今回の山行中のたわいもないメモです。

◆テント泊

 若い人達が山にたくさんいる。それだけでおじさんはうれしい。でも話をしてみると、山小屋利用が多いような気がした。たしかに山小屋は快適だ。荷物も軽くて済むし、サービスはホテル並みとはいかないけどそれなりの食事もできるし、雨露をしのぐことも出来る。

私も昼メシを食べたりと大変お世話になっているが、いずれ体力も無くなり、山小屋しか選択肢が無くなる時期が来ると思う。だからこそ、出来る限りはテント泊をしたいと思っている。

若い人達にもテント泊登山をお勧めしたい。
テント泊で得られるもの、それは圧倒的な自由ではないかと思う。

◆ルール

 山でもやたらとルールにこだわる人がいる。
登り下りどっちが優先、右側通行左側通行。高速道路のように登山道が整備されていれば別だけど、その時の登山者の状態や混雑具合で臨機応変に判断すればよいと思っているが、中には右側通行だろ!とか下り優先だろ!とか大声出して怒り出す人(男性が多い)もいて閉口する。

きっと下界でもこの人はこんな感じのふるまいをしているのだろうと思うと、ちょっとかわいそうに思う。


◆真っ赤なマニキュア

 鏡平山荘の前のテラスで休んでいたとき、向かいに座っている若い感じの女の子がそっと靴を脱ぎ、登山用のソックスを脱ぎ始めた。こんなこと言ったら変態と言われかねないが、これが見ていてなかなか官能的だったのだ。ゆっくり脱いでゆく靴下から出てきたつま先はなんと全部真っ赤。え?血?と一瞬目を疑ったがよく見ると見事な赤いマニキュアだった。

登山をしに来ているのに、脱がなければ見えないところにおしゃれをするものなのか?
おっさんには瞬時に理解できず、しばし歩きながら考えてみても理解できず、おなごとはまこと不可解なものよと適当にごまかして脳内でまとめてみたが、やはり男と女は別の生き物だと思ったほうがよさそうだ。