近年まれにみる長梅雨とのこと。来る日も来る日も雨。太陽の存在を忘れてしまったかのようだ。COVID-19 の影響で外出や登山を控えていたこともあり、2020年はまだ山らしい山に行っていない。午前中は天気も持つだろうと想定し、六甲の前衛峰である荒地山に行くことにした。

阪急芦屋川駅から高座の滝に向かう坂道の途中を右に折れて城山に向かう。今日はあいにくの天気ということで登山者も少ない。

城山途中にある展望の聞く休憩場所。さすがにアベノハルカスもかすんでいた。
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城山の山頂には阪神タイガースファンにはおなじみのサンテレビの中継アンテナがある。これは下からでもよく見える。
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ここから荒地山へ稜線づたいに登ることにする。本当はここで終わりにしようと思ったが、思ったよりも調子はよかったので、これは歩けるなと確信し、先に進むことにした。
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最初の鉄塔では工事をしていた。建て替えをする模様。重機はヘリで揚げたのだろうか。
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本日目指す山は奥の山。
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稜線を歩いていくと、いよいよ荒地山の玄関ともいうべき、「岩はしご」が現れる。
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写真よりも高度感はあるぞ。
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どんどん高度を稼いでいく。この景色が一番好きだ。海も近いし、山も近い。

あー!幸せ。
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いつもは、左手の岩場で休憩するが、今日は足元が悪かったので、途中まで行ったがやめることにした。なんとなくスリップしてケガをしそうな予感がしたからだ。こういう予感はわりと信じるようにしている。

スリリングで高度感あふれる岩の道を超えると、荒地山への山頂はまた樹林への道を歩く。山頂というには、あまりにも寂しい山頂である。標高もまさかの549m。さきほどの高度感がうそのようだ。
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雨が午後は降りそうだ。谷は止めて稜線を歩いて下山することに決めた。
六甲山も雲に包まれている。
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縦走路へ戻る。途中の風吹岩跡は、長雨で緩んでいるせいか、立ち入り禁止に。
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このあたりから雨脚が強くなった。合羽を着て木の下で雨宿り。これもなかなか出来ない経験だ。楽しもう。高座の滝もいまだかつて見たことのないような水量だった。雨のおかげで夫婦滝が良く見えた。
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いつもは登山者でにぎわう高座の滝の前も2名のみ。なんと大谷茶屋は休業していた。COVID-19 の影響だろうか。手前の滝の茶屋は営業していたが、お客はゼロだった。
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お腹も空いたので、阪急芦屋川の商店街にある中華料理店に入った。やる気のない雰囲気満点の店員にやばいなと思ったが、想像通り。から揚げ定食1200円は高いね。おれが作ったから揚げのほうがウマイよ。小ラーメンは冷えた体にはおいしかったとだけ記しておこう。中華なら、JR芦屋駅のCOOPのある地下一階にあるお店(店名忘れた)がお勧め。

〆はちょいと残念ではあったが、ひさしぶりに山を歩いた。ただ、それが嬉しかった。来週はアルプス登山を想定して、もうすこし標高の高い山を登りたいと考えている。