闘病の日記andメモ ver.2

2006年夏にすい臓ガンが見つかってから闘病生活開始。個人的な泣き言や愚痴だけの日記。auブログから引っ越してきた。 別に何か有用な情報を書く気はない。長く続けるために、ただただ個人的な愚痴や小言を書いていくだけ。 病名:膵頭細胞癌 ステージⅣ 手術・放射線治療は不可 抗がん剤治療のみ

遺された遺志。

ふうき の妹です。
おはようございます。

兄が旅立ってから季節が1つ、移りゆこうとしています。
何だか不思議な気持ちです。

本日が ふうき の四十九日。
法事自体は既に終えているのですが、ふうき は私たち家族のことを心配しながらも、還るべき場所へ還ってくれたようです。
(そう信じています。)

最近は時折。
「このブログ、今の兄にどうしたら見てもらう事が出来るんだろう?」
そんな事を考えたりします。

PCの画面をずっと開けっぱなしにしておいた方が良いのかな?とか。
それともプリントアウトし、どこか人目につかない場所へ兄のために置いて見てもらう方がいいのかな?とか。
そんな細かい事まで考えてしまいます。
あの世にパソコンがあれば一番ベストなのですが、果たしてどうなんでしょうか(笑)


話は大きく変わり。

生前に分からなかった故人のことが、亡くなってから色々わかることが多い。

この言葉をよく聞きます。
ふうき もこれに該当しました。

兄の身辺整理をしていたとき。
いつからか不明ですが、福祉団体に毎月コツコツと寄付していた事が分かりました。
私はもちろん、私の主人・私の父は、この事実を知り愕然としました。

恥ずかしい話、私は募金をこまめに行う事はしてこなかったし、ボランティアと言っても継続して行った経験は余りありません。
(気持ちはあれど…)

でも兄は自分が闘病の身になっても、変わらず寄付を続けていた。
この事実に、私は胸がえぐられるような衝撃を受けました。

きっと、こういうような経験を持たれているご遺族の方は多いのだろうと予想します。


そして、兄のこの事がキッカケで、私の父は考え方が少しずつ変わってきています。
父は募金する場所に遭遇すると、自ら進んで募金をするようになりました。
今までは「募金したお金が本当に必要な所へ回っているのか分からないから、気持ちが進まない」と言っていたのに。
そんな父だったのに、どういう気持ちの変化があったのか問うと、こういう返事でした。

「ふうき が、今みたいに募金できる場面に遭遇したら、あいつは絶対に募金してるはず!だから父さんもするんだ。」と…。

募金した自分のお金が、多少なりとも必要な場所へ渡るのであれば喜んでやろう。
そう考えが変わったんだとか。

募金に対して、どの考えが正しい・間違っているというのではなく。
自分の息子を通じ、父は色々と教わっているんだなと感動しました。

私も今回の事件(?)により、考え方が大きく変わった1人です。

自分が出来ること。
どんな小さなことでも良いから、自分が良いと思ったことは躊躇なくやってみよう。
自分への損得勘定は計算せず、やりたいと思ったことは全てやっていこう。

ふうき を通じ、私はそう思いました。
こういう事が「故人の遺志を継ぐ」というものなのかなぁ。


兄が若くして亡くなったのは、こういう事を(家族に)考えてもらい、各々のレベルアップを促すためだったのかも知れない。
そう思えてくる、今日この頃です。

まだまだ兄から教わることが多そうです。


≪追記≫

今後、この兄のブログをどうしていこうかを考えています…。
ずっと放置していて消えてしまったら勿体ないので何かの節目に更新し、存続させていくつもりでおりますが。
ただ、ここは兄のブログなので私が書くというのもなぁ…と迷います。
難しいですね。
こういうケース、他の皆さんはどうされているものなのでしょうか。

お知らせです。

こんにちは。
私はこのブログの管理人であります ふうき の妹です。

久しぶりの更新が、こういったお知らせで悲しい限りです。

ふうき こと私の兄は、2012年8月25日(土) 20:35。
40歳にてに永眠いたしました。

もっと早くにお知らせしたかったのですが、私たち家族の心の決心がつかず...。
本日までお知らせを引き延ばしてしまいました。

ご愛読いただいていた皆さまや、
最近になって このブログを見て下さっていた皆さま。
告知が遅れてしまい、本当に申し訳ございませんでした...。


妹である私自身、
このブログの存在を知ったのは、ふうき の亡き後でありました。

「もっと早くに知っていれば、
 もっと私にもケアできた事がたくさんあったのでは...」

このように、たくさん後悔する日々が続きました。
でも後悔することを私自身、辞めました。
後悔しても、時間も ふうき 自身も...。
どう頑張っても戻ってこないから...。


兄である ふうき は闘病中。
余り自分の内を深くまでさらけ出す事はありませんでした。
もしかすると私たちが、そういった機会を作れていなかったのかも知れません。

そんな私たち家族に打ち明けれなかった心の内を
ふうき は、このブログにコツコツと書き上げ、
それを皆さまが1つずつ受け止めて下さっていた。
そんな事実が、ここに残っています。

私たちに出来なかった事を、
ブログを見て下さっていた皆さまが担ってくださり、本当に感謝の気持ちしか沸き起こりません。
今まで ふうき を支えてくださり、本当に本当にありがとうございました。


そして実は本日。
2012年9月10日(月)。
ふうき の41歳 birthdayです。

辛かった体調不良から解放された今の ふうき。
きっと今頃は伸び伸びとした気持ちで、自分の41年間の人生を振り返っている事でしょう。

そして、ふうき自身が自分で作り上げたこのブログ。
これが今後、皆さまへの希望へと繋がることを切と願っていると思います。

 『何事も最後まで諦めない。』

ふうき が遺してくれた、この最大のメッセージ。
ふうき が命を張って教えてくれた、このメッセージ。

私はこれを心に刻みつけ生きていこうと思います。
将来、自分の命が尽き、
兄 ふうき と再会したときに「よくやったね!」と褒めてもらえるよう。


  ふうきくん、今はどこに居てますか?
  ずっと、ふうきくんが心配していた家族のこと。
  残された私たちで、全うしていこうと思います。
  大きく後悔することが無いように...。

  41年前の今日、
  生まれてきてくれて ありがとう。
 
 

 2012年9月10日  ふうきの妹より

まだ

まだ入院中。辛い。
(;_;)

まだ

まだ大丈夫!肺炎重症だけど、まだあきらめてない。

肺炎

ついでに、肺炎起こした。

あかん

何度もあきらめた。死なない。人間、そういうものか?

生きてます

まだ入院中。しんどいです。メールもろくにできません。すみません。
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