1か月ブランクが開いてしまいました。先週は忙しく金曜日の夜も仕事をしていつもとは違う金曜日の夜を迎えました。いままでは金曜日の夜はすべてから解放された気分だったのですが、仕事を遅くまでしたため、いまひとつ気持ちを切り替えることができないまま、土曜日を迎えてしまいました。これは体を動かしてリフレッシュしたほうがいいなと直感的に思いましたので、天気ももちそうなのでささっと準備をして9時に家を出て山に向かいました。

今回のコースは鷹尾山から山頂を通り、 荒地山への分岐で高座の滝方面へ下ってからさらに谷を北に上がり、キキャッスルウォールを対岸にみながら風吹岩につながる尾根に出て、高座の滝まで下山するコースを選びました。

鷹尾山は地元の山岳会の方たちが整備してくれているおかげで非常に歩きやすい道になっています。また、ここはそれほど人も多くなく、樹林を通り抜ける風が涼しくてお気に入りの場所です。

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荒地山へのコースの分岐から左に折れて、谷へ向かいます。途中の開けたところで休憩。ふと、気づけば私の呼吸と、木々の間を通り抜ける風の音、鳥の鳴く声しか聞こえません。とても静寂な空間がそこにはありました。
鳥の鳴き声に耳をすますと、木をコツコツ叩く音も聞こえます。はてさて、どこから聞こえるのだろうと音を追っていくと、目の前の木の上に一羽の鳥が。キツツキの仲間でしょうか。六甲で見るのは初めてでした。

スマホのカメラなので、拡大してみたのですが、よくわかりません。
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ここで休憩をしていると、普段の都会生活では忘れている「五感」が自分の中でよみがえってくるのがわかりました。よく聞こえるし、よく見えるし、肌からもいろいろなものが感じられます。深呼吸すれば緑のにおいもわかりました。本来の人間らしい機能を取り戻していくのも、こういう環境に身を置くからこそできるのでしょう。「いま、ここ、そのときを感じる」。呼吸を通じてそういう思いを抱きながら歩き始めると、いつのまには仕事のことは、浮かんでもそのまま流れていきます。仏教の座禅の境地と同じなのかもしれません。


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谷に降りてから今度は尾根に上がります。奥高座の滝は次回にしましょう。なんせ今日は午後から三ノ宮で開催されている模型の展示会に行く予定ですから。振り返るとキャッスルウォールと登っているクライマーの姿が見えました。

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大木が折れて登山道の上にかぶさっていました。時間はずいぶんと経過しているようです。そのまま、登っていくと、ロックガーデンとの分岐の部分に出ました。なるほど、ここに出るのか。主稜線には何も分岐はありません。たしかに迷いやすい道なので、あえて標識をつけていないのでしょう。

天気は持ち直してきました。雲は多いけど、快晴です。メジャールートである主稜線は老若男女でいっぱいです。それにしても本当に山ガール増えました。山でみる女子はかわいさ20%増しです。みんなかわいくみえてしまいます。こまったもんだ。

あとは下るだけなので、できるだけ体をうごかそうと走ることにしました。

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高座の滝についたころは、ひざはがくがくでした。大谷茶屋の前にあるお店でかきごおりをたべようかと思ったのですが、メニューにありませんでした。あきらめて帰ろうと思ったのですが、滝の茶屋にはあったので、登山始めて20年以上経過してますが、初めて大谷茶屋に入店しました!

茶屋の中です。いい雰囲気でしょ。
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天井からはしょいこやザイル、あぶみ等いろいろとぶら下がっています。
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本棚には大量の山の本が。あー、一日いて本読みたい。手前にあった佐瀬稔さんの書いた森田勝の本を読みました。なつかしー。そういうするうちに注文していたレモンミルクが来ました。上には甘い大量の練乳が!

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のんびりしたかったのですが、昼から約束もあるので、かきごおりを食べたあと、自転車で家まで戻り、シャワーを浴びてから、友人と夙川駅で待ち合わせ、三ノ宮の展示会に向かいました。