2010年公開の『トイ・ストーリー3』を鑑賞!
ふうは「僕の人生のベスト5以内確定!」と断言。相当胸を鷲づかみにされた模様。
アカデミー長編アニメ映画賞に輝いた傑作だ。

『トイ・ストーリー』シリーズは、少年アンディと彼のおもちゃたちの交流を描く、涙あり冒険ありの
ハートフル・アニメ。第一作のアンディは7歳、この第三作では17歳になっている。大学寮に入ること
が決定したアンディは、長年遊んできたカウボーイ人形のウッディ以外のおもちゃをすべて屋根裏部屋
にしまうことにする。

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(1)個性豊かなおもちゃたち。それぞれ見せ場が用意されている
(2)ふう「めちゃくちゃ面白いやん!だからトイ・ストーリーって有名やったんか!」

おもちゃたちにとって最大の喜びは子どもに遊んでもらうこと。真っ暗な屋根裏部屋は寂しいが
「アンディの成長を喜ぼう」と運命を受け入れ、アンディに子どもが生まれる日まで長い眠り
(スリープモード)に入る覚悟を決める。ところが手違いでおもちゃが入ったダンボールは近所の
保育園へ寄付。その保育園は悪党のぬいぐるみが仕切っており、新入りのおもちゃは酷い目に
遭わされた。保育園から脱出してアンディの家に戻ろうとするおもちゃたち。 

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(3)バズは保育園脱出騒動でリセットボタンが押され、スペイン語モードに。ラテンの血がたぎり
情熱的になり、突然フラメンコを踊り出す。本作の爆笑シーンのひとつ
ふう「バズがおかしくなった!(笑)」
(4)バービーとケンの恋の駆け引きも、ケンのドジっぷりが笑いをさそう。
ふう「ケンはイケメンだけど、心がイケメンじゃない。外見だけよくてもアカンね」

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(5)ふう「あっ!トトロや!お父さん、いまトトロが映ったで!」
僕「そうやねん。トトロの宮崎監督とこの映画の監督が友達で、特別に出演してるねん」
(6)この映画は基本的に楽しいアニメだけど、後半に運命のいたずらで、おもちゃたちが焼却炉に
送られてしまい、火口のような炉心が目の前に迫る絶体絶命のピンチが訪れる。
ふう「うわ…大変なことになってしまったやん…。これどうすれば…」

《ここからネタバレに入ります!ラストに触れます!》

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(7)死を覚悟したおもちゃたちは、黙ったまま互いに手を伸ばす。このバズの瞳!
(8)みんなでしっかりと手を繋ぐ

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(9)ジワジワと溶鉱炉に引きずり込まれていくおもちゃたち…

劇場で鑑賞した際に、このくだりで涙腺決壊し大変なことに。
おもちゃは「助けてくれ!」とか「もうだめだ!」とか誰も叫ばず、ただ黙ってみんなで手を繋ぎ、
最期の瞬間を“気高く”迎えようとする。子ども向けのアニメでこんな演出があるなんて…!

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(10)みんな、目を閉じている…

ふう「あれ?お父さん、泣いてるの?」
僕「いや、ちょ、ちょっと、目にゴミが入ってな(汗)」

その後、なんとかアンディの家へ戻ってきたおもちゃたち。
そこでウッディは、アンディの母親が「ずっと一緒にいられたらいいのに」と、独り立ちしていく
我が子を泣きながら抱きしめている 様子を見る。
それまでアンディの近くにいることにこだわっていたウッディは、“一緒にいる”ことは距離の問題では
ないと気づく。離れていても心は通じることを知る。
一方、アンディもまた“おもちゃがいるべき所は暗い屋根裏じゃない”と思 い、近所の4歳の女の子
ボニーにおもちゃを贈ることにする。

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(11)ボニーの家を訪れたアンディは、「あのね、この人形の名前はね…」と、一体ずつあだ名や
思い出を語りながら、「僕の宝物なんだ」「大切にしてね」と手渡していく。
アンディがどれほど深くおもちゃを大切に、愛してきたかが伝わる素晴らしいシーンが続く!
(12)アンディは最後にボニーと心ゆくまで遊んだ。そして彼はおもちゃたちに微笑みかけ
「ありがとう…みんな」と感謝して去って行く。ウッディはアンディの車を「あばよ、相棒」と
見送る。明るい陽射しに包まれ、両者は新たな生活を歩み始めた。

鑑賞後のふう。「この映画を観たら、みんなおもちゃを大切にしようって思うんとちゃうかな」
僕「お父さんは、最後にアンディが言った「宝物」「ありがとう」っていう、2つの言葉が本当に
グッときたわ。お別れは切ないけど、心が確かに繋がっているってわかる。繋がっていれば、別れても
前進できると思うねん」
ふう「トイ・ストーリーの1と2も観るわ!」