2019年は梅雨入りが遅かったこともあり、海の日もほとんど雨の予報。諦めて模型工作でもしようかと思いましたが、天気予報をじっくりと見ると12日の昼から13日の午前中が唯一の曇り。2017年ごろからいままでいつでも行けるだろうと後回しにしていた山にすこしずつ登るようにしていますが、今回の海の日の連休は南アルプスの甲斐駒ケ岳と仙丈が岳に登る計画を立てていました。が、雨に降られるのは嫌なので、行程を短縮し、金曜日に移動、土曜日13日に甲斐駒をアタックする計画に変更しました。
だって、あとで行けたとわかったらガックリしますからね。
2019年7月12日(金)
朝3時に起床、3時50分に自宅出発。伊那ICから下道で9時過ぎに仙流荘バス亭に到着しました。当初は渋滞を想定していましたが、平日故か快調。駐車場で着替えて10時のバスに乗りました。乗客は10人ほど。北沢峠には11時過ぎに到着です。ガスがかかっており、山の眺望はいまいち。鋸岳もあまり見えませんでした。林道脇の白樺の幹に熊の爪痕が多数あり、バスの運転手さんもここ数週間よく林道で熊を見かけるとのこと。登山道での目撃情報は無いとのことでしたが、ちょっと緊張しますね。また、歌宿にはヘリ用の荷物集積場があるのですが、悪天でずっとヘリが飛べず、山小屋は歩荷で荷物を上げているとのことでした。はやく梅雨明けしてほしいなあ。
こちらが北沢峠。
ほんまにただの峠です。展望は無し(笑)
ここから長衛小屋のキャンプ場までは10分です。
すこし山梨側に下り、左側に下りていきます。
長衛小屋の前はかなり大きなテントスペースがありますが、明日はこれがいっぱいになるのでしょうか。私が到着したときは15張。夕方で40張でした。
さて、テント設営後体力も有り余っているので、翌日の下見をしようと思い、仙水峠まで上がることにしました。
最初は川沿いの道を歩きます。
ところどころ登山道を川が横断するので暗がりだとわかりにくそうです。
丸木橋を何度か渡ります。蛍光オレンジのマーキングがところどころにあります。
20分ほど歩くと、仙水小屋に到着です。
現場事務所をそのまま小屋にしたような昭和なかんじの小屋ですね。
裏にはテントサイトもありますが、最大10張くらいでしょうか。
樹林の中ですこし暗いし、若干ですが、じめじめしている印象です。
長衛小屋前のキャンプ場の喧騒が嫌ならばこちらにテントを張るという選択肢もありますが、私は下のテント場でいいなあと。
仙水峠まではここから樹林を抜け、岩のごろごろをした道を30分ほど歩くと到着です。
コースタイムより早く歩けますね。
ここからは甲斐駒ケ岳がばっちり見えます。思わず声を上げてしまいました。
しだいに青空が見えてきました。
もうすこし行けるかなと、駒津峰の途中まで登りましたが、コースタイムを見ると峠から3時間。
となると、登頂は16時になってしまいます。ちょっと天候が変わるとまずいなあと思い、また初めての山なので無謀登山はやめようと考えそのまま下ることにしました。もし過去にこの山に登った経験があれば、間違いなく行っていますね。ここから2時間で行けることがわかっているので。
まあ、はじめての山での無理は禁物です。判断は正しかったと思います。
帰りは苔むした樹林帯をゆっくり下りました。
峠手前の岩海は目印がケルンくらいしかありません。
明日は暗がりを歩くつもりなのでこれを目印にしようと迷いそうな箇所は覚えながら下りましたよ。
汗まみれになりましたので、テントの中で着替えます。
今回は雨に打たれる前提なので着替えを沢山もってきました。着替えると気持ちいいですね。
さて、今日の晩御飯はメスティンとバーナーパッドの組み合わせによる炊飯と無印良品のタイカレーです。ご飯はすこし固めでしたが、うまく焦げずに炊けました。もうすこし蒸らす時間を増やしてもよかったかも。しかし、1合はすこし多いですね。次回はもうすこし減らします。
ちなみに白いのはシリコンのへら。100均(セリア)で購入。
雑誌ワンダーフォーゲルに便利と紹介されていたのでさっそく導入しました。
食後はチャイ。チャイミックスもお勧め!
キャンプ場はラジオも携帯も電波が入らないので、20時ごろに就寝しました。
星はすこし見えますが、明日は曇りでしょう。2時に目覚ましをかけました。
2019年7月13日(土)
2時前に目が覚めたので、アラームを消して起床。
起きているテントは私のほかに1張くらいですね。
さて、今日の朝はホットドックの予定です。
が、もってきたはずのケチャップが見当たりません。たしかに入れたはずなのに見当たりません。ソーセージとキャベツだけではちょっとツライので悩んだ末、予備食として持参した日清のやきそばを使って味付けをし、焼きそばドックにすることにしました。
テントの中で調理しているし、暗がりなのでなんだかまずそうに見えますが(;^ω^)
キャベツ2−3人前、ソーセージ8本を入れた結果、大盛り焼きそばになってしまいました。
朝からこんなに食えるわけがない!!!アホアホアホ!!!
仕方無いので焼きそばとソーセージを3本だけ食べて朝メシとし、残りは焼きそばドックにしてこれを行動食にすることにしました。せっかく無印良品で行動食を選んで持ってきたのにまったく使う機会がありません。ちょっと食料計画がおおざっぱすぎたのは反省ですね(;^ω^)
3時過ぎにヘッドランプを付けて出発です。
私のテントの隣のお姉さんも「いまから出ます」とのことでしたが、待っているのも無粋なので先にいくことにしました。道は本当に真っ暗でテーピングも薄いのでわかりにくいです。下見しておいてよかったなと心から思いました。たぶん下見をしていなかったら途中で止めていたと思います。
薄暗い樹林帯の中を進み、丸木橋を渡ります。右岸上方面に沢山の明かりが見えます。あれ、止まってぞ、団体かなと思ってよ〜く見ると仙水小屋の明かりでした。ほっ。ここから樹林を抜けて岩海を歩きます。ケルンを目印に歩きます。先行者のライトが見えました。が、どうやら岩海から峠へ抜ける道をロストした模様。下に下っているのが見えます。私がルートを見つけて進むと後ろからついてきました。峠で何か声をかけてくれるのかなと思いきや、そのまま駒津峰に登っていきました。若いなあと思って私はここでドリンク休憩。まだ甲斐駒はこんな感じです。
歩きだすと先ほどの先行者がすぐ先で休んでいました。
すぐに追いついてくるだろうと思いきやなかなか来ません。
バテたのかな?
私はそのまま尾根をどんどん歩いて高度を稼ぎます。
振り返ると鳳凰三山がばっちり拝めます。
オベリスクも見えますね。
ん?あれは、富士山じゃないか!
駒津峰まで仙水峠から1時間で到着しました。
意外と早い???トレーニングのおかげでしょうか。
ここからがいよいよ今回の登山の核心です。
おかげでガスは晴れてくれました。
鞍部に下りたところが8合目になります。
ここから先は迂回ルートと直登ルートの二つがあります。
直登ルートはこんな感じですが、三点支持が出来れば大丈夫!おら、わくわくすっぞぉ!
直登を終え右にトラバースしたあと、左にあがっていくと看板の裏から登頂です。
6時半!3時間20分でした。ガスも切れて景色も拝めました!!!
黒戸尾根の七丈小屋から上がってきた登山者と会い、記念撮影をお願いしました。
ここで甲斐駒ドックを食べます(笑)
栄養満点、エネルギーチャージですw
しばし展望を楽しんだあとは直登ルートをまた下山しました。ガスのかかっているところが駒津峰。
鋸岳もばっちり見えます。かっこいいねえ。
なんと、鋸岳の奥には槍が岳と穂高も!
鳳凰三山からの富士山もばっちりwww
北岳も
仙丈が岳も。この山は次回のお楽しみにしよう。
素晴らしい眺望を楽しみながら下山し、峠に下りてきました。
雨にも降られず本当にラッキーです。
峠からはさらにゆっくりと下ります。
途中で歩荷さんに会いました。おそらく仙水小屋の方でしょうね。
テントサイトには10時に到着しました。
ゆっくり写真を撮って下ったこともあり、往復7時間かかりました。
今日の昼メシは(も)、甲斐駒ケ岳ドック(笑) 作りすぎ!
原因は食料を会社帰りに阪急オアシスで買ったこと。
一人用ならコンビニのほうがいいねえ。
となりのテントのお姉さんはいま甲斐駒から降りてきたのに、これから仙丈に行くとのこと。ここに居ても暇なので、だって。世の中すごい人沢山いるなあ。もしかして業界の有名人だったのかしら(;^ω^)
今日は午後からは雨だろうと想定し、さっさとテント撤収。
12時にバス亭に着きました。
ここでまったりバスを待っていたらなんと12時半の臨時便が出るとのこと。
運転席後ろの席に座ることができました。
太平山荘を過ぎてカーブを曲がってところでなんと小熊を発見!運転手も車を止めてくれました。
よく見るとかわいいけど、登山道で会いたくないなあ。
わたし、登山歴約30年ですが、野生の熊を見たのがこれが初めてです!
今回はいろいろとラッキーです。熊の立場から見るとアンラッキーでしょうけど。
仙流荘に着いたころ、雨が降りだしました。
ここで500円の風呂を借り、汗を流しました。お湯はもうすこし熱くてもよかったなあ。さて、おなかもすこし減ったし、ここでたべようかなと食堂に行ったら14時でおしまいでした。伊那名物のローメンかかつ丼でもたべようかとガイドを見ても14時半で終了のお店が多いです。ありゃまあ。どうしようかとガイドを見ていると、高遠の蕎麦屋さんが15時半まで空いてます。伝統のそばを食べさせてくれる店のようなので車で20分ほど走らせました。
お客さんは誰もいなかったので、ちょっとドキドキしました。
そりゃお昼はとうに過ぎているもんね。
こんなふうに焼き味噌をお出汁に溶いてたべるんです。
これちょいとクセになります。もちろんそばもおいしくて。また行きたいお店が出来ました。
このころから雨は本降りになりました。このまま関西まで帰る予定でしたが、途中で眠くなり、判断力も低下してきたので、高速を降りて田舎に立ち寄ることに。両親には事前に話をしていなかったので驚かせてしまいました(;^ω^)
家で獲れたナス料理をごちそうになりました。
今回の伊那のガイドブックを見せると父は大変喜びました。その昔、祖母と一緒に伊那の映画館に行き、イングリットバーグマンの「ガス燈」という映画を見たことを話してくれました。昭和20−23年ごろの話だそうです。また、ザザムシは飯田では食べなかった、蜂の子やイナゴは食べたという話を嬉しそうに語ってくれました。22時ごろ布団に入り、そのままアッという間に寝てしまいました。やはり、二日連続朝早く起きて動いていたので体もすっかり山時間だったようです。無理して帰らなくてよかったです。このあたりは車移動の弱点ですね。
さて、今回の山行は梅雨の晴れ間を狙って1座を狙う登山でした。読みがあたったおかげで楽しい登山が出来ました。無理すれば翌日も前日も行けたと思いますが、このあたりのバランスが中年登山者には肝心と思います。また、1か月前から手術後でなまった体を取り戻そうと走ったり筋トレしたりした効果はあり、筋肉痛にもならず、バテることもありませんでした。これは継続していきたいと思います。テントサイトで出会った66歳の登山者はいまだにテント山行をされていましたが、普段はロードバイクで鍛えて、大会にも出ているとのこと。普段鍛えておかないと山では楽しめないよねえと言われましたが、おっしゃるとおりだと思いました。私も何か始めようかしらと思った2019年の山行でした。
その他雑感
北沢峠で同じ年齢くらいの登山者がバス亭であー、疲れた疲れたあと、Tシャツ脱いでぶよぶよした体を晒しながら汗を拭いてました。正直不快でした。私も中年のオッサン登山者なのでこのあたりは気を付けたいと思います(;´・ω・)
だって、あとで行けたとわかったらガックリしますからね。
2019年7月12日(金)
朝3時に起床、3時50分に自宅出発。伊那ICから下道で9時過ぎに仙流荘バス亭に到着しました。当初は渋滞を想定していましたが、平日故か快調。駐車場で着替えて10時のバスに乗りました。乗客は10人ほど。北沢峠には11時過ぎに到着です。ガスがかかっており、山の眺望はいまいち。鋸岳もあまり見えませんでした。林道脇の白樺の幹に熊の爪痕が多数あり、バスの運転手さんもここ数週間よく林道で熊を見かけるとのこと。登山道での目撃情報は無いとのことでしたが、ちょっと緊張しますね。また、歌宿にはヘリ用の荷物集積場があるのですが、悪天でずっとヘリが飛べず、山小屋は歩荷で荷物を上げているとのことでした。はやく梅雨明けしてほしいなあ。
こちらが北沢峠。
ほんまにただの峠です。展望は無し(笑)
ここから長衛小屋のキャンプ場までは10分です。
すこし山梨側に下り、左側に下りていきます。
長衛小屋の前はかなり大きなテントスペースがありますが、明日はこれがいっぱいになるのでしょうか。私が到着したときは15張。夕方で40張でした。
さて、テント設営後体力も有り余っているので、翌日の下見をしようと思い、仙水峠まで上がることにしました。
最初は川沿いの道を歩きます。
ところどころ登山道を川が横断するので暗がりだとわかりにくそうです。
丸木橋を何度か渡ります。蛍光オレンジのマーキングがところどころにあります。
20分ほど歩くと、仙水小屋に到着です。
現場事務所をそのまま小屋にしたような昭和なかんじの小屋ですね。
裏にはテントサイトもありますが、最大10張くらいでしょうか。
樹林の中ですこし暗いし、若干ですが、じめじめしている印象です。
長衛小屋前のキャンプ場の喧騒が嫌ならばこちらにテントを張るという選択肢もありますが、私は下のテント場でいいなあと。
仙水峠まではここから樹林を抜け、岩のごろごろをした道を30分ほど歩くと到着です。
コースタイムより早く歩けますね。
ここからは甲斐駒ケ岳がばっちり見えます。思わず声を上げてしまいました。
しだいに青空が見えてきました。
もうすこし行けるかなと、駒津峰の途中まで登りましたが、コースタイムを見ると峠から3時間。
となると、登頂は16時になってしまいます。ちょっと天候が変わるとまずいなあと思い、また初めての山なので無謀登山はやめようと考えそのまま下ることにしました。もし過去にこの山に登った経験があれば、間違いなく行っていますね。ここから2時間で行けることがわかっているので。
まあ、はじめての山での無理は禁物です。判断は正しかったと思います。
帰りは苔むした樹林帯をゆっくり下りました。
峠手前の岩海は目印がケルンくらいしかありません。
明日は暗がりを歩くつもりなのでこれを目印にしようと迷いそうな箇所は覚えながら下りましたよ。
汗まみれになりましたので、テントの中で着替えます。
今回は雨に打たれる前提なので着替えを沢山もってきました。着替えると気持ちいいですね。
さて、今日の晩御飯はメスティンとバーナーパッドの組み合わせによる炊飯と無印良品のタイカレーです。ご飯はすこし固めでしたが、うまく焦げずに炊けました。もうすこし蒸らす時間を増やしてもよかったかも。しかし、1合はすこし多いですね。次回はもうすこし減らします。
ちなみに白いのはシリコンのへら。100均(セリア)で購入。
雑誌ワンダーフォーゲルに便利と紹介されていたのでさっそく導入しました。
食後はチャイ。チャイミックスもお勧め!
キャンプ場はラジオも携帯も電波が入らないので、20時ごろに就寝しました。
星はすこし見えますが、明日は曇りでしょう。2時に目覚ましをかけました。
2019年7月13日(土)
2時前に目が覚めたので、アラームを消して起床。
起きているテントは私のほかに1張くらいですね。
さて、今日の朝はホットドックの予定です。
が、もってきたはずのケチャップが見当たりません。たしかに入れたはずなのに見当たりません。ソーセージとキャベツだけではちょっとツライので悩んだ末、予備食として持参した日清のやきそばを使って味付けをし、焼きそばドックにすることにしました。
テントの中で調理しているし、暗がりなのでなんだかまずそうに見えますが(;^ω^)
キャベツ2−3人前、ソーセージ8本を入れた結果、大盛り焼きそばになってしまいました。
朝からこんなに食えるわけがない!!!アホアホアホ!!!
仕方無いので焼きそばとソーセージを3本だけ食べて朝メシとし、残りは焼きそばドックにしてこれを行動食にすることにしました。せっかく無印良品で行動食を選んで持ってきたのにまったく使う機会がありません。ちょっと食料計画がおおざっぱすぎたのは反省ですね(;^ω^)
3時過ぎにヘッドランプを付けて出発です。
私のテントの隣のお姉さんも「いまから出ます」とのことでしたが、待っているのも無粋なので先にいくことにしました。道は本当に真っ暗でテーピングも薄いのでわかりにくいです。下見しておいてよかったなと心から思いました。たぶん下見をしていなかったら途中で止めていたと思います。
薄暗い樹林帯の中を進み、丸木橋を渡ります。右岸上方面に沢山の明かりが見えます。あれ、止まってぞ、団体かなと思ってよ〜く見ると仙水小屋の明かりでした。ほっ。ここから樹林を抜けて岩海を歩きます。ケルンを目印に歩きます。先行者のライトが見えました。が、どうやら岩海から峠へ抜ける道をロストした模様。下に下っているのが見えます。私がルートを見つけて進むと後ろからついてきました。峠で何か声をかけてくれるのかなと思いきや、そのまま駒津峰に登っていきました。若いなあと思って私はここでドリンク休憩。まだ甲斐駒はこんな感じです。
歩きだすと先ほどの先行者がすぐ先で休んでいました。
すぐに追いついてくるだろうと思いきやなかなか来ません。
バテたのかな?
私はそのまま尾根をどんどん歩いて高度を稼ぎます。
振り返ると鳳凰三山がばっちり拝めます。
オベリスクも見えますね。
ん?あれは、富士山じゃないか!
駒津峰まで仙水峠から1時間で到着しました。
意外と早い???トレーニングのおかげでしょうか。
ここからがいよいよ今回の登山の核心です。
おかげでガスは晴れてくれました。
鞍部に下りたところが8合目になります。
ここから先は迂回ルートと直登ルートの二つがあります。
直登ルートはこんな感じですが、三点支持が出来れば大丈夫!おら、わくわくすっぞぉ!
直登を終え右にトラバースしたあと、左にあがっていくと看板の裏から登頂です。
6時半!3時間20分でした。ガスも切れて景色も拝めました!!!
黒戸尾根の七丈小屋から上がってきた登山者と会い、記念撮影をお願いしました。
ここで甲斐駒ドックを食べます(笑)
栄養満点、エネルギーチャージですw
しばし展望を楽しんだあとは直登ルートをまた下山しました。ガスのかかっているところが駒津峰。
鋸岳もばっちり見えます。かっこいいねえ。
なんと、鋸岳の奥には槍が岳と穂高も!
鳳凰三山からの富士山もばっちりwww
北岳も
仙丈が岳も。この山は次回のお楽しみにしよう。
素晴らしい眺望を楽しみながら下山し、峠に下りてきました。
雨にも降られず本当にラッキーです。
峠からはさらにゆっくりと下ります。
途中で歩荷さんに会いました。おそらく仙水小屋の方でしょうね。
テントサイトには10時に到着しました。
ゆっくり写真を撮って下ったこともあり、往復7時間かかりました。
今日の昼メシは(も)、甲斐駒ケ岳ドック(笑) 作りすぎ!
原因は食料を会社帰りに阪急オアシスで買ったこと。
一人用ならコンビニのほうがいいねえ。
となりのテントのお姉さんはいま甲斐駒から降りてきたのに、これから仙丈に行くとのこと。ここに居ても暇なので、だって。世の中すごい人沢山いるなあ。もしかして業界の有名人だったのかしら(;^ω^)
今日は午後からは雨だろうと想定し、さっさとテント撤収。
12時にバス亭に着きました。
ここでまったりバスを待っていたらなんと12時半の臨時便が出るとのこと。
運転席後ろの席に座ることができました。
太平山荘を過ぎてカーブを曲がってところでなんと小熊を発見!運転手も車を止めてくれました。
よく見るとかわいいけど、登山道で会いたくないなあ。
わたし、登山歴約30年ですが、野生の熊を見たのがこれが初めてです!
今回はいろいろとラッキーです。熊の立場から見るとアンラッキーでしょうけど。
仙流荘に着いたころ、雨が降りだしました。
ここで500円の風呂を借り、汗を流しました。お湯はもうすこし熱くてもよかったなあ。さて、おなかもすこし減ったし、ここでたべようかなと食堂に行ったら14時でおしまいでした。伊那名物のローメンかかつ丼でもたべようかとガイドを見ても14時半で終了のお店が多いです。ありゃまあ。どうしようかとガイドを見ていると、高遠の蕎麦屋さんが15時半まで空いてます。伝統のそばを食べさせてくれる店のようなので車で20分ほど走らせました。
お客さんは誰もいなかったので、ちょっとドキドキしました。
そりゃお昼はとうに過ぎているもんね。
こんなふうに焼き味噌をお出汁に溶いてたべるんです。
これちょいとクセになります。もちろんそばもおいしくて。また行きたいお店が出来ました。
このころから雨は本降りになりました。このまま関西まで帰る予定でしたが、途中で眠くなり、判断力も低下してきたので、高速を降りて田舎に立ち寄ることに。両親には事前に話をしていなかったので驚かせてしまいました(;^ω^)
家で獲れたナス料理をごちそうになりました。
今回の伊那のガイドブックを見せると父は大変喜びました。その昔、祖母と一緒に伊那の映画館に行き、イングリットバーグマンの「ガス燈」という映画を見たことを話してくれました。昭和20−23年ごろの話だそうです。また、ザザムシは飯田では食べなかった、蜂の子やイナゴは食べたという話を嬉しそうに語ってくれました。22時ごろ布団に入り、そのままアッという間に寝てしまいました。やはり、二日連続朝早く起きて動いていたので体もすっかり山時間だったようです。無理して帰らなくてよかったです。このあたりは車移動の弱点ですね。
さて、今回の山行は梅雨の晴れ間を狙って1座を狙う登山でした。読みがあたったおかげで楽しい登山が出来ました。無理すれば翌日も前日も行けたと思いますが、このあたりのバランスが中年登山者には肝心と思います。また、1か月前から手術後でなまった体を取り戻そうと走ったり筋トレしたりした効果はあり、筋肉痛にもならず、バテることもありませんでした。これは継続していきたいと思います。テントサイトで出会った66歳の登山者はいまだにテント山行をされていましたが、普段はロードバイクで鍛えて、大会にも出ているとのこと。普段鍛えておかないと山では楽しめないよねえと言われましたが、おっしゃるとおりだと思いました。私も何か始めようかしらと思った2019年の山行でした。
その他雑感
北沢峠で同じ年齢くらいの登山者がバス亭であー、疲れた疲れたあと、Tシャツ脱いでぶよぶよした体を晒しながら汗を拭いてました。正直不快でした。私も中年のオッサン登山者なのでこのあたりは気を付けたいと思います(;´・ω・)
コメント
コメント一覧 (6)
オペ後の自主トレの甲斐もあったとのことですが、正直こんなにも早く本格的登山を再スタートしたことに驚きました。
それにしても大笑いしたのが「甲斐駒ドック」!
ネーミングもさることながら、機転の利いた焼きそばには「さすが」としか言いようがありません。
笑いながらも「これ、絶対旨いぞー!」ってのが伝わってきます。
メッシュのバーナーパットは自分も時々使っています。
雪山での朝食において、たまに餅を焼く時に重宝しますね。
どうぞこれからも健康第一で登山を続けてください。
ちなみに私は明日から北アルプスに行ってきます。
今年も懲りずに劔岳ですが・・・(笑)。
去年雪渓がズタズタで入山禁止だった長治郎谷から登ります。
佐俣は二度登りましたが、右俣は今回が初めてです。
わざわざ遠回りして北方稜線経由での登頂ですが、楽しんできます。
甲斐駒ヶ岳は、素敵な山ですね^^
実は私も、梅雨時期の思いがけない晴れ間に甲斐駒ヶ岳を歩いたから・・・
http://www.e-iserv.jp/top/driverecorder/DRT-AN1/
私のヤマレコ記録です。
ぶよぶよ躰のおっさんの話、女性には絶対にありえないので、あれはホント嫌ですねー
イケメン、素敵な体ならOK?は、ないですーー;
剱岳は北方稜線からですか、かっこいいなあ。レポ楽しみにしています。甲斐駒ドッグは正直作りすぎました(笑)なお、ケチャップはケースの奥に隠れているのが後日発見されました( ;∀;)メッシュは餅焼きにも使えるのですね。なるほど。いろいろ試してみます。
ご無沙汰しています。リンクはドラレコだったのですが、あり?(;^ω^) 甲斐駒はかっこいい山でした。深田氏が絶賛するのもなるほど納得の山ですね。疲れているのも、汗だくなのもみんな一緒なので、やるならトイレか建物の裏でやってくれと思いますね。みっともない登山者にはならないように特に最近気を付けていますw
自分も仙水峠のとこの岩塊を暗いうちに通過するとき、道を失ったことがあります。
そのとき、後ろから来た人をやり過ごして、何食わぬ顔で跡をつけた記憶があります。
そうか、あのときの先行者は腹ペコさんだったのか!・・・んな訳ないですね、もう20年も前の話です。
甲斐駒ドック3連星の写真は圧巻で、笑ってしまいました(失礼)
TAKAさんと同じく、やきそばのアレンジはさすがと思いました。