隠居おやじの思いつくまま

先月は、20回もコンサートに行くことができただけでなく、ROH英国ロイヤルオペラハウスのライブビューイングをはじめ映画を5本も見ることができました。
5月の旅行記もアップでき、頑張った1か月を過ごすことができました。
以下に、その記録を。

2018/6/2        14:00   新国立  ベートーヴェン:フィデリオ     

カタリーナ・ワーグナーDir、飯森泰次郎Con、東京SO、新国立劇場Cho       

黒田博、Mクプファー=ラデッキー、ステファン・グールド、リカルダ・メーベルト、妻屋秀和、石橋栄美、鈴木准

       

2018/6/3        15:00   ハル    シューベルティアーデ#20、音は語る     

シューベルト:即興曲op90、歌曲より音楽に寄せて・ます・セレナーデ・水車職人と小川、野ばら・万霊節の連祷、君こそは憩い、アルペジオーネソナタ a D821  

五嶋史誉Pf、野村友紀Vc

 

2018/6/5        16:40   名外大 コミュニケーションP    

フランス音楽の歓び・ドビュッシー没後100年を超えて     

クープラン:クラヴサン曲集13組曲より、ラモー:クラヴサン曲集(1724/28)より、ドビュッシー:選ばれた乙女、夢、レント、サティ:グノシェンヌ#1     

トーク&ピアノ:青柳いづみこ    

 

2018/6/6        18:45   宗次    ヴィオラ・スペース2018 名古屋 

バルトーク:44の二重奏曲より6曲、シューマン:VnS#1、野平一郎:トランスフォルマシオン、シューベルト:アルペジオーネソナタ a DF821、ヴュータン:カプリッツィオ、ブラームス:VaS#2 Eフラットop120-2      

アントワン・タメスティ、ルオシャ・ファン、セジュン・キム、ジーユー・シェンVa、木田洋子Pf

       

2018/6/7        10:30   ヤマハ・グランドピアノサロン   

ピティナ・ピアノ曲辞典公開コンサート~サロンで味わう珠玉の小品集       

メンデルスゾーン:無言歌集#6op67#1,3,6#8op102~#16、シューマン:3つの幻想小曲集op111、シューベルト:PfS#14 a D784、ワーグナー:イゾルデの愛の死      

梅田智也Pf     

 

2018/6/7        13:30   宗次   

アルセーニ・タラセヴィチ=ニコラーエフ ピアノコンサート       

ニコラーエワ:演奏会用練習曲op13c#,f#、プロコフィエフ:束の間の幻影op22、スクリャービン:PfS#5op53、リスト:超絶技巧練習曲~#11,#12、ラフマニノフ:楽興の時op16    

       

2018/6/9        14:00   宗次    デンマークSQ   

モーツァルト:SQ#17 B♭K458狩、「ウッド・ワークス」(北欧民謡集)、ベートーヴェン:SQ#15 d op132

               

2018/6/9        17:30   NBK    

マット・ハイモヴィッツ バッハへの序曲~無伴奏チェロリサイタルリサイタル       

Fグラス:序曲、バッハ:無伴奏チェロ組曲#1、Dユン:ヴェロニカ、バッハ:無伴奏チェロ組曲#2,3、Vアイヤー:ラン

               

2018/6/11       19:00   宗次    クインテット・アヴァロン       

ファルカシュ:17世紀の古典ハンガリー舞曲集、ムチンスキー:木管五重奏曲op45、ラヴェル:クープランの墓、ライヒャ:木管五重奏曲 E♭op88-2、ストラヴィンスキー:プルチネッラ     

橋本岳人Fl、寺島陽介Ob、安土真弓Hr、ゲオルギ・シャシコフFg、ロバート・ボルショスCl   

 

2018/6/12       13:30   宗次    ヴァハン・マルディロシアン ピアノコンサート   

ベートーヴェン:PfS#8 c op13悲愴、#15 D op28田園、コミタス:ピアノのための6つの舞曲、ベートーヴェン:PfS#14 f# op27-2月光

               

2018/6/15       18:45   市民大  名フィル#458定期  

トルストイ「戦争と平和」×プロコフィエフ       

プロコフィエフ:歌劇「戦争と平和」op91序曲、チャイコフスキー:PfCon#1 b♭op23、プロコフィエフ:Sym#7 c# op131青春      

小泉和裕Con、小山実稚恵Pf     

 

2018/6/16       10:00   イオンシネマ長久手      万引き家族

                       

2018/6/16       15:00   しらかわ        中部フィル♯62定期     

ブラームス:Sym#3 F op90PfCon#2 B♭op83      

秋山和慶Con、北村朋幹Pf

       

2018/6/16       18:00   宗次    田部京子 ピアノリサイタル     

シューベルト:即興曲D935op142、メンデルスゾーン:「夏の名残りのバラ」による幻想曲op15、シューマン:謝肉祭op9

       

2018/6/18       18:45   宗次    トリオ・ヴァンダラー   

アレンスキー:PfTrio#1 d op32、シューベルト:PfTrio#2 E♭op100D929     

トリオヴァンダラー:ヴァンサン・コックPfJ-M・フィリップ=ヴァルジャベディアンVn、ラファエル・ピドゥVc     

 

2018/6/19       10:00   イオンシネマベイシティ名古屋    家族はつらいよⅢ       

               

2018/6/19       12:35   イオンシネマベイシティ名古屋    空飛ぶタイヤ

                       

2018/6/19       15:30   イオンシネマベイシティ名古屋    ROHヴェルディ:マクベス

フィリダ・ロイドDir、アントニオ・パッパーノCon、英国ロイヤルオペラハウス管弦楽団・合唱団

ジェリコ・ルチッチ、アンナ・ネトレプコ、イルデブランド・ダルカンジェロ、ユシフ・エイヴァゾフ

       

2018/6/21       12:40   イオンシネマ長久手      羊と鋼の森

                       

2018/6/22       13:30   宗次    美しい日本の四季、ロシアの四季 

チャイコフスキー:それは早春のことだった、私は窓を開けた、滝廉太郎:納涼・秋の月、成田為三:浜辺の歌、小林秀雄:落葉松、ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」~祖国の敵、他、チャイコフスキー:四季op37bis       

ヴィタリ・ユシマノフBr、田中正也Pf    

 

2018/6/22       18:45   しらかわ        竹澤恭子ヴァイオリンリサイタル 

イザイ:悲劇的な詩op12、ブロッホ:ニーグン、ラヴェル:VnS G、クライスラー:スペイン舞曲・愛の悲しみ・スラブ幻想曲、フランク:VnS A  

竹澤恭子Vn、児玉桃Pf  

 

2018/6/23       19:00   5/R     トリオ・アンシャンテ演奏会     

ドビュッシー:PfTrio G:ショスタコーヴィチ:PfTrio#1 c op8、チャイコフスキー:PfTrio a op50偉大な芸術家の思い出に   

トリオ・アンシャンテ:大島理沙子Vn、米元希Vc、谷口若菜Pf      

2018/6/24       15:00   宗次    イリヤ・イーティン ピアノリサイタル   

モーツァルト:PfS#12 F K332#14 c K457#15 F K533、シューマン:交響的練習曲 op13

               

2018/6/29       13:30   宗次    マイ・ハートSQ 

モーツァルト:SQ#21 D K575プロシャ王#1、ヒナステラ:SQ#1 op20、グリーグ:SQ op27    

辻井淳、釋伸司Vn、沖田孝史Va、雨田一考Vc

       

2018/6/29       18:30   市民大  プッチーニ:トゥーランドット   

ロベルト・ディ・シモーネDir、ジャンパウロ・ビサンティCon、伊バーリ歌劇場管弦楽団・合唱団

マリア・グレギーナ、マルコ・ベルティ、ヴァレリア・セペ、アレッサンドロ・スピーナ他

第7~8日 5月22日()~23日() 
 ウィーン→フランクフルト→日本


いよいよ旅行も最終段階である。豪華な朝食後、出発までの時間に、オペラ座前まで散歩して、オペラ座前の交差点地下をぶらつき、ちょうど開店した土産屋で、私の道具を買い足した。道具といっても、単なるウィーンをプリントしたエプロンなのだが。

2018-05-22 13.39.21



930ホテル出発。帰国便は1530発なので、半日の余裕がある。一同とても素敵な名前のバスに乗って、ベルヴェデーレ宮殿上宮の美術館に向かいます。

2018-05-22 19.09.42

ウィーンを一望できる素晴らしい立地のこの宮殿美術館は、ウィーンを代表する画家クリムトとシーレらのウィーン世紀末作品で有名です。時間があれば、それ以外の膨大な展示を見るとよいのでしょうが、今回はガイドさんの案内で良いとこ取りの見学です。

2018-05-22 17.38.51
2018-05-22 17.08.10-2

 

オーギュスト・ロダン:グスタフ・マーラー

2018-05-22 17.12.44

 

フックス・クリンガー:ベートーヴェン

2018-05-22 17.13.51

 

グスタフ・クリムト

ユディットⅠ

2018-05-22 17.13.29

接吻

2018-05-22 17.19.45

カンマー城前の公園の並木道

2018-05-22 17.20.17

ソニアクリプス

2018-05-22 17.21.14

クリッツァ・リードラー

2018-05-22 17.21.27-1

オーバーエスターライヒの農家

2018-05-22 17.30.05

 

エゴン・シーレ

エディット・シーレ 座る画家の妻

2018-05-22 17.21.37

家の壁(窓の壁)

2018-05-22 17.30.15

出版者 エドゥアルト・コスマック

2018-05-22 17.30.39

4本の樹

2018-05-22 17.33.46

死と乙女

2018-05-22 17.37.00

 

クロード・モネ:ジヴェルニーのモネの庭の道

2018-05-22 17.45.02

 

これらの作品以外にも、中世、バロック、ビーダーマイヤー・ロマン主義、印象主義、歴史主義などのコレクションもたくさんあるようですが、今回はお預けのまま、退館しました。

バスまでの行程で、ブルックナーの史跡を発見できたのも、嬉しかったですね。

2018-05-22 16.53.28

 

空港までの道のりにある、中央墓地にも降りて、作曲家たちのお墓も訪れることができました。

2018-05-22 18.38.27
2018-05-22 18.43.59

 

あとは、13時頃にウィーン空港に入り、各自昼食を取ったのち1530発のOS131便でフランクフルト空港へ。

フランクフルトでは、出国手続きなどに時間を取られ、あまり余裕もなく1845LH716便で羽田へ向かいました。

 

231215羽田空港第3ターミナル着で、入国手続き後、第2ターミナルに移動し、1735羽田発ANA085便で中部セントレア空港に向かい、無事1840着、シャトルバスで東横イン駐車場から20時前に帰宅しました。これで、4都市を巡るオペラツアーを無事終えることができました。

 さあ―次は!?


第6日 5月20() ドレスデン→ウィーン

 いよいよ本ツアー最後のオペラ開催地ウィーンへ移動です。朝早い730集合し、745バスでドレスデン空港に向かいます。今回はチェックインから搭乗まで滞りなく、940LH2132便で無事ミュンヘンへ1時間近い飛行で到着。あわただしく空港構内を移動して1130LH2328便に搭乗。この機体がルフトハンザではなく赤が基調色のオーストリア航空の機体なので私は小躍りしたい気分でした。搭乗前にはウィンナワルツのBGMが流れており、気分はもうウィーンなのです。弱小航空会社であるオーストリア航空は、今やルフトハンザ航空の子会社となっており、この便はコードシェア便だったようです。

 無事ウィーン空港へ1230に到着、迎えのバスでこのツアーで一番豪華な グランド・ホテル・ウィーンへ1345到着、すぐにチェックインしオペラの向う1800までは自由行動となりました。

2018-05-21 20.47.54-2



 まずは、腹ごしらえ。ホテルの裏側のショッピングモールの地下にフードコートがあるので、まずはそこで軽く食べようと向かいましたが、フードコートがありません。前に行ったのが20年ほど昔なので、なくなってしまったのでしょう。

 気分を変えて、ケルントナー通りの屋台などを物色しているうちに、発見しました。ホットドッグスタンドです。大きな焼き立てのソーセージが2種類あって、そのうちのホワイトソーセージを選ぶと、おじさんが長いフランスパンを取り出して、片隅を切り捨て、その面を垂直に立っている先のとがった木の棒にグイッと突っ込みます。そこへ焼き立てのソーセージとケチャップやマスタードもたっぷりと入れて、ハイ出来上がり!とても1本は食べきれないだろうと二人で分かち合いました。嬉しいことにそれだけでお腹いっぱい。とても安上がりなランチとなりました。

 午後の目的は二つ。まずは、シュテファン大聖堂手前奥の モーツァルトハウスへ行くこと。これは、かつて フィガロハウス だったところを全面改装したモーツァルトの博物館。実際にモーツァルトが17849(28)から17874(31)まで住んでいた場所。ここで、数々の傑作が生まれたのです。(交響曲第38番、ピアノ協奏曲第18番~25番、弦楽四重奏曲K458「狩」からK499、歌劇「フィガロの結婚」などなど) 残念ながら撮影禁止でしたので館内の写真はありません。

2018-05-21 21.46.34
2018-05-21 21.46.49



 もう一つの目的は、20年ほど前にウィーンで食べたケーキのおいしさをもう一度体験したいと、そのお店カフェ・デーメルに行くことです。モーツァルトハウスを後にして、シュテファン大聖堂の裏側から、2018-05-21 22.59.26モーツァルトの葬儀が行われたという北側から正面に回り、ペスト記念塔のあるグラーベン通りを突き当りまで進み、王宮方面に行ったところにあるカフェ・デーメル。

2018-05-21 23.40.53

 相変わらず混んでいましたが、奥に回って2階席まで上がると何とか空席があり、独特の注文方法でおいしそうなケーキと私たちの定番メランジェで見た目もおいしそうなケーキに舌鼓! のはずでしたが、20年前の夢はもろくも崩れ、あれっ!こんな味だったかという感想。これなら日本のケーキのほうがよほどおいしい。選んだケーキが悪かったのか?仕方なくメランジェを飲みながら、お店の雰囲気を味わうだけとなりました。
2018-05-21 23.18.16
2018-05-21 23.20.40
2018-05-21 23.21.16



 帰りにレジにあったおいしそうなパンを夜食用に購入してお店を後にして、王宮・スペイン乗馬学校・アルベルティーナ そしてカフェ・モーツァルト、カフェ・ザッハー(さすがにこのお店は待ちの列ができていました)、今夜行くウィーン国立歌劇場の前を歩いてホテルに戻り、最後のオペラ鑑賞に備えました。

2018-05-21 23.39.47
2018-05-21 23.43.07
2018-05-21 23.44.41
2018-05-21 23.49.57
2018-05-21 23.50.38
2018-05-21 23.52.52-2



 今夜の演目は 新演出のサン=サーンスの「サムソンとデリラ」です。発売と同時にチケットが完売となった、今シーズンの目玉公演だけあって、歌劇場入り口付近にはダフ屋と思しき人たちがチケットを手にして、来る人来る人に声をかけていました。

カミーユ・サンーサーンス作曲「サムソンとデリラ」

演出:アレクサンドラ・リートケ

指揮:マルコ・アルミリアート

デリラ:エリーナ・ガランチャ

サムソン:ロベルト・アラーニャ

ダゴンの大僧正:カルロス・アルバレス

アビメレック:ソリン・コリバン 他

 会場に入って、まずはプログラムの購入です。ここでまずびっくり。独語版と英語版の2種類があるのです。しかも立派!巻末のあらすじのページには、日本語やロシア語もありました。

 さらに会場に入って驚いたのは、オケピットで数人が練習しているのですが、その中のヴァイオリンセクションに見慣れた顔が。確か定年になったはずの、エーリヒ・シャゲレルさんではありませんか。

思わず、前に行って声をかけてしまいました。10年以上あっていなかったものの、アルカディアトリオ、アルカディアピアノ四重奏団として何回か来日公演した折など名古屋と近辺での演奏会のお手伝いをした思い出がよみがえります。少しお話をして、終演後に待ち合わせをすることになりました。

2018-05-22 01.30.22



 オケのメンバーのチューニングで、今夜のコンマスはシュトイデさん。今年1月の熱田文化小劇場での三輪郁さんとの感動的なデュオリサイタルがよみがえります。
 指揮者は初体験のアルミリアート、METライブビューイングなどで、指揮ぶりは何度もお目にかかっていますので、歌手との相性も抜群に良いことでしょう。実際に幕が上がれば美しい音楽の連続です。サムソンのアラーニャがまずは絶好調です。そして待ちに待ったガランチャの素晴らしいこと。圧倒的な存在感で名唱を聴かせてくれます。あの有名な「あなたの声に私の心も開く」では、感激に失神しそうでした。バレーも合唱も言うことなしで、最後の神殿の崩壊場面は、日本では絶対に許可されないのではと思うほどの思い切った演出で(内容は秘密!)、感動的に幕を閉じました。カーテンコールも何度も熱狂的に続きました。

2018-05-22 04.32.41
2018-05-22 04.33.30
2018-05-22 04.33.48
2018-05-22 04.34.41



 この後、ラフなスタイルに着替えたシャゲレルさんに伴われて、楽団員の休憩カフェで、しばしお互いの家族のことなど話は尽きなかった。最後に狭い廊下を(この廊下の壁に歴代の出演者の写真が貼られています。これだけでもゆっくりと見たかった!)速足で駆け抜けて楽員出口(ここに出待ちのファンがいます)から、歌劇場前で自転車通勤の彼とお別れしました。来年には室内楽で来日する予定もあるそうなので、これまた楽しみが増えました。

2018-05-22 05.05.02



 快い興奮のままホテルにかえり、おいしいデーメルのパンをかじって、ツアー最後の夜を迎えました。

 



第5日 5月20() 終日ドレスデン

 7時朝食後、930分より徒歩でドレスデン観光へ。ホテルを出て、エルベ川左岸に上り、その雄大な風景にうっとりとします。

対岸(右岸)は新市街地区で、ザクセン州首相府や大蔵省の由緒ある建物などがそびえたっています。

2018-05-20 15.58.02
 

また、歌劇場など建てたゼンパー氏の像もあります。

 

2018-05-20 16.10.49


聖母教会を眺めながらホテルのほうへ戻り、

2018-05-20 16.15.20

少し歩くと「君主の行列」と呼ばれる大名行列のような絵(外壁画)が道路正面に100mにわたって続きます。マイセン磁器のタイル25,000枚に描かれた93名の行列。奇跡的に戦災を免れたのだそうですが、今も修復作業は続いていました。

 

2018-05-20 16.27.52-1
2018-05-20 16.30.00-2
2018-05-20 16.40.22


そのまま右手に三位一体大聖堂を見ながら電車道を渡って歩いていくと、

2018-05-20 16.41.18

昨晩楽しんだドレスデン歌劇場前の広場。その左側を通って、ツヴィンガー宮殿へ入ります。

2018-05-20 16.55.02
 

 その宮殿内にあるアルテ・マイスター絵画館(古典巨匠絵画館)をたっぷりと観覧しました。6月初めまではヴェロネーゼ展も開かれていました。


絵画館に入る前には、陶磁器コレクションの入り口にある白磁のマイセン焼のカリヨンがちょうどなる時間で、優雅な音色を合わせて楽しむことができました。

2018-05-20 17.02.47


2018-05-20 16.56.22

ヴェロネーゼの作品はもちろんのこと、

カナレットの「エルベの右岸から眺めたドレスデンの旧市街の風景」

2018-05-20 17.55.55
 

ジョルジョーネの「眠れるヴィーナス」

2018-05-20 17.28.29
 

コレッジョの「聖夜」

2018-05-20 17.36.34
 

ラファエロの「システィーナのマドンナ」

 

2018-05-20 17.46.58

ボッティチェリの「聖ゼノビウスの生涯の4つの場面」の1場面(他の3画面は他の美術館蔵)

2018-05-20 17.30.30
 

ブリューゲルではありませんが、マルティン・ファン・ファルケンボッホの「バベルの塔」

2018-05-20 17.48.36
 

レンブラントの「放蕩息子の帰還」他

2018-05-20 17.58.35
 

フェルメールの「取り持ち女」「窓辺で手紙を読む少女」

2018-05-20 17.42.28
窓辺で手紙を読む少女_20180621_0001
 

リオタールの「チョコレートの少女」

2018-05-20 18.07.30
2018-05-20 18.07.50
 などなど、時間いくらあってもたりません。久しぶりに目の保養をさせていただきました。


 

 ホテルを出て左側のノイマルクト広場には、第2次大戦の大空襲で崩壊し、」1994年から再建が始めり2005年に昔の姿をよみがえらせたフラウエン(聖母)教会など眺めながら、少し遅めの昼食会場Freiberger Schankhausへ向かいます。

 

その建物の少し右に気になるプレートがあり、どうやらシューマンのピアノ協奏曲が1845年にクララのソロで当地で初演されたようです。

2018-05-20 18.52.59

 本日のメニューはザクセン風ポテトスープ、今が旬のホワイトアスパラガス(これは絶品!)、ローストポーク・ブラッドソーセージ・バーベキューソーセージ・ベーコンの肉料理盛り合わせと付け合わせ(見ただけでお腹いっぱいになってしまうボリュームだ)などを本日もおいしくいただきました。

2018-05-20 19.18.45
2018-05-20 19.41.12
2018-05-20 20.12.10-1

 

 食後は、同じく徒歩で、アルクマルクト・ギャラリー(ショッピングセンター)まで案内してもらい今夜のコンサートまでは自由行動となりました。

 我々二人は、一度ホテルの部屋に戻り、休憩後、アルクマルクト・ギャラリーまで出向き、目の保養(ウィンドーショッピング)をして、帰り路の小さなスーパーで、パンや飲み物を購入して、少し遅い昼寝を取った後、部屋で軽い夕食を取り、19時過ぎにホテルを出て、再びゼンパーオーパー(ドレスデン歌劇場)へ向かいました。

昨晩と同じ会場でしたが、オーケストラピットは、舞台と同じ高さまで上がっており、舞台には、客席にマッチしたコンサート会場の雰囲気ぴったりの背景が準備されており、今夜はコンサートホール!そのものに見事に変身していました。

2018-05-21 02.37.57


 

今夜のプログラムは、

ウェーバー:「オベロン」序曲

リスト:ピアノ協奏曲 第2

ブラームス:交響曲 第4

という、きわめてオーソドックスなものです。これまで奇をてらった演出のオペラばかり見てきたので、かえって私には新鮮に感じました。

演奏は、ピアノ:デニス・マツーエフ、クリスティアン・ティーレマン指揮のドレスデン国立歌劇場管弦楽団ということ無し。もちろんチケットは数か月前に完売しています。そんな状況で、素晴らしい席を確保できたことに、本当に感謝の気持ちで一杯です。

 出だしのホルンから、もうこれはドイツ音楽の確信に満ちた堂々とした演奏にノックアウト。思わず体を音楽に合わせて動かいしたくなるほどです。音響も素晴らしく、オケの面々の表情も音楽に集中している様子が手に取るようにわかり、幸せそのものでした。

 マツーエフがソロピアノを務めたリストの協奏曲では、技巧的に大変な曲のはずが、その難しさを全く感じさせなく、表情もとても豊か、ダイナミックレンジも大きく、今が旬の演奏をたっぷりと聴かせていただきました。ソリストアンコールもあり、たぶんお国物のラフマニノフの作品ではなかったでしょうか。特にインフォメーションはありませんでした。

 後半のブラームス最高の傑作 交響曲第4番ホ短調 は、もう涙が出るほど音楽の魂が心を揺さぶってくれます。40分位があっという間に終わってしまいました。終演後のティーレマンのやり遂げたという満足感あふれる表情と、カーテンコールでの、楽員と交わすとても親し気な表情には、楽団員との熱い絆を感じました。

 熱い興奮の後は、仲間それぞれと余韻を楽しみながら、そぞろ歩きでホテルへ帰還して、本日も無事終了。


4日 519()

 7時過ぎに朝食を取り、昨日に続き、荷物を整理してもらい(奥方に頼りっきり)9時半からバスで簡単な市内観光に出発。

 本日のガイドさんは東西ドイツに分かれていたころ東ドイツで音楽教育を受けて以来、ずっとベルリン一筋の方でしたので、説明にも思いが入っており、通り一遍ではなく興味深いものでした。

 最初に向かったのが、崩壊した東西ベルリンを隔てた「ベルリンの壁」。

(途中で目にした、ベルリンフィルの拠点「フィルハーモニー」。あのサントリーホールの手本ともなったといわれているだけに、いつかは、行ってみたいホールの一つです。ベルリンフィルの演奏会のテレビ中継では何度も目にしている有名なホール。)


2018-05-19 16.41.08

東西ベルリンを分断していた「ベルリンの壁」(1961813日構築)が崩壊した1989119日から既に26年以上の年月が立っている。その翌年19907月に青経塾の同期の仲間とベルリンを訪れた時とは、まったく別のようだ。その時は、壁が崩れたとはいえ、まだ東西に分かれ(ベルリンもドイツも)ており、東ベルリン地区へはチャーリー検問所を通らねば我々は入ることができなかったのである。東ドイツの閉鎖社会を逃れようとその壁を乗り越えようとして銃殺された市民も多かったことを思い出すと、何ともやるせない気持ちになってしまう。

2018-05-19 16.49.06


 気分転換に、ベルリン名物カレーソーセージのスタンドの写真。(残念ながら賞味できず)

2018-05-19 17.11.25

ベルリン名所ブランデンブルグ門。東西分裂時には、この近くにも「ベルリンの壁」があり、当時この門をくぐることはできず(前回訪問時)、今や観光客であふれるという賑わいに、隔世の感でした。

 ギリシャ様式建築の傑作といわれ、門の上の勝利の女神が乗った4頭立ての馬車は、1806年ナポレオンによってパリに持っていかれてしまい、1814年にまたベルリンに戻ったという独仏の歴史を象徴するものです。 

2018-05-19 18.00.25

下の写真は、コンチェルトハウス・ベルリン(常設オケがベルリン・コンチェルトハウス管弦楽団)
2018-05-19 17.17.18


下の写真は車窓から目についたお店Amadeus(何のお店でしょうか?)

2018-05-19 18.56.06

ベルリンの簡単な観光も終わり、具沢山の幕の内弁当を食べながら、一路ドレスデンに向かいます。

 バスはエルベ川を渡って、いよいよドレスデンの旧市街へと入ります。

2018-05-19 21.28.16

早速旧市街地内にあるヒルトンに横付けして、1530頃にチェックインして、部屋で休憩し、オペラに出かけるまで自由行動となりました。

2018-05-19 22.02.20


 各自着替えて、1815ホテルを出発して、徒歩で1985年に再建されたドレスデン歌劇場(ゼンパーオーパー:建設者ゼンパーの名から)へ数分の散歩程度で到着します。

劇場前広場に立つ騎馬像はこの劇場の発注者:ザクセン王ヨハン、初代音楽監督はウェーバー(歌劇魔弾の射手の作曲者であり、このオペラで歌劇場の幕を開けた)(同じ広場の横に彼の像もありました)という、由緒ある歌劇場です。第二次大戦で戦災に見舞われ、戦後40年かけて当時のままに再建されたという、壮大な歴史を物語る歌劇場でもあるのです。

2018-05-20 01.18.52
2018-05-20 01.24.16

 観客席の左右にある立体的なロビーの美しさはヨーロッパ一番といわれるほどです。

今夜の演目は昨日と同じヴェルディ作曲の「運命の力」です。その序曲は、オーケストラコンサートで、よく演奏される有名な曲となっていますが、オペラについては初めての体験となります。

演出:キース・ウォーナー、指揮:マーク・ウィグルワース ドレスデン歌劇場管弦楽団・合唱団

カラトラーヴァ伯爵:スティーブン・ミリング

ドンナ・レオノーラ:エミリー・マギー

ドン・カルロディ・ヴァルガス:アレクセイ・マルコフ

ドン・アルヴァーロ:マルセロ・プエンテ

プレツィオジッラ/クーラ:クリスティーナ・ボック

グァルティーノ神父:スティーブン・ミリング 他

2018-05-20 01.37.02
 演出は、今回も奇をてらったもので、開演前から舞台両端に白衣の女性と真っ黒な男性が立っており、拍手もないままに(序曲なしに)オペラが始めるというところからも、あれっと思わせるものがありました。結局有名な序曲は続けて演奏された第1幕と2幕との場面転換時に挿入されて演奏されました。

2018-05-20 03.17.09
2018-05-20 04.28.13

エミリー・マギーのレオノーラが一番印象に残りました。オーケストラの演奏がとても生き生きとしており、最後のティンパニーの強奏では、皮が破れるのではないかというほどインパクトの強いもので圧倒的な印象で幕が閉じました。

2018-05-20 05.34.49
2018-05-20 05.34.54



このページのトップヘ