先週は雨のため断念した滋賀の霊仙山(1083m)に土曜日に日帰りで登ってきました。今日は曇天のため、それほど混むことはないだろうと、家を出発したのは7時半。デジカメを持参したのですが、またもやメモリカードを入れ忘れてしまいました。これで何度目だろう。気を付けないとね(笑)
今回は北陸自動車道米原ICで下車して林道を走りますが、なんとナビには林道が表示されない。醒ヶ井の養鱒場も出てこない。なんてこったい。地図をみながらのひさしぶりのドライブ。こういうドキドキも初めての山旅の楽しみですね。すこしさびれた感じのする養鱒場を過ぎると途端に幅が狭くなった林道を走ることになります。対向車が来たらどうすりゃいいの?という道幅。夜、真っ暗な状態で走りたくはない道です。林道の終点には車が路肩に5−6台停車できます。休日なので工事車両の往来はありませんでした。車は私の車を入れて5台と想定よりも少なめ。
<林道の終点>この道を歩いていきます。


さっそく着替えて登山を開始します。道はそのまま道路を歩いていけばOKです。左に小道がありますが、道路と合流するので落胆感がハンパありません。
しばらくは谷沿いを登ります。かつては建物が建ち、人が住んでいたのかな?と思わせる苔むした谷の奥に山小屋かなやがあります。残念ながら冷えたジュースはありませんでした。ここに泊まる人、ここでキャンプする人はいるのでしょうか???

ここで沢の水を汲み、尾根を巻きながら高度を稼いでいきます。汗ふき峠にはクマ注意の看板が!

こんなかんじの斜面を登っていきます。上部は前日の雨でぬかるんでいました。張ってあるトラロープのお世話になりました。(特に下り)

稜線に出るころには少し晴れ間ものぞきましたが、おそらく山頂はガスと想定されます。

万が一ホワイトアウトになった場合、この尾根から谷に降りる道を見失わないように意識しました。
ここから稜線に乗って高度をかせいでいくのですが、予想どおり、目の前にはガスが...想定の範囲内ですが。

これは危険な山だなあと思います。霧に包まれたらほとんど進行方向もわからなくなります。
シルバコンパスを取り出し、方位を見ながら、地形とにらめっこ。特に9合目から山頂までと、帰りが難しそうだなと感じました。
ふと、足元に目を向けるときれいな昆虫が!フンコロガシでしょうか。

裏はどうなっているのかなとひっくり返してみました。観念したのか、この姿勢で動きませんでしたw

ちなみにこのフンコロガシ?に会うまでに、マムシ2匹、鹿2頭に出会いました。まさか野生の鹿に出会えるとはちょいとラッキーな気分です。
ごらんのとおり、真っ白です。

お虎が池に到着です。

ここからが難しい。地形がわかりにくいのです。視界が聞かないのでとにかく地図とコンパスとにらめっこです。
9合目の経塚山に到着しました。ここではもう強風でじっとしていると体温を奪われるくらいの寒さです。視界も5メートル程度しかありません。ここで3人のおばちゃん組がいました。ここは9合目だった!山頂はどっちと聞いてきます。私も初めてだからわからない、たぶんこっちと思うと言い別れました。どうも地図もコンパスも持っていない様子。立派な遭難予備軍です。いままで人に聞いてなんとかやってたのでしょう。

ここからはいったん下ってから上り、さらに尾根を歩いていくと霊仙山の山頂に到着します。

ごらんのとおり真っ白w でも想定内。なによりもちゃんとこの視界でたどり着けたことがうれしい。
さて、帰ろうと思って振り返ったのですが、道がわからないんですよね。下を見てもカレンフェルストの石が邪魔して登山道がわからないんです。一瞬ドキっとして地図を出してコンパス出して方位を確認してから歩き始めました。しばらく歩くと前方から「もー、無理や!!!」「なんもみえへん!」「ひきかえそうや!」というおばちゃん3人組の声が。なんや、あきらめたかと思いきや、目の前に3人組が!あきらめてないやないか!(笑)なあ、山頂行った?どっちのほう?とわるびれずに聞いてくるので、こっちだよとあきらめて教えてあげました。俺が反対の方向教えてたらきっと遭難していたよ、この3人組。
やれやれ、と9合目まで戻り、ここから下山をしますが、慢心からミスを犯しました。尾根を下る際は左側を行くのですが、ふみ跡に騙されて右側の谷を降りてしまいました。途中であ、これおかしいなと気づいて地図とコンパスをみながら左側にトラバースをして無事登山道に戻りました。視界の効かない中、本当に合っているのかなと一瞬自分の判断を信じられなくなり、ちょっと焦りました。慢心してましたね。本来なら引き返すべきでした。おれも遭難予備軍(汗)

振り返ってみると山はこんな感じ。
でも、琵琶湖側はこんな感じなんです。山って不思議でしょ?

お猿が岩で昼飯にすることにしました。芸はありませんが、カップラーメンです。

ここから山の斜面を見ると、なんと野生のシカが20頭ほどいるのが確認できました。こちらをじーっとみてきます。スマホのカメラなのでわかりにくいとは思いますが。

今日は15時頃が晴れる予報どおり、次第に天候は回復してきました。途中で子供を背負った親子に会いましたが、私は15時には行動を終えるのをモットーとしてますので、そのまま下山します。

ガスが晴れてくると、ほんとにこんなところ登ったのかな?と思いますね。風は強くて暑さはあまり気にならず下山できました。心配していたヒルに食いつかれることもありませんでした。
下山後は車で伊吹山のふもとにある薬草の里センターに向かいます。ここの風呂で汗を流し、伊吹コーヒーでリフレッシュ。

帰り道に霊仙山が見えました。

京都では土砂降りに合いましたが、18時に無事家に着くことができました。初めての山、ホワイトアウトの中の登山でしたが、ドキドキ感を楽しみました。また、読図については過信もあり、あやうく遭難してもおかしくない行動をとったが反省です。おばちゃんを笑っている場合ではなかったです。次回の教訓にしたいですね。
今回は北陸自動車道米原ICで下車して林道を走りますが、なんとナビには林道が表示されない。醒ヶ井の養鱒場も出てこない。なんてこったい。地図をみながらのひさしぶりのドライブ。こういうドキドキも初めての山旅の楽しみですね。すこしさびれた感じのする養鱒場を過ぎると途端に幅が狭くなった林道を走ることになります。対向車が来たらどうすりゃいいの?という道幅。夜、真っ暗な状態で走りたくはない道です。林道の終点には車が路肩に5−6台停車できます。休日なので工事車両の往来はありませんでした。車は私の車を入れて5台と想定よりも少なめ。
<林道の終点>この道を歩いていきます。


さっそく着替えて登山を開始します。道はそのまま道路を歩いていけばOKです。左に小道がありますが、道路と合流するので落胆感がハンパありません。
しばらくは谷沿いを登ります。かつては建物が建ち、人が住んでいたのかな?と思わせる苔むした谷の奥に山小屋かなやがあります。残念ながら冷えたジュースはありませんでした。ここに泊まる人、ここでキャンプする人はいるのでしょうか???

ここで沢の水を汲み、尾根を巻きながら高度を稼いでいきます。汗ふき峠にはクマ注意の看板が!

こんなかんじの斜面を登っていきます。上部は前日の雨でぬかるんでいました。張ってあるトラロープのお世話になりました。(特に下り)

稜線に出るころには少し晴れ間ものぞきましたが、おそらく山頂はガスと想定されます。

万が一ホワイトアウトになった場合、この尾根から谷に降りる道を見失わないように意識しました。
ここから稜線に乗って高度をかせいでいくのですが、予想どおり、目の前にはガスが...想定の範囲内ですが。

これは危険な山だなあと思います。霧に包まれたらほとんど進行方向もわからなくなります。
シルバコンパスを取り出し、方位を見ながら、地形とにらめっこ。特に9合目から山頂までと、帰りが難しそうだなと感じました。
ふと、足元に目を向けるときれいな昆虫が!フンコロガシでしょうか。

裏はどうなっているのかなとひっくり返してみました。観念したのか、この姿勢で動きませんでしたw

ちなみにこのフンコロガシ?に会うまでに、マムシ2匹、鹿2頭に出会いました。まさか野生の鹿に出会えるとはちょいとラッキーな気分です。
ごらんのとおり、真っ白です。

お虎が池に到着です。

ここからが難しい。地形がわかりにくいのです。視界が聞かないのでとにかく地図とコンパスとにらめっこです。
9合目の経塚山に到着しました。ここではもう強風でじっとしていると体温を奪われるくらいの寒さです。視界も5メートル程度しかありません。ここで3人のおばちゃん組がいました。ここは9合目だった!山頂はどっちと聞いてきます。私も初めてだからわからない、たぶんこっちと思うと言い別れました。どうも地図もコンパスも持っていない様子。立派な遭難予備軍です。いままで人に聞いてなんとかやってたのでしょう。

ここからはいったん下ってから上り、さらに尾根を歩いていくと霊仙山の山頂に到着します。

ごらんのとおり真っ白w でも想定内。なによりもちゃんとこの視界でたどり着けたことがうれしい。
さて、帰ろうと思って振り返ったのですが、道がわからないんですよね。下を見てもカレンフェルストの石が邪魔して登山道がわからないんです。一瞬ドキっとして地図を出してコンパス出して方位を確認してから歩き始めました。しばらく歩くと前方から「もー、無理や!!!」「なんもみえへん!」「ひきかえそうや!」というおばちゃん3人組の声が。なんや、あきらめたかと思いきや、目の前に3人組が!あきらめてないやないか!(笑)なあ、山頂行った?どっちのほう?とわるびれずに聞いてくるので、こっちだよとあきらめて教えてあげました。俺が反対の方向教えてたらきっと遭難していたよ、この3人組。
やれやれ、と9合目まで戻り、ここから下山をしますが、慢心からミスを犯しました。尾根を下る際は左側を行くのですが、ふみ跡に騙されて右側の谷を降りてしまいました。途中であ、これおかしいなと気づいて地図とコンパスをみながら左側にトラバースをして無事登山道に戻りました。視界の効かない中、本当に合っているのかなと一瞬自分の判断を信じられなくなり、ちょっと焦りました。慢心してましたね。本来なら引き返すべきでした。おれも遭難予備軍(汗)

振り返ってみると山はこんな感じ。
でも、琵琶湖側はこんな感じなんです。山って不思議でしょ?

お猿が岩で昼飯にすることにしました。芸はありませんが、カップラーメンです。

ここから山の斜面を見ると、なんと野生のシカが20頭ほどいるのが確認できました。こちらをじーっとみてきます。スマホのカメラなのでわかりにくいとは思いますが。

今日は15時頃が晴れる予報どおり、次第に天候は回復してきました。途中で子供を背負った親子に会いましたが、私は15時には行動を終えるのをモットーとしてますので、そのまま下山します。

ガスが晴れてくると、ほんとにこんなところ登ったのかな?と思いますね。風は強くて暑さはあまり気にならず下山できました。心配していたヒルに食いつかれることもありませんでした。
下山後は車で伊吹山のふもとにある薬草の里センターに向かいます。ここの風呂で汗を流し、伊吹コーヒーでリフレッシュ。

帰り道に霊仙山が見えました。

京都では土砂降りに合いましたが、18時に無事家に着くことができました。初めての山、ホワイトアウトの中の登山でしたが、ドキドキ感を楽しみました。また、読図については過信もあり、あやうく遭難してもおかしくない行動をとったが反省です。おばちゃんを笑っている場合ではなかったです。次回の教訓にしたいですね。
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