FX為替相場は夏枯れ相場かと油断していたら、
トルコリラの混乱で、ユーロ、米ドルと次々下落してます。

日本やアメリカに対して、トルコ経済が及ぼす影響は限界があります。
しかし、軽視できないほど、激しい下落です。

悲観的なシナリオとしては、ブラジル、ロシア、南アフリカ、メキシコ等の
新興国通貨が全面安となると、世界株式はリーマンショック以来の
厳しい状況になるかもしれません。

では、過去のトルコリラの急落局面はどんな様子だったのでしょうか?
振り返ってみましょう。






21世紀になってトルコリラが急落した局面は、2度あります。
一度目は、
2006年のEU加盟交渉があった時です。
2006年3月の高値90.47から、同年6月の最安値66.27まで下落しました。
下落率は約26.7%です。

二度目は
あのリーマンショックの時です。
2008年9月の高値92.06から、同年11月の最安値53.81まで下落しました。
下落率は約41.5%です。

FX為替相場の水準を下落率でいうと実感が沸きませんが、
約110円の米ドル円相場に当てはめると、
26.7%下落なら80.63円
41.5%下落なら64.35円です。
とてつもない状況だった事がよくわかります。

では、米ドル円相場はどの程度影響を受けたのでしょうか?
2006年3月高値119.20 → 6月安値111.30(下落率6.62%)
2008年9月高値109.18 →11月安値93.54(下落率14.3%)

概ね、トルコリラ円の1/3程度の下落率が米ドル円相場に波及しているようです。

今回の下落局面に当てはめると
2018年7月高値24.60 → 8/10安値16.30(下落率33.7%)
となると、米ドル円相場は、11.23%程度下落する可能性があります。
110×(1-0.1123)=97.64円位まで米ドル安円高となる訳です。

本当に、こんな展開になったら、FX為替相場は嵐に襲われたようになりますよね。
心感から一時的に112円をつける局面がある事を予想します。

最後に、こんなトルコリラでも年間23%も上昇した事があります。
2013年夏の43円から2014年夏の53円までトルコリラ高円安となったのです。
この時の要因は、トルコ中銀が政策金利を4.5%から10%まで引き上げたです。
黒田日銀のバズーカ砲の逆のパターンです。

今回はこのような展開はないでしょう。
すでに、政策金利は17.75%と高水準
現トルコ大統領・エルドアンは、国内景気衰退を恐れ、利上げに消極的です。
1トルコ10円を下回るトルコ安円高となるなど、更なる非常事態となれば別ですが
可能性は低いでしょう。





穏やかな相場を祈念します。


過去のコラム(米ドル安円高を思い出したい方向け)

1ドル96.51円の実現性
日銀が量的緩和終了し104円へ!
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過去のコラム(米ドル高円安を思い出したい方向け)

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