たまには、具体的な理学療法の話を・・・。
武道の世界、スポーツの世界、そして理学療法の世界でも、よくバランスを保つことが大事であるといわれますが、日常生活の動作、例えば歩行などで考えると、まずバランスを崩すことから動きが始まります。
バランスを崩して、その崩れたバランスを再び立て直そうとする無意識の身体反応が重要です。
よく片麻痺の患者様は、バランスを崩すことを恐れ、そんな中で麻痺側を随意的かつ努力的に持ち上げようと過剰に意識し、全身の緊張を強め、非麻痺側上下肢の押し付け・締め付け、体幹の捻れなど多くの代償を利用しながら歩行しています。
歩行に限らず、あらゆる動作で無意識の要素が少なく、過剰努力性を伴います。
そんな状態から少しでも楽に歩行をできるようになってもらうためには、ステップ反応などの無意識的な反応を促通する必要があります。
その一連の流れを今日はまとめてみたいと思います。
?坐位で体幹の伸展を促す。
この時、骨盤の前傾に伴う脊柱(特に腰椎)の選択的な伸展を促す。
?脊柱伸展位を保ったまま、支持面を坐骨から足底にゆっくり誘導し立ち上がる。
この時、体幹を引き上げるのではなく前下方に誘導することで下肢が伸展してくる反応を促通する。
?立ち上がったら、踵に重心を移動させ、さらなる体幹の伸展を促す。
?ほんの少しだけ前方に重心を移動するとつま先立ちになる反応が現れる。
?そのまま前方に行き過ぎるとステップ反応がでてしまうが、限界まで体幹の伸展を引き出すために、つま先立ちのまま重心を後方に移動させ、またゆっくり前方へ移動させ、さらなる体幹伸展を促す。
?体幹が伸びきったところでは、左右への重心をゆっくり誘導してちょっと前に誘導することでステップ反応が促通される。
?一度行った動作は簡単な誘導で促通されるため、何度か繰り返し、少しずつ刺激の量を減らしていく。
こんな感じで、保護伸展反応を促通することで歩行時の自然な一歩が可能となる場合もある。
武道の世界、スポーツの世界、そして理学療法の世界でも、よくバランスを保つことが大事であるといわれますが、日常生活の動作、例えば歩行などで考えると、まずバランスを崩すことから動きが始まります。
バランスを崩して、その崩れたバランスを再び立て直そうとする無意識の身体反応が重要です。
よく片麻痺の患者様は、バランスを崩すことを恐れ、そんな中で麻痺側を随意的かつ努力的に持ち上げようと過剰に意識し、全身の緊張を強め、非麻痺側上下肢の押し付け・締め付け、体幹の捻れなど多くの代償を利用しながら歩行しています。
歩行に限らず、あらゆる動作で無意識の要素が少なく、過剰努力性を伴います。
そんな状態から少しでも楽に歩行をできるようになってもらうためには、ステップ反応などの無意識的な反応を促通する必要があります。
その一連の流れを今日はまとめてみたいと思います。
?坐位で体幹の伸展を促す。
この時、骨盤の前傾に伴う脊柱(特に腰椎)の選択的な伸展を促す。
?脊柱伸展位を保ったまま、支持面を坐骨から足底にゆっくり誘導し立ち上がる。
この時、体幹を引き上げるのではなく前下方に誘導することで下肢が伸展してくる反応を促通する。
?立ち上がったら、踵に重心を移動させ、さらなる体幹の伸展を促す。
?ほんの少しだけ前方に重心を移動するとつま先立ちになる反応が現れる。
?そのまま前方に行き過ぎるとステップ反応がでてしまうが、限界まで体幹の伸展を引き出すために、つま先立ちのまま重心を後方に移動させ、またゆっくり前方へ移動させ、さらなる体幹伸展を促す。
?体幹が伸びきったところでは、左右への重心をゆっくり誘導してちょっと前に誘導することでステップ反応が促通される。
?一度行った動作は簡単な誘導で促通されるため、何度か繰り返し、少しずつ刺激の量を減らしていく。
こんな感じで、保護伸展反応を促通することで歩行時の自然な一歩が可能となる場合もある。
何のために骨盤の前傾や体幹の伸展が必要か?
・骨盤の前傾がないと、脊柱の十分な伸展が得られない。
・体幹が伸展していないとステップ反応が得られにくい。
・体幹の伸展が得られないと前方への重心移動が困難。
・体幹伸展が得られることでバランスを崩すことも保つことも容易になる(立ち直り反応の促通)
・体幹の伸展がないと股関節でバランスをとろうとして足部が反応しにくい。
・上部体幹の伸展こそが足部の活動を高め、背屈背屈反応などを促すことができる。
・前庭脊髄システムの活性化
などなど。
ついでにクロートゥーの人などにもつま先立ちの経験などは重要だったりするみたい。
・骨盤の前傾がないと、脊柱の十分な伸展が得られない。
・体幹が伸展していないとステップ反応が得られにくい。
・体幹の伸展が得られないと前方への重心移動が困難。
・体幹伸展が得られることでバランスを崩すことも保つことも容易になる(立ち直り反応の促通)
・体幹の伸展がないと股関節でバランスをとろうとして足部が反応しにくい。
・上部体幹の伸展こそが足部の活動を高め、背屈背屈反応などを促すことができる。
・前庭脊髄システムの活性化
などなど。
ついでにクロートゥーの人などにもつま先立ちの経験などは重要だったりするみたい。
バランス反応はとてもとても難しいですね。
ボバース系の本によく記載されており、あなたも使っていらっしゃる「選択的」「選択的伸展」という意味が分からず、いつも悩んでいます。
選択的伸展とは、いったいどういうことなのでしょうか。
選択というのは、ストラテジーとはまた違うものなのでしょうか?
選択的というからにはリアクションの中に組み入れられた収縮ではないものなのでしょうか?
私は現在MRで低緊張の5歳児の歩行訓練を担当しています。
PTが与える外乱によって背屈反応やステップ反応に類似した「動き」は出ますが、その後の支持機能が獲られず転倒してしまいます。彼の場合、支持機能の未熟さは、体幹と股関節の安定に働く筋群の未熟さがほとんどの原因だと思います。リアクションに必要な、神経伝達経路(反射経路)は充分とはいえないにしろ働いていると考えます。
こういう場合も「体幹の選択的伸展」が足りないというのでしょうか?
選択的伸展は、効果器の能力(つまり筋や筋群)に対しての言葉なのか中枢からの伝達経路に対するもの(あるいは中枢の働きそのもの)に対する言葉なのか、どうなのでしょう?
あなたが書かれている
>体幹伸展が得られることでバランスを崩すことも保つことも容易になる(立ち直り反応の促通)
立ち直り反応の促通というのは、体幹筋力を鍛え、体幹を安定させるということとほぼ同じ意味と捕らえてよいですか?ということは体幹の(抗重力)伸展の能力が、バランスや立ち直り反応などの一連の動作に組み込まれて評価されるとき、選択的な伸展が可能となるという表現を使うということなのでしょうか?
もしお暇があればご教示くだされば幸いです。