2005年12月05日

■vol.47 フットサルの魅力:「One for All, All for One」

 ”みんなは一人のために、一人はみんなのために” という意味です。
 ラグビーでよく使われる言葉だということなので知っている方も多いと思いますが、 
 フットサルにこれほど相応しい言葉は他に見つかりません。

 狭く密度濃いコートで得点を目指し、ゴールを守らなければならないフットサルほど
 一人の力の無力さを思い知るものはないでしょう。
 それは独力でボールを前に進めることの困難さを知れば誰もが理解できる事実です。
 このことからフットサルは如何に
 「数的有利を作り」「数的不利を作らないか」
 を突き詰めていくスポーツだということがわかりますが、
 それには当然
 ”チームが一人の落伍者を出すことなくゲームを最後まで戦い抜くこと”
 という大前提を全員が理解していなければなりません。
 ピッチに立てば誰もが戦力です。
 それは技術力云々ではなく数的有利/不利を考える上で必要不可欠な要素なのです。

 ビギナーのゲームではよく、味方の援護を全く視野に入れず突破のドリブルを選び得点した時、
 ”自分の力だけでゴールした”かのように周囲にアピールしたり
 当然だ、とでも言わんばかりの態度を示す光景を目にしますが、
 もしピッチ上に味方のいない1人対5人の状況でも同様の結果に至ったかを考えれば
 まずはサポートに入った仲間への感謝を示し共に喜ぶべきです。
 失点もまたその過程に無関係なプレーヤーなどいるはずがないのですから
 誰かの責任を問うことなどできるはずがありません。
 このようにフットサルは一つの得点も失点も全員が共有できるスポーツです。
 一人のために他の全員が”自分にできるすべて”を注ぐからこそ 
 起こるすべての瞬間を仲間として共有し、
 どのような結果であってもそれを受け止め、次への一歩を共に踏み出すことができるのです。

 「自分が誰かを支え、誰かが自分を支えてくれている」
 経験や技術力など関係なく、
 ”ピッチに立ったら互いは平等に助け合って存在している”ことを理解すれば
 エンジョイ志向チームが一体感、充実感を大切に守りながらも
 高度な技術、チームとしての結果を求めることは可能になります。
 一人一人に技術力があっても、起こる局面すべてを個人技主体で打開しようとするチームが
 フットサルの精神を持つチームに勝つことはできません。
 これこそフットサルが「力」だけでは勝てない理由であり、最大の醍醐味なのです。

■別コラム、ルールテスト、練習メニューなどはこちらにて

           >> フットサル情報サイト 『フットサルフリークス』



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