FX為替相場は、10月29日及び30日に開催されるFOMCでの追加利下げの行方に注目しています。
市場参加者の間では、追加利下げ予想が優勢ですが、
FRB内では、意見は真っ二つなようです。
果たして、現状の1.75%~2.00%の誘導レンジの引き下げはあるのでしょうか?
真相を確認してみましょう。
まずは、2018年12月以降のFOMCが公表したドットチャート
(FOMC参加者の政策金利見通し)を比較してみましょう。
金利(%) 2019年末 2020年末 2021年末 3.50~3.75 2 2 3.25~3.50 3 1 3.00~3.25 6 4 6 2.75~3.00 5 6 4 2.50~2.75 4 1 3 2.25~2.50 2 1 1
2019年末中央値2.375%、平均値2.346%
2020年末中央値2.875%、平均値2.846%
2021年末中央値3.375%、平均値3.325%
過去4回のFOMCのドットチャートの変動状況を見ていると、
9月の時点では、2019年6月時点より一段と金利見通しが低下していますが、
2020年末の見通しは、2019年末の見通しより高くなっています。
しかも、9月の時点で3人のメンバーが利下げに反対票を投じ、据え置きを主張しています。
当時の利下げ主な理由は、
「海外経済の減速と通商問題が設備投資と輸出、生産の悪化をもたらしている」
であった。
更に10月上旬に発表された米雇用統計の悪化で雇用情勢の悪化
米小売売上高で個人消費の悪化も見られます。
しかしながら、英国EU離脱問題で英国とEUが基本合意したり、
米中貿易協議も部分合意を見せるなど、楽観論が対応しています。
長短金利の逆イールドも解消されており、利下げ打ち切りは無理としても、
一旦追加利下げ見送りの可能性は十分あるでしょう。
9月当時に年内利下げを支持するメンバーは17名中7名。
年内利下げ確率は40%程度なんです。
これは、英国離脱と米中貿易協議の楽観論が台頭する前の数字です。
パウエルFRB議長も米トランプ大統領の圧力に屈して追加利下げを
している訳ではない事を強調したいでしょう。
10月の利下げ見送りが妥当シナリオでしょう。
穏やかなFX為替相場であることを祈念して・・・・
過去のコラム(米ドル安円高を思い出したい方向け)
「2月中に米ドル円相場は、103円へ!!!!」
「1ドル96.51円の実現性」
「日銀が量的緩和終了し104円へ!」
「米ドル追加利上げ後は、まさかの105円割れ」
過去のコラム(米ドル高円安を思い出したい方向け)
「年度末は80%の確率で120円を目指す」
「日銀の指値オペとFX為替相場の法則 120円越え」
「米国バランスシート縮小が開始すれば117円に届く!!」
投資家のリスクオンを祈願して
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市場参加者の間では、追加利下げ予想が優勢ですが、
FRB内では、意見は真っ二つなようです。
果たして、現状の1.75%~2.00%の誘導レンジの引き下げはあるのでしょうか?
真相を確認してみましょう。
まずは、2018年12月以降のFOMCが公表したドットチャート
(FOMC参加者の政策金利見通し)を比較してみましょう。
金利(%) | 2019年末 | 2020年末 | 2021年末 |
---|---|---|---|
2.75~3.00 | |||
2.50~2.75 | 1 | ||
2.25~2.50 | 1 | 5 | |
2.00~2.25 | 5 | 6 | 4 |
1.75~2.00 | 5 | 2 | 3 |
1.50~1.75 | 7 | 8 | 4 |
2019年末中央値1.875%、平均値1.846%
2020年末中央値1.875%、平均値1.875%
2021年末中央値2.125%、平均値2.066%
2020年末中央値1.875%、平均値1.875%
2021年末中央値2.125%、平均値2.066%
金利(%) | 2019年末 | 2020年末 | 2021年末 |
---|---|---|---|
3.00~3.25 | 1 | 1 | |
2.75~3.00 | 1 | ||
2.50~2.75 | 1 | 2 | 3 |
2.25~2.50 | 8 | 5 | 5 |
2.00~2.25 | 1 | 2 | 2 |
1.75~2.00 | 7 | 7 | 5 |
2019年末中央値2.375%、平均値2.169%
2020年末中央値2.125%、平均値2.213%
2021年末中央値2.375%、平均値2.316%
2020年末中央値2.125%、平均値2.213%
2021年末中央値2.375%、平均値2.316%
金利(%) | 2019年末 | 2020年末 | 2021年末 |
---|---|---|---|
3.50~3.75 | 1 | ||
3.25~3.50 | 1 | 1 | |
3.00~3.25 | 2 | 1 | |
2.75~3.00 | 2 | 3 | 4 |
2.50~2.75 | 4 | 4 | 5 |
2.25~2.50 | 11 | 7 | 5 |
2019年末中央値2.375%、平均値2.493%
2020年末中央値2.625%、平均値2.669%
2021年末中央値2.625%、平均値2.743%
2020年末中央値2.625%、平均値2.669%
2021年末中央値2.625%、平均値2.743%
ドットチャート(2018年12月時点)
2019年末中央値2.375%、平均値2.346%
2020年末中央値2.875%、平均値2.846%
2021年末中央値3.375%、平均値3.325%
過去4回のFOMCのドットチャートの変動状況を見ていると、
9月の時点では、2019年6月時点より一段と金利見通しが低下していますが、
2020年末の見通しは、2019年末の見通しより高くなっています。
しかも、9月の時点で3人のメンバーが利下げに反対票を投じ、据え置きを主張しています。
当時の利下げ主な理由は、
「海外経済の減速と通商問題が設備投資と輸出、生産の悪化をもたらしている」
であった。
更に10月上旬に発表された米雇用統計の悪化で雇用情勢の悪化
米小売売上高で個人消費の悪化も見られます。
しかしながら、英国EU離脱問題で英国とEUが基本合意したり、
米中貿易協議も部分合意を見せるなど、楽観論が対応しています。
長短金利の逆イールドも解消されており、利下げ打ち切りは無理としても、
一旦追加利下げ見送りの可能性は十分あるでしょう。
9月当時に年内利下げを支持するメンバーは17名中7名。
年内利下げ確率は40%程度なんです。
これは、英国離脱と米中貿易協議の楽観論が台頭する前の数字です。
パウエルFRB議長も米トランプ大統領の圧力に屈して追加利下げを
している訳ではない事を強調したいでしょう。
10月の利下げ見送りが妥当シナリオでしょう。
穏やかなFX為替相場であることを祈念して・・・・
過去のコラム(米ドル安円高を思い出したい方向け)
「2月中に米ドル円相場は、103円へ!!!!」
「1ドル96.51円の実現性」
「日銀が量的緩和終了し104円へ!」
「米ドル追加利上げ後は、まさかの105円割れ」
過去のコラム(米ドル高円安を思い出したい方向け)
「年度末は80%の確率で120円を目指す」
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