僕がススメているわけではありませんよ(笑)。
本のタイトルです。
著者は国税庁に10年勤めた元国税調査官。
脱税の手口をわかりやすく解説してくれます。

脱税には「収入除外」「経費の仮装」「在庫の除外」の3形態に集約されるが、それ以外にも「実質的に」税金を逃れる方法はある。主なものは、「調査回避」「無申告」「踏み倒し」である。

ここでは、著書で紹介されている、「調査回避」の方法を2つ紹介しましょう。

■所在地をあやふやにする
事業所の所在地をあやふやにして、税務署の調査を逃れる方法である。法人の所在地は、原則的に自由に決めることができる。登記に記載された所在地に本当に事業所があるか、法務局が確認することはないし、もし存在しないことがわかっても罰則はない。そして、この方法の肝心なところは、法人の納税地は登記に記載された所在地であることだ。
法人の所在地(例:東京)に実体がなく、まったく別の場所(例:札幌)で事業を行っているとなると、税務署としては調査に苦慮することになる。税務署にも予算があるので、高額の課税漏れが予想される場合や、脱税に関する有力な情報がない限り、出張が許可されることはない。

■代表者をあやふやにする
企業の代表者をあやふやにして、実質的に所得を得ている人物をぼかし、課税を逃れるものである。
たとえば、風俗店の代表者を店長の名義にしておく。しかし、この店長は単なる雇われ人であって、実質的な経営者ではない。その上、店長は上層部から簡単な指示を受けているだけであって、上層部のことは、ほとんど何も知らない。実質的な経営者が、どこにいるのか、だれなのか、店長さえもわからなくなっているのだ。この風俗店がいくら脱税していても、本来の経営者をつかまえなければ、課税のしようがないのである。税法の「実質課税の原則」を逆手にとった手口である。

あえて「脱税」という世間からタブー視される部分にスポットライトを当てた著書。
脱税から税金の現実が見えてくる。

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