昨年11月に初めて大峰山系の弥山と八経ヶ岳に登った際に頂上から見て格好よかった大普賢岳に今年は行きたいと思っていました。東吉野村に宿を取ったのは大普賢岳の周回コースを通りたかったからでしたが、私が想定していたより宿は台高山脈寄りのため、移動時間と今日の天候から往復でギリギリかなと考えました。

まずはふるさと村で朝食。
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しっかり食べてから宿をあとにします。宿泊料3000円、夜が2200円、朝800円 (一人)これに温泉500円でひとり6500円ですよ、奥さん!こんなこと書いていたら、嫁さんから「これって大人の旅行なのかな・・・」とつぶやかれてしまいましたが、どうなんでしょ。

大普賢岳はふもとの和佐又キャンプ場からアプローチします。途中で日本オオカミの像を見つけました。ふるさと村には何も情報がありませんが、高見山で出会った奈良のおっちゃんのおかげです。1905年にこの地で捕らえられたのが、日本での最後の捕獲記録だそうです。

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大英博物館にどうやら日本オオカミのはく製があるそうですよ。この下に英語の表記があるのですが、木で全くみえません。
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和佐又までは2時間ほどかかりました。トンネルを抜けるとすぐに左側に入りますが、なかなか急な坂道でほんとにこの先にキャンプ場があるのかなあと不安になるくらいでした。我々が到着したときはまだテントも少なかったですが、風が強かったので設営には時間がかかりました。ペグを持参したほうがよいですね。
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こちらが和佐又小屋。一泊二食付きで約7000円だそうです。
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天候はすこし大気が安定しないかんじで、晴れたり曇ったりころころ変わります。最悪天候の激変も考えてその際は登山中止をすることをあらかじめ意識合わせしておきました。

登りはじめはゆるやかなブナの原生林の中を歩きます。新緑が今日もまぶしい。
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修験者が利用してであろう岩窟跡を過ぎていくとだんだん山容が変わってきます。
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谷をぐっと詰めると日本岳の稜線に出ます。ここまで不安を感じたら引き返すほうがよいでしょう。
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この先は以下のようなはしご登りの連続です。よくぞこんな登山道を整備したなあと本当に感謝です。が、だんだん太ももが上がらなくなってきました。下半身の鍛え方が足りませんね。
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稜線に出て左側に戻るような形でひとのぼりすると、大普賢岳の山頂です。
山頂はこれまた360度の大展望!
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最高です!山頂でソーセージを炒めているグループが居てちょっとうらやましかったなあ。

周回コースも考えましたが、テントサイトに着くのが17時くらいになるので止めて往路を戻ることにしました。
すっかり天候も回復し、太陽が新緑をさらにまぶしく演出してくれます。
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テントサイトに戻ってきたのが15時過ぎでした。テントサイトでカップラーメンを食べようと当初考えていましたが、早めに夕食にすることにしました。

今日は会社で引き取った五目御飯のアルファ米と麻婆春雨にソーセージと豆腐を入れたスープです。
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豆腐のおかげでするすると食べることが出来ました。
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夜は大変寒くて、ダウンジャケットがあってよかったです。朝方はテントが飛ぶかと思うくらいの強風も吹きました。シュラフカバーを持っていけばよかったなあと反省しました。