先日、体当たり白雪姫プロジェクトというボランティアに参加させて頂いきました。

そこでは、一般的にはコミュニケーションが難しいと思われるご利用者様(誰もがコミュニケーションをあきらめそうな方)と指筆談といわれる方法で会話して、ご利用者さんの感じている思いを引き出している姿がありました。

指筆談というと簡単そうに考える方もいるかもしれません。
またはそんな方法があったのかと思われるかたもいるかもしれません。
またはそんなことできるわけがないと思われる方がいるかもしれません。

しかし、私の中にもあったかもしれない、そんな不安や疑問が一瞬で消え去るほど本物のコミュニケーションがそこにはありました。

指筆談は、対象者の指先の細かい感覚を頼りに動きを手伝い、温かく適切な言葉を丁寧に話しながら、こちら側の思い込みをなくしながらの関わりをする必要があるので、簡単にできるというものではありません。

そして、指筆談ではきれいで感動的な感謝される言葉だけがでてくるとは限りません。
このことを果たして家族に、そしていつも接している方々(介護職の方)に伝えていいのかな?と思えることもでてきたりします。

そのことがとても重要で、やる側がいい言葉だけほしいなどの変な先入観を持っているとその人の思いと違う会話をすることになります。

そうするとこの人は自分の都合のいいように会話しようとしているだけだとご利用者様は感じ、引き出すどころか心を閉ざしてしまうリスクがあります。

また、そのことがさらに第三者の疑いという思いを連鎖させ、せっかくの可能性をなくし、この活動自体が怪しいものだと勘違いされてしまうリスクすらあるのです。

だからこそ、丁寧にこのことを学んで、感じ、お伝えしていく必要があると思います。

この技術や知識や考え方は、医療関係者が知ることで大きな可能性があります。しかし、医療従事者であるからこそ、そんなことできるわけないなどの常識にとらわれた考え方から抜け出せずに、対象者の可能性を阻害してしまいやすいことも事実です。

私達はいかに曇りのない純粋な思考で目の前の対象者様の可能性を無限に信じてあげる必要があるのかもしれません。

そして、その日関わらせて頂いたご利用者様から私は、大切なメッセージを頂きました。

その方の思いは私の中に大きな気づきを与えてくれました。
そのご利用者様の思いは私の中にずっと残り続けます。
そして、必ずその思いを形にして、丁寧に世の中に伝えていきます。

思いはずっと残り続ける、そのことを真剣に考えるきっかけにもなりました。

人生の先輩は本当に多くの経験を持って私達にいろいろなことを教えてくださいます。

その形は言葉なのか、言葉以外でのコミュニケーションなのか、、、

常識の外に本当の宝があるのかもしれません。