 ID:ryoO4DJW0
保守

282: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/30(火) 11:56:32.93 ID:ryoO4DJW0
ほす

289: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/30(火) 13:41:47.92 ID:qNQ7fOr1O

292: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/30(火) 14:25:36.47 ID:EhQjzPQg0

324: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/30(火) 19:49:45.92 ID:JMZPBgzR0

325: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/30(火) 20:07:27.58 ID:chJHTkmnO
まだー

327: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/30(火) 20:47:51.07 ID:5LOFNijE0

ようやくテストも終わり、いつもの毎日が戻ってきた。
最近僕は、朝練の途中でツンさんに電話を入れることにしている。
これで、ツンさんを毎日起こすという約束が果たせる。


( ^ω^)「ツンさん、朝だお」

ξ゚⊿゚)ξ『うえぇーい……おあよー……』


ξ;゚⊿゚)ξ『ぎゃあああああああああああああああああああああああ』


(;^ω^)「ど、どうしたんだお!?」

ξ;゚⊿゚)ξ『おねーちゃん! なにやってんのよ!』

川 ゚ -゚)『なにっておまえ、添い寝だよ。姉が妹に添い寝するくらい普通だろ?』

ξ;゚⊿゚)ξ『全裸は普通じゃないわよ! ぎゃー! どこさわってんのよ!』

(;^ω^)「……またかお」


しかし果たして、僕が起こす必要があるのだろうかと迷う。

329: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/30(火) 20:53:29.28 ID:AtXGFGWh0
支援す

330: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/30(火) 20:55:32.42 ID:5LOFNijE0

溜息をついてケータイを切った。
真後ろにドクオさんがいた。


('A`)「内藤君、最近毎日どこに電話してるの?」

(;^ω^)「お……ただの友達ですお。朝に弱いんですお、そいつ」

('A`)「ふーん、ただの友達ねぇ……黄色い声が聞こえたけど?」

(;^ω^)「……」


いろいろあったけれど、毎朝、毎夕部活に顔を出してくれるドクオさんを、
僕はやっぱり尊敬していた。だから隠し事なんて気が引けた。


(;^ω^)「実は隣の部屋に姉妹が引っ越してきたんですお。
      その人たちと仲良くなって、まあいろいろあって、電話で起こしてやってるんですお」


そしてドクオさんは腕を組んで考えこむと、とても優しい顔をしてイッた。


('∀`)「内藤くん、ダメだよ、エロゲをつけっぱなしにしちゃ」

331: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/30(火) 21:01:20.58 ID:u7+hM0gV0
ドwwwクwwオwwwwww

333: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/30(火) 21:01:58.96 ID:/HjO6HGRO
おかえり支援

334: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/30(火) 21:02:15.90 ID:5LOFNijE0

(;^ω^)「は? どういう意味です?」

('∀`)「いいんだいいんだ。みなまで言うな」


ドクオさんがうんうんと頷く。


('∀`)「俺も初心者のころはエロゲをつけっぱなしにして、
   家の電話にエロゲのボイスが流れるようにしてたもんさ」

( ^ω^)「なんでそんな無駄にテクッてるんですか?」

('A`)「だけどな、内藤くん。現実を見るんだ。
   エロゲは所詮はエロゲ。それは僕たちの妄想のなかにしか存在しない女の子たちなんだ」

(;^ω^)「ドクオさんこそ現実を見てください」

('∀`)「見てるさ、俺は。毎日な」


そう言ってドクオさんは、トラックで汗を流す部員たちを眺めた。
そしてバイトがあるからと言って、学校を去った。

その背中は、僕が目指すべきそれだった。

335: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/30(火) 21:04:11.69 ID:DIInCWk7O
ドクオ生きてたんだw

336: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/30(火) 21:05:23.33 ID:l0T70aaPO
ドクオ生きてた

337: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/30(火) 21:05:33.37 ID:/HjO6HGRO
支援

338: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/30(火) 21:07:15.78 ID:5LOFNijE0

放課後、もう日も短くなり、あたりは真っ暗だった。
それでもツンさんは、校門の前で僕を待っていてくれた。

木枯らしの吹く夜の街を、僕らは連れだって歩く。


ξ゚⊿゚)ξ「それにしても珍しいな」

( ^ω^)「なにがだお?」

ξ゚⊿゚)ξ「おねーちゃんがよ」


ツンさんは寒いのか、スカートからのぞくひざ下をもじもじさせながら話す。


ξ゚ー゚)ξ「おねーちゃんが私と仲がいい男子に何もしないのって、珍しいの。
     いや、珍しいってレベルじゃないわ。初めてのことね」

(;^ω^)「いや、ゴキブリ放たれましたけど?」

ξ゚⊿゚)ξ「そんなの、なにもされてないのと一緒よ」

344: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/30(火) 21:18:34.97 ID:5LOFNijE0

ツンさんはくすくすと笑いながら話す。


ξ゚ー゚)ξ「小学校のころ、私に好きだって言った男の子は翌日体育倉庫です巻きになった」

(;^ω^)「小学生をキュウリ扱いかお……」

ξ゚ー゚)ξ 「中学校のころ、ラブレターをくれた子がいた。
    その子はラブレターを全校掲示板に張り出されて登校拒否になった」

(;^ω^)「自殺しなかっただけマシだお……」

ξ゚ー゚)ξ 「ここに引っ越してくる前に私に告白してきた三人の男子の行方はいまだ分からない」

(;^ω^)「それって普通に大事件だお……」


そしてツンさんは、素敵な笑みでこう言った。


ξ゚ー゚)ξ「でも、あんたにはなにもしてない。なんでだろ?」

( ^ω^)「うん。東京湾にチンされててもおかしくないのにね」

345: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/30(火) 21:22:11.22 ID:5LOFNijE0

やがて僕たちのアパートが見えてきた。
ツンさんの部屋には明かりがともっている。
きっとクーさんがネットでもしているのだろう。


ξ゚⊿゚)ξ「ねえ、内藤。ひとつ聞きたい事があるの」

( ^ω^)「ん? なんだお?」


部屋の灯を見ながら、ツンさんが立ち止まり、言った。


ξ゚⊿゚)ξ「なんであんた、走らないの?」

347: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/30(火) 21:23:29.59 ID:/HjO6HGRO
支援

348: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/30(火) 21:29:10.47 ID:5LOFNijE0

夜。町の明かりに照らされたツンさんの顔は笑っていなかった。
まっすぐに僕を見つめていた。僕もまっすぐに見つめ返す。ツンさんは続ける。


ξ゚⊿゚)ξ「聞いた話だけど、うちの高校の陸上部、かなり強いんでしょ?
    全国から選手を集めてるって話、聞いたよ。もしかしてあんたも?」

( ^ω^)「そうだお。僕の出身は九州だお。九州からはるばる、陸上のためにここに来たんだお」

ξ゚⊿゚)ξ「じゃあ、なんで走るのやめちゃったの?
    いつも雑用ばっかりじゃない。レギュラーになること、諦めちゃったの?」

( ^ω^)「……」


僕はなにも言わなかった。こんなとき、言葉は想いを半分も伝えてくれはしない。
その代わり、僕はズボンの裾をめくりあげた。

アキレス腱の上に大きく刻まれた傷跡。言葉より確実に想いを伝えてくれる。

349: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/30(火) 21:33:44.74 ID:5/mOrLUrO
支援

350: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/30(火) 21:34:16.32 ID:AtXGFGWh0
支援す

351: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/30(火) 21:34:55.93 ID:5LOFNijE0

ξ゚⊿゚)ξ「そっか。大変だったね」


ツンさんは無表情で言った。悲しい顔はしなかった。
僕は嬉しかった。だって僕は悲しくなんてないのだから。

そして僕は、この子は優しい子なんだと、はっきりと知った。


( ^ω^)「僕はこのおかげで夢を見つけたんだお」


僕はズボンの裾を元に戻した。
ツンさんはひとつ頷いて、耳を傾けてくれた。


( ^ω^)「僕はこの傷のおかげで、ドクオさんの偉大さに気づけたんだお」


ツンさんは爆発した。

353: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/30(火) 21:39:47.86 ID:6aNtl9rq0
爆発した

355: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/30(火) 21:41:18.78 ID:u7+hM0gV0
なん…

356: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/30(火) 21:42:09.19 ID:5LOFNijE0

ξ;゚⊿゚)ξ「はぁ!? ドクオって、あれでしょ!? あれよね!?」

( ^ω^)「そうだお。あれだお。だけどあれは、ドクオさんの仮の姿なんだお」

ξ;゚⊿゚)ξ「嘘だっ! あれが仮の姿なら、あいつは一生仮の姿のままよ! 目を覚ましなさい!」

( ^ω^)「そんなことないんだお。
     ツンさん、ドクオさんがなんで毎朝、毎夕、部活を見に来るか知ってるかお?」
ξ゚⊿゚)ξ「友達がいないからじゃない?」

( ^ω^)「それだけが理由じゃないお。
      ドクオさんは全国区の背選手だったんだお」


そして僕はもう一度、ズボンの裾を上げた。そして傷ひとつないひざを指差す。


( ^ω^)「でも、ひざをやったんだお」

ξ゚⊿゚)ξ「……」

( ^ω^)「だけどくじけないで、スポーツトレーナーになる決心をしたんだお」

358: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/30(火) 21:43:53.76 ID:/HjO6HGRO
ドクオ……

361: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/30(火) 21:47:35.60 ID:5LOFNijE0

( ^ω^)「僕も選手のころは、ドクオさんのこと踏まれたトカゲみたいな顔だと思ったお」

ξ゚⊿゚)ξ「あんたも意外と毒舌ね」

( ^ω^)「でも、アキレス腱を切って絶望していた時、ドクオさんが僕の傍に来てこういったんだお」


('A`)b『そんなことより、あいつら見てようぜ』


( ^ω^)「そのあとだったお。監督からドクオさんの話を聞いたのは。
      ドクオさんは、後輩が二度と怪我をしないよう、ずっと見守ってくれてたんだって」

ξ゚⊿゚)ξ「でも、あんた怪我したじゃない」

(;^ω^)「うん。その日はドクオさん、たまたまいなかったんだお」

ξ゚⊿゚)ξ「ダメじゃない、それ」

( ^ω^)「きっと、大切な用事があったんだお。
      それに僕は、怪我したおかげで夢を見つけたんだから、いいんだお」


364: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/30(火) 21:53:14.97 ID:5LOFNijE0

ξ゚⊿゚)ξ「ふーん」


ツンさんは気のない返事で話を打ち切ると、カンカンと音を鳴らしてアパートの階段を上った。
その頂上で振り返って、すました顔でこう言った。


ξ゚ー゚)ξ「あんたってバカね! バカでスケベでお人よし!」

(;^ω^)「だからスケベは誤解だお……」

ξ゚ー゚)ξ「だけど、嫌いじゃないよ」


ニッコリと笑って、もう一度言った。


ξ゚ー゚)ξ「私、あんたのこと嫌いじゃないよ!」


そして、ツンさんは部屋に帰っていった。

367: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/30(火) 21:58:13.46 ID:5LOFNijE0

( ^ω^)「……」


夜は寒かった。だけど、頬は熱かった。
良く分からない、名前も知らないはじめての気持ちが胸に湧き起こってくる。


( ^ω^)「なんだろう、この気持ちは……」


きっと、今夜は眠れないだろうな。
僕はとまどいと、ほのかな幸せを胸に自分の部屋の戸を開けた。


川 ゚ -゚)「私、あんたのこと嫌いじゃないよ」


ドス女が待っていた。


川#゚ -゚)「私、あんたのこと大嫌いだよ」


僕の夜明けは遠い。

368: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/30(火) 21:59:04.03 ID:wCal7pVK0
ドス女・・・

369: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/30(火) 21:59:12.09 ID:e4MLhRua0
ドス女言うなwwwwww別キャラが頭の中に出てくるwwwwwww

372: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/30(火) 22:04:33.51 ID:5LOFNijE0

冬休みがきた。
この町で初めての冬休みだ。


(;^ω^)「ごめんお。今日から一週間部活の遠征なんだお」

川 ゚ -゚)「オフ会で一週間アキバで暴れてくる。ニコ動にうpされるから見てね」

ξ゚⊿゚)ξ「……いってらっしゃい」


一人で過ごす初めての冬休みだ。

378: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/30(火) 22:10:23.10 ID:5LOFNijE0

ひとりでイブを過ごした。
ケーキは買わなかった。


川 ゚ -゚)「寂しくなったらこのURL(http://2ch.net/)を開くんだ」

おねーちゃんが書置きを遺していた。
でもそれだけはしてはいけないような気がした。

ひとりきりの部屋はとても広くて、ひとり言が怖い位に反響した。
寂しさに外に出れば、連れだって歩く人々の群れが、どこか遠い風景のように見えた。

現実感がなかった。
自分がここにいるという事が、とてもあいまいなことに思えた。



382: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/30(火) 22:17:22.37 ID:5LOFNijE0

流れるようにふらふらと町を漂い、気がつけば学校の前にいた。
学校は人の気配がなかった。
いつもはあるものがそこにないだけで、学校がまったく別のものに見えた。

2920a6a025029fa859a355a632a23a00

まったく別のものに見えた。

384: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/30(火) 22:20:27.54 ID:5LOFNijE0

ξ゚⊿゚)ξ「先生、ひとりでなにしてるんですか?」

(´・ω・`)「誤爆した」

ξ゚⊿゚)ξ「は?」

(´^ω^`)「冗談だよ! 乾布摩擦さ! ツンデレ君もどうだい!?」

ξ゚⊿゚)ξ「遠慮しておきます」


部屋に帰ってひとりで寝た。
一週間、ずっと部屋で寝て過ごした。

385: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/30(火) 22:21:53.87 ID:u7+hM0gV0
一週間勿体NEEEEEEE

386: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/30(火) 22:24:36.73 ID:5LOFNijE0

ひとりで布団に入っていた一週間、ずっと内藤のことを考えていた。
召使の分際で、冬休みに主人をひとりにするなんて、なんと最低な奴だろう、と。

夢の中でも恨み事、トイレでもお風呂でも恨み事。
そして一週間が過ぎて、私はコートの下に日本刀を隠し持って、部屋を出た。


ξ゚⊿゚)ξ「あいつを殺そう」


387: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/30(火) 22:26:37.87 ID:u7+hM0gV0
なんか変な流れになってきたぞ

388: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/30(火) 22:29:20.22 ID:5LOFNijE0

最寄りの駅のホーム。ここに内藤は降り立つはず。
あいつは降りてきたとき、私を見て笑うだろ。

そこを、ずばっとやるのだ。
私を一週間も放っておいた罰だ。ずばっとやってやる。


ξ゚⊿゚)ξ「……寒い」


だけど、夜が来ても、何本の列車が止まっても、内藤はやってこなかった。

390: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/30(火) 22:35:23.26 ID:vJ7gFwIt0
なんか、オフコースのさよならが脳内で流れてるぜ

391: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/30(火) 22:35:27.29 ID:/HjO6HGRO
支援

392: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/30(火) 22:38:25.59 ID:/SMCAXzfO
あーのひあーのーときあのばしょーできーみとでーあわなーかーったらー

393: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/30(火) 22:40:09.33 ID:IC4sP7f00
ぼくーらーはいつまでもみしらぬふたりのーままー

394: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/30(火) 22:40:09.78 ID:vJ7gFwIt0
ラブストーリーは突然にかwwwwwwwwwwww

395: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/30(火) 22:40:55.22 ID:TAIYp3XrO
歌詞違うし

398: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/09/30(火) 22:44:30.02 ID:9JDcQET+0
さてどうなる

509: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/01(水) 21:28:06.31 ID:A0URkcYB0

一方、その頃の僕はというと。


('∀`)「ふひひwwwwwうはうはパラダイスwwwwww」

(;^ω^)「ちょwwwwwドクオさん待ってwwwwwww」


遠征先で解散したのち、ドクオさんに連れられてなにかのお祭りに連れてこられていた。
冬だというのに会場内は蒸し暑く、異様な臭気に満たされていた。
やがてドクオさんとはぐれた僕は、会場の外で座り込む。


(;^ω^)「はやく帰らなきゃ、ツンさん寂しがってるお」


早い夕焼けに空は染まっていた。
冷たい町で、ひとりきりの部屋で、ツンさんはどんな気持ちでいるのだろうか。
そのことを考えると胸が痛んだ。
一刻も早く帰らねばと、こんなところにいていいわけがないと、立ち上がった。


川 ゚ -゚)「君は召使……召使くんじゃないか!」


忍者の格好をしたクーさんがそこにはいた。

512: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/01(水) 21:31:32.92 ID:8xTOLhr0O
ktkr wktk

513: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/01(水) 21:31:53.40 ID:A0URkcYB0

( ^ω^)「あ、クーさん。こんな肥溜のようなところで奇遇ですね。
     そんな恰好して誰の命をとりに行くんです?」

川 ゚ -゚)「なにを言っているんだ召使くん。これはコスプレというものだ。」

(;^ω^)「こすぷれ? なんですかお、それ?」

川 ゚ -゚)「非日常の格好に身を包み、自らを解き放つ高尚な趣味のことだ」

( ^ω^)「あなた、普段から似たような恰好してるじゃないですか」


クーさんは小刀を抜くと、僕ののど元に切っ先を当てた。


川 ゚ -゚)「余を愚弄するとその首が飛ぶぞ?」

(;^ω^)「……それ、本物ですよね?」

川 ゚ -゚)「偽物だよ、建前上はな」


その時だった。僕とクーさんのまわりから無数のフラッシュが放たれた。

514: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/01(水) 21:35:49.67 ID:A0URkcYB0

(;´_/【◎】パシャパシャ「目線ください!」

(;Ф/【◎】パシャパシャ「ZIPでくれでおじゃる!」

(;'A/【◎】パシャパシャ「生足拝ませてください!」

(;´゚/【◎】パシャパシャ「パンツ拝ませてください!」


飛び交う叫び。ひしめくカメラ。どこかでみたことのある人。


川 ゚ -゚)「あらやだ、人気者は辛いな」


そしてクーさんはカメラに向けてさまざまなポーズをとり始めた。
僕はその隙に会場を脱出し、駅へと急いだ。

526: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/01(水) 21:47:50.32 ID:HaqRQK8NO
>>514
ドクヲwwwwwww

560: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/01(水) 22:52:17.95 ID:NLNQJQZh0
誰も気づかないが>>514にドクオが

568: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/01(水) 22:58:35.86 ID:5DxP+fMcO
>>560
みんな気づいてます

575: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/01(水) 23:11:12.69 ID:ojjsEdtMO
>>560
ショボンもいる

581: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/01(水) 23:16:14.68 ID:grhdpEoI0
>>560
ロマネスクと兄者らしきやつも…

2人wwwww

515: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/01(水) 21:38:29.65 ID:JSQodTfE0
支援

517: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/01(水) 21:40:16.98 ID:A0URkcYB0

列車が揺れる。僕の町の名前がアナウンスされたのは、九時を過ぎた頃だった。
早く家に帰らねばと、僕は駅に着く前から下り口の前で立っていた。

ドアが開く。身を切るような風が入り込んでくる。
その風のなかに、かぎ慣れた香りが交っていた。


(;^ω^)「これは……ツンさんの部屋のにおい?」


まさかとは思いつつも、慌ててあたりを見渡した。


ξ゚-゚)ξ「……」


ホームの隅に、ツンさんがいた。

コートを羽織って。
布でくるんだ細長いなにかを肩にかけて。

僕を、じっと睨みつけていた。

518: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/01(水) 21:43:58.00 ID:A0URkcYB0

ξ゚-゚)ξ「……」

(;^ω^)「……」


僕とツンさんの間をたくさんの人たちが通り過ぎ、やがて列車は出発した。
ひともまばらになり始めた下りのホームで、僕たちは距離を置いてお互いを見る。


ξ#゚-゚)ξ「……」


やがてツンさんがツカツカと早足で歩み寄ってくる。
肩にかけたアレをきちんと持ち直し、一直線に僕の方へ。


( ^ω^)「……」


けれど、不思議と怖くはなかった。
ツンさんの気のすむならそれでいいと、なぜか、そう思えた。

そしてツンさんは僕の眼前で立ち止まり、手にしたアレを、
地面に落とした。

519: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/01(水) 21:45:08.19 ID:A0URkcYB0

(;^ω^)「お? ツンさん? どうしたんだお?」

ξ゚-゚)ξ「……」


ツンさんは落としたアレを拾うそぶりすら見せず、僕を睨みつけていた。
背が低いから彼女は僕を見上げる形になり、そしてその眼は、潤んでいるように見えた。


(;^ω^)「ツ、ツンさ」

ξ゚-゚)ξ「寂しかった」


それからツンさんは、僕の胸にひたいをつけた。


524: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/01(水) 21:47:20.61 ID:tutPHUc00
デレktkr wwwwwwwwwwwwwww

523: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/01(水) 21:47:06.61 ID:k5cOhsBpO
きたああああっ!

ぬるぽおおおおおっ!

525: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/01(水) 21:47:25.17 ID:A0URkcYB0

ξ゚-゚)ξ「寂しかった。もうどこにもいくな」

(;^ω^)「……」

ξ゚-゚)ξ「大みそかは一緒にお蕎麦食べる。お正月は一緒におモチ食べる」


まさに目の前に迫ったツンさんから、例えようのない香りが漂ってきた。
本当は他に言う事があったのだろうけど、どぎまぎしていた僕は、こんなことしか言えなかった。


(;^ω^)「……そ、それは誰が作るんだお?」

ξ゚⊿゚)ξ「……あんた」

( ^ω^)「……おっおっお。わかったお」

ξ゚ー゚)ξ「……へへw」


ツンさんはようやく笑ってくれた。今までで見た、一番いい顔だった。

528: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/01(水) 21:52:38.46 ID:jH0EHF+v0
>>525
泣いた

527: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/01(水) 21:52:33.26 ID:A0URkcYB0

川 ゚ -゚)「召使くん! みかんパワーが足りない!」

(;^ω^)「あなた今日、みかん何個目ですかお?」

川 ゚ -゚)「二十過ぎたあたりから数えてない。それとお茶もプリーズ」

(;^ω^)「……はいはい」


コタツで横になりながらノートパソコンを行儀悪く器用にいじくる忍者さん。
正月からなんとも平和な光景だ。


ξ゚⊿゚)ξ「おねーちゃん。みかんばっかり食べてると手が黄色くなるよ?」

川 ゚ -゚)「好きなもんは好きなんだからしょうがないだろ。
     それに、もとはと言えばツン、私のみかん好きはお前の責任なんだぞ」

ξ゚⊿゚)ξ「どゆこと?」

川 ゚ -゚)「いいか? よく聞けよ?
     お前が一人でトイレに行けるようになったから、私は似たような色のみかんで」

( ^ω^)「クーさん、お茶ですお」

ヽ川 ゚ -゚)ノ「うっほほーい」

529: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/01(水) 21:54:16.50 ID:SdUTtyduO
ドクオの真の姿を見せてくれよ・・・


仮の姿が変態すぎるwwwwwww

530: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/01(水) 21:55:15.73 ID:ThCyMEjAO
>>529
真の姿=変態
仮の姿=イケメン

531: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/01(水) 21:56:57.33 ID:A0URkcYB0

川 ゚ -゚)ノ旦「あー、お茶はうまいなぁ。お茶は偉い」

ξ゚⊿゚)ξ「ねぇ、似たような色のみかんでどうなったの?」

川 ゚ -゚)「いやな、お茶を飲んだらおしっこしたくならない?」

ξ゚⊿゚)ξ「なる」

川 ゚ -゚)「つまりはそういう話だよ」

ξ゚⊿゚)ξ「はあ?」

( ^ω^)「ツンさん。ツンさんは、クーさんのこと、好きかお?」

ξ゚⊿゚)ξ「好きだけど?」

( ^ω^)「なら、この話題にはもう触れない方がいいお」

ξ゚⊿゚)ξ「はあ?」

532: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/01(水) 21:59:58.83 ID:A0URkcYB0

川 ゚ -゚)「ツン、おしっこしたくないか?」

ξ゚⊿゚)ξ「いや、大丈夫だけど、なんで?」

川;゚ -゚)「召使くん! カテキンパワーが足りない! 早くツンにお茶を!」

( ^ω^)「お茶っ葉切れましたお」

川 ゚ -゚)「は? なら買ってこいや」

(;^ω^)「……はいはい」


クーさんの目がマジだったので立ち上がったその時だった。


川 ゚ -゚)「あ、ああん、あひん、電話だ」


ケータイを取り出したクーさんの顔色が変わった。

533: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/01(水) 22:03:52.82 ID:2ITUw1i6O
バwwイwヴwwww

534: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/01(水) 22:04:31.11 ID:JSQodTfE0
支援

537: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/01(水) 22:05:58.50 ID:A0URkcYB0

川;゚ -゚)「は、はい! ご無沙汰しております! クーでございます!
    は? え、今なんと……? ぎょ、御意にございます! 
    直ちに向かいまするであります!」


クーさんは慌てて立ち上がると、上着を羽織り、玄関へ向かった。


ξ;゚⊿゚)ξ「お、おねーちゃん! どうしたの!?」

川;゚ -゚)「すぐにわかる。私は一足早く現地に赴き、対策を練る。では、戦地であおう」


そう言って、クーさんの姿は扉の向こうに消えた。

539: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/01(水) 22:09:15.66 ID:A0URkcYB0

(;^ω^)「つ、ツンさん、クーさんはどうしたんだお?」

ξ;゚⊿゚)ξ「わかんない。……いや、もしかして」


その時、ツンさんのケータイもなった。
彼女は着信画面を見て真っ青になった。


ξ;゚⊿゚)ξ「は、はい! ツンデレでございます! ご無沙汰しております!
      は? えっと……いま、からですか? い、いえ! それは十重承知しております!
      は! ただちにそちらに参りますので! ええ、では!」

(;^ω^)「つ、ツンさんまで、ど、どうしたんだお?」

ξ゚-゚)ξ「内藤。あんた、スーツ持ってる?」

(;^ω^)「お? スイーツなら冷蔵庫に……」

ξ゚-゚)ξ「ないなら学生服でいいわ。直ちに着替えてきなさい」

(;^ω^)「え? なんでだお?」

ξ#゚⊿゚)ξ「いいから早く!」

(;^ω^)「ぶひー!」

541: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/01(水) 22:11:45.24 ID:A0URkcYB0

慌てて部屋に戻って学生服に着替えると、
艶やかな晴れ着に身を包んだツンさんが迎えにきた。

しかし、彼女の表情はとても険しかった。


ξ゚-゚)ξ「さあ、行くわよ。まずは足を確保しなくっちゃ」

(;^ω^)「お? 行くってどこにだお?」

ξ゚⊿゚)ξ「最初の目的地は学校よ。それ以外はなにも聞くな」

(;^ω^)「お、おお……」


僕たちは学校へと急いだ。
正月の誰もいない学校になんの用があるのだろうか。


(´・ω・`)「は? 車を出せ? 馬鹿じゃねーの? セルフクンニにチャレンジして死ねよ」


ああ、こいつがいたっけ。

544: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/01(水) 22:18:51.53 ID:A0URkcYB0

ξ゚⊿゚)ξ「いいから車を出しなさい」

(´・ω・`)「あのねぇ、君、ぼくちんが今なにしているのかわかる?」

(´゚ω゚`)「ぼくちんはねぇ! いま珍しく実力テストを自力で作ってるの!
     進研ゼミのを流用したらダメって校長先生に叱られたから!」

( ^ω^)「おまえ絶対教員試験不正合格だろ」

(´・ω・`)「当たり前だろ。世の中コネだよ、コネ」

(´゚ω゚`)「てめぇらなんかさっさと家に帰って妊娠しろ!
     そしたら退学処分にしてやっからよ!」


545: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/01(水) 22:19:08.20 ID:l/Sg+qCf0
ショボンwwwwww

546: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/01(水) 22:23:26.54 ID:A0URkcYB0

ξ゚⊿゚)ξ「これを見てもまだそんなこと言ってられるのかしら?」


ツンさんは一枚の写真を取り出した。
担任はふんぞり返って答える。


(´・ω・`)「は? なにそれ? おいしいの?」

ξ゚⊿゚)ξ「私の姉が撮った誰かさんの写真よ。
     これをしかるべきところに送れば、しかるべきことになるでしょうね」


担任は立ち上がると、ツンさんの肩をポンと叩いた。


(´^ω^`)b「行こうぜ! ピリオドの向こうに! 俺のラパンで!」


547: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/01(水) 22:24:24.24 ID:C/6N8xAD0
支援す

548: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/01(水) 22:31:36.06 ID:3CaMJejG0
試演

549: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/01(水) 22:32:08.72 ID:A0URkcYB0

正月。高速道路を疾走する一台のラパンがあった。


(´゚ω゚`)「おらおら! 引き殺されてーのか馬鹿やろこんにゃろおめー!」

('A`)「先生。ガンガン抜かれてます。エンジン音がやばいっす」

(´・ω・`)「うーん、真冬の高速を軽自動車ではきつかったかなー」

( ^ω^)「ところで先生?」

(´゚ω゚`)「運転中に話しかけんなって! 事故りてーのか!」

( ^ω^)「なんでドクオさんがいるんだお?」

('A`)v「いえーい」

(´・ω・`)「なにが悲しくてカップルのお抱え運転手やらなきゃならないんだよ。
    だからドクオ君を連れてきた。彼なら存在するだけで雰囲気ぶち壊してくれる」

('A`)「お褒めにあずかり光栄です」

ξ゚-゚)ξ「いいからさっさと飛ばせ」

(´^ω^`)「へい! ツンデレさんの申すがままに!」

551: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/01(水) 22:33:03.59 ID:2WpM8gTYO
支援

554: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/01(水) 22:42:24.51 ID:A0URkcYB0

ここは奥州平泉。
かつては奥州藤原氏が栄え、そして源義経が最期を迎えた趣のある土地である。


(´゚ω゚`)「けっ! 退屈な土地だな! なにが平等院鳳凰堂だ! ただの十円じゃねーか!」

(;^ω^)「あんたホントいい加減にしろお……」

(´゚ω゚`)「うるせぇ! で、なに? どこで降ろしゃあいいんですかー? ツンデレさまさまー!」

ξ゚-゚)ξ「もう少し先よ」

(´゚ω゚`)「はあ? もう少し先? さっきからおめー、バカでかい壁しかないじゃ……」


その時だった。みすぼらしいラパンの前に、金色の巨大な門が現れた。


(´・ω・`)「……なに、これ?」

ξ゚⊿゚)ξ「私の実家」


担任は車を止めると、ツンさんの座る座席の扉を開け、地面にひざまずいて言った。


(´^ω^`)「お嬢様! この私め、たしかにあなたさまを無事送り届けました!」

558: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/01(水) 22:47:35.40 ID:A0URkcYB0

ξ゚⊿゚)ξ「うむ、御苦労。さあ、内藤、行くわよ」

(;^ω^)「お? え? は、はいですお!」


ツンさんが立ち上がり、歩きはじめた。
僕も後を慌ててついていく。
門番が一斉にツンさんに礼をした。


(´^ω^`)「うへへ! お嬢様! 足元にゴミが!」


担任がツンさんが歩く地面の先をペロペロと舐めて掃除した。


('A`)「すげー、金だー」


ドクオさんはそう言って股間を金の門に摺りつけていた。


二人は直ちに門番に連れていかれた。

559: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/01(水) 22:48:30.39 ID:ZSKCReKu0
ショボン態度変貌しすぎwwwww

561: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/01(水) 22:52:19.00 ID:VAUt+d4tO
支援

563: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/01(水) 22:53:34.84 ID:l/Sg+qCf0
この二人はもうwww

564: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/01(水) 22:54:09.27 ID:jH0EHF+v0
こいつらキャラ良すぎだろ。
こいつらがいるからこそ他が生きる

567: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/01(水) 22:58:03.09 ID:A0URkcYB0

僕とツンさんは何枚もの襖を通り抜け、それはもうバカでかい和室に招かれた。
ししおどしの音が遠くきこえる。やがてしばらくの沈黙の後、ツンさんがぽつりと語り始めた。


ξ゚⊿゚)ξ「とりあえず、これが私の実家よ」

(;^ω^)「えっと、武家ですかお?」

ξ゚⊿゚)ξ「違うわよ。豪族よ」


さらりと言ってのけるツンさんが怖かった。


ξ゚⊿゚)ξ「うちはね、17になると見知らぬ土地で一年暮らさなきゃならないの。
    そういうしきたりなのよ。庶民の生活を身をもって体験するためにね」

(;^ω^)「なるほど……だからあのアパートで一人暮らしを……」

ξ゚⊿゚)ξ「そう、それでね」


するとツンさんは顔を赤らめ、もじもじとしながら、呟いた。


ξ////)ξ「それ、それ、それそれ、それと……」

(;^ω^)「……そ、それと?」

569: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/01(水) 22:59:01.85 ID:A0URkcYB0




(´゚ω゚`)「そーれっそーれっそーれっそーれっ!」

('∀`)「よいやっさー! よいやっさー!」



ξ゚-゚)ξ「……」

( ^ω^)「……」


遠くで雑音が聞こえた。
ツンさんの話では、二人は地下牢に連れていかれる最中だろうとのことだった。

570: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/01(水) 23:00:03.28 ID:jH0EHF+v0
地下牢wwwwwwwww

571: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/01(水) 23:00:04.77 ID:/pxFQ04LO
ショボン大好きwwwww

572: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/01(水) 23:04:35.59 ID:A0URkcYB0

ξ゚⊿゚)ξ「それ、それ、それそれ、それと……」

( ^ω^)「……そ、それそれ、それと?」


とりあえず、僕らは仕切り直した。
そしてツンさんは、やっぱり顔を赤らめて言った。


ξ////)ξ「そ、その間に、は、伴侶を見つけないといけないの……」

(;^ω^)「……それって、もしかして」

ξ////)ξ「か、勘違いするんじゃないわよ! あ、あんたなんか伴侶にするわけないでしょ!
    た、ただ、どうしても見つからなかったから、とりあえず、そう、とりあえ……」


その時だった。遠くの襖が開く音がした。
僕たちは黙った。襖を開く音はどんどんと近づいてきて、そして、ついに。


(,,゚Д゚) (*゚ー゚) 川 ゚ -゚)「……」

(;^ω^)ξ;゚⊿゚)ξ「……」


役者は、そろったようだ。

573: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/01(水) 23:06:52.97 ID:jH0EHF+v0
wktk

576: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/01(水) 23:11:47.18 ID:l/Sg+qCf0
どうなるんだ

578: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/01(水) 23:13:09.29 ID:A0URkcYB0

(*゚ー゚)「はじめまして。ツンデレの母、椎の木と書いてしぃでございます」

川 ゚ -゚)「はじめまして。ツンデレの姉、空と書いてクーでございます」

(,,゚Д゚)「……ツンデレの父、古きに擬えると書いてギコだ」

ξ;゚⊿゚)ξ「ご無沙汰しております、お父様、お母様、お姉さま」

(*゚ー゚)「しばらく見ない間に立派になったわね、ツンデレ」

川 ゚ -゚)(お姉さま……ハアハア……)

(,,゚Д゚)「……して、貴様は?」


そして、ツンさんのお父さんが僕を向いた。
僕が慌てて答えようとした、その時だった。


(´゚ω゚`)「はじめましておとーたま! 諸々の煩悩と書いてショボンと申します!」

('A`)「独身男性と書いてドクオです。趣味は女子高生です」


(#,,゚Д゚)「ひったてぃ!」

(´・ω・`) ('A`)「あーれー」

579: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/01(水) 23:14:44.60 ID:l/Sg+qCf0
諸煩wwwww

580: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/01(水) 23:15:18.63 ID:LPiGSx050
趣味は女子高生てw

582: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/01(水) 23:16:35.03 ID:tX+gwoKCO
もうやだこのスレ

586: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/01(水) 23:20:40.70 ID:A0URkcYB0

(#,,゚Д゚)「ったく! あいつらどうやって牢を抜けだしたんだゴルァ!」

(*゚ー゚)「まあまあ、落ち着いて、あなた」

川 ゚ -゚)(テラワロスwwwwwwwww)

(,,゚Д゚)「まあいいだろう。して、貴様」

(;^ω^)「は、はいですお!」

(,,゚Д゚)「名はなんと申す?」

(;^ω^)「な、内藤ホライゾンと申しますお!」


そしてお父さんはツンさんをじろりと睨みつけ、尋ねた。


(,,゚Д゚)「このふぐりがお前の婿か、ツンデレ」

ξ゚⊿゚)ξ「ええ。そうでございます」


ツンさんは凛として言い切った。

588: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/01(水) 23:24:41.80 ID:C/6N8xAD0
支援す

589: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/01(水) 23:25:45.94 ID:gYazj6eU0
ふぐりwwwww

590: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/01(水) 23:25:56.38 ID:A0URkcYB0

そう言うと、お父さんは静かに胡坐を組んだ。
彼に従い、お母さんとクーさんが正坐をする。

そして僕は、小刻みに震えていた。
ここでツンさんが「操を奪われたから」と言えば。


(#,,゚Д゚)「……切腹の準備はよいか?」

(*゚ー゚)「辞世の句はここにしたためてね☆」

川 ゚ -゚)「バロスwwwwwVIPで実況しよwwwwwww」


間違いなくそうなる。


591: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/01(水) 23:28:00.06 ID:7l5ekkHwO
おいついたしえーん

596: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/01(水) 23:34:03.87 ID:jH0EHF+v0
VIPで実況wwww

594: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/01(水) 23:31:51.16 ID:PQmqPn7MO
支援

595: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/01(水) 23:33:44.24 ID:A0URkcYB0

しかし、現実は違った。


ξ゚⊿゚)ξ「内藤は……彼は……優しくて……とても強い方です」


ツンさんはまっすぐにお父さんを見ながら、
初めは途切れ途切れだったけど、やがて謡うように語り始めた。


ξ゚⊿゚)ξ「彼は陸上競技を極めるため、一人見知らぬ町にやってまいりました。
    そこで朝から晩まで鍛錬にいそしみ、そして、二度と競技の出来ぬ体になりました。
    しかし彼はそれにくじけることなく、自分のような人間を二度と作らないため、
    トレーナーになるという夢を絶望の中から見つけ出しました。
    彼は優しく、朗らかで、そして、とても強いお方です。
    彼はひとりあの町にやってきた私を手厚く保護し、日々を助けてくださいました。
    そんな彼だったからこそ、私は操をささげ、彼と添い遂げる決心をいたしました」

(;^ω^)「ツ、ツンさん……」


これは彼女の本心なのか。僕は、なにがなんだか分からなくなっていた。

597: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/01(水) 23:34:55.64 ID:l/Sg+qCf0
支援

598: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/01(水) 23:35:17.45 ID:jH0EHF+v0
操捧げてねぇwwwww

599: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/01(水) 23:38:26.86 ID:A0URkcYB0

一方、その頃地下牢では。


(ヽ´゚ω゚`)「……なあ、ドクオ君」

('A`)「なんすか?」

(ヽ´゚ω゚`)「俺ら……どこで人生間違ったのかねぇ」


担任は虚空を見つめ、真っ白に燃え尽きていた。
ドクオはしかし、眼差しに光をたたえ、未来を向いていた。


('A`)「俺、間違えてませんよ。俺は今も、夢の途中にいます。
   俺にはこの暗闇の中でも、まっすぐに指す、目指すべき光が見えてます」

(ヽ´゚ω゚`)「はは……そりゃ羨ましいわ……よかったら聞かせてくれないかい?」

('A`)「なにをです?」

(ヽ´゚ω゚`)「きみの……ゆめってやつを、さ……」

600: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/01(水) 23:40:41.64 ID:gYazj6eU0
いい話にしてんじゃねえwwwwww

601: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/01(水) 23:44:27.83 ID:C/6N8xAD0
支援す

602: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/01(水) 23:44:51.35 ID:HaqRQK8NO
この作品の主役はショボン

603: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/01(水) 23:46:13.82 ID:A0URkcYB0

('A`)「俺、ひざをやっちまったんです。
  それが原因で、俺、これまで積み重ねてきたものを全部失いました」

(ヽ´゚ω゚`)「ああ……そんなこともあったねぇ……あれは俺も辛かったよ……」


ちなみに、ドクオがひざを故障したとき、担任はキャバレーで女を口説いていた。


('A`)「あれから俺は、ここより暗い絶望に囚われました。
  どこにも光は見えない。行っても行っても闇ばかり。正直、辛かったです」

(ヽ´゚ω゚`)「思いだすよ……あの時の君は見るに堪えなかった……見てるこっちがつらかった……」


ちなみに、ドクオが絶望の中にいる時、担任は修学旅行の積立金を流用しヨーロッパで豪遊していた。


('A`)「でも、俺はついに光を見たんです」

(ヽ´゚ω゚`)「それは……なんだったんだい?」


ちなみに、ドクオが光を見たとき、担任はヨーロッパで置き引きにあっていた。

604: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/01(水) 23:47:34.72 ID:jH0EHF+v0
ショボン無双wwww

605: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/01(水) 23:48:04.53 ID:grhdpEoI0
ショボンがおいしすぎるwwwwwwww

606: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/01(水) 23:48:06.84 ID:C/6N8xAD0
担任やり手だなwww

支援

607: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/01(水) 23:48:18.68 ID:ZSKCReKu0
クズ過ぎるwwwww

609: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/01(水) 23:50:50.19 ID:l/Sg+qCf0
ショボンwwwwww

610: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/01(水) 23:50:55.54 ID:A0URkcYB0

('A`)「あのとき俺は、未練がましくトラックを走る部員たちを見ていました」

('A`)「そのとき、気づいたんです」


(゚A゚)「女子部員の生足! 生足! すごくいい! いい! いいいいいいいいEE‐JUNP!!」


('A`)「って」

(ヽ´゚ω゚`)「それが……君の夢……かい?」

('A`)「ええ。俺は永遠に女子高校生の、いや、女子陸上生の生足を見ていたい」

('A`)「だから俺は、スポーツトレーナーになるって決心したんです!」

611: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/01(水) 23:51:09.26 ID:l/Sg+qCf0
台無しwwwwwwwwwww

613: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/01(水) 23:52:13.08 ID:2WpM8gTYO
ドクオwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

612: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/01(水) 23:52:02.06 ID:C/6N8xAD0
どちっちも最低だwww

614: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/01(水) 23:52:35.61 ID:jH0EHF+v0
きっかけがwwwwww

617: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/01(水) 23:54:07.09 ID:ZSKCReKu0
動機が不純wwww

618: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/01(水) 23:54:30.38 ID:tX+gwoKCO
仮の姿=変態
真の姿=変態

619: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/01(水) 23:55:25.67 ID:l/Sg+qCf0
>>618
真理

620: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/01(水) 23:57:11.13 ID:PQmqPn7MO
( ^ω^)「ドクオ先輩は尊敬できる先輩なんだお」

621: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/01(水) 23:58:07.25 ID:A0URkcYB0

そして、担任は笑った。
暗闇の中で、希望に満ちた笑いを浮かべた。


(´・ω・`)「その夢……まぢパネェよ……」

('A`)「ええ、パネェっす」

(´・ω・`)「そりゃあ……叶えなきゃダメだろ……常考」


担任は立ち上がった。そして暗闇の中で親指を立てた。
ドクオにはそれがハッキリと見えた。なぜなら、その親指は、二人の希望の光なのだ。


(´・ω・`)b「俺たちは終わらねぇ……あきらめなきゃ、夢は永遠に終わらねぇんだ!」

('A`)b「俺たちの冒険は始まったばかりだ!」


そして、地下牢は爆発した。

622: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/01(水) 23:58:12.05 ID:grhdpEoI0
ブーン勘違いwwwwwwwww

623: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/01(水) 23:59:39.30 ID:JSQodTfE0
ばwwwくwwwwはwwwwwつwww

625: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 00:00:41.78 ID:bu0XSWrc0
何者だこいつらwwwwwww

626: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 00:01:46.79 ID:QgpNUhdM0

一方、時は戻ってバカでかい和室。
ツンさんの語りを聞き終えた僕たちは、なにも言えず、黙っていた。

ししおどしの音が近くに聞こえた。

やがて、どれくらいたっただろうか。
お父さんはひとつ大きく息をつくと、ぽつりと言った。


(,,゚Д゚)「……そうか」

ξ゚⊿゚)ξ「……はい」


そしてお父さんは、にっこりと笑うと、手をパンパンとたたき、こう言った。


(,,^Д^)「誰か! ナタ持って来い!」


627: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 00:03:20.61 ID:bu0XSWrc0
ブーンオワタ

628: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 00:03:37.72 ID:xWDRFCfaO
だめだコイツ…はやくなんとかしないと…

629: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 00:04:33.73 ID:6h8Np4ha0
親父wwwwwww

631: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 00:06:47.48 ID:Ox7UMKcZ0
ブーン逃げてえええええwwww

632: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 00:06:59.79 ID:QgpNUhdM0

ただちに襖が開けられ、従者がお父さんにナタを差し出した。
お父さんは受け取って立ち上がると、僕にナタを振りかざし、叫んだ。


(#,,^Д^)「てめぇ……俺の可愛いツンたんを……ツンたんの割れ目を……」

(;^ω^)「お、お義父さん?」

(#,,^Д^) 「黙れ! 俺はお前のパパじゃねぇ! おい、外野! プギャーって言うな!」

(;^ω^)「い、言ってませんお!」

(#,,^Д^)「黙れ! いいか! よく聞け! 俺がどれだけツンたんを可愛がっていたのかを!」

ξ;゚⊿゚)ξ「お父様!」

川 ゚ -゚)「クソワロスwwwwwwVIPにスレ立てよwwwwwwwww」



639: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 00:10:37.50 ID:MeWpS1kyO
>>632
駄目だこいつらww早く何とかしないとwww

633: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 00:08:17.46 ID:WmUvLJ5TO
どうみてもプギャーwwww

634: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 00:08:20.44 ID:bu0XSWrc0
クソワロスwwwwwww

635: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 00:08:22.08 ID:KNlqs+H30
クーwwwwwwwwwww

636: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 00:08:29.27 ID:6h8Np4ha0
収拾つかねえwwwwwwwwwww

638: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 00:09:45.74 ID:Ox7UMKcZ0
プギャーwwwwww

ツンモテモテだなwwwww

640: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 00:11:27.31 ID:QgpNUhdM0

(#,,^Д^)「あれはツンたんが小学生のころだった……
     ツンたんを好きだといったガキを、俺はす巻きにしてやった!」

(;^ω^)「はい?」

(#,,^Д^)「中学生のころラブレターよこした奴のそれを掲示板に張ってやった!
      ツンたんに告白したガキどもは、全員最上川の泥としてくれたわ!」

ξ;゚⊿゚)ξ「ちょ、ちょっと待って! それっておねーちゃんがやったんじゃないの!?」

川 ゚ -゚)「は? なにそれ? 知らないよ?」

(#,,^Д^)「こいつはお前のションベン飲んでただけだ!」

川;゚ -゚)「ちょwwwwwwwなんで知ってんのwwwwwwwwww」

641: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 00:13:01.65 ID:bu0XSWrc0
暴露wwwwww

642: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 00:13:16.93 ID:ENWYKJE70
ぎこwwwwwwwwww
くーwwwwwwwwwwww

643: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 00:14:40.45 ID:bu0XSWrc0
まともなの母上様だけじゃないのか?w

646: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 00:15:16.74 ID:JNjp8Vbo0
>>643
まだ油断はできんぞ

644: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 00:15:07.58 ID:Ox7UMKcZ0
こうなるとしぃの性格が気になるところ

645: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 00:15:16.99 ID:MeWpS1kyO
駄目だこいつらww早く何とか(ry

もっとやれww

649: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 00:17:32.04 ID:QgpNUhdM0

(#,,^Д^)「初めての子どもは妹のションベンを飲む変態オタク……
     ようやく出来た次のツンたんは、とっても良くできた可愛い可愛い娘だった……
     そして俺は決心した。俺の財産はすべてツンたんに相続させるとな!」

川;゚ -゚)「ちょっと待ってよとっつぁ~んwwwwwwwwwww」

(#,,^Д^)「それがなんだ! こんなふぐりのような男に操を奪われて……」

川;゚ -゚)「ちょwwww財産くれよwwwwwwwwww」

(#,,^Д^)「貴様に……貴様にツンたんはやらああああああああああああん!」

(;^ω^)「ちょwwwwwwwwww」

ξ;゚⊿゚)ξ「内藤!」

川;゚ -゚)「財産!」


ナタが、僕めがけて振り下ろされた。その時だった。


(*゚ー゚)「お待ちなさい」


天使の声が響き渡った。

657: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 00:24:18.54 ID:QgpNUhdM0

それまで沈黙を保っていたお母さんが立ち上がり、
白く華奢な腕で、振り下ろされかけたお父さんの腕を止めていた。


(*゚ー゚)「あなた、落ち着いてよく考えて」

(,,゚Д゚)「しぃ……」

(*゚ー゚)「ツンデレはあなたの可愛い可愛い娘なんでしょ?
    それが選んだ殿方を、父親の貴方は信じられないの?」

(,,゚Д゚)「しぃたん……」

川 ゚ -゚)「財産……」


お母様は天使のように頬笑み、言った。


(*゚ー゚)「私は信じられない」

ξ゚⊿゚)ξ( ^ω^)「は?」


そして手をパンパンとたたき、言った。


(*゚ー゚)「誰か、アイアンメイデンを持ってきて」

658: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 00:25:09.61 ID:KNlqs+H30
拷問器具キターーーーーーーーー!!

659: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 00:25:21.42 ID:KBn3Txbj0
ちょええええええええええええええええええええええ

660: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 00:25:44.53 ID:JYSX6GAb0
なんという家族・・・・・

662: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 00:25:59.57 ID:bu0XSWrc0
普通じゃねぇwwwwww何でそんなもんこの家にあるんだwww

663: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 00:26:02.69 ID:WmUvLJ5TO
やっぱだめだったwwwww

664: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 00:26:17.59 ID:xWDRFCfaO
なん…だと…?

667: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 00:30:38.10 ID:QgpNUhdM0

ふすまが開けられ、直ちに従者がアイアンメイデンを持ってきた。
彼女はその扉をあけ、やっぱり天使のように微笑む。


(*゚ー゚)「さあ、内藤さん。この中にお入りなさい」

(;^ω^)「ちょwwwww中、トゲトゲでいっぱいですやんwwwwwww」

(*゚ー゚)「大丈夫。あなたがツンデレにふさわしければ」

从゚∀从<は~い、いらっしゃいませ~

(*゚ー゚)「それにこれ、しゃべるのよ? いいでしょ?」

ξ;゚⊿゚)ξ「よくないわよ!」

川 ゚ -゚)「バロスwwwwwww母GJwwwwwwwwww」

(*゚ー゚)「さあ、内藤さん。どーんと、ね?」

(;^ω^)「ちょwwwww無理wwwww無理wwwwwww」

从゚∀从<いらっしゃいませ~


( ゚ω゚)「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」


669: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 00:30:58.63 ID:EYvF4ksdO
くそわろた

670: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 00:31:52.45 ID:bu0XSWrc0
ブーン・・・無茶しやがって

673: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 00:33:41.27 ID:dvLgu5Q8O
これは神スレwwwwwwwwwwww

678: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 00:36:14.95 ID:az4h0WOU0
これは死んだww

679: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 00:38:31.13 ID:QgpNUhdM0

そして僕は、アイアンメイデンに抱かれかけた。
と同時に、アイアンメイデンは爆発した。


(,,゚Д゚)「な、何事だ!」

(*゚ー゚)「ちっ……せっかく初めてのメイデンだったのに……」

川 ゚ -゚)「超展開ktkrwwwwww続きはWEBでwwwwwwwwww」


爆発で床に転がった僕は、
僕を抱き起こしてくれたツンさんは、金色に輝く戦士を見た。


(´゚ω゚`)「俺の生徒に手出しはさせねぇ!」


傍らのドクオさんは呟いた。


('A`)「先生はなれたんだ……スーパーしょぼい人に……」

681: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 00:39:40.02 ID:xWDRFCfaO
ショボンw

682: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 00:39:53.96 ID:bu0XSWrc0
スーパーしょぼい人キタwwwwwwwwwwwこれでかつるwwwww

683: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 00:40:50.90 ID:aS1uhw7BO
なぜたろう・・・しょぼんがかっこよく見えない・・・

684: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 00:41:28.03 ID:NtWbuCmvO
スーパーしょぼん人wwwww

686: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 00:42:12.52 ID:QgpNUhdM0

(;^ω^)「先生!」

ξ;゚⊿゚)ξ「どうしてここに!?」


(´^ω^`)b「決まってんだろ? お前らを助けに、だよ!」


( ^ω^)ξ゚⊿゚)ξ「……」


僕たちは絶対に嘘だろうなと思った。


(´^ω^`)「さあ、行くぜ! 俺のラパンに乗ってトンズラだ!」

( ^ω^)ξ゚⊿゚)ξ「……」


担任はふすまをなぎ倒しながら駆けだした。
とりあえず、僕らも駆けだした。

687: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 00:43:10.41 ID:ym37GfhTO
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

688: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 00:43:11.11 ID:bu0XSWrc0
ショボンwwwwもはや信用0wwww

689: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 00:43:28.60 ID:73yggjfDO
スーパーしょぼいwww
イロイロ吹いたwww

690: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 00:46:47.63 ID:QgpNUhdM0

担任を先頭に、僕たちはラパンへと急いだ。
迫りくる従者たち。しかし、担任はことごとく彼らをなぎ倒した。


(;^ω^)「なんで先生、あんなに強いんだお?」

('A`)「それはね、夢、の力だよ」

(;^ω^)「夢、ですかお?」

('A`)「そうだ。夢さえ持っていれば、人はあんな風にどこまでも強くなれるんだ」

( ^ω^)「……」


そう言い切ったドクオさんは、あの日僕が見たドクオさん同様、眩しく輝いていた。

そして僕たちはラパンへたどり着いた。
そこで僕は担任の夢の正体を知った。


692: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 00:48:40.79 ID:ym37GfhTO
wktk

695: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 00:51:24.97 ID:QgpNUhdM0

( ^ω^)ξ゚⊿゚)ξ「……」

(´^ω^`)b「さあ、お前ら、乗れよ!」

( ^ω^)「これの……」

ξ゚-゚)ξ「どこに乗れっていうんです?」


そこには、金銀パール骨董品ドラゴンボールでいっぱいのラパンがあった。


ξ゚⊿゚)ξ「てゆーか、これ、私の家の倉庫に保存してたお宝ですよね?」

(´^ω^`) 「うん! これを売って海外に高飛びするのが俺の夢さ!」

( ^ω^)「じゃあ、僕たちを助けたのって、もしかして……」

(´・ω・`)「追手がかかったときの人質にするために決まってんだろ」

696: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 00:52:14.46 ID:IjoKRqiZO
外道めwwwwww

697: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 00:52:33.49 ID:az4h0WOU0
屑すぎるwwwwwww

700: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 00:56:31.71 ID:88jdrKauO
ショボンwww

701: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 00:57:38.10 ID:pO0ynlBSO
流石外道だぜwww

702: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 00:58:12.93 ID:QgpNUhdM0

(´・ω・`)「おら、早く乗れよクズども」

ξ゚⊿゚)ξ「だからと言って、ねぇ……」

( ^ω^)「人質すら乗るスペースがないお……」


ラパンは運転席以外、テトリスのように財宝で満たされていた。


(´・ω・`)「ちーと詰め込み過ぎたか。まあいいや。追っても当分かかんねぇくらいかき回してきたしな。
     お前らいらねーわ。俺ひとりで行くからよ。んじゃーな」

ξ#゚⊿゚)ξ「ちょっと待ってよ! 私たちどーやって帰ればいいのよ!」

(´゚ω゚`)「歩いて帰れ! 若もんだろーが!」

ξ#゚⊿゚)ξ「若ものにも限度があるわよ!」

(´・ω・`)「しゃーねーなー。んじゃ、この財布好きに使っていいから、タクシーで帰れや」


担任は財布を投げつけると、ラパンに乗って走り去っていった。

704: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 01:04:34.49 ID:QgpNUhdM0

ξ゚⊿゚)ξ「タクシーで帰れって言ったってねぇ……」

(;^ω^)「財布、いくら入ってるんだお?」

ξ゚⊿゚)ξ「827円」


担任が哀れでしょうがなかった。


ξ゚⊿゚)ξ「しょうがないわね。みんな、いくら持ってる?」

(;^ω^)「5000円くらいだお」

('A`)「ミニロトの外れクジ円」

川 ゚ -゚)「30円かな」

ξ゚⊿゚)ξ「私が500万ちょっと。ま、なんとか帰れそうね」


そして僕たちはタクシーを捕まえ、僕たちの町へと帰った。

705: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 01:05:21.31 ID:pO0ynlBSO
500万ちょっとwwwwwなら聞くなwwwwwww

707: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 01:06:57.95 ID:PqzG7qLqO
ツン死ねwwwwwwwwww

708: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 01:07:13.12 ID:bu0XSWrc0
ファーストクラス級のチケットでも余裕でお釣りが還ってくる

709: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 01:07:57.66 ID:bu0XSWrc0
てかクーとドクオいたんだなww

710: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 01:10:21.99 ID:QgpNUhdM0

捕まえたタクシーの中で、みんな眠っていた。
無理もない。あんなことが一日の内に起こったのだから。

ふと、僕は目覚めた。外は真っ暗で、雨が降っていた。
フロントライトの光は、とても頼りない。流れるラジオの声も、頼りない。

しかし、ラジオがこう言ったのだけは、はっきりと聞き取れた。


「本日夜、海岸を猛スピードで走行していた軽自動車が突如横転。
 そのまま海へDIVE!しました。
 目撃者の証言から推察するに、軽自動車のタイヤがパンクしたことが原因のようです。
 なお、車体および運転者は、いまだ見つかっておりません」

713: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 01:12:02.79 ID:88jdrKauO
ショボオオオオォォォォン

714: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 01:12:07.37 ID:xWDRFCfaO
ショボンが…

717: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 01:15:10.58 ID:QgpNUhdM0

( ^ω^)「……」


誰の車か、一発で分かった。
僕は目をつむり、担任と思い出に浸る。
しかし、ロクな思い出が見つからなかったので、すぐに止めた。


('A`)「内藤くん……ラジオ、聞いたかい?」

( ^ω^)「……ええ。ドクオさんも、起きてたんですおね」

('A`)「ああ……先生は……いい先生だったね……」

(;^ω^)「どこがですかお……」

('A`)「いや、これ以上いい先生はいないよ。だってさ……」


ドクオさんは悲しげに笑い、言った。


('A`)「人の夢と書いて、儚いと読む。
   先生は、そのことを身をもって教えてくれたんだ」


718: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 01:16:23.40 ID:Ox7UMKcZ0
泣いた

719: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 01:17:58.46 ID:PqzG7qLqO
感動した
おやすみ

721: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 01:18:50.59 ID:aS1uhw7BO
失って分かる


しょぼんの大切さ

723: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 01:19:32.48 ID:QgpNUhdM0

僕は目をつむり、ドクオさんの言葉を反芻した。

人の夢は、儚い。

僕が描く夢も。
ドクオさんが描く夢も。
担任が描いた夢……は別にどうでもいい。

ならば、人の夢が儚いというのなら。
一筋の泡となり弾けるような存在だというのなら。

僕は……僕は……



( ^ω^)「どないせー、ちゅうねん」



727: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 01:25:51.19 ID:QgpNUhdM0

('A`)「だから、僕らは確かなものを求めるんだ」

( ^ω^)「確かな……もの……」

('A`)「そうさ。人の夢が儚いというなら、それを補えるだけの確かなものを持てばいい。
  そうすれば、いつかきっと、夢も形を持つ。バベルの塔も、いつかは天に届く日が来る」


ドクオさんは、まっすぐに前を向いていった。
確かなもの。僕にとっての確かなもの。
それはきっと、彼女だ。


川 ゚ -゚)「むにゃむにゃ……だめだよ……そこは違う穴だよ……」


間違えた。


ξ‐⊿‐)ξzzZ


それはきっと、彼女だ。

729: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 01:29:02.94 ID:QgpNUhdM0

( ^ω^)「ドクオさん」

('A`)「なんだい?」

( ^ω^)「ドクオさんの確かなものって……なんですかお?」

('A`)「生……」


そしてドクオさんは、ニヒルに笑った。


('∀`)b「それは……内緒さ!」


そうだ。確かなものを、人にやすやすと語ってはいけない。
僕の追い続ける背中はやっぱり輝いていた。

ああ、それでこそ、僕が尊敬するドクオさんだ。

730: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 01:30:22.11 ID:j19JYLiN0
俺もドクオを尊敬する

731: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 01:30:40.76 ID:ZkA6izUP0
内藤よ、目を覚ませwwww

732: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 01:34:47.73 ID:QgpNUhdM0

それからの話を、少しだけ。
明け方、町に帰った僕たちは、それぞれの日常に帰っていった。

正月も開け、冬休みも開け、始業式。
朝練で僕は、ドクオさんと一緒に走るみんなを眺めていた。


( ^ω^)「僕は、ずっとこの光景を見ていたいんですお」

(*'∀`)「ハァハァ……いい……すごくいい……」

(;^ω^)「え? ド、ドクオさん?」

('A`)「え? あ、ああ。俺もだよ」

( ^ω^)「だから、僕はいつか、あなたを追い抜きますお」

('∀`)「……ああ。やれるもんならやってみろ」


ドクオさんは、限定版のえろげとかなんとか言って、帰っていった。


735: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 01:40:28.09 ID:QgpNUhdM0

(´゚ω゚`)「起立! 気をつけ! イナバウアー! 否着席!」


なにごともなかったかのように現れた担任。全員が着席した。


(´゚ω゚`)「はい! 新年あけまして死ね!
    ところで先生、今年は億単位のお年玉をもらいました!
    それでラスベガスに行って全財産すってきました!」

(´;ω;`)「だから誰か、お金貸してください!
      もう三日も何も食べてません! 先生に愛の手を!」


全員が中指を立てた。


(´゚ω゚`)「けっ! てめーら全員落第だ! バーカ! お前らの将来全力でつぶしてやるからな!」


担任は、今日も元気に生きている。

736: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 01:41:36.76 ID:IjoKRqiZO
やっぱ生きてたかwwwwwwwww

737: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 01:42:36.45 ID:zXD0LVQjO
億単位をカジノでするってwww

741: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 01:45:07.67 ID:PqzG7qLqO
>>737
ベガスではよくあること

739: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 01:43:28.17 ID:bu0XSWrc0
ショボンの生命力が異常w

740: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 01:44:05.49 ID:QgpNUhdM0

川 ゚ -゚)「うはwwwwwwwアフィリエイトでうはうはwwwww
    これだから2ちゃんブログは止められねぇwwwwwwww」


クーさんは、どうやらいくつかのブログを始めたらしく、
よくわからないがとても儲かっているらしい。


川 ゚ -゚)「さーて、次は写真集の撮影だ。ネットアイドルは辛いね。
    フォトショさん、今日もよろしくお願いしますよっと」


その他、いろいろな手段で金もうけにいそしんでいるみたいだ。

これも一つの夢の形。
是非ともクーさんには頑張ってほしいと思う。

742: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 01:47:47.80 ID:GhqiVvyM0
追いついた!終わりそう支援

745: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 01:53:20.55 ID:ZrvIrPXw0

746: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 01:55:03.43 ID:QgpNUhdM0

そして、放課後、部活終わり。
僕は校門へ小走りでかけていく。


ξ#゚⊿゚)ξ「遅い!」

(;^ω^)「ごめんだお!」


夜の中、二人で連れ立って歩く。
徐々に日が長くなり始めたとはいえ、まだまだ夜の闇は深い。

けれど、寒くもなければ、暗くもない。
僕は、まっすぐに歩ける。


ξ゚⊿゚)ξ「今日は冷えるね」

( ^ω^)「ホントだお。なにか暖かいもの食べたいお」

ξ゚ー゚)ξ「あ! ならシチューがいい! お肉たっぷりの!」

( ^ω^)「はいはい。にんじんもいっぱい入れるお」

ξ゚⊿゚)ξ「えー、にんじんはミリ単位でよろしく」

(;^ω^)「ちょwwwwwwwそれはねーおwwwwwww」

747: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 01:55:44.72 ID:QgpNUhdM0

それは、いつのころからだっただろう?

アキレス腱を切ったとき? 
ドクオさんに声を掛けられた時?


ξ゚⊿゚)ξ「ねぇ、ブーン?」

( ^ω^)「お? なんだお?」

ξ;゚⊿゚)ξ「ここここ、今夜、おねーちゃん、いないの」


いや、違う。

それは、あの日。

750: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 01:57:40.73 ID:QgpNUhdM0

ξ////)ξ「だだだだだだ、だかららら、ととと」

(;^ω^)「だ、だから、どうしたんだお?」


段ボールで通路がふさがれていたあの日。
段ボールの陰から君が現れた、あの日。



ξ////)ξ「ととと、泊まってけって、い、言ってんのよ!」



ツンさんが引っ越してきた、あの日からだ。






ξ゚⊿゚)ξが引っ越してきたようです


                           おわり(´^ω^`)

751: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 01:58:17.65 ID:GhqiVvyM0
おつおつ!

752: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 01:58:51.89 ID:qvoaTEbP0
乙!

すばらしかった!!

753: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 01:59:01.96 ID:nvOr7L0h0

楽しかったぜ>>1

767: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 02:02:46.63 ID:QgpNUhdM0

(´゚ω゚`)「これで話は終わりだべらんめぇ! 残念だったな! こんな駄スレ三日近く保守してよ!」

(´゚ω゚`)「まあこっちとしては行き当たりばったりで書いてて楽しかったんだがよ!」

(´゚ω゚`)「明日もてめーら仕事が学校だろ! 無駄に時間使ったな! 可哀そうになぁ! ゲラゲラ」

(´゚ω゚`)「というわけで、何もなければ俺は寝るぜ! お前ら全員死ぬ気で生きてみせろ!」

754: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 01:59:09.63 ID:pO0ynlBSO
なんか最後は綺麗にまとめたな。おつかれさま

755: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 01:59:31.77 ID:Hsj7xA7YO
お疲れ(#´^ω^`)

757: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 01:59:36.18 ID:az4h0WOU0
乙!
面白かったぜw

760: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 01:59:58.90 ID:QgzZBIhTO
乙!
おもしろかった!

やっと寝れる

769: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 02:03:06.34 ID:mmKfEj270
ショボン最低すぎて最高だった
乙!

773: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 02:04:23.44 ID:ZkA6izUP0
乙w

775: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 02:04:55.20 ID:MeWpS1kyO

楽しめたよ

778: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 02:05:53.21 ID:i1eVX7ceO
楽しかった
サンクスです乙

1001: 不思議な名無し 1999/07/07(水) 00:00:00.00 ID:fushigi2ch.net