魚陰陽座

このページは魚陰陽座のページになりました。陰陽座コピーバンド「GEKI☆DAN「屍鬼」」の招鬼役ギタリストのわたくし魚(さかな)が、陰陽座の楽曲をコピーしてゆくページです。mixiの「魚陰陽座」コミュもよろしくね。

LIVE

アンプに繋ぐ話その2(POD x3 Liveメモ)

続き。前の記事を書く前に調べてたのが何か、というと、「OUTPUTS」
の設定の「COMBO PWRAMP」と「STACK PWRAMP」の違い。
音の傾向が違っていて、これまではなんとなく
 「繋ぐアンプにあわせて文字通りの設定」
をやってたんですけども、最近ちょっと試した結果、実は
 「STACK PWRAMPの音が好きだ」
ということに気付いてしまいまして、JC-120なんかに繋ぐ場合も
STACK PWRAMPに設定するようにしてみてまして。

これってどうなの?そもそもこれらの設定ってどういう意味とか
効果があるの?というのを調べてみたかったのです。


そしたらこんな感じ。
http://line6.com/community/message/85113#135354

英語で色々書いてありますが、要は
 ・COMBOは2x12の、キャビの後ろが開いてるアンプ向けに周波数調整した音
 ・STACKは4x12の、キャビの後ろが閉じてるアンプ向けに周波数調整した音
ということらしいのですね。後ろが開いてるかどうかで判断しろと。

そうするとJC-120はどっちかというと「開いてる」ので「COMBO PWRAMP」という
ことになるんですが、うーん。 
まぁ、自分の場合、アンプ通した音は外音として使わないので、
どっちでもいいっちゃどっちでもいいんですけどねwww



■昨日探してたPODの機器仕様
http://line6.com/community/docs/DOC-4700
入力のほうについてはここに記載が。
出力については記載が無い。うーん。

アンプに繋ぐ話。(POD x3 Liveメモ)

散々つかいまくってるPOD x3 Liveについてなんですが、ふと調べ物する
機会があり、勉強になりました、という記事があったので貼っておきます。

http://www.soundmagician.pgw.jp/amp/archives/2011/03/11/amp-connect.php
http://www.soundmagician.pgw.jp/amp/archives/2011/02/04/pod-x3-hint08.php
http://www.soundmagician.pgw.jp/amp/archives/2011/03/12/amp-connect-summary.php

色々考え方があるものですね。

その中でも、ちょっと気になった話として、
「リターン挿しの場合、機材をぶっ壊すリスクがある」
というのが知りませんでした。
確かに、某スタジオのアンプの裏に、ちょっと前まで
 「ここにエフェクタ直結はやめてね!」
みたいなことが書いてあった。


ふむ。

こりゃあ、あんまり何も知らないままで使ってると、いつか下手こきそうだ。


ということで、色々お勉強してみた。

「ラインレベル」って何ぞ
http://www.g200kg.com/jp/docs/dic/linelevel.html
http://q.hatena.ne.jp/1134777306
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3_(%E9%9F%B3%E9%9F%BF%E6%A9%9F%E5%99%A8)#.E3.83.A9.E3.82.A4.E3.83.B3.E3.83.AC.E3.83.99.E3.83.AB.E3.81.A8.E3.82.A4.E3.83.B3.E3.83.94.E3.83.BC.E3.83.80.E3.83.B3.E3.82.B9


改めてPODのマニュアル読んでみたところ、
「マスターボリュームは全開にするんだ!良い音を出すにはそれっきゃない」
的なことが書かれてあったり。インプットのレベルを下げるんだ!
みたいな。どないやねん。

リターン挿しするときにLine Levelの設定を「Line」にする、というのは
問題なさそう。「AMP」レベルの場合、アンプの前に挿す場合の音量。
「LINE」の場合はラインレベル。エフェクトループに挿す場合はラインレベルでOK。


あとは、それを受け入れるアンプ側がどこまで耐えられる
ようになっているか、ということみたいですね。

http://oshiete.goo.ne.jp/qa/5737260.html

JC-120なんかについてるアンプの裏の-20dbやら+4dbの意味も
説明してあってとてもわかりやすかった。感覚的には分かってたが、
まぁ、そういうことなんですよね。JC-120なら、-20dbに設定しとけば
基本的に問題ないレベルの音量が出る。うんうん。多分そんな感じ。
+4dbにすると、でかいレベルの入力信号を押さえつける回路が働いて、
その分レベルが下がる。

で、あとはPODがガチで本気出したときにどのくらいの音量が出るか、
なんだろうけど、その辺の数値はネットでは特に見つからなかった。


結局のところ、個人的な印象になりますが、まぁ、
せめてマスターボリュームを少し絞る(頑張り過ぎない程度に)、
くらいの対処をしておけば、LiveOutから出してる信号をアンプのReturnに挿したところで、
普通ぶっ壊れるようなことは無いんじゃないかな、と思ったんですけども、
どうなんでしょうね。もし仮にアンプがぶっ壊れるような出力が平気で出る、
ってことは、他の機材なんかでもぶっ壊れちゃうでしょうしね。


いやー、ちょっとこの辺の真偽はわかりません。ふがふが。
ひとまず動作実績的に問題ないと思われるJC-120とMarshallを積極的に使う方向で。

POD x3 Liveと外部チューナーの接続を考え直してみた

はい。魚です。

Variaxを買ってから,前の記事で書いたように,ギターとPOD x3 Liveの
結線がLANケーブルになったんですね。そうすると、今までのシステムで
使ってた外部チューナーが使えなくなっちゃうぞ、さぁどうするの、という話題。

今朝Twitterからのツイートで結論まで書きましたが、
まぁせっかくなので図もつけて整理しておきます。


まず、これが今までの仕組みです。散々文字では
書いてたやつですが、図示するのは初めてですね。
吹き出しは各機材の端子名を、矢印は音の流れを表しております。
ギターシステム図面1
ポイントとしては、
 ・POD x3 Liveの前にチューナーをはさんで常時ONにする。
 ・POD x3 LiveのDirect Outからミキサーに直結。
 ・POD x3 LiveのLive Outからアンプのリターンに直結。
 ・アンプ前にはマイクを立てない。アンプからの音は外音に送らない。
 ・MSTVOL設定を 1/4 ONLYとし、Live Outからの出力だけに有効にする。

このセッティングのメリットは、以下のとおりです。
 ・チューナーが常時ONなので、曲中もチューニングを確認できる。
 ・例えば、チョーキング時の音程なんかもチューナーで確認できる。
 ・POD側でVOLペダルを絞った状態でもチューニングを確認できる。
 ・外音として、アンプ〜キャビまでのシミュレートが活かせる。
 ・外音までの系にマイクが入らないため、マイクトラブル回避できる。
 ・アンプのリターンに挿すことで、アンプのツマミの設定ミスを回避する。
 ・通常の機材のように、背中のアンプからの出音でモニターできる。
 ・アンプからの出音は手元のマスターボリュームで調整できる。
 ・マスターボリュームによる調整がミキサー側(=外音)に影響を与えない。
  リハーサル時と全く同じ音量の信号をミキサーに送れる。

今までのライブのトラブルを全部回避する仕組みが入ってます。

ワイヤレスの電池が切れた場合などは以下の接続にしてました。
ギターシステム図面2
RELAY G30とDT-10を結ぶシールドを、パッチケーブルではなく
長め(5m)のやつにしておいて、もしワイヤレス系がトラブッたら、
そこの線をギターに挿し換えるのみでワイヤード接続に早変わり、
という対処が出来るようにしてました。

で、この従来システムの問題点を以下に挙げます。
 ・VARIAXケーブル(=LANケーブル)を使う場合、チューナーに接続できない。
 ・VARIAXを通常のシールドでつなぐ場合、モデル切り替えが出来ない&電池要。
 ・DT-10を通した場合、音質が劣化する。

一点目と二点目はVARIAX導入による固有の問題ですね。なんせ
ケーブルがLANケーブルの形状ですから、通常のギター機材に直接繋ぐことは
出来ません。VARIAX自体はLANケーブルで繋がない運用も可能ですが、
POD x3 Liveによるモデル切り替えなどのメリットを考えると、あまり
通常のシールドでVARIAXを繋ぐという選択は出てきません。
三点目はVARIAXに限らず、従来から悩んでた問題です。DT-10の「BYPASS」
ってトコは、別に「トゥルーバイパス(音質劣化しない)」ではないんですよね。
チューナーをONにしても音が切れませんよ、ってだけで、普通に音は劣化します。
ノイズ増えたり、サステイン短くなったり。


なので、これらの問題点を改善してみます。
今までのメリットは全部活かしつつ、デメリットも改善するような
つなぎ方を目指します。


解決策の概要としては、
 「FX LOOP経由でチューナーに信号を出す」

もう、これだけです。FX LOOPという外部エフェクト接続機能を
パラボックス(音声信号をパラレル(並列)化するハコ)的に使います。
信号が分割して外に出て行くことになりますが、本線の信号は
POD内部でデジタルで保持してる(ハズ!)なので、並列化した
副線にチューナー繋いでも音質の劣化は無い(はず!)という発想。

出力系については特に変更しません。

図でいうとこんな感じです。
ギターシステム図面4
(James Tyler Variaxはそんな形じゃないよ!という突っ込みはスルーw)

POD x3 Liveのパッチの設定の中で、「FX LOOP」というヤツをONにします。
んで、FX Sendの先に繋がってるDT-10に信号が流れるようにします。
DT-10は従来どおり、常時ONにしておきます。
これで曲中のチューニング確認可能。

FX LOOP設定で「PRE CONFIG」を選ぶことで、VOLペダルセクション等
よりも前にFX LOOPが入るようにします。これで、POD x3 LiveのVOLペダルを
絞った状態でも、普通にDT-10のチューナーが効くようになります。

DT-10からの出力は、どこにも繋がないようにします。FX LOOPの「MIX」設定も
0%にします。これで、副線として出て行った、チューナーによる劣化した音が
本線のほうに流れなくなります。劣化を回避します。


VARIAXではなく、ワイヤレスを使う場合はコッチ。
ギターシステム図面3
特に設定を変えるわけでもなく、単にVARIAXのLANケーブルによる
接続をGUITAR INに変えただけですね。
特に各機材の設定は変えることなく使えます。
ワイヤード接続の場合も同様。ええじゃないかええじゃないか。

チューナー接続による音質劣化の有無については、各パッチの
FX LOOPをON/OFF切り替えしてみることでチェックできると思います。
ワタクシの耳では劣化は確認できませんでした。
従来システムの場合は普通に分かるレベルで変化がありましたので、
少なくとも改善はしたと思います。


最後に、この接続のデメリットは何か、というのも一応考えておきます。

■FX LOOPの設定はパッチ毎に設定が必要
ちょっとメンドクセエです。まぁ、でも高々数個レベルですよね。
VARIAXの場合、パッチ毎にギターモデルを設定していくので、
それと同じレベルだと思えばそんなに苦じゃない。

■別のエフェクトにFX LOOPを使ってる場合
POD x3 Liveの場合、FX LOOPは1系統しかないので、
すでにつかっちゃってる場合は適用できません。

■STOMPの設定次第ではチューニングが上手く行かなくなったりする(?)
FX LOOPのPRE CONFIG設定をした場合、どこにエフェクトが
挿入されるかというと、AMPの前、STOMPの後なんですよね。

チューナー側に流れていく信号は、FX LOOPより前にささったエフェクトが
全部かかった状態のものになるので、少なくともSTOMPの影響を受けた
ものになりますよね。

自分が使ってるパッチの場合、特に問題なくチューニングできそう
ですが、STOMPのモノによってはチューニングに悪影響がある
やつもあるかも。
(POD HD 500だと、接続順序が自由に変えれるので問題なし、かな?)



ふんがーふんがー。


まぁそんな感じです。別にぜんぜんたいしたことは無いんですが、
次のライブに向けて機材周りの準備が出来ましたよ、というお話でした。
あと、図示の練習w 少し分かりやすいですかねー?

POD x3 Live TIPS (その2)

前に「こんな記事」を書いたことがあるんですが、最近POD x3の
検索キーワードがたくさん出てくるようになったので、ちょっと
ここまで溜まってきたノウハウを追記してみます。
たぶん既に書いたような重複話もいっぱいありますが、
まとめということでw

==========================
■上の記事にある「バグ」の件ですが、POD x3 Liveの
ファームをアップデートすると修正されます。やったね!
今は「バージョン2」というファームがでてるので、
とっととアップデートしちゃいましょうw

MONKEYを使えば、アップデート前に音色のバックアップが
実行されるみたいなので、ファームのアップデートトラブルは
さほどおびえる必要もなさそう。

うちのPOD x3 Liveは、床に落としまくっていくつかのボタンが
接触不良になってるみたいですけどね!これはバグじゃないので
ファームアップデートでは修正できませんw 泣きそうw

==========================
■ノイズゲート

歪みの音を作るときは、必ず「NOISE GATE」をONにして
パッチをつくりましょう。これやってないと、スタジオでは
すぐにハウってしまいますよ。
 
「THRES」はThresholdで、遮断を開始する音量。入力音量が
コレ以下になると、「これは演奏ではなくノイズ」とみなして
入力の遮断を開始します。数値が大きくすればするほどゲート
による遮断の効きが強くなるイメージです。
使うギターやシールドの具合によりますが、うちの場合
「-60db」とか「-42db」とかそのあたりで取ってます。
ギターを繋いで、両手で弦を完全にミュートした状態で、
「音が完全に遮断された」ことが確認できるくらいの
設定が理想でしょうね。

「DECAY」は遮断開始してから、どのくらいの時間をかけて
遮断するかをコントロールするパラメータ。値を小さくすると
「ズバン」とゲートを閉じ、大きくすると「ゆっくりと」
ゲートを閉じるようになります。ここのパラメータを大きめに
調整しておくと、遮断が自然になりますよ。
チョーキング伸ばしてる途中でGATEが作動して音が切れちゃう、
みたいな時は、ここが長めになるようにいじっておきます。
バッキング等で機械的なくらい「ビシバシ」と音を切りたい
場合は小さめに設定するんでしょうね。
うちの場合、ソロ音では「36%」バッキングでは「11%」
みたいなことになっておりますよ。
 
==========================
■キャビシミュの件
アンプシミュレータ部分にキャビネットシミュレータというのが
ついてます。どういうキャビで鳴らしたときの音を真似するか、
という機能ですね。 

これは、ライブでミキサー卓に直に音を入れたり、ライン直で
レコーディングするときなんかに活躍する機能なんですが、
PODをアンプに繋ぐ場合は不要な機能です。だって、アンプに
つなぐということは、そこに実物キャビがあるわけですからね。
「キャビシミュ→実物キャビ」という風に、2回キャビを通った
ような音になり、あんまりよろしくない。
(好きな人は好きかも知れないが)

そこで、POD x3 Liveでは、「OUTPUTモードセレクト」という
機能がついてる。「OUTPUTS」ボタンを押すと出てくる画面で
調整するやつですね。
で、PODの取扱説明書を読むと「Studio系モードではなく
Live系モードにすればキャビネットシミュレータは自動的に
通らなくなる」ようなもんだと思ってた。

んだが、実はこの解釈が間違っていたようだ。

Live系モードを選択するとOffになるのは
「MIC/ROOM/SPEAKERシミュレーション(画面的には、
キャビネットシミュレータ画面で調整する一部機能)」
で、キャビネットのシミュレーション自体はそのまま
生きてるみたい。えー、分離できるのかよ、そこ。
何言ってるかというと、キャビネットモデルを色々と変えて
みると、Live系のモードでも音に味付けが入ります。

なので、「キャビネット2度通しの音は絶対にイヤ」な人は、
パッチを作るときに明示的に「NO CABINET」を選択しておく
必要がありますよ、ということですね。へーへー。

ワタクシはライブのときはミキサー卓直出しでやってるので、
当然キャビシミュ有りのパッチを使うんだけどねー。

==========================
■音作りは「本番用のキャビ」で

上の話にも関連しますが、音作りにおいて、キャビネット
(シミュじゃなくて本物のほう)の影響はものすごいです。
例えば、Liveモードに設定した状態で、JC-120に繋いだ場合の
音と、Marshallに繋いだ場合の音は「全く」違う!!!!
まーーーーったく違う!!!!!

マーシャルだと「どっしりしっかり粘りっ気あり!」と感じた
音が、JC-120だと「ヂリヂリバリバリうるせー!」みたいな
ことになりかねないです。

アンプのプリアンプセクションを回避する
「アンプのリターンにPOD x3 Liveを直接続」
を実践したところで、この状況は変わらないです。

ということで、音作りは「本番で使うキャビ」でやりましょう。
ワタクシの場合ミキサー直出しなのでヘッドフォンの音優先ですが、
モニターとしてJC-120も使うので「JC-120を使って音を作り、
ヘッドフォンで微調整」みたいな調整方法をやってます。

ちなみに、これで作った音は、例えマーシャルキャビに挿しても
なかなかいい音してくれます。元々マーシャルのアンプシミュ
ばかり使ってるので、相性がいいんでしょうね。

==========================
■「EQセクション」は使おう

POD x3 LiveにはパラメトリックEQがついてますが、
これは絶対使ったほうがいい!

アンプシミュレータセクションの「Presense/High/Mid/Low」 
だけで音作りを完結させるのはなかなか難しいです。
アンプシミュレータセクションのパラメータはアンプ自身の
キャラクターも反映してあるので、
「ローが少し出すぎてるから少し引き締めようか」
をやろうとしても、音色のキャラクターに影響があったり
なかったり。

もっと直感的に、「ほしいところだけちょっぴり強調/削る」が
出来るのはEQセクションのほうです。しかも結構劇的に効く。
音作りに悩んだときはこれもやってみよう。

==========================
■x3 Liveのメリットって何だ!?

たぶん、「キャノンと標準に同時出し」出来ることだと思う。
これ、本当にライブで大活躍。キャノンはミキサー卓に直。
標準はアンプのリターンに入れて、アンプをステージモニター
としてつかう(ただし、アンプの前にはマイクは立てない)。

今のところこの方法は最強です。PODに
「MASTERノブをキャノン側に効かないようにする設定
(SYSTEM画面のMSTVOLを「SETS 1/4 ONLY」)」
をかけておけば、卓側にはリハ/本番とも常に一定の音量が
送られるので、ライブ本番での音量トラブルはほぼ皆無!
(PAさんがしくじらない限り。)

ちなみに、MSTVOLの設定はファームアップデートすると
初期設定(ALL OUTS)に戻ってしまう様子。ちょっと注意。

==========================
とまあそんな感じDEATH。

他にもお薦めの小技があれば、コメントいただければと思います!

そんなPOD x3 Liveで音作り

魚です。

最近、POD x3 Liveを床に落とすことが多い。
持ち歩きのときは肩掛け式のオフィシャルなソフトケース
なんだけども、「帰りにコンビニ寄って飲み物買おうとした時」
なんか、スルッと肩から紐が抜け落ちて、床にPODが
「ドーーーーン!!!」
みたいな。そういうのがありがち。

PODは魚の音作りの核なので、壊れないか心配ですwww
(いや、実際それキッカケで壊れてるトコあると思うw)


で、話は変わりまして、先日、乙女座の練習の際,先日の
陰陽座セッション@千葉でもご一緒した、So-ryuの
ベーシスト天膳さんが見学に来ておりまして。

そこでご意見いただいたのが
「ちょっとバッキングの音が潰れすぎてないだろうか?」
というお話。

そうなんです。潰れすぎてるんです。
実は1年くらい前から気づいてたけど、気づかないフリしてた。

なんというか、「ギンギン」してるけど「音程感がない」。
ドラムとベースが鳴り始めるとすぐにかき消されてしまうような。
一言で言えば「芯が無い」。

まもなくライブも控えているし、ここはひとつ、久しぶりに
音作りをやってみようか、と、重い腰を上げたのが先月のこと。

第一弾としてやってみたのが、「デュアルトーンで、裏に
クリーントーンを混ぜて音の芯を作る」というもの。
 
これが大失敗。

コンセプトは良かったのかもしれない。ヘッドフォンで
聞いたら、「アルペジオのときは少し歪んだクリーン、
パワーコード弾いたらしっかり歪み」という、狙い通りな
感じの音になったんだが、バンド内で鳴らすと
・壁みたいな音。音圧オンリー。
・歪みが足りない。弾きづらい。
という散々な状態に。
個人練習に入って調整してみたけど、どうもこの路線は
正解が見えない。

そこで、路線を変更し、最近やってたミックス作業の
成果なんかも取り入れてみる。具体的には

■001 EQでの微調整を重視する。
これまでは「実際プロの機材の中にもEQなんて入ってない
じゃないか。EQじゃなく、アンプシミュやエフェクト類だけの
音作りでやるべきだ」なんて思ってたんですけども。

そこのパラダイムシフト。

よくよく考えたら、プロもEQ使ってますよ。具体的には
アンプの音をマイクで拾った後、卓でEQ掛けてるデショ。
ミックスの際も当然EQで調整します。

魚の動画だって、当然ミックスのときはEQかけてますよ。

どうせ後から掛けて良い音にするなら、最初から掛けた音に
しちゃえばいいじゃん。POD x3 Liveの中にも入ってるんだし。

ということで、パッチの中で積極的にEQを使って
音作りすることにする。

具体的には、先日ミックスのときに「痛いので殺した」帯域
付近(2kHz〜4kHz)なんだけど、たぶんここが音の「硬さ」
というか、「芯」感を握ってるんじゃないかと思った。

そこで、そのあたりをチョコッと持ち上げ、音の硬さ
みたいなのを強調してみる。

あと、普段ミックスでやる処理「ローを抜く」もやっておく。

■002 ショートディレイで厚みを増す。
声をミックスするときにやってるコトなんだけど、
これをそのままギターにも取り入れてみる。
特にバッキングの音ではあんまり「エフェクト使いすぎ!」
みたいなことにはしたくないので、「何か太い!」感が
自然と出る程度に、ごくごく薄くかかるようにする。

■003 アンビエンスを分ける。
メインにはリバーブ薄めに、別にアンビエンストラックを立てて
厚めにリバーブを、っていう操作をよくやる。これをやってみる。

まず、JCM-2000シミュを基に作ったバッキング音に少し掛けて
いたリバーブをOffにする。次にデュアルトーンを立てて、
JMP-1シミュの音を「うっすら」混ぜる。で、このデュアル側の
音に対して十分リバーブを掛け、「うっすらと」厚みを増す。


上記のような音を準備し、今日乙女座のスタジオであわせ。


おっ。


いい!


という感じでした。とにかく野太く、軽くミュートしたときの
粘り気も美味しい。しっかりまとまってて、音程感もOK。

あと、最近導入したワイヤレスによるロー落ちの影響だと
思うけど、こういう音作りしたときの「ローの出すぎ」感が
無い。太いのに「ぼわっ」とは膨らまない。 これは良い音!

EQ処理はギターソロの音のほうにも入れておいた。
こっちも粘り気を増した、良い感じの音に仕上がってました。


バッキングについて理想を言えば、「とんがり感」というか、
「ギンギン感」というか、そういう成分が少し足りない
感じがした。その辺りを足してもいいかな。やるなら
デュアルトーンを使うんだろうけども。
ただ、今のままでもかなり使えそうなのでひとまず保留。
これでライブやってみて、録音を確認しよう。


懸念事項は、乙女座はマーシャルキャビが使えるから良いんだが、
魔天では使うアンプがジャズコなんだよね。ジャズコで果たして
どういう音が鳴るか、というのは、ちょっと不安。というか、
今までの経験上、ほとんど「変な鳴り方に変わる」。
まぁ、ライブのときは卓直で音出すから、たぶん問題ないん
だろうけども。普段の練習に支障があると困りますw


ともかく、7月18日の威津魔天のライブはこの新しい音で
挑みますよ〜!お楽しみに! 
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