December 28, 2023

推し活備忘録2023

すっかりご無沙汰しています
1年以上放置してしまいました

日頃からX(旧Twitter)やInstagramで報告しているので
Blogの存在が頭の奥に追いやられてしまってました
今まではイベント毎に感想等をUPしていましたが
時間的に厳しいと判断し
今後は推し活のご報告と備忘録的に活用できればと
方向転換しようかなと思案しています

2023年も推し活(SMAP)に元気をもらった一年でした
身体の方は一昨年に手術したヘルニアが再発し、
最初の頃は毎週ブロック注射をして
なんとか生活をしていました
今では隔週にまでなりましたが、それでも
推しのイベントへ行くにはブロック注射が欠かせず、
イベント終了後から帰宅が困難です
それでも行かずにいられないのが推し活
私にとって生きる糧

そんな私の推し活2023を振り返りたいと思います
気持ち的には一つ一つのイベントに思い入れがあり
語り出したいところですが
それだと延々と続いてしまいかなりの長文になるので
今回は客観的事実のみ記載します
多くを「新しい地図サイト」から引用します

2023.1月
個展












香取慎吾個展「WHO AM I -SHINGO KATORI ART JAPAN TOUR-」全国ツアー
東京(渋谷ヒカリエ)から出発し、大阪・福岡・金沢・広島・福島(以下未定)
200点の絵画を展示し、光と闇の世界へ誘う

罠の戦争













フジテレビ系列 月曜22時 連続ドラマ
罠の戦争 主演・草剛
議員秘書の鷲津が家族に起きた事件をきっかけに
復讐の罠を巡らす6年振りの戦争シリーズ第三弾

レジェバタ














LEGEND & BUTTERFLY
映画 主演・木村拓哉
魔王と呼ばれた信長と
蝶のように自由を求めた濃姫の
激動の生涯を描く感動超大作

ブララビ











香取慎吾ソロライブ
Black Rabbit

有明アリーナ















有明アリーナ
2020年4月29日(水・祝)にさいたまスーパーアリーナで実施予定だったコンサート「20200429 PARTY!」はコロナ禍であえなく中止。そして来年、2023年1月21日(土)から、東京・有明アリーナにて香取慎吾LIVE「Black Rabbit」がスタート

2月
代々木体育館















NAKAMA to MEETING 東京公演 代々木体育館

代々木ミーティング












このたび、稲垣吾郎・草剛・香取慎吾による、新しい地図会員限定イベント『NAKAMA to MEETING Vol.2』が東京、国立代々木競技場第一体育館を皮切りに各地で開催されることが決定しました。
ただし、新型コロナウイルス感染拡大に備え、公演は約1ヶ月ごとに開催、チケットのお申込も各公演ごとになります。
有観客で会員限定イベントが行われるのは、2019年2月16日から4月18日まで、全国5都市で行われた、「NAKAMA to MEETING_vol.1」終了以来、3年と8か月ぶりのこと。2020年には2月から「vol.2」の開催を予定していましたが、まさに新型コロナウイルス感染が猛威を振るい始めた時期と重なり再三にわたる延期の末、中止を余儀なくされました。
 稲垣、草、香取の3人を応援してくださるNAKAMAの皆さんと3年8か月の月日を経てやっと会えます!

4月
Black Rabbit追加公演 NHKホール
NHKホール















1月21日(土)、22日(日)に東京・有明アリーナで開幕した、香取慎吾ソロアーティストとして初のアリーナクラスでのLIVE「Black Rabbit」。このたび、3月15日(水)に行われた「Black Rabbit」神戸公演の2日目に、香取慎吾より東京・大阪・愛知でのホール公演追加開催が発表されました!
本公演は、香取慎吾の1stアルバム「20200101」、2ndアルバム「東京SNG」の楽曲を引っ提げ行われたLIVEとなっており、月曜夜10時より放送中の草剛主演ドラマ『罠の戦争』主題歌、香取慎吾×SEVENTEENによるコラボレーション楽曲「BETTING」も披露しています。今年は、2021年、2022年と2年連続で行われた明治座公演の予定はなく、2022年12月7日(水)渋谷ヒカリエにて開幕した個展『WHO AM I -SHINGO KATORI ART JAPAN TOUR-』の開催地となる福岡・石川・福島を巡るLIVEツアーとなります。

まつもとなかい






このたび、4月30日(日)よりスタートする、松本人志さんと中居正広さんがMCを務める新番組『まつもtoなかい』の初回放送のゲストとして、香取慎吾が出演することが決定しました。

『まつもtoなかい』は、これまで数多くのテレビ番組で共演の経験があり、プライベートでも親交の深い松本さん&中居さんの2人が、レギュラー放送のバラエティー番組のMCとして初めてタッグを組む、話題のプログラムです。この2人にしか作り出せない緊張感と笑いが同居する「良質なトーク」、そして、音楽、お笑い、ダンス、アートなど各界の一流エンターテイナーたちが繰り広げる「華麗なパフォーマンス」をお届けする、新趣向の“トーク&パフォーマンス番組”です。

トークブロックでは、毎回2人の豪華ゲストを招き、他では決して見られない“マッチングトーク”を展開していくが、記念すべき初回は、なんとMCの中居正広さんと香取慎吾のマッチングトークが実現!中居さんと香取が共演するのは、全てのメディアを通じて実に6年ぶり。久々にテレビカメラの前で対面を果たした2人は、いったいどんなやりとりを繰り広げるのか。そして、そんな2人を見守る松本さんは、いったい何を語るのか。一言一句が聞き逃せない、一挙手一投足が見逃せない、超貴重な鼎談に、乞うご期待!!さらに香取は今回、とっておきのライブパフォーマンスも披露。力強くきらびやかなステージに要注目です。

7月
香取慎吾ソロライブ Black Rabbit
追加公演 横浜ピアアリーナMM

横浜ピアアリーナMM















このたび、香取慎吾がツアー中のLIVE「Black Rabbit」の追加公演が決定いたしました!
追加公演は7月29日(土)、7月30日(日)の2日間、香取にとって初のステージである横浜のぴあアリーナMMにて実施されます。

東京・有明アリーナにて1月21日(土)、22日(日)の2日間で計2万人を動員しスタートした香取慎吾LIVE「Black Rabbit」。有明アリーナの後は、神戸ワールド記念ホール、東京NHKホール、大阪フェスティバルホール、愛知県芸術劇場と合計12公演を成功させました。
会場や形を変えながら、ひとつひとつのパフォーマンスを経て進化を遂げてきた香取慎吾が、ふたたびアリーナで公演を行います!
香取慎吾の魅力をたくさんの方にお届けする、LIVE「Black Rabbit」、横浜公演もぜひご期待ください。

10月
舞台 多重露光
主演・稲垣吾郎
多重露光















このたび、稲垣吾郎主演舞台『多重露光』が2023年10月6日(金)から22日(日)まで日本青年館ホールにて上演が決定しました!いまもっとも期待されている劇作家、横山拓也さんによる書き下ろし、演出には、読売演劇大賞演出家賞を受賞の俊英、眞鍋卓嗣さんを迎えてお届けします。

11月
映画 正欲
主演・稲垣吾郎
正欲















「私たちが抱えている欲望は、あって良いものだと思いたい」
映画『正欲』は家庭環境、性的指向、容姿――様々に異なった”選べない”背景を持つ人たちを同じ地平で描写しながら、人が生きていくための推進力になるのは何なのかというテーマを炙り出していく衝撃的なストーリー。今回解禁されたティザービジュアルでは、『正欲』というタイトルが大きく示されており、「(ab)normal desire」という映画『正欲』の英題がパッションピンク色の手書き風文字で強調されています。あえて( )でくくられた「ab」が意味するものとはなんなのか、気になるつくりになっています。
併せて解禁された特報映像でも、本作のタイトルが大きく強調されています。「正」という文字が最初に示された後、稲垣吾郎、新垣結衣さん、磯村勇斗さん、佐藤寛太さん、東野絢香さんそれぞれの表情が大きく映し出されていきます。「欲」という文字が次に示されると、「それでも私が、私たちが抱えている欲望は、あって良いものだと思いたい」という新垣結衣さんが演じる桐生夏月(きりゅう・なつき)の台詞とともに、再度キャストの表情が次々と映されます。切迫感、安堵、疑問、不安……それぞれの役柄が心に秘めた想いを感じさせます。傑作か、問題作か。『正欲』というタイトルの意味とは?観る者の想像を刺激します。


ざっと上げただけで結構な重量ですね笑
でもこれ以外にも、Abemaの「ななにー」
Eテレの「ワルイコあつまれ」が毎週あり、
CMでも各メンバーが楽しませてくれ、
また独自ブランドの「JANTJE ONTEMBAAR」限定販売や
映画等のBlu-ray購入に、各メン雑誌があり、
非常に忙しくさせていただいてます

既にお正月🎍は
お正月











『NAKAMA to OSHOGATSUお正月 〜2024年もよろしく!』の公演時間が決定いたしました!
ということで、初の帰省しない年末年始です
はい、年始から推し活です 縁起がいいです♪
また1月に草剛主演舞台観賞、
2月に香取慎吾主演舞台観賞、の予定もあり
2024年も楽しくなりそうです

皆さまも年末年始と慌ただしくお過ごしかと思いますが、
お互い健康第一・身体が資本、を大切に
楽しいと思えることを楽しみ、日々を生きましょうね
では、よいお年をお迎えください

fwnp4154 at 18:30|PermalinkComments(0)clip!気分転換 ALL 

November 23, 2022

窓辺にて

先日、映画「窓辺にて」の御礼舞台挨拶生中継に行って来ました。

映画を見終わって
「私、ここにいて、いいんだ」
放心したような状態で感じました。
感想についてはBlogの後半で。

ポスター
















出演:稲垣吾郎 中村ゆり 玉城ティナ
若葉竜也 志田未来 倉 悠貴 穂志もえか 
佐々木詩音 / 斉藤陽一郎 松金よね子
音楽:池永正二
主題歌:スカート「窓辺にて」
監督・脚本:今泉力哉
配給:東京テアトル

稲垣吾郎主演!今泉力哉監督待望の完全オリジナル脚本で描く創作と恋愛を軸に描く、ちょっぴり可笑しい大人のラブストーリー【公式より】

元小説家のフリーライターの茂巳は妻が浮気をしている事を知ってもショックを受けない自分にショックを受け悩んでいた

東京国際映画祭でのコンペティション部門で観客賞受賞した話題の群像会話劇です。

舞台挨拶












登壇
今泉力哉監督
稲垣吾郎
中村ゆり

舞台挨拶レポです。
言葉は正解には記憶出来ておらずニュアンスですのでご了承くださいませ汗

公開直前に稲垣吾郎がコロナに感染したが完治した事で「ご心配をおかけしました」と冒頭の挨拶で触れた。

司会者が「フリーライター」を「フリーター」と言い間違えた事で笑いがおき和やかな雰囲気で進行された。

一言ずつ挨拶しながらも、「ネタバレに気をつけなきゃ」と稲垣が言うと、公開から2週間が経ち会場にもリピーターがいる、と。
それを聞いて嬉しそうな一同。

またSNS等でさまざまな感想が届き嬉しいとも。
Twitter等もよく見るそう。
監督はラジオに届いた感想が特に嬉しかったらしくプリントしたものを持ってきて読み上げた。

稲垣はプライベートで劇場に足を運んだとの事
司会者に「バレませんでした?」と問われると、
「フリーターの格好をして行ったので笑」と最初の司会者の言い間違えを笑いに変えた。
稲垣「映画の僕を観ている皆さんの後頭部を見ていた」そうです。

役作りについて
中村「稲垣さんに感情を引き出された」
稲垣「5人グループの時は1番端っこで前髪を気にしているミステリアスなイメージだったと思いますが、最近はMCとかやって「(イメージ以上に)よく喋りますね」とか言われる」

司会者「ラブレターを書いた事は?」
中村「ありますよ〜!若い頃は今みたいにSNSとか無かったから」
稲垣「無いですね。字にコンプレックスがあって…。」
「誕生日カードとかに一言ぐらい」
今泉監督「僕も字にコンプレックスがあって、PCで A4を3枚のラブレターを打った事がある」
稲垣「小学生の頃にクラスメイトからラブレターを貰ったが読んでいない。知らない間に姉がその子に返してしまっていた」
「ファンレターもある意味ラブレターですしね、アイドルっぽいね笑」

稲垣吾郎アップ












理想の夫婦像について
稲垣「独身だから説得力がないよね」と前置きしつつ
中村「友達みたいな感じがいい。寄り掛かり過ぎずお互い自立して、嫌な感情とかはぶつけず」
稲垣「あ〜、いいですね」「分かります」と相打ち
稲垣「距離感を保ちベタベタし過ぎず、他人としてお互い認め合って、楽しく過ごしたい」
稲垣「気が合いますね」
(吾郎さん、口説いているようにしか見えなかった笑)
稲垣「趣味とか温度とか合う人がいい」
「22度か27度かじゃ違う」
監督「家で暖房を付けていたら帰って来た妻に「暑い」と言われ直ぐ消した」
稲垣「山登りとかフルマラソンとか一緒に〜」
中村「富士山に登った事があるけど自分の事で精一杯だった(から無理的な)」
稲垣「1人でどうぞ的な?」
中村「相手を思いやる余地が無いからそうかも」
稲垣「あー分かります」(また笑)

見所は?
監督「稲垣さんが2ヶ所リズムをとっている箇所がある」
「編集しながら「ダンサブル吾郎」と(私は「ダンシング」に聞こえたけど)
稲垣「え?どこですか?」
監督「トランプを配る場面とLemonの歌詞の所」
稲垣「あと先日のななにーで香取くんが僕がパフェを食べるVTRで「あ!今フルーツを押さえてた!まんま吾郎ちゃんじゃん」と言っていて、確認したら確かに押さえていた。無意識です」

…こんな感じかな?
他にも色々と話してくださったけど、その後に映画を観たので記憶が飛んでます汗

パフェ









映画を見終わって、最初に出てきた感情は
「私、ここにいて、いいんだ…」
でした。
誰のことも否定せず、あるがままでいい
そう言ってもらえた気がしたからです。
いつもは憂鬱な帰りの渋谷の雑踏さえも愛しく感じました。

喜怒哀楽の表現が豊かな人も苦手な人も、愛情がない訳じゃない。心がない訳じゃない。
それぞれが様々な悩みを抱えながら生きていて、その中ですれ違って出会ってを繰り返して。
今泉監督の独特なワンカットロングシーンが活きていて、そのままの日常を覗き見しているような感覚だった。

「悩みのない人なんていないんだから」
高校生小説家の留亜の台詞ですが長年の私の中にあった蟠りを癒してくれました。

もう10年くらい前になるけど、知り合ったばかりの方との食事で、歳上の女性に「悩み事が無さそうでいいね〜」と言われ、めちゃくちゃ悩んでいるのにそんな風に見えるんだ…と落ち込んだ事があります。
彼女がどういう意図でその発言をしたのか分かりませんが、私は彼女に近づくのを止めました。

佇む









人は思っている事すべてを言葉に出来る訳じゃありません。
主人公の茂巳は正直で、時にそれが人を傷つけるけれど、それでも全てを言葉にしてはいない。
それが人を思い遣ってないか、と言われるとそれも違う。
愛情深く、思慮深い。
折に触れケーキを手土産に義母の元を訪れ、その様子をカメラに納めていることからも読み取れる。

夫婦











人と人への想いが言葉が、その人物を理解したいという気持ちさえも残酷なものなのかもと考えさせられる。
劇中の台詞にもある「理解なんてされない事の方がいいよ。期待や理解なんて時に残酷だからさ」には唸らされた。

悩みを誰に相談するか…
全く関わり合いの無い人物の方が良いのか、自分を或い程度理解してくれている人がいいのか…
でもその「理解してくれている」て正しいのか…
そもそも自分でさえも理解できない事が多いのに、それ以上に自分を理解してくれている人なんているのか?
てか理解して欲しい訳じゃないのか…
じゃ人との繋がりて何なんだろう?
延々ループ状態

恋愛も同じだと思う
答えなんてどこにもなくて
正しいとか正しくないとか(不倫とか)、そういう事でもなくて

生きていて迷ったり悩んだり、それはもう当然だしそれでいいんだ
その繰り返しでも誰も観ていなくても
手に入れること手放すことに悩む時間さえも贅沢で愛しい時間なのかも
それに執着しないことも

…てまだ自分の中で消化しきれていないので、感想も意味不明な取り留めもない言葉しか出てこないけど、この映画を観て自分の中で何かが変わった気がします。

この映画は大衆娯楽映画でも商業的でもなく、万人には受けないかも知れません。
派手さとか山谷とか、そういうのを求める人には届かないかも知れない。
でも純文学の小説を一冊読み終えたような爽快感をくれました。

正直に言うと、稲垣吾郎さんがご出演されていなければ出会えない映画でした。
今泉監督の作品を初めて観て、他の作品にも興味が湧きました。
とりあえず「窓辺にて」をリピートしたいです。

October 31, 2022

burst!

先日「burst!」の舞台を観てきました。自分ではチケットが1枚しか取れず、友人が「行きたい!」と言っていたのでTwitterで探し、女神さま御降臨で2人で楽しめました。

看板
















2015年に初演でやった時はチケットが取れず、それでも観たくて諦められず、毎日当日券の電話をかけ続けて…
なかなか電話が繋がらず、諦めかけた後半にようやく当選して観劇できた忘れられない舞台の7年振りの再演です!

ポスター
















作・演出
三谷幸喜

出演者
草剛
香取慎吾

…以上!!

そうです、二人芝居です。
コロナ禍で三谷幸喜さんが「エンタメとは何か」を考えた時「burst!」ならソーシャルディスタンスも保てるし今の時代にピッタリなんじゃないか!と思ったそうです。
同じくして草剛も「再演したい」と何度もラジオ等で発言し、今回の両思いが実り、7年振りの再演となりました。

長年の付き合いだからこそ出来る、草剛と香取慎吾だからこそのこの舞台。その2人を三谷幸喜が演出するのだから面白くない訳がナイ!

セット












舞台は警視庁の爆弾処理班の一室に居る根上と栃木のとある一軒家の部屋の青木のみ。
お互いが見えない中で、怒涛の言葉を紡ぐ会話劇である。

根上












冷静と戸惑いから始まり、それを踏まえて2人が協力して意思疎通を図り、爆弾処理を行う。
お互いにお互いの姿は見えず、信頼と感覚だけが頼りの二人舞台。
その中には当然「三谷ワールド」全開の散りばめられた笑いが仕込まれていて「クスッ」ときてしまう。

青木












伏線が散りばめられ、それを回収していく様も見事。
と、舞台の世界にのめり込んでいると、突然2人が入れ替わる。
最初は「どういうこと?」と頭の中がハテナだらけだったが、あれは2人が同調したということを「役を入れ替える」という事で表現したのだと私は解釈した。
そのぐらい根上と青木は一心一体なのだ。
その上でお互いの行動が理解出来るが、それを阻止したい自分もいる。

ラストの解釈もそれぞれだろう。
ここでそれについて語ることは不粋なのでやめておきます。

劇場内
















・再演で変化したこと
1.開演前のアナウンスが稲垣吾郎
柔らかな美声でジョークを交え、会場の空気を温めていた。
それでいてキチンと注意事項も伝えていて、観劇者もマナーを守る心構えが出来ていたと感じました。
2.舞台上のスクリーン
あれ、初演の時は無かった…と思う。
怪しい記憶だけど笑
初演より再演の今回のが理解しやすかったのはスクリーンのお陰もあるのかなっと。
3.青木が根上に説明する駅までの地図
「池」「木」「お地蔵さん」「電話BOX」など日によって出てくるモノが違った。毎回が楽しみになるよう香取慎吾が楽しみながら考えたそう。それに草剛も食いつき付き合っていて笑いを誘った。
ここは三谷さんに自由に、と任されていたそう。

トークショー












4.終演後のトークショー
これも初演の時は無かった…よね?
記憶に無いし(忘れているだけならゴメン)
これは三谷幸喜がラストの後味を考え「そのままお帰り頂くのは…」と付け加えた。
トーク内容も三谷幸喜の演出だそうだが、割と自由に2人で和気藹々と話していた。
香取慎吾は時間を大体の感覚で考えながら喋っているのに対し、草剛は自由にその場の空気で喋っていて、その対比が面白い。
香取慎吾によると小道具の時計で確認していたとの事。「え?その時計て動いてるの?」と草剛が言うが「入れ替わる前のつよぽんも時計してるじゃん」と。
袖のスタッフさんに確認するが何せ人数の少ない舞台だから確認にも時間がかかった笑
5.終演後のアナウンスも稲垣吾郎
ええ、おかげさまで心地よく帰路に着けました。
この収録ももちろん三谷幸喜が演出。実際に三谷さんの前で吾郎さんが喋って収録したそう。

大満足の舞台でした!
気分も高揚し、観劇後の友人とのビールが美味しかった。
…が、帰宅してから去年手術したヘルニアが今年再発したのだけれど、それが激痛で涙
毎週ブロック注射をしていて、今回も舞台の前に打ったのだけど暫く痛みが引かず。
自力で取ったチケットの日まで緩和しなかったので「行きたいけどコレは無理」と泣く泣くお譲りしました。
神席だったので本当に悩んだけど体調ばかりは仕方ない。
チケットが無駄にならなかっただけでも有り難いです。

その後、体調も落ち着き「これなら行けるかな」「運に懸けてみるかな」とチケットお譲りに応募したところ、またしても女神さま御降臨!
舞台を堪能することが出来ました涙
捨てる神に拾う神あり
感謝です!

エンターテイメント。
それは私には元気の元です。
欠かせないモノです。
三谷さん、つよぽん、慎吾くん、最高の娯楽をありがとうございました!

September 24, 2022

犬も食わねどチャーリーは笑う

先日「犬も食わねどチャーリーは笑う」の完成披露先行上映舞台挨拶生中継を観て来ました

ポスター












監督・脚本 市井昌秀

香取慎吾 岸井ゆきの 
井之脇海 中田青渚 小篠恵奈 
松岡依都美 田村健太郎 森下能幸

的場浩司 眞島秀和 
徳永えり 峯村リエ

菊地亜美 有田あん 瑛蓮

きたろう 浅田美代子 
余貴美子

豪華な出演者!
独立した最初の頃は共演してくださる方も少なかったと聞いています。
それがこんなに沢山に!
嬉しい事ですね

舞台挨拶














舞台挨拶では監督の想いに心を打たれました。
まだ監督業で食べていけなかった頃に香取慎吾が審査員の映画賞で出会い、その時から香取慎吾を主役にした映画を撮りたいと願っていたそうです。

その機会があったら香取慎吾に普通の男を演じて欲しいと今回の作品に繋がり、脚本は当て書きで書かれたそうです。

コロナ禍で2回撮影が延期にもなったそうで、出来上がった時の喜びはひとしおだったと。

そんな舞台挨拶からエピソードを一つ
「愚痴は何?」

香取慎吾さん
「僕ね本当にいい人なのでないですね〜」と笑いを誘いながらも
「未だに街で「あ〜!草くん!」て言われるんですよ」
「でも「吾郎ちゃん」とは言われた事は一度も無い」

岸井ゆきのさん
今は舞台をやってるそうで、そこを終演後20分で退出しなければならないそうで「もっとゆっくりしたい」そうです

井之脇海さん
「潔癖症だと思われてること」だそうで「温泉行くけど潔癖症だから行かないよね」と誘ってもらえないことが寂しいそうです

的場浩司さん
外出中に雨が降ってきて家にいる娘さんに「洗濯物を入れておいて」と言ったら、まだ乾いていない服が山積みにされていたそうです。
「そうじゃない!家干しして欲しかったのに」
娘さん…普段はお手伝いされないのかな?

余貴美子さん
旦那さまに未だに階段を登る時に後ろからカンチョーされるそうです
「もうやめて〜!」と言ってもまたやられるそうで
仲が良いですね〜

市井昌秀監督
奥さまに服を決められる(選ばれる?)ようで
でも今日は自分で選んで着たい服で来たそうです

デート











映画は「コメディだけど怖いんです」のキャッチコピー通り、笑える部分が多くもゾッとする部分もありで面白かったです。
しかも面白いだけでは終わらなかった。
沁みるシーン&台詞も散りばめられてました。

そして間も。
観ていて「ちょっとここの間は長くない?」と感じていたのですが、それも監督の演出だったそうで!
間の悪さ、間のズレで人とのズレを感じて欲しかったそうです。
いやー、細部まで作り込まれていてビックリ。

人の関係て見た目だけでは分からないよね、て再確認しました。
仲の良さそうな夫婦に見えても実は…

バレる












ほのぼの夫婦に見える2人だが、旦那デスノートに綴られた妻の言葉に気付いてしまった夫…

香取慎吾演じるその夫がホントにどうしようもない男で。
周りが見えていない、分かってない。
自分も見えていない、分かってない。
浅いの、人として。

妻は旦那デスノートに愚痴を吐き出すことで笑顔でいられる。
直接言える関係ならこうはならないよね。

島忠












でも何とも無い顔で出勤。
まあ、それは普通なんだけど。
とココで主人公・裕次郎の職場撮影について。

裕次郎はホームセンターの副店長として勤務しているんだけど、そのホームセンターが全部本物なんです!

島忠さんが全面協力で、本来の営業が終わった後に貸してくださったそうです。
だから当然ホームセンターの撮影は夜中で大変だったそう。

この作品を見て、人との関係を大切にしたいなと感じました。
そして見えない部分のその人柄にも出来るだけ触れていければ…
自分に関わる全員とは言わないけど、自分が大切に思う人には私も真摯でありたい。

最後にコレだけ言わせて。
余さん役の「5年レス」の理由に号泣でした。

笑えるだけでなく、心に染みるシーンもあって、伏線回収も見事でした。「いい意味で」
無事の公開おめでとうございます!

是非、劇場でご覧いただきたいです。
https://youtu.be/oTlWvIQx3hw

fwnp4154 at 19:32|PermalinkComments(0)clip!映画&TV | イベント

August 28, 2022

サバカン SABAKAN

先日、映画「サバカン SABAKAN」の完成披露舞台挨拶生中継に行って来ました。

サバカン ポスター
















サバカン
SABAKAN

番家一路
原田琥之佑
尾野真千子
竹原ピストル
貫地谷しほり
草剛
岩松了

監督 金沢知樹

無名の子役を主役に抜擢した『サバカン SABAKAN』は、「子供が主役」の青春映画だ。
80年代の長崎を舞台に、“イルカを見るため”に冒険にでる二人の少年の《ひと夏》を描く

舞台挨拶生中継











舞台挨拶は主役の番家くんがコロナで欠席でした。ご本人も楽しみにしていたようで本当に残念。
代わりに始まる前から番家くんの等身大パネルが置いてありました笑

監督&キャストが登場して、一言ずつ挨拶。
皆公開されることが嬉しいと和やかな雰囲気で言った。
原田くんは番家くんがいなくて寂しいし緊張してると言いながらも上手にスピーチ。
監督は「タイトル」に悩んだと告白。割と長めのタイトルを考えていたがプロデューサーの飯島さんに「サバカンでいいんじゃない?」と言われ決めたらしい。
尾野真千子さんは夫役が竹原ピストルさんだったから役を受けたと。
草剛さんは尾野真千子さんとは今まで2回夫婦を演じており、竹原ピストルさんに実は嫉妬している笑いを誘った。

映画が80年代ということで「戻りたいか、戻れたら何がしたいか」と質問が。
竹原ピストルさんは「戻っても今と同じだろうから戻らなくていい」「やりたいことは変わってないから」と。
尾野真千子さんは「戻りたくない!勉強したくないもん!」「でも牛乳はもっと飲んでおけば良かったなぁ」と言うと草剛が「そのままでいいんだよ!コンパクトな感じが真千子ちゃんて感じでいい」と
すると尾野真千子さんは「真千子ちゃん言いたいだけやん〜笑」とツッコミ。流石のやり取り笑
草剛さんは「戻りたくない。今が幸せと思えることが大事」(ニュアンス)

金沢監督は「あいのり」という番組の人気出演者「金ちゃん」らしい。観ていないので分からないけど、当時はかなりの人気だったようだ。
初監督作品がサバカンで嬉しいと。
最初は草剛さん朗読のラジオドラマで収録で草剛が感動で泣いてしまい中断するほど想いを込めたのに何故かその話が無くなり、それが映画になって嬉しいと語った。

自転車シーン












80年代の長崎。
子供が主役ということで、正直期待せずに前情報なしに観たのだけれど…
コレが良かった!良作、いや傑作!!
忙殺され枯れた心が潤った。

多感な小学生を見事に描いており、またスマホも無い80年代のノスタルジー感が満載でタイムトラベルしている感覚になった。
ネタバレしたくないので余り語らないが、共感できる懐かしい感情に溢れており、それが自分の中にいた小学生の記憶が鮮明に蘇り…
じんわり、と胸が温かくなりました。
子供の頃て1日が今より長くて、充実感が溢れてたなぁ

家族団欒












竹原ピストルさんのガサツな父親や、尾野真千子さんの肝っ玉母ちゃんが味があっていい。
2人の言い争いのやり取りが家族の温かみを醸し出しており、私も両親に包まれていた感覚を思い出した。
安心して何もかもを委ねられた場所だったなぁ。
でも、キン○マ言いすぎ。ちょい品が無いかな汗

駅シーン












草剛の温かみのあるナレーションも良かった。
出番は少ないが印象に残る目をしていた。

どこまでも広がる山と海、
スピード限界まで走らせた自転車、
「ともだち」という言葉へのこだわり、
いつまでも続く「またねー」の応酬、
値引きシールの貼られたカップケーキ。

見終わった後なんとなく「あー、じんわりしたなぁ」と感じていたが、帰り道に時間が経つにつれ、涙が出てきて…
観て良かったです。
おかわりしたい。また観に行こう。

大人だけではなく子供にも観て欲しい。
金沢監督が願う「子供が観る初めての実写映画」になったら嬉しいです。

大衆映画ではないし、スポンサーはスシローだけなので長期間の上映は望めないかもしれないけど、出来るだけ多くの方に届きますように。

公式ホームページ
映画『サバカン SABAKAN』 大ヒット上映中!
https://sabakan-movie.com/#

July 31, 2022

戦利品

さて。
こちらはタイトルの通り「戦利品」です。
Blogを更新しなかった1年間でGETした物たちです。

Instagramに投稿したモノの中からJANTJE ONTEMBAARやJ_O Cafeに関係するものだけ備忘録としてまとめさせてください。

JANTJE ONTEMBAARサンダル
















JANTJE_ONTEMBAARがASICSとコラボしたサンダル SAKURAの限定抽選販売に当選キターーー

やっぱり可愛い
凄く欲しかったから実物を目の前にして喜びも倍増
当選めっちゃ嬉しい〜!
防水スプレーで保護して大切に履こうっと


J_O cafe Christmas


















Merry Christmas

私の元にもサンタさんが来て、素敵なプレゼントをくれました!

稲垣吾郎さんプロデュースのJ_O Cafeと八天堂さんがコラボし、香取慎吾さんが箱絵を描いたクリスマス限定のSpecial BOX

初回注文はアクセス集中で即売り切れになり買えずにいたけど、Twitterで追加販売予告を知り買えたぁ!
中身は要冷凍なんだけど、届いて私が箱を開けたら空
先に母が開け、箱ごとは冷蔵庫に入らないから中身をバラにして入れてくれたらしい
Twitterで画像が出回ってるからどんな感じかは知ってるけど、自分で開けて直接の感じを見たかったのに…

でもめっちゃ美味しくいただきました


JANTJE ONTEMBAARスニーカー
















キターーー!!!
JANTJE_ONTEMBAARがCONVERSEとコラボしたハイカットスニーカー

抽選販売で当たるか不安だったけど当選したぁ!
SAKURAとNEW_WORLDと迷って決められなくて結局両方に申し込みしたけど、当選したのはSAKURA

めっちゃ可愛い!大変に履きます!
当選ありがとうございました


こうして纏めると凄く運が良くて当選しまくり!て印象かもしれませんが、全く…
特にJANTJE ONTEMBAARはその他で落選続きです。
服・バック・傘・スカーフ・バンダナetc…

でも手に出来なかったモノたちに引き摺られても仕方ない。GETできたモノに感謝して大切にしていきたいです。

July 30, 2022

長文舞台備忘録(2021.11〜2022.7)

ご無沙汰しています。
Blogの存在を頭の片隅に置きつつ日々が過ぎ、1年経ってしまいました。

コロナ禍、なかなか明けませんね…
鬱屈した感情が溜まってしまいますが、そこは推し活でPowerをもらっています。

推し活情報GETの為に、TwitterとInstagramをみるのが日課となっており、SNSには触れているのでBlogから遠ざかってしまっていました。
が、この後も怒涛の推し活が予想されBlogに書くのが大変になってしまうので、ここらで一度空いてしまった1年を整理しようかと久しぶりにログインしました。

私は変わらずSMAPを応援しています。
現在は各メンバーの活躍をそれぞれ追っていますが、このところ活動内容が幅広くなり推し活も大変です笑

ここ1年の間、舞台や公演もコロナの感染対策をしながら楽しんでいました。
時系列で言うと2021年11月に草剛さん舞台、2022年2月に稲垣吾郎さんミュージカル、2022年4月に香取慎吾さん公演です。
備忘録の為、簡素ですが感想を書いておきたいと思います。

まず、2021年11月。
「アルトゥロ・ウイの興隆」
ウイ









【作】
ベルトルト・ブレヒト
【翻訳】
酒寄進一
【演出】
白井晃
【音楽・演奏】
オーサカ=モノレール
【出演】
草剛
松尾諭
渡部豪太
中山祐一朗
細見大輔
粟野史浩
関秀人
有川マコト
深沢敦
七瀬なつみ
春海四方
小川ゲン
古木将也
ワタナベケイスケ
チョウヨンホ
林浩太郎
Nami Monroe
FUMI
suzuyaka
神保悟志
小林勝也
榎木孝明

2年前の公演の反響が大きかったようで待望の再演でした。
私も初演を観劇しましたが本当に度肝を抜かれ、驚嘆しました。
その時の感想はこちら↓
http://blog.livedoor.jp/fwnp4154/archives/52349325.html

物語は1人のギャングの男が成り上がっていく様をヒトラーをなぞって描いている。
アルトロウイ












オーサカ=モノレールが放つ爆音と草剛演じるウイの心からのシャウトが物語に拍車をかけ、飲み込まれるととんでもない世界に連れていかれる。
…が、一緒に行った友人曰く「少し歴史が難しかった」と解釈に難解な部分もあるようだった。
私は対照的に再観劇ということもあり、舞台の世界にどっぷりと誘われていた。
見事だった。


次に2022年2月。
「恋のすべて」
恋のすべて















【出演】
稲垣吾郎
花乃まりあ
石田ニコル
松田凌
北村岳子
羽場裕一
【作・演出】
鈴木聡
【作曲・音楽監督】
青柳誠
【演奏】
青柳誠(pf.)  
高橋香織(vln.)  
バカボン鈴木(b.)  
三好’3吉’功郎(g.)  
仙波清彦(perc.)

…えーん涙
コレ観れませんでした。。。
チケットはGET出来ていたのですが、去年手術した所がお正月に再発し療養してました。

泣く泣くチケットを友人に譲りました。
「凄く楽しかったよ〜!吾郎ちゃんカッコ良かった!音楽も素敵だった!」と大興奮で連絡がきたので良しとします。


最後に、2022年4月。
「東京SNG 明治座公演」
明治座 出口














セカンドアルバム発売が発表されてから期待していました!
去年は入院していて行けなかったので初の明治座。
明治座
















これはね〜、日も浅いのと興奮が蘇るのとで語り出したら止まらなくなりそうなので一旦クールダウンしなきゃ笑
歌唱1












「タキシードの似合うジャズ」がコンセプトなのですが、その世界観が素晴らしい!
以前より声量を増し包容力も蓄えた香取慎吾が、12名の生バンドメンバーと6名のダンサーを従え、繰り出す音楽はまさに至極。
歌唱2












コロナ禍なので歓声はおくれず拍手のみだけど、最初のドラムが鳴り始めると一気に会場の熱が高まるのを感じた。
…語り出したらホント止まらない
長文になり過ぎてしまうので、この辺にしておきます。
ご興味のある方はアルバムだけでも聴いてみてください。錚々たるメンバーが参加されています。
セカンドアルバム












これから中居くん以外の各メンバー、映画の公開を控えています。

8月「サバカン」草剛
9月「犬も食わねどチャーリーは笑う」香取慎吾
11月「窓辺にて」稲垣吾郎
1月「THE LEGEND & BUTTERFLY」木村拓哉

その他にもパラスポーツイベントや氣志團万博、それに加えドラマも。
そして今年の4月からEテレでレギュラースタートした「ワルイコあつまれ」
毎週爆笑
ワルイコあつまれ










まだまだ爆進街道は続く。
またその活躍をご報告しますね♪

July 24, 2021

再演「日本の歴史」の世界

日曜に東京公演千穐楽を無事に迎え、大阪公演へと物語を紡ぎ続ける「日本の歴史」、東京公演の初日に女神さま御降臨で観劇することができました。

日本の歴史 ポスター
















3年振りの「日本の歴史」、大まかなストーリーは変わらずも再演という事で随所にプラスされたシーンがあり更にパワーアップしていました。

シス・カンパニー公演

<出演>
中井貴一
香取慎吾
新納慎也
瀬戸康史
シルビア・グラブ
宮澤エマ
秋元才加

<作・演出>
三谷幸喜
<音楽>
荻野清子

日本の歴史 出演者



















違う人物が放つ同じ台詞、繰り返される旋律が多数の伏線となり、そのリンクが集結して繋がる物語は痛快。
笑って、泣いて、感動して。
これぞエンターテイメント!

3年の時を経た事と、コロナ禍だからからこその感性が全身で舞台から溢れ出てくるパワーを受け止め、身体の中をINGAが駆け巡る。
血が沸き立つ。

初日ですっかり魅せられてしまい「もう一回観たい」と毎日検索しまくって情報を探し、ぴあの再販でチケットGET。
2回観に行きました。
その後、配信が発表され勿論購入。生配信とアーカイブで2回観ました。計4回。

なので私の頭の中は日本の歴史の様々な曲がぐるぐるまわっています。
最近眠りが浅いせいか夢の中でもぐーるぐる。

そんな日本の歴史、大きく変わったのは新たな配役の瀬戸康史さんです。
初演を観劇していたので、正直「大丈夫なのかなぁ」と心配していたのですが、瀬戸さんらしさを活かして可愛かったり笑いをとったり。新しく追加されたシーンもありました。

テキサスの一家の物語と、1700年もの日本の歴史が同時進行でストーリーを紡いでいく。

日本の歴史 テキサス












どうなっちゃうんだろ?
と考える間も与えず、様々な伏線を放ち、物語は進む。

日本の歴史 源義経















いつかどこかで誰かがきっと
あなたと同じ悩み抱いていた
あなたが悩んでいることは
いつか誰かが悩んだ悩み

なんとかなるとおもってりゃ
なんとかなるもんさ
この世のほとんどのことは
なんとかなるもんだ

人生で大事なことは
人生で大事じゃないこと

土地を持つ者が力を持つ

なにも変わらない何も
なにも変わりはしないさ
時が過ぎていくだけ

日本の歴史 テキサス結婚式












カラフルな旋律が芯を持って
心に染みる楽曲となる。
これぞ人生の極意、と気付かされる。

歴史上の人物だちも自分たちと同じ人間で、同じように悩み苦しみ生きてきたんだと痛感する。
そしてテキサスパートで描かれる一家の物語で、一家の歴史が日本の歴史とリンクし、やはり人の根っこは変わらないと感じる。

日本の歴史 相楽総三












各所で行われるシンコペーションが繰り返されることで、いつの時代でもどの国でも音楽が優秀な娯楽だったことが伝わりました。

日本の歴史 シンコペーション












また
時代が動く時には
必ず影で泣く者が〜
とか
何も変わらない
時代が新しくなっても
世の中の根っこの部分は変わらない
とか
それでもこの世に生まれたからには
生き抜いていくしか無い

この台詞・歌詞に時代が変わってもINGAがあることを、それを踏みしめて生きていってやろうじゃないの!て気持ちにさせられました。

日本の歴史 フィナーレ












たった7人で60役もの人物を演じることで、人種や性別や年齢を超えて受け継がれるものや変わらない価値観が興味深い。輪廻転生をも感じました。
本当に面白いミュージカルでした♪

以下、初演と違うと思ったことを書き出します。
ネタバレしたくない方は避けて〜。

















一幕
・テキサス
草を抜くシーンでパットの台詞
「ドイツ語でちゃったじゃん」
・テキサス
ハットフィールドの台詞
「豚バラのバラは〜」と「ウインナー〜」のどちらかパターンの追加
・テキサス
サミュエル、歌の時「入ってきて」(初演もあったかも?)
・平清盛
カツラの左右に毛が生えた
・テキサス
エヴァが去る時カールに「肩が凝った」「ソウゴウキン」←筋肉の名前
・新シーン
明智光秀(瀬戸康史)の歌あけちっち
金柑の被り物
金柑ダンサーズ
・テキサス
病院にて。足を怪我して松葉杖で通過する人(新納慎也)
ジュニアの人形の顔に写真(瀬戸康史)
サンチェスとノエルが入れ替わり舞台を行ったり来たり(瀬戸康史)

二幕
・テキサス
エヴァの台詞「カールは愛人で大変〜血糖値が〜」
・テキサスカフェ
トーニョ「パットエンドカール」
(初演ではカールいなかった)
カール「妻が妊娠〜」
・テキサス トーニョ会社
カール乳母車を押す
カールが家族の歴史を謳う
・幕末
相楽総三の元どり小物なし
・世界大戦
ジュニアを打った後の台詞
「アライ二等兵、アメリカ兵を仕止めました」と叫ぶ(新納慎也)
・テキサスお墓
いつの間にかカール死亡
カールの子エドワード(瀬戸康史)の登場(奥で)
・ラスト
香取慎吾が源義経

こんなとこかな。
あくまでも私的視点なので、
間違いや追加がありましたら
コメント欄にてご指摘願います。

エドワードが生まれたことで初演より未来に希望を感じる終わりになってました。
そのせいかトーニョの演説も自分を偽らず殻を破り強く生きていく覚悟を感じました。

また再演してくれるかな?
どんな変化が生まれるのか楽しみに待ちたいと思います。

July 03, 2021

「サンソン-ルイ16世の首を刎ねた男」の世界

先週土曜に「サンソン-ルイ16世の首を刎ねた男」を観劇してきました。
もちろん翌日の大千穐楽の配信も観ましたよー。

本来なら4月末に観られていた舞台。
緊急事態宣言の影響で東京公演は開幕直後に中止となり、続いて大阪も全公演が中止。
嘆きの声が彼方此方から漏れました。
満を辞して久留米公演が無事に開催され、最後の横浜公演は追加公演もあり大千穐楽となりました。

サンソン 劇場

















【出演者】
稲垣吾郎/中村橋之助
橋本 淳 牧島 輝 落合モトキ 
藤原季節 清水葉月
智順 藤田秀世 有川マコト 松澤一之
田山涼成/榎木孝明
ほか
【演出】白井 晃
【脚本】中島かずき (劇団☆新感線)
【音楽】三宅 純
【原作】安達正勝 『死刑執行人サンソン』(集英社新書刊)
坂本眞一 『イノサン』に謝意を表して

幕が上がると、そこは中世のフランス・パリ。
重厚な雰囲気に不協和音が響く。
稲垣吾郎さん演じる死刑執行人のサンソンが生きている。
死神と恐れられながらも己の宿命を誇りに受け止め、また死刑執行人ながら死刑廃止を願うサンソンの苦悩や葛藤が苦い。

サンソン








舞台の両脇に建てられた3段の塔(?)や真正面の塔、そしてプロジェクトマッピングなどのおかげで、場面転換や広場に居る感覚などが冴えた。

この舞台は稲垣吾郎さんが以前「ゴロウ・デラックス」でサンソン漫画家に出逢い、そこから舞台へと発展しとの事。
素晴らしい出逢いに感謝したい。

サンソンを観劇して、市民の想いが熱くなり群衆となり暴挙が起こる事の恐ろしさを感じた。
そこに至るには様々な想いがあるのだけど、それを肌で感じるとやはり「恐ろしい」のだ。

現在も世界の中には同じ状況の国が幾つかある。
時代は移り変わっても基本となる「人」は変わらないのだなぁと思った。

サンソン 群衆













私は中世のヨーロッパ各国をみると、何故か日本の幕末と重ねてしまう。
プログラムの会談でも話されているが「ルイ16世」は「徳川慶喜」なのかもしれない。
ちょうど草剛さんが演じていらっしゃるから余計に思い入れがある。

中村橋之助さんが演じるルイ16世も品があり聡明で、サンソンが敬うのも納得できる人物である。
そんな風に敬っている人物の首を刎ねなければならなかったサンソンの苦悩はいかほどか…。
それが舞台中から溢れ出ていて苦しくなった。

サンソン ルイ16世 敬う













死刑人の苦しみを最小限にしようと生み出された「ギロチン」が結果多くの死刑に繋がり、サンソンは死刑廃止論者なのに生涯3000人もの首を刎ねなければならなかった…。
生まれながらに背負った宿命。
苦しかっただろうなぁ…。

私は「ギロチン」を人々を恐怖に陥れる恐ろしい物だと今まで認識していたけれど、全くの逆だったことに驚愕しました。

死刑ーーー
それは、在るべきか滅するべきか。
日本にはこの議論は少し早いように思う。
私自身、問われても答えられないから。
ただ犯罪は罰せられるべきだと思う。

サンソンを観劇して、人として真っ直ぐに生きたい、そう感じた。

May 31, 2021

家族のはなしPART 1 2021の世界

久々に舞台を観に行ってきました。
昨日、無事に千穐楽を迎えた
「家族のはなしPART 1 2021」です。

昨年からのコロナ禍で
去年の3月の新しい地図のファンミーティング中止、
4月の草剛さん舞台の家族のはなしの中止、
同じく4月の香取慎吾さんコンサート
20200429partyの中止、
チケットの払い戻しに泣きました。

チケットたち
















そして先月、香取慎吾さん
「さくら咲く 歴史ある明治座で
20200101 にわにわわいわい 香取慎吾四月特別公演」
のチケットをGETできていたのに、
入院&手術でお譲りして。
で、退院後のチケットをお譲りしていただく予定
でしたが緊急事態宣言で公演中止…。
もう号泣でした。

だから今回の舞台は開催してくださった事が
本当に嬉しくて。
退院から間もなく脚の麻痺が残っているのと
筋力も落ちていて歩けるのか
不安を抱えての参加でしたが、
それでも楽しみが勝って
ワクワクしながら向かいました。

家族のはなし 看板
















『家族のはなしPART1 2021』

[出 演]
草剛 
小西真奈美 
畠中洋 
小林きな子 / 
羽場裕一

[作・演出]
<第1話 わからない言葉> 
淀川フーヨーハイ
<第2話 笑って忘れて>  
あべの金欠

ミッドナイトスワンで
日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞し、
大河ドラマ「晴天を衝け」でも存在感を出して
演じている草剛の演技をこの目で観れる幸せ。
そして共演者の皆さまも好感を感じていた方々で、
小西さんも羽場さんも楽しみでした。

家族のはなし3
















そうそう、
今回も激戦が予想されていたので
手当たり次第申し込みをしたところ2公演が当選して、
両方とも行くつもりでいたのですが
友人が行きたいと言ってチケットを譲ったのですよ。
そしたらね、その席が最前列のど真ん中で!
「交換して」と言おうかと直前まで悩みましたが
我慢しました。
誰か私を褒めて〜涙

と、話が脱線しましたが。
舞台は2部制でしたが、
どちらも「家族」をテーマとして描かれていました。

1話目はつよぽんが犬役という一味変わった作品。
犬はどこまで人間の言葉を理解しているのか?
という永遠の謎なテーマを
分かりやすく表現していました。

家族のはなし1












私も犬を飼っていた事があるので、
共感できる部分や納得できる部分があり、
「あずき」に逢いたくなりました。
別れがあまりにも辛かったので
私はもう生涯犬を飼うことは無いと思いますが、
愛犬がくれた幸せを舞台を観ていて思い出しました。

つよぽんが演じたハッピーも
家族の中心で家族を笑顔にして、
その生活がほんわかと感じられました。
家族の危機もハッピーのおかげで乗り越えて、
更に家族の絆が深くなったと伝わりました。

家族のはなし2












ライトの演出が分かりやすくて良かったです。
犬には人間の言葉はこんな風に聴こえているのかぁ
と思いながらも、その発する言葉が可笑しくて!
つよぽんのアドリブも
羽場さんも小西さんも笑いを堪えきれず。
もちろん私は爆笑。
久しぶりに笑ったわ〜。

寝っ転がって、お腹出して、ぺんぺん叩いたり。
「ここ台本ないんですよー」と言いながら
「大河もあるよー」とか。
もう爆笑し過ぎて覚えてナイ。

2話目。
ある夫婦の話。
こちらは全くネタバレ無だったので、
世界観に浸り見入ってしまいました。

家族て1番近い存在だからこそ
優しい嘘て必要だよね。
舞台を観ていてウルウルしちゃいました。

なんだか心の奥の凝り固まった部分を
優しくほぐしてもらった感じ。

お互いがお互いを想い合って、
だからこそ嘘をついたり。
でも話し合ってこそ解決策が見つかったり。
どこの家族にも、
その家族にしか分からない悩みがあって、
それを共有しているからこそ家族なんだなぁ〜
なんて。
ちょっと実家に帰りたくなりました。

舞台はあっという間の時間でしたが、
観に行って良かったです。
途中の電車で感染したらどうしよう
とか思いましたが、
劇場も検温・消毒・換気を
徹底してくださっていたし、
コロナ禍でも舞台はできると思います。
というより、
心が渇くコロナ禍だからこそ
エンターテイメントは必要だと確信しました。

早くコロナ禍が明けて、
友人と居酒屋で生ビール飲みたいなぁ!
それまでもう少し、
こうやって舞台などで心を安めながら
過ごしたいと思います。