学生の家庭教師と、プロの家庭教師は、一言で言うならば「覚悟の程が違う」ということです。勿論一般論ですから、プロ家庭教師といっても、そう名乗る資格はないような勘違いの輩もいますし、学生家庭教師でも本当に真剣に取り組んでいる者もいます。

取り敢えず一般論でいくと、中学受験の場合、年末年始はいよいよ佳境という時期です。この時期にプロ家庭教師は休みはありません。まずは受験生第一の生活になります。しかし学生ですと、年末年始はいろいろと楽しみがあるわけですし、1月には自分達の後期試験が始まるわけです。そうなると、まずは自分の試験を優先せざるを得ません。

またこの時期は、インフルエンザが流行しだす時期です。プロ家庭教師は自分がインフルエンザや風邪でダウンするわけにはいきませんし、生徒に移すようなことがないように注意します。しかし学生家庭教師はその点に関しての注意認識は弱いと言えます。

春休み、ゴールデンウィーク、夏休み等、遅れを取り戻したり弱点を補強したりする絶好の時期にも冬休みと同じような事態はあります。学生にとっては、まとまった休みですから旅行や短期留学、サークル合宿等優先することがあります。ですから大事な時期に指導がお休みになるということが起こり得ます。


指導に関して、プロ家庭教師は指導担当している生徒の現状から、目的達成のために最善の方策を考えることが出来るはずです(出来ないようならばプロ家庭教師を名乗る資格はないと思います)。ですから先の見通しに関してきちんとした話ができるはずです。塾で進路指導担当と話をしても、テスト結果のデータを元にした話しか聞けないと思います。具体的にどこをどういう具合にどうすれば良いのか、というところまでの助言を受けることが出来たことはおありですか?プロ家庭教師は具体的にどうするか、どう戦略を練っていくか、というところまで話をするはずです。

学生家庭教師で、これから先の戦略をどう練っていくか、というところまで考えきれる人は、そんなにいないと思います。塾のフォローで家庭教師を、というのであれば学生家庭教師でもしっかり出来る人はいますが、最後の追い込みを責任持って最善の戦略で合格に持ち込むことまで期待するのは厳しいと思います。再度申し上げますが、一般論ですから、学生の中にもプロと同じだけの指導をやる人がいるのも事実ですし、プロ家庭教師の中にも、「何がプロなの?」というお粗末な輩が存在するのも事実です。


お子様が受験だ、あるいは解らない所をきちんと理解させたい、といった場合であれば、厳しくきちんと(怖いというのとは違います)指導をしていけるプロ家庭教師が適任だと思います。お子様が受験ではない、あるいはある程度できているので質問をしたい、勉強を一緒にして欲しい、といった場合であれば、年齢が近いお兄さんお姉さん的な存在が求められます。こういう場合には学生家庭教師のように年齢が近い人が適任だと思います。


両者の違いはこういう感じです。一般論として、指導料の違いだけのことはあるはずです。一般論ですから、学生家庭教師かプロ家庭教師か、最後はやはり派遣されてくる家庭教師その人がどうか、ということになります。

家庭教師が1対1の指導形態である以上、当事者同士の相性というものがあります。如何に優れた家庭教師であっても、当の本人であるお子様が家庭教師と相性が合わないというのであれば、折角の指導もきちんと効果が出るものとはなりません。お子様自身がどう感じたか、ということが大きな決め手の一つでもあります。

ですから、候補の家庭教師を絞ったら、一度体験授業を受けてみて、お子様がまた親御様がどう感じたかということで判断する必要があります。