10月の週末は雨で全滅だったこともあり、なんともいえないフラストレーションを抱えたまま11月を迎えた登山愛好家は多かったと思いますが、ようやく来た快晴の11月連休の初日。模型イベントも同日開催でしたが、衝動を抑えきれず向かった先は奈良の大峰山系。
当初は四国の石鎚山系を候補に調べてみたものの、アプローチに時間がかかるわりにいまいちな感じでしたので、2時間半のアプローチで高度感が楽しめる山&しかもテント泊が出来るところ、で探して見つけたのが奈良の大峰山系。いつでも行けると思っていたのと、公共交通機関でのアプローチが悪いのでなんとなく後回しにしていました。仕事が終わってからパッキングをし、朝3時に目覚まし時計をセットして就寝しました。毎度のことながら行ったことのない山域にいくときはドキドキワクワクですね。
11月3日。朝5時。寝坊しました(笑)荷物は玄関に置いていたので忘れものは無し。6時前に出発し、8時過ぎに行者還西トンネルの駐車場に到着しました。上の駐車場はすでにいっぱい。案内された場所はすげー車が入れにくい場所。おっちゃんが案内してくれるのですが、わたくし車の運転苦手なんです。そんな私にバックで細いところに車を入れてさらに何度もヒヤヒヤしながらアクセル踏みすぎたら川に転落する場所を案内するなんてヒドイと思いつつなんとか無事駐車。料金は1日1000円。まあ、車上荒らしから守ってくれると思えばいいのか。この駐車場の400メートルほど下に無料の駐車スペースあります。このあたりは個人の判断で。


右側の鉄はしごを渡って入山します。入り口に登山届の箱がありますが、紙が濡れています。鉛筆もありません。しかも!!!箱に鍵がかかっていて登山届を入れることができません。奈良県警さん、この記事読んでます?駐車場の管理人はそこまで気を配ってないのかな。どうなんでしょ。
川の横をゆっくりと歩きます。今回は水をボッカしています。今日の宿営地の弥山小屋のキャンプ場には水がありません。ポンプアップした水が1リットル100円で小屋で販売しているのですが、嫁さんから「当然ボッカするんやろ」と言われたので修行と思って2.5リットル分を背負いました。

この橋を渡ると急登がスタートです。本当に冗談抜きの急登です。テント泊装備の人は私の周りにはいないのですが、ペースをつかむためにも通常のスピードで歩くように心がけました。
いや〜、しかしいきなり最初にこの急登はキツイです。約50分がんばると主稜線に乗ります。ここからしばらくは超快適な尾根歩きです。天気も快晴で雲一つありません。いや〜、来てよかった。人がいないところでガッツポーズしまくりですよ。

もともと雨の多い山系故か、北八ケ岳のように苔が沢山生えてます。薄暗いわけではないので庭園を歩いているかのようです。

弁天の森に到着。

先の台風21号でしょうか。あちらこちらで倒木が。これは豪快ですね。

尾根からは今日の目的地である弥山小屋の建物の一部が見えます。

うほ、意外と高低差があるなあ(汗)

こんな道を快適に進むとやがて

聖宝の宿跡という修験者の銅像が鎮座してる場所に到着。この方、もう修行要らないでしょ?と言いたくなるくらい悟り開いた顔してません?
さあ、ここからが最後のひと登りです。最初の急登で結構足が疲労していることをここで知ることになるのですが、いつもどおり、止まらず一歩ずつ進みます。手前に写っているテント泊装備のお兄さんはかなりヘロヘロになっていました。


こんなかんじで木の階段も整備されています。

もうひとがんばり!

この先は絶景が広がっていましたw 正面は山上が岳、右は大普賢岳です。いや〜、もう最高。

ゆっくり休憩をしたあと、最後のひと頑張りです。この鉄のはしごが見えたらゴールはすぐそこ。

小屋が見えました。思った以上に大規模な小屋!

弥山小屋はちょっと変わった作りで、入り口に受付がありません。呼び鈴を鳴らすと無愛想なおっさんが奥から出てきます。テント台は500円。どこに張ったらいいのですか?と聞いたら小屋の前でも、奥の林の中でもOKというので、最初は奥の林にテントを張りました。

小屋の前の道をあがると目の前に八経ヶ岳が見えます。右に行くと弥山の山頂に行けます。

まずは腹ごしらえということで、ナポリタンを作りました。やっぱり具をなにか入れたほうがいいですね。
今回の昼メシは失敗(笑)次回からはやっぱりトッピングもしくは野菜を炒めたりしてみよう。あんかけスパとかいいかも!とひらめいた。そうだ、そうしよう。


さて、林の中に張ったテントですが、途中で別の場所にもテントサイトがあることに気づきました。なんだよ、管理人はなんで教えてくれねーんだ!と思いましたが、これはなかなかよさげなテントサイトです。私のほかはまだひとりでした。夜になると、ここに8張ほど張られました。

私のテント。IBSのオリジナル。もう見かけませんね。黄色いテントはみんなモンベ〇社のものばかりです。

テントサイトの周りも苔でいっぱいでしたw

空は鱗雲で覆われてきました。明日はダメだなと判断し、明日行く予定にしていた八経ヶ岳に行くことにしました。

ふと、道のわきをみると、大峰らしい木札が。

鹿を防ぐゲートを抜けて30分ほど歩くと、山頂に到着です。360度の大展望。



釈迦ヶ岳もばっちりみえます。なかなか歩きごたえのある縦走路ですね。

テントに戻ってきてから1時間ほどうたた寝しました。隣でペグを打つ音で目が覚めました。今日の夜はカレースパゲティ。水を節約したい思いからレトルトのみにしたのですが、パスタを増量しすぎたのと、ゆで時間が長かったので、うーんな出来栄え。しかも写真映えもしないね。すんません。

小屋はこんな感じ。夜は寒いです。ダウンジャケットを着てちょうどよいかんじ。

月は一瞬出てくれましたが、すぐに雲に隠れ、その後は強い風と霧に山は包まれてました。2つ向こうのテントもぼんやりするくらいの濃霧でした。ラジオを付けましたが、19時には就寝です。まわりもマナーがよく21時には完全な静寂が訪れました。
11月4日朝。5時起床。残念ながら楽しみだった満天の星空と日の出は拝めませんでしたが、昨日の快晴でもう十分です。朝はおしるこ3パックとスライス餅です。スライス餅は1つ入れましたが、2つのほうがいいかな。

食後、テントを撤収し、昨日行かなかった弥山へ。今回の山行に感謝。6時半に出発しました。


こんな感じの霧の中を下山です。もののけが出てきそうです。また、落ち葉が登山道に落ちているので道がわかりにくいです。人がいればわかるのですが、いないとこの先はどうなっているのだろう?と2回ほど立ち止まりました。
カサカサ音がするのでよーくみると、キジがいました。野生のキジを見たのは何年ぶりでしょうか。


これも台風の影響でしょうか。

弁天の森からの下りですが、1/50000の地図では非常にわかりにくい箇所があります。道は尾根続きで続いているのではなく、いったん南東に降りて別の尾根に乗る形になるのですが、これが下り方向から見ると非常にわかりにくいので。人がいればなんということはないでしょう。しかも本来ルートではない尾根筋の木に二か所も蛍光ピンクのテープが張ってあるのです。剥がしてくればよかったなと思いました。
行者還西トンネルのほうに向かって尾根を降りていくと、駐車場の車が見えてきます。うむ、結構まだ下る必要があるんだな。明日の好天を狙ってか、登山者はどんどこ上がってきます。下山して駐車場で着替えて管理人のおっちゃんと温泉に行こうと思うけど、と話すと「今日はもみじ祭りが開催されているから洞川温泉への道はけっこう混んでいると思うよ、天川にも温泉があるよ」と教えてくれました。
309号はドキドキの道です。対向車がこないことを祈りつつ、すれ違いにドキドキしながらすすみました。夜は走りたくないですね。すでに祭りの影響がでていて人も車も増えていました。これは洞川は混みそうだなあと思い、天川に向かいました。11時からのOPEN。風呂を利用すると駐車場は120分無料になります。


非常に綺麗なお風呂でした。食堂が併設されていれば最高です。しかし、腹が減ったので横にあるいかにも個人経営の昭和の香りただよう食堂に入ってみました。たぶんこの食堂があるので、村も中に食堂を作らなかったのでしょう。で、メニューはこんなかんじ。親子丼を頼みましたが、うーん...なかんじ。おばちゃんがひとりで切り盛りしていました。小銭で払うと喜ばれますよ。まあ、地元に貢献ということで納得しましょう。

今回のお土産は沢で組んだお水とよもぎ餅ときりこ。

こちらは温泉のお土産売り場で購入しました。
帰りは行きと同じ道を通り、14時に帰宅しました。全身筋肉痛です。筋力トレーニングは必要ですね、やはり。
当初は四国の石鎚山系を候補に調べてみたものの、アプローチに時間がかかるわりにいまいちな感じでしたので、2時間半のアプローチで高度感が楽しめる山&しかもテント泊が出来るところ、で探して見つけたのが奈良の大峰山系。いつでも行けると思っていたのと、公共交通機関でのアプローチが悪いのでなんとなく後回しにしていました。仕事が終わってからパッキングをし、朝3時に目覚まし時計をセットして就寝しました。毎度のことながら行ったことのない山域にいくときはドキドキワクワクですね。
11月3日。朝5時。寝坊しました(笑)荷物は玄関に置いていたので忘れものは無し。6時前に出発し、8時過ぎに行者還西トンネルの駐車場に到着しました。上の駐車場はすでにいっぱい。案内された場所はすげー車が入れにくい場所。おっちゃんが案内してくれるのですが、わたくし車の運転苦手なんです。そんな私にバックで細いところに車を入れてさらに何度もヒヤヒヤしながらアクセル踏みすぎたら川に転落する場所を案内するなんてヒドイと思いつつなんとか無事駐車。料金は1日1000円。まあ、車上荒らしから守ってくれると思えばいいのか。この駐車場の400メートルほど下に無料の駐車スペースあります。このあたりは個人の判断で。


右側の鉄はしごを渡って入山します。入り口に登山届の箱がありますが、紙が濡れています。鉛筆もありません。しかも!!!箱に鍵がかかっていて登山届を入れることができません。奈良県警さん、この記事読んでます?駐車場の管理人はそこまで気を配ってないのかな。どうなんでしょ。

川の横をゆっくりと歩きます。今回は水をボッカしています。今日の宿営地の弥山小屋のキャンプ場には水がありません。ポンプアップした水が1リットル100円で小屋で販売しているのですが、嫁さんから「当然ボッカするんやろ」と言われたので修行と思って2.5リットル分を背負いました。

この橋を渡ると急登がスタートです。本当に冗談抜きの急登です。テント泊装備の人は私の周りにはいないのですが、ペースをつかむためにも通常のスピードで歩くように心がけました。
いや〜、しかしいきなり最初にこの急登はキツイです。約50分がんばると主稜線に乗ります。ここからしばらくは超快適な尾根歩きです。天気も快晴で雲一つありません。いや〜、来てよかった。人がいないところでガッツポーズしまくりですよ。

もともと雨の多い山系故か、北八ケ岳のように苔が沢山生えてます。薄暗いわけではないので庭園を歩いているかのようです。

弁天の森に到着。

先の台風21号でしょうか。あちらこちらで倒木が。これは豪快ですね。

尾根からは今日の目的地である弥山小屋の建物の一部が見えます。

うほ、意外と高低差があるなあ(汗)

こんな道を快適に進むとやがて

聖宝の宿跡という修験者の銅像が鎮座してる場所に到着。この方、もう修行要らないでしょ?と言いたくなるくらい悟り開いた顔してません?
さあ、ここからが最後のひと登りです。最初の急登で結構足が疲労していることをここで知ることになるのですが、いつもどおり、止まらず一歩ずつ進みます。手前に写っているテント泊装備のお兄さんはかなりヘロヘロになっていました。


こんなかんじで木の階段も整備されています。

もうひとがんばり!

この先は絶景が広がっていましたw 正面は山上が岳、右は大普賢岳です。いや〜、もう最高。

ゆっくり休憩をしたあと、最後のひと頑張りです。この鉄のはしごが見えたらゴールはすぐそこ。

小屋が見えました。思った以上に大規模な小屋!

弥山小屋はちょっと変わった作りで、入り口に受付がありません。呼び鈴を鳴らすと無愛想なおっさんが奥から出てきます。テント台は500円。どこに張ったらいいのですか?と聞いたら小屋の前でも、奥の林の中でもOKというので、最初は奥の林にテントを張りました。

小屋の前の道をあがると目の前に八経ヶ岳が見えます。右に行くと弥山の山頂に行けます。

まずは腹ごしらえということで、ナポリタンを作りました。やっぱり具をなにか入れたほうがいいですね。
今回の昼メシは失敗(笑)次回からはやっぱりトッピングもしくは野菜を炒めたりしてみよう。あんかけスパとかいいかも!とひらめいた。そうだ、そうしよう。


さて、林の中に張ったテントですが、途中で別の場所にもテントサイトがあることに気づきました。なんだよ、管理人はなんで教えてくれねーんだ!と思いましたが、これはなかなかよさげなテントサイトです。私のほかはまだひとりでした。夜になると、ここに8張ほど張られました。

私のテント。IBSのオリジナル。もう見かけませんね。黄色いテントはみんなモンベ〇社のものばかりです。

テントサイトの周りも苔でいっぱいでしたw

空は鱗雲で覆われてきました。明日はダメだなと判断し、明日行く予定にしていた八経ヶ岳に行くことにしました。

ふと、道のわきをみると、大峰らしい木札が。

鹿を防ぐゲートを抜けて30分ほど歩くと、山頂に到着です。360度の大展望。



釈迦ヶ岳もばっちりみえます。なかなか歩きごたえのある縦走路ですね。

テントに戻ってきてから1時間ほどうたた寝しました。隣でペグを打つ音で目が覚めました。今日の夜はカレースパゲティ。水を節約したい思いからレトルトのみにしたのですが、パスタを増量しすぎたのと、ゆで時間が長かったので、うーんな出来栄え。しかも写真映えもしないね。すんません。

小屋はこんな感じ。夜は寒いです。ダウンジャケットを着てちょうどよいかんじ。

月は一瞬出てくれましたが、すぐに雲に隠れ、その後は強い風と霧に山は包まれてました。2つ向こうのテントもぼんやりするくらいの濃霧でした。ラジオを付けましたが、19時には就寝です。まわりもマナーがよく21時には完全な静寂が訪れました。
11月4日朝。5時起床。残念ながら楽しみだった満天の星空と日の出は拝めませんでしたが、昨日の快晴でもう十分です。朝はおしるこ3パックとスライス餅です。スライス餅は1つ入れましたが、2つのほうがいいかな。

食後、テントを撤収し、昨日行かなかった弥山へ。今回の山行に感謝。6時半に出発しました。


こんな感じの霧の中を下山です。もののけが出てきそうです。また、落ち葉が登山道に落ちているので道がわかりにくいです。人がいればわかるのですが、いないとこの先はどうなっているのだろう?と2回ほど立ち止まりました。
カサカサ音がするのでよーくみると、キジがいました。野生のキジを見たのは何年ぶりでしょうか。


これも台風の影響でしょうか。

弁天の森からの下りですが、1/50000の地図では非常にわかりにくい箇所があります。道は尾根続きで続いているのではなく、いったん南東に降りて別の尾根に乗る形になるのですが、これが下り方向から見ると非常にわかりにくいので。人がいればなんということはないでしょう。しかも本来ルートではない尾根筋の木に二か所も蛍光ピンクのテープが張ってあるのです。剥がしてくればよかったなと思いました。
行者還西トンネルのほうに向かって尾根を降りていくと、駐車場の車が見えてきます。うむ、結構まだ下る必要があるんだな。明日の好天を狙ってか、登山者はどんどこ上がってきます。下山して駐車場で着替えて管理人のおっちゃんと温泉に行こうと思うけど、と話すと「今日はもみじ祭りが開催されているから洞川温泉への道はけっこう混んでいると思うよ、天川にも温泉があるよ」と教えてくれました。
309号はドキドキの道です。対向車がこないことを祈りつつ、すれ違いにドキドキしながらすすみました。夜は走りたくないですね。すでに祭りの影響がでていて人も車も増えていました。これは洞川は混みそうだなあと思い、天川に向かいました。11時からのOPEN。風呂を利用すると駐車場は120分無料になります。


非常に綺麗なお風呂でした。食堂が併設されていれば最高です。しかし、腹が減ったので横にあるいかにも個人経営の昭和の香りただよう食堂に入ってみました。たぶんこの食堂があるので、村も中に食堂を作らなかったのでしょう。で、メニューはこんなかんじ。親子丼を頼みましたが、うーん...なかんじ。おばちゃんがひとりで切り盛りしていました。小銭で払うと喜ばれますよ。まあ、地元に貢献ということで納得しましょう。

今回のお土産は沢で組んだお水とよもぎ餅ときりこ。

こちらは温泉のお土産売り場で購入しました。
帰りは行きと同じ道を通り、14時に帰宅しました。全身筋肉痛です。筋力トレーニングは必要ですね、やはり。
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