昨日僕が書いた記事をブログでご紹介いただきました。

風俗法務特捜部

風俗法務に精通した敏腕行政書士のブログです。
是非ご一読をオススメします。


さて、昨日の記事でオランダは自由売春も管理売春も合法化している話を紹介しました。
僕は約10年前にこの国を旅したことがありますが、その旅を通じてオランダは僕を魅了する国の一つになりました。僕を魅了した理由は、風車、チューリップ、運河、ゴッホ、フェルメールなどの文化もそうですが、この国が寛容で大人の国というのが最大の理由です。

オランダでは、

■2001年4月10日に世界初の「安楽死法」が可決されました。当時のコック首相は「安楽死はどの国でも水面下で行われている。我々は透明な制度を作ろうではないか」と表明。

ソフトドラッグ(マリファナやハッシッシなど)に関しては法律に基づいて容認しています。オランダの麻薬政策の意図は「社会を守るために麻薬がもたらす危害を最小限にすることが大事だ。不法化すると、麻薬使用者が地下に潜みさらに悪化する。黙認政策によってそれを制御することである」とオランダ人は口にします。なお、オランダで「コーヒーショップ」とはソフトドラッグを吸うことができる店であり、喫茶店ではありません。「カフェ」がいわゆる喫茶店です。旅行した際はご注意を。

■すでに観光地化しておりご承知の方も多いと思いますが、オランダには「飾り窓」地区という売春を容認しているエリアがあります。この政策には次のような規定があります。
1)18歳以上であること
2)本人が自主的に行っている
3)経営者は市役所から経営許可を取り、全員の氏名を市役所に登録する
4)医療ケアを定期的に受診する
5)税金を払う
6)オランダ人であること、あるいは労働ビザを所有すること
7)場所は自治体の規制に従うこと
さらに、セックスワーカーには労働組合も年金制度もあります。

同性間の結婚も合法です(オランダ以外では、ドイツ、ベルギー、アメリカのバーモンド州)。

オランダの「寛容」という考え方は、飾り窓を例に挙げるなら、規律が乱れ、社会が腐敗し、また病気が蔓延するのではないか、という「否認」的な意見の一方、しっかりとした法律の下で公に売春を認めることで、売春によって生じる問題を最小限に食い止めるという「抑制」です。つまり、売春を社会に蔓延させてはいけないと考えつつも、厳重に禁止するだけでは売春はなくならないという考え方に基づいています。

「個人の自律」と「教育制度(性教育、麻薬教育など)の普及」があって初めて実現できる制度でしょう。
その点でオランダは大人の国であり、僕が魅かれる所以でもあります。
それに比べてわが国は‥。

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【参考文献】