June 2009

June 22, 2009

押し目買いでもよく見てから!!

(夏休み中ですが、今回の押し目は中短期での相場転換のようでもあり、気になったので投稿です。)

今週の最大の山はFOMCですが、それが更なるクロス円の下げにもつながりかねません。 つまりFRBが「景気は良くならないゾー、すぐには」的Messageを出す、「出口戦略も考えているが、実施は大分先、」というような。 それで株安=Risk Appetite減=クロス円下降、というシナリオは大いに考えられます。

一方で、ここにきて、カナダ中銀やニュージーランド中銀が金融政策決定会合で通貨高が景気回復の芽を摘む懸念があると指摘。 南ア中銀総裁も為替介入の可能性を示唆。更に、先週18 日に発表した月報で、豪準備銀行(RBA)が5月に14 億ドルの豪ドル売り・外貨買いを行っていたことが判明。 

豪ドル介入と言えば、昨年秋の豪ドル急落した際、RBAは30 億ドル規模の豪ドル買い介入実施。急落していた豪ドルはそれを機に底入れに転じている。 今回のRBAによる豪ドル売りは2004 年2月以降で最大規模で、この時豪ドルは対米ドルで0.80 絡みから0.68 絡みへと3ヶ月間で約15%下落した。 このように過去2回RBAの大規模な為替操作は豪ドル相場の転換点になった。 

高騰を続けてきた豪ドルも節目に差し掛かっている。原油相場やCommoditiy相場もいつ調整がきても不思議ではない。

結論:値頃感でホイホイ押し目買いをしない。 よ〜く相場の流れを見極めて、ギリギリのTimingで買い仕込みたい。 Good Luck!!

fx_tommy at 21:53|PermalinkComments(13) FX Trade 

June 13, 2009

チキンレース

夏休み中ですが、ちょっと気になったので臨時投稿です。

さてさて、凄い展開になってきました。 A$が80円をとうとうつけました。2月に55円でしたから約50%Up. 当然まだまだ売ってはいけません。 2010年には100円も見えてきました。 2009年中の90円もかなりの確率であるでしょう。 背景には原油価格の暴騰。 更にその背景には経済指標がここに来て、どれれもこれも改善を示すものばかり。 すでに豪ドルバブルと話されてしばらくしますが、原油暴騰が止まらない限り、豪ドルも止まらない。 飛行機会社、船会社、石油を恒常的に使う所は、原油が押し目になれば大量に買い付け予約を出すでしょう。 みんなそう思うから押し目買いと思っても、押し目がドンドン浅くなり押し目らしい押し目にならない。 とはいっても、今原油も豪ドルも主導して買っているのはFund勢。当然大きな巻き戻しが来ると想定しましょう。 6月末、7月前半は臭い。 ですがそこが絶好の買い場となるのも事実。 万が一、豪ドルで70円台Lowが出ればまた凄い勢いで買われるでしょう。 今の雰囲気はどこまで上がるかの度胸試し(チキンレース)の様相。

原油暴騰止める最後の頼みの綱は政府。 去年同様、サミットで資源投機を各国が足並みを揃えて規制に走るかにあります。  が、去年7月の147ドルに比べればまだ半分。 よってサミットで具体的動きまで合意ができるのか現在のところ不透明。 問題張本人のAmericaは産油国からの資金流入に頼っているから産油国が原油高騰で潤う事は100%悪くはないという裏の見方もあります。 

というわけで、年初から申し上げてきた長期戦略どうりの展開ですね。
「購入資金10等分で毎月一回の押し目拾い。 ただし、資金どうり全部勝ってもなお300%の有効証拠金が残る事。」 

もう豪ドルの金利は下がることは期待しない方がよいでしょう。 よって世界がこぞってCarry Trade再開。 今回はでかいですよ。 もうFXが日本のみならず世界中に蔓延してますし、何買う?と顔を見合わせれば結局は「豪ドル」となるでしょう。 NZ$や南ア、ランドはProの機関投資家はハナからリスク上投資できませんから。 それにしても有名先生方の予想は年前半見事なくらい外れて来ましたね。 何カ月前かのSeminarのNoteを見ての実感です。 教訓的に申せば、
”誰もわからない、短期では特に。 だからReasonablyに長期を予測し行動するのが一番賢明なのでは” それではGood Luck!!
  
(最終投資判断は自己責任で)


fx_tommy at 09:53|PermalinkComments(3) FX Trade