不肖の徒然な日々

あちこち旅をしてまわっても、自分から逃げることはできない。

2014年12月

この一年を振り返って思うこと。

それは、

歳をとったなぁと感じること。(;´Д`A

頭には白いものが増え、疲労は回復せず、目の調節機能はタイムラグを生じ、脂っこいものを食べると胃もたれや胸焼けが増えた。

気が付けば、38歳。自分が働き始めた頃から見たら、完全に

オッサン

である。

「このまま、ただ老けていくのかな…」

夏から秋にかけて、かなり気持ちが沈み込んだ。

そんな最中、ある決心をして、ある挑戦をした。頭だけはまだ衰えてはいない。やるなら今しかない!

夏に北海道に帰って、染み染みと故郷の有り難みを感じたせいもあった。

取り敢えず、切符は掴んだものの、まだ列車は動いてはいない。

正月が明けてから、やることや片付けることだらけでエネルギーを使いそうだ。

だけど、

全速前進あるのみ!

春にはいい知らせを報告できることを願って。

今年はネタの豊作だった年と言ってもいいだろう。

号泣県議、佐村河内、セクハラ野次、うちわに観劇、ベネッセ、すき家、朝日新聞の慰安婦記事捏造。

なんて言っても、まるでドラマでも見ているような感覚に陥るくらい、ジェットコースターだったのが、STAP細胞。

昨日、理研の検証実験結果が発表され、結局は「再現できなかった」となり、彼女は理研を去ることとなった。

リケジョとか、最初は正直に「すごいなぁ〜」と思ったが、次々に論文の不正が明らかになって取り下げに至り、STAP細胞も「なさそう」ということになった。

彼女の研究論文を監修した方が自ら命を絶つ悲劇もあり、利権や彼女への風当たりは猛烈だった。

ただ、ある科学者によると、natureやscienceなどで発表される論文には検証可能性が乏しいもの、再現実験ができないものが珍しくはないらしい。

理研もSTAP細胞(現象)はなかったのではなく、「再現できなかった」と述べている通り、完全に存在が否定されたわけではない。

余りにもセンセーショナルに発表し、メディアも理研という権威や彼女のキャラに乗っけられて、ひっくり返されたせいか反動形成も酷かった面はある。

科学とは何か、真実とは何か、正義とは何か。

ネタはネタとして、そこから学ぶことができたのは感謝。

ただ、佐村河内に関しては最初から疑ってました。あんなインチキに騙されたのか、敢えて乗っかったのか。NHKは5歳の詩人から何も学んでいなかったのだと呆れた。

もう、14歳になるんだなとしみじみかんじる。

今は部活動のキャプテンとして、八面六臂の活躍をしている姿が美しくも何かを求める強さを感じて、逞しくなったなぁと君を見ていておもう。

来年は受験の年だけれど、部活動も勉強も頑張ってほしい。

君が生まれた時、お母さんは大変だった。薄暗いアパートの部屋で、脆くも一生懸命に生きていた君を抱き、私はなんとも言えない気持ちになった。

お母さんと叔母さんたち、みんなの愛情とその他に君を包み込んでくれた多くの人々がいたから、君はいま元気に暮らしている。

将来に希望も不安もあるだろうけれど、それが14歳の宿命なんだと思う。

君はなんのために勉強して、なんのために部活動をしているんだい。

多分、「今を生きる」ことだけが、君の全てで、先のことはあまり考えられないのかもしれない。

迷ったら、必ず身近な人々に相談しなさい。みんな君と同じ苦しみや悩みを抱えて大人になった。

そして、この世の中は残念ながら自ずと答えは出してくれない。

自分で考え、自分で選択する。

大人は毎日、そうやって生きている。

君には幸せになって欲しいし、そのためのバックアップは惜しみなくしたい。

ただ、「幸せ」ってなんだろうな?とふと考えてほしい。賢い君なら、やがて本当の幸せを自分で考えることができる日がくると思うよ。

一つ一つ、嫌なことや困難なことを乗り越えて、人は強くなる。

挫折や悲しみも。

君がこの世に生まれたこと、君が毎日一生懸命に生きていることは素晴らしい。

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