2005年12月08日

■vol.48 ピンチに変えない交代術

 フットサルの大きな特徴の一つは「交代の自由」です。
 体力不足のビギナーにとっては例えそれが8分や10分ハーフで行う
 各施設のワンデーマッチであっても有り難いルールと言えます。
 しかしその多くをインプレー中に行うフットサルの交代は
 使い方を誤るとチャンスを逃し、ピンチを招きかねないので注意が必要です。

 なんと言っても最大の注意点は交代時の違反で即イエローカードになるケースです。
 vol.17で既に触れているので詳細は述べませんが、
 インプレー中ピッチに規定人数より多い選手が立つ瞬間があってはなりません。
 次に気をつけるのは”タイミング”です。
 交代するにはそれが許される「交代ゾーン」が決まっています。
 いくら「3分で交代しよう」と仲間同士決めていたとしても
 わざわざ交代ゾーンから遠い位置にいる状態から走ってくるのは
 例えば守備のときには一時的であっても一人のマークが外れて数的有利を与える
 とても危険な行為です。
 このため交代は「マイボール時=攻撃時」に行うのが基本です。
 
 また交代は使い方によってはチャンスをも作ります。
 それは攻撃時、マークの注意をひきつけながらも
 交代に気づかれないようにさり気なくゾーンに近づき
 隙を見て瞬時に選手の入れ替えを行います。
 上手くいけばこれによってフリーの選手を作り出すことも可能です。

 ゲームを見ているとビギナーほど交代を暗に拒む傾向があるようです。
 これは単に「何としてでも得点したい」「ミスを挽回したい」
 「交代したら次にいつピッチに戻れるかわからない」という理由のようですが、
 個人的なわがままで交代のタイミングを逃しパフォーマンスを落とすことは
 ボールを持ったときに起こす自分のミスだけでなく
 攻撃におけるボール保持者に対するサポート能力の低下や
 一人の足が止まる→全体のローテーションが滞る→全員がDFとの距離が狭まる
 →パスの出しどころを失う→DFのプレスを許す→ボールを奪われる
 というパターンを招いたり、
 守備においてはマーク相手を自由にして数的不利を作るなど
 確実にチームを破滅に追いやります。

 フットサルのゲームにおいて最も基本的なチームの約束事は
 「全員がベストを尽くせる状態でピッチに立つこと」です。
 上手い下手でなくベストを尽くして犯したミスなら
 これを他のメンバーは”チームメイトとして”許さなければなりません。
 それはミスを全員で取り戻すためには必要不可欠なことです。
 しかしベストを尽くせない状態でピッチに立ち、犯したミスは
 チームの為に最善を尽くした結果とは言えません。
 そのためチームの士気の低下を招いてミスを取り戻すきっかけを失うだけでなく、
 チームの結束をも崩しかねません。
 チームの勝利に必要なのは全員が”チームの為の”行動に徹することです。
 その意味でも「選手交代」を軽んじることなく
 計画性を持ったチーム戦術として取り入れられるか、
 または正しい状況判断の下、柔軟に対応できるかが
 ゲームでの流れを左右する大きな要素となります。
 交代もチームに対する貢献であり、
 チームプレーの一つであることを意識しましょう。

■別コラム、ルールテスト、練習メニューなどはこちらにて

           >> フットサル情報サイト 『フットサルフリークス


Posted by futsalfreaks at 00:31 │Comments(0)TrackBack(0)

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