蝶ヶ岳への登りは横尾から稜線に出るまで1000メートル。このほとんどが樹林帯の急な登りになります。地図がないと、目印も少ないでなかなか苦しいことが想定されました。まず最初の目的地は槍見台。ここまでは約30分です。

槍見台からはその名のとおり、槍も穂高も綺麗に見えました。私はこれでかなり元気になりましたが、子供は樹林帯の急な登りですでにヘロヘロ。こりゃ途中で引き返すこともあるかなあと思いつつ、飴ちゃんと練乳でご機嫌を取ります。これが効いたようです(笑)

槍が岳は望遠で撮影してみると、なんと頂上に立つ人影がちゃんと写ってました。ビックリ!
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山頂に登山者がいるのがわかるでしょうか?
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ときどきこんな看板が現れるのですが、山ではこの距離表示はまったく無意味です。知りたいのは時間なんだよね。わざとこんなマゾな看板を用意したのだろうか。。。
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木々の間から前穂高もばっちり見えました。
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が、嫁さんがどうも調子が出ないようで、足取りが重たいのです。これは想定外でした。元気に復活した子供が荷物を持つと言う。共倒れになっては困るので、俺が持つと言ったのですが、これくらいなら余裕、大丈夫、と言い切るではありませんでした。いつのまにたくましくなったのだろうか。ちょっと嬉しく思いつつも心配しながら登り続けます。こんな感じの尾根をひたすら登りました。
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先行していた駅伝家族4人(お父さんが駅伝のTシャツを着ていた)から「おー!」という声が聞こえてきました。そろそろ森林限界だな。そのとおり、森林限界を超えるとアッという間に稜線です。分岐で「もうここが頂上でいいやん」と言う子供(笑)あそこに小屋も見えるし、がんばろう、小屋でなんかおいしいものたべようやと吊って進軍を開始です。
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槍が岳の穂先は雲に隠れたり、見えたりとジラしてくれましたw
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頂上は小屋を超えたところにあります。小屋の前にザックを置いてアタックします。
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登頂後、小屋の前で湯を沸かしカップヌードルのミニを食しました。
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これだけじゃ足りん!という子供は小屋でおでんを注文、私はカレーを頼みました。あきらかに業務用ですけど、山で食べるとおいしいのよね。(ちなみにこれらの食事は11時からとなります)
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ちなみに蝶ヶ岳ヒュッテの値段はこんなかんじ。テント場は横尾と同じ700円です。
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テントで登ることができる体力があるうちは、テント山行を続けたいなあ。