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AKB48・渡辺麻友の初主演ドラマ『さばドル』の全編クランクアップは、最終話のとあるシーンでとなりました。ほぼ全キャストが揃っての撮影です。という事は、ほぼ全キャストが、全編クランクアップの瞬間を同時に味わえるという事になる訳なのですが、俳優部の場合は、自分が演じるカットがすべてOKになったら「お疲れ様!」となるので、集団の演技で数人のキャストが同時に「お疲れ様!」になったり、単独(つまり、1人きりの演技)で「お疲れ様!」になったりと様々です。ですが、今回はなるべく単独カットを残しておいて、俳優部1人1人が「お疲れ様!」になるよう、丁寧に段取ってみた訳なのです。1人1人に「お疲れ様!」の気持ちをちゃんと伝えたい!というスタッフの気持ちで、そういう段取りにした訳なのですが、その方が有り難みもあるってもんです。

で…

「お疲れ様!」に向かって、1人1人を撮っている最中…

「じゃぁ〜涙流してもらうんで、感情入るまで待ちますから宜しくです」

…なんて、冗談でキャスト陣に言っていたんですよ。キャストは皆さん、笑いながら冗談を受け流したり、ボケやツッコミで返してくれていたのですが…

そんな中、林葉役の土平ドンペイさんにも同じ冗談を言っちゃったんです。

ドンペイさんも…

「えーっ!?そんなん無理ぃ〜!!」

…なんて笑っていたんですよ。

そんな空気の中、ヨーイ、スタート!をかけてから10秒後……涙を流す土平ドンペイさんの役者魂がそこにありました。

ビックリしました。

途中でカットをかけようかなとも考えたのですが、これはマジで涙を流すな…と直感したんで、カットをかけずにドンペイさんの芝居を見させてもらいました。

自分としては、今までの物語の流れにはなかった林葉の優しさみたいな表情が撮れれば…と、考えただけだったのですが……

ドンペイさん、ごめんなさい!!

でも、いい芝居といいカットが撮れたので、シッカリと使わせてもらっています。

そして、そうしてもらえたのは、いい空気がこの撮影現場にあったからだと思っていますし(笑&マジ顔)感謝しています。

いやはや…

もう終わりが見えて来ても、撮影をやっている以上は最後まで真剣です…真剣ですが、スタッフ・キャストも表情がほころびまくる時がございます。油断している訳ではないのですが、あとアウト1つで優勝が決まるって時に、ベンチから身を乗り出して、グラウンドへ飛び出す準備をしているプロ野球選手みたいなもんです…って、やっぱり?!油断しちゃっているのかも(苦笑)。

でもって…

重複しますが…

上記しましたように、あるシーンにて、主要キャストの単独カットを1人ずつ順番に撮って、1人1人をお疲れ様にしていく段取りにしました。

タマコ社長役の高橋ひとみ、大河原マネージャー役の坂田聡(「さとし」ではなく「ただし」と読みます)、ウタマロ役の神永圭佑、あさり役の安藤玉恵、梨本役の若葉竜也、晋平役の中村織央、太役の斉藤嘉樹、田端役の三浦力、林葉役の土平ドンペイ、スマイルラジオディレクター・サトちゃん役の田中聡元、3年2組ヤンキー役の仲間たち…皆、あるカットを撮って順番にお疲れ様になっていきました。

満面の笑顔のキャストもいれば、泣き顔になっているキャストもいました。1人1人がお疲れ様になる度、監督からキャストへ花束を渡すのが、この業界の常です。今作もまた、1人が終わる度に自分が花束を渡しました。1人1人と握手をし、お礼の言葉をこっそり(笑)伝えていますと…

次の撮影のためメイクと衣装をチェンジしていた主演の渡辺麻友が、楽屋から猛ダッシュ!で現場にやって来て、お疲れ様になったキャストたちにお礼の言葉をかけていました。

それも1人がお疲れ様になる度に楽屋から猛ダッシュ!して来て…です。

その姿を見ていると「本当に終わるんだなぁ〜」なんて、ちょっぴりおセンチになりながらも撮影は全編クランクアップに向けて爆進して行きました。

最後は渡辺麻友のとあるカットを撮って全編クランクアップとなりました。現場に「全編クランクアップ!」がコールされると同時に「渡辺麻友&宇佐しじみ役の渡辺麻友さんも全編クランクアップとなりました!」の声が響き渡って、本当に本当にお疲れ様となりました。渡辺麻友に花束を渡し、お礼の言葉を述べ、握手を交わした時の彼女の目を忘れません。ちなみにどんな会話をして、彼女がどんな目をしていたか?は…秘密です(笑)。

全キャスト・全スタッフが笑顔だらけの中、渡辺麻友の初主演ドラマ『さばドル』は全編クランクアップしました。その熱が、どのくらい伝わるか?は、正直わかりません。準備期間も入れたら4ヶ月以上の闘いがゴールしました。何があっても、このドラマは渡辺麻友の初主演作品です。その意識は渡辺麻友本人にも確実にありましたし、自分たちスタッフもそれを大切にしながらやってきました。何度も言いますが、渡辺麻友が頑張ったので、自分たちスタッフも頑張れました。しかし、それを言うと、渡辺麻友は…

「スタッフさんが皆さん頑張ってくれたから、自分も頑張れました」

…と言うのです。

だから、全スタッフ・全キャストは…

「渡辺麻友が主演で本当によかった」

…と感じるのです。

スタッフとキャストが本当の意味で一丸となって…というのは毎回そうしたくても難しい企画もあります。しかし、今作はその理想を現実に出来た作品のひとつと数えている自分がいます。それはやはり、座長の存在が大きかったのではないでしょうか。

渡辺麻友、恐るべし!です(笑&マジ顔)。

全編クランクアップがコールされ、暫くお別れ惜しくしていましたら、渡辺麻友からスタッフとキャストへサプライズがありました。それは、全スタッフ・全キャスト1人1人への手紙でした。しかも、手書きです。超多忙なスケジュールの中、1人1人に手書きで想いを綴ってくれていたのです。もしかしたらだけど、全員で約100人近くはいるんじゃないでしょうか!?撮影現場で撤収作業が始まる中、渡辺麻友が衣装を着たまま、全スタッフ・全キャストに手紙を手渡し続けていたのが印象的でした。

麻友選手、ありがとう!!!!!

ちなみに…

後日、美術デザイナー・渡邉由利の音頭で、手紙のお返しヨロシク、全スタッフの手紙を小道具の《Mファイル》に入れて、渡辺麻友に渡したのでありました。


渡辺麻友の初主演ドラマ…

『さばドル』

…テレビ東京での最終話は、今週4月6日(金)深夜0時53分の放映です!

現場での熱がどのくらい伝わるのか?は本当にわかりません。色々とありましたが、総力戦で臨んだ最終話です。どんな総力戦だったか?機会があったら、また書かせてもらいますが、とりあえずは、こういう30分ドラマがあったという証の1つとしての今回の更新でございました。


クドイようですが…


4月6日(金)深夜0時53分は、テレビ東京にチャンネルを!


http://www.tv-tokyo.co.jp/sabadol/


全キャスト、そして、渡辺麻友の底力を是非!ご覧下さい!!


〜画像〜
黒板の画像に書かれたチョーク文字は、渡辺麻友=宇佐しじみ先生(ウザせん)の直筆です…多分(笑)。