この時期にしてはかなり早い降雪により残念ながら真っ赤に燃える紅葉こそ見れなかったものの、岩と雪の立山を快晴の空の下、楽しむことが出来ました。すべてに感謝です。

8日夜大阪を出発し、富山駅前のアパヴィラホテルに宿泊。ショートステイプランでなんとお値段4200円!到着が23時過ぎ、出発は朝の5時過ぎで始発の電鉄に乗りました。朝の立山連峰が見えてきました。これはもう快晴以外のなにものでもありません。こころ踊りました。

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・・・が、ケーブル駅についてビックリ。切符買うのに1時間。ケーブル乗るのに1時間かかってしまい、室堂についたのは9時を回っていました。
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3Fに上がる階段のところにある掲示板に一の越でスリップ転倒、骨折重症との表記が
やはり雪がかなり残っているようだ。バスの中からもはっきり見えたが、これは三山の縦走は無理かなと半ばあきらめてました。

同行した二人は六甲山でトレーニングをしていたものの、アルプスは初めて。もうバスの中でもおおはしゃぎ。たしかにあの風景は興奮しますよね。そして、目の前の三山。「え・・・ここを歩くの?」とちょっと唖然としてました。たしかに初めてみたらそう思うよね。。。

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雲ひとつ無い青い空に大感激の二人。スケールの大きさになんでも六甲と比較する会話が非常に楽しかったです。

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一の越で休憩後、雄山に向かいます。ジャケットに革靴の無謀なお兄さんやスニーカーに半ズボンの女の子など、まあ、危険な格好した人の多いこと。高速道路みたいにチェーンかスタッドレスないと通行禁止とかしないといつか大事故が起こるなーと心配です。

振り返るとこんなかんじ。いや、ほんとに青い。

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雄山山頂は予想どおり大渋滞でした。(汗)さて、ここでどうするか悩みましたが、幸い自分は重登山靴を履いているし、ステップを刻めばなんとか後続は付いてこれるだろう、(ストックもあるし)、ダメなら引き返すよと念押ししたあと、三山への縦走を開始しました。
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日陰部分は凍結しているので、スリップします。注意しながら下降しました。自分がいまこういうところを歩いているというだけでふたりは興奮してました。わかるなー。(^^)

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飛行機雲。快晴の空にとても映えます。
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富士の折立からのくだり。さて、ここから大走りを下ろうと思ってましたが、雪が予想以上についているので、別山経由で下山することにしました。ふたりにはすこしペースを上げることを告げてついてきてもらいました。

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実は真砂から別山を結ぶコースは私も歩いたことがありませんでした。地図を見たイメージよりも高低差がある稜線でした。

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ふりかえるとこんなかんじ。3山を縦走したことがふたりにとってはかなり強烈に印象に残ったらしくなんども振り返ってにやけてました。分かる分かる(^^)

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ただ、時間がちょっとやばくなってきました。私としては4時には山小屋に入りたかったのですが、混雑で出発が遅れたのも響き、ややタイムオーバー気味です。二人にはトラバースすることを告げ、別山を巻きました。あとで聞いたら、トラバースは二人にとってかなり怖かったようでした。たしかに下は谷ですからね。。。

そして、トラバースから稜線にあがると、剣岳がどどーんです!

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さあ、御前小屋からまっすぐ下ります。念のため、ヘッドランプの所持の確認を再度しました。我々が雷鳥坂を下りる最後のパーティになったようです。途中で団体さんを抜かしましたが。

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雷鳥平まで降りてきました。あとは雷鳥荘への天国の階段を登るだけですが、あの階段が一番しんどい。。。

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雷鳥荘には17時に到着。予想より遅れてしまいましたが、見事に三山縦走をし、ぐるりとまわってくることができました。回ってきたルートが全部見えることで、ふたりとも大きな自信になったと思います。私もうれしかったな。

今日は満員で我々は9人部屋の和室畳敷きでした。そして相部屋の人たちからはどういうわけか学生と間違えられました。ええっと、3人とも40代なのですが(汗)

温泉でのんびりしたあと、6時50分からの夕食です。雷鳥荘は山小屋ではなくて旅館ですね。


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同じテーブルになった方と馬鹿話しをしながら、ビールを飲み、9時過ぎにはねてしまいました。


翌朝は朝日をみるために5時に起きましたが、残念ながら空振り。まあ、そうそういいことばかり続くと怖いから次回にとっておこうということになりました。

朝はバイキング。ごはん2杯たべてしまいました。ウマー。

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立山ともついにお別れです。コーヒーを飲んでからのんびりゆっくり室堂に向かって歩き始めました。

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みくりが池の水は波立っていましたが、しばしみとれてしまいました。ひとりなら通過していたかもしれません。

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さて、最後は寿司を食べたいという同行者(笑)みんなで携帯とスマホで検索してみつけたのが前日に泊まったホテルの目の前にあった昌五郎というすし屋さん。声のでかい親父のお店でした。予約をいれたこともあり、個室でゆっくりとおいしいお寿司を頂戴しました。こりゃ、お勧めです。

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帰りのサンダーバードは人でいっぱいでしたが、旅の想い出、そして来年どこいくよと電車の中で盛り上がりながら、夕方に大阪に到着。明日から仕事やなーと別れ、それぞれの家路につきました。

今回は快晴にめぐまれ、最後のすし屋まで非常に「ツイていた」山行でした。これがスタンダードと思わないでね、とふたりには念押ししておきましたが 、俄然登山熱に火がついた様子でした。